それでは17話どうぞ!
「さあ!くれめうさんお掃除しましょう!こんな部屋でずっと生活していたら精神的にも身体的にもよくないです。私もできるだけきれいなところで住みたいです。」
「ああ…分かった。とりあえず2階からするか。」
そうしてくれめうの家の大掃除が始まった。
「あのくれめうさん。これいる物なんですか?」
そう言ってアイリスは今にも切れそうなボロボロなロープをくれめうに差し出す。
「ああ!こんなところにあったのか!昔、そのロープに
「そ、そうですか。あのくれめうさん。」
「なんだ~?」
くれめうは窓の喚起をしながら天井の埃を払いながら返事をする。
「この一見ごみに見えるようなものって全部必要なものなんですか?」
「ああそうだが。俺は必要のないものは基本家に置かない主義なんだ。だから、埃をかぶっていてもそれは必要なものだ。」
「……そうなんですか。」
アイリスは思った。こんなガラクタのようなものを片付けない限り、自分が寝る場所も家もきれいにできないのだと。
(でも、くれめうさんにとっては大事なもの。それなら…)
「あの一つ提案なんですけど、この家に使われていない部屋ってありますか?」
「えっ?ああ。あるにはるがその部屋はアイリスの部屋にするつもりだぞ。割と広い部屋だからアイリスにいいと思うんだが。」
「あ。それはありがとうございます。でも、すいません。その部屋、こういうくれめうさんが書物とか魔法や実験に使う倉庫にしませんか?ちゃんと整頓したうえで。」
「え?それはありがたいんだが、良いのか?というかいったいどこで寝るつもりなんだ?」
「それは、くれめうさんの方の部屋で寝ますよ。少し家の中を探索したんですが、一つベッドの置いてある部屋を見つけました。多分くれめうさんの寝室だと思うんですが私もそこで寝れば」
「ちょっと待ってくれ!それならここをアイリスの部屋にしよう!ちょうど2階だし、景色もいい。一階に置いてある俺の部屋のベッドは後で2階に運ぶから。」
「ちょっと待ってください!それならくれめうさんはどこで寝るつもりなんですか?」
「そりゃあ俺は一階のリビングにあるソファの上で寝るよ。大丈夫だアクセルに着いたら俺というかアイリスの家具も買うから。それまで我慢すればいいだけのことだし。」
「でも!それじゃあ、あなたが寝られないのでは?私があなたの家に住まわせてもらっていますから、私の方がソファで寝ますよ。」
「いいやだめだ。女の子にそんなことさせられない。」
「じゃあ一緒に寝ればいいじゃないですか。」
そう言うアイリスにくれめうはあきれた表情をして
「あのなあ。女の子がそんなこと簡単に言うもんじゃないんだぞ。」
「でも洞窟の時は別に良かったじゃないですか。」
「あの時は完全に非常事態だったからだ。一緒に寝ないと、どっちかが死ぬような状況だから俺も賛成した。でもな今は別に寒さとかの心配もない。寝る手段だって他にもあるような状況で年頃の女の子と寝るわけにはいかないんだ。」
明確な意思を持っているくれめうの顔にアイリスもこれは説得できないと考えたのか
「分かりました。くれめうさんのいうとおりにします。ですが!あなたが体調や寝不足に見えたら、私はあなたをベッドで寝かせますからね!」
「ああ。分かったよ。さてじゃあ早く寝るためにももう少し頑張って掃除しますか。」
「そうですね!まだ夕飯も食べてないですし、早く終わらせましょう!」
ようやくアイリスも納得し、また掃除を再開する。
(まったく…強情というかなんというか自分より弱いやつを見捨てられないような損な性格してんなあ。)
くれめうは、掃除をしながらアイリスの方をちらりと見る。アイリスは、まだ空いていない窓を開けたり、軽い荷物を動かしたりと、もう全身埃まみれになりながらも掃除をしていた。
(ほんとそんなになってまで頑張ってるのを見るとこっちまで頑張らなきゃと思ってしまうじゃねえか…)
くれめうは、掃除している手に力を籠め、掃除のスピードを上げた
掃除を開始して、4時間…くれめうの家の中が今さっきも出とは嘘のようにきれいになっていた。
「ふう~。やっと終わりましたね!それにしてもくれめうさんが家でいつも使っている研究室とお風呂場は結構きれいで安心しました!もしほかの部屋のような状況だったら、こんなに早く終わりませんでしたよ!」
「ああ。やっぱ掃除した家の空気は気持ちがいいな。できるだけこの状態を保つようにしないとな。」
「できるだけじゃないですよ。私がいる限り掃除は絶対にしますから。」
「ハハッ!それは心強い…」
「じゃあ俺は今から家の周りに設置した魔除けを回収してくるから、アイリスは風呂に入っていてくれ。掃除したときについでにお湯も入れているから。」
「えっ!あ、ありがとうございます!じゃ、じゃあ私が料理を作ります。」
「いいよそれぐらい。というかアイリス。今まで料理したことあるのか?」
「い、いえ。いつも私はお手伝いしたいと言っているのに、周りの人が止めるんです。」
「まあ王女に料理をさせるわけにもいかないしなぁ。何のために王宮の料理人がいるんだって話になっちまうし、まあそれでも少々過保護すぎやしないかとは、思うがな」
「やっぱりそう思いますよね!だから私…料理してみたいんです。」
そう言ってアイリスは顔を下に向ける。そんなアイリスの様子にくれめうは苦笑しながら
「料理したいっていうだけでそんなに緊張しなくていいぞ。よし分かった。じゃあ料理してみるか?」
「本当ですか!」
「ああ。でも、一回もやったことがないのは、ちょっと不安だな。アイリス、俺が風呂から上がった後で俺が指導しながら作るという形になるが、それでもいいか?」
「はい!私も教えていただけるんでしたら、ぜひお願いします!」
「よし!それじゃあ決まりだ。じゃあ先にお風呂入ってくれ。回収にしばらく時間がかかるから。早く風呂から出るなよ。ちゃんと洗ってから、あがれよ。」
「分かりました!ではくれめうさんまた後で!」
そう言ってアイリスはお風呂場の方へとルンルンと歩いて行った
「さてと…俺もやりますかね…」
そう言って腰を上げて、くれめうも外に行くため玄関の方に歩いて行った
第17話お読みいただきありがとうございます!!
久しぶりの投稿なのに短くて申し訳ございません
次回から頑張ります(*´з`)
それでは次、第18話でお会いしましょう!