第15話今回かなり短いですが、それではどうぞ!
「え?……………えっ!?」
くれめうは、もう、少し先の方を歩いてしまっている。アイリスはくれめうの言葉をうまく理解できておらず、その場で少し放心してしまっていた。しかしすぐに持ち直し、くれめうの方に走っていく。
「あの!くれめうさん!どういうことですか?なんでアクセルに向かうのにくれめうさんの家なんですか?というかくれめうさん。あなた自分の拠点を持っていたんですか!?」
「ええっとな。質問に答えるとまず俺が旅する時にいちいち街に戻るのはめんどくさいし、旅の途中なんかあった時の予防手段が欲しいなと思いだしたのが、今からちょうど2年前くらいか。近くに資材もあったし、ちょうど魔力動力についての実験もしたくてな。試しに作ってみたら、これが大成功でそこから自分の家が動く家だったらものすごくかっこいいと思ったのが家を作るきっかけだったな。もちろんそんなに大きい家じゃないぞ。あとはアクセルに向かうのに何でおれの家か?っていう質問だな。それは、俺の家に俺の魔力を追えるのがあるからなんだ。一応、方角は分かるんだがどっちに進めばアクセルかなんて分からないからな。まあ頑張っていこうぜ。俺の家の動力源の魔力が探知出来たら、そこからテレポートできるからよ。」
「えっ!?くれめうさんテレポート使えるんですか!?」
「ああ一応な。俺もアークウィザードでもあるし、覚えておいて損はない魔法だしな。でも全く使えないぞ。」
「それはどういうことですか?」
「テレポートって普通、自分が行ったことのある町や場所にポイントつけて、ねらってその場所に行くか、どこ行くか全くわからないランダムテレポートの二種類だろ。」
「そうですね。」
「しかし俺のテレポートは、そのテレポートとは違うんだ。俺のテレポートは自分が記憶している魔力で、なおかつその魔力を探知できないと、その場所に行けないんだ。」
「えっと…つまり?」
「つまり、自分が確認できる範囲で自分の知ってる魔力のところにしか行けないんだ。しかも自分の魔力以外という条件付きだ。だから本当に遠い場所への移動は全くできない。」
くれめうは、悪そうに言うが、アイリスの反応はくれめうのとは異なるものだった。
確かに、移動用の手段ならその魔法は致命的だが、戦闘の時は、相手の魔力を記憶できれば、自分が探知できる範囲での中なら、好きな時に奇襲が仕掛けられる。相手との距離を詰めたい近接職の人にはとても魅力的な魔法にアイリスは思えてしまう。
「あのそれって私でも覚えられますか?」
「え?どうだろうな…これは明らかに俺のオリジナルみたいなものだし。しかもたまたまこういう形のテレポートだったていうだけで、教えようにも教えられないしなあ。なんかいい方法あったら俺からまた言うよ。」
「ありがとうございます!よろしくお願いします。あれ?この方向にくれめうさんの家があるって分かるんですよね。」
「ん?ああそうだが。」
「なら探知出来てるならもうテレポートできるんじゃ…」
「そういうことか。違うんだよ、今は、もともと地図には俺の拠点の魔力を目に分かる形で表示してあるんだ。だからまだマークに向かって歩いてるだけだ。もう数10キロ歩いたら、探知できるようになるから、それまではアイリスのレベル上げに付き合うよ。」
「そういうことなんですね。ありがとうございます!よく分かりました」
アイリスも納得し、二人でくれめうの家を目指した。
歩き始めて1時間がたち、今アイリスは自身の剣をふるっていた。
「……はあっ!」
「っグオ!?グエ~~~」
そう言いながら巨大なカエルのモンスタージャイアントトードは地面に崩れ落ちた。辺りを見ると、他のジャイアントトードも倒されていた。その様子にくれめうも手をたたいて、
「ブラボー!いい感じだったぞアイリス!今までの戦闘の分も合わせてこれで12体目だな!」
「ありがとうございます!くれめうさん!見てください!ようやくレベル3になりましたよ!」
「う~ん。やっぱり上級職だとなかなかレベルが上がらないもんだな。」
「レベルが上がる基準っていったい何なんですか?」
「まあ戦闘とかの経験値ももちろんそうだが、いかに自分の壁を乗り越えるかがレベルアップの近見だと俺は思うぞ。」
「なるほど常に自分の目標を持ち続けると」
「でも、それに夢中になりすぎて、死んだら元も子もないからな。俺は
「へ~くれめうさんでも使えない魔法ってあるんですね。」
「当り前だろ。俺を何だと思ってるんだ」
「えっ?言ってもいいんですか?」
「いや、言わなくていい。なんかへこみそうな気がするから。おっ!」
「どうしたんですか?」
「俺の家の動力源の魔力を探知出来た。これからテレポートするぞ!」
「えっ!本当ですか!私、友人の家に泊まるのも初めてなんです!今からすごいドキドキします!」
「まあ楽しみにしとけって!じゃあ行くぞ!テレポート!!」
そう言って二人は草原から姿を消した
第15話お読みいただきありがとうございます!!
本当に短くて、ごめんなさい。次回は、この倍くらいは書けたらなと思ってます。
それでは次は第16話でお会いしましょう!!