この王女に祝福を!   作:から納屋

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こんにちは!
から納屋です!!
第18話どうぞ!!


1日の終わり

 くれめうもお風呂に入り、さっぱりしたところで、アイリスとくれめうは並んでキッチンに立っていた。

「さて、アイリス。今回初めてということで、無難に野菜炒めにするか。」

「はい!よろしくお願いします!」

 くれめうは、キャベツを野菜かごの中から出し、まな板の上に置く。そして包丁を持って、

「いいか包丁はこの持ち方で、何かを切る際には、持ってない方の手で押さえ、手の形はこんなふうに猫の手みたいにするんだ。」

 くれめうは包丁の持っていない左手で、軽く握りこぶしを作った感じの手をアイリスに見せる。

「よく腕利きの料理人は食材を切るとき、とても早く切るがあれはかなり訪朝に触っているからできるものだからな。自分のペースでゆっくり切れよ。」

「はい分かりました!」

 そう言ってアイリスは包丁を持ち、くれめうの言われたとおりに包丁を持ってない方の手で、猫の手を作りしっかりキャベツを抑えて、切り出した。

「それ切り終わったら、玉ねぎとかほかの野菜も野菜かごに入っているから、そこからとって切っておいてくれ。」

 そう言ってくれめうは歩き出す。

「あれ?どこに行くんですかくれめうさん?」

「今から米を炊くから、米を研ごうと思ってな。あとは米を炊くために火も点けるのもしないといけないとな。それが終わったら、また様子を見に来るから。」

「分かりました」

 くれめうは、再度歩き出そうとしたときに思い出したように

「あっ!そうだった。アイリス玉ねぎには気をつけろよ。一応ここにゴーグル置いておくからな。じゃあがんばれよ」

「?ありがとうございます?」

 

 

 

 

 少し離れたところでくれめうは米を研いで、釜の中に米を入れ、水を入れる。それを釜戸に置いて、火をつけるのだが、薪ではなく、何かの石だった。その遺志にくれめうは炎の魔法を放つと、その火を吸収し、たちまち強い炎を出しながら、燃え出した。

「ふう~。これでよしっと。いやぁ~便利だな。この石を使えるのは一回ぽっきりだけど、魔力を吸収して、その属性の魔法を強く出しながらだんだんと弱くなっていくやつなんだが。このくらいのサイズでちょうどいいご飯が食えるのをようやく見つけたんだよな。これのおかげで毎度、炭まみれにならずに済むようになったしな。さて、炊きあがるのは後30分くらいか。アイリスの様子でも見に行こうかな。」

 

 戻ってみると、アイリスは涙を流しながら、玉ねぎを切っていた。アイリスはくれめうに気が付くと

「ぐれめうざん~!目が痛いです!涙が止まらないです!」

 そんな様子にくれめうは笑いながら

「まあ最初はそんなものだから、みんな誰もが通る道さ。包丁に慣れてくれば、涙が出る前に切り終えることができるようになるからな。まあ、がんばれ。」

「わ、分かりました。頑張ります!」

 そう言って、アイリスはこの後も目が~!と何回か泣き出したが、玉ねぎを切り終えた。他の野菜は、あまり苦戦せずに何とか切り終えた。

「き、切り終えました…」

「おっ!終わったか!お疲れさん!じゃあこの後は、フライパンの上に油をひいて、切った野菜と俺があらかじめ切っておいた肉と一緒に焼くか」

 そのあと、くれめうに指導されながら、フライパンに油をひいて、焼き始める。野菜にしっかり火が通った後、調味料として、酒、マヨネーズ、ケチャップを入れ、さらに炒めて、少しこってりとした、野菜炒めが完成した。

 

 その後、二人で食器をテーブルに運び、くれめうは、しっかりとたけたご飯が入った釜を持ってきて、ご飯をよそい、アイリスは自分が作った野菜炒めを大きな皿に移してテーブルの真ん中に置き、しっかり準備ができたところで二人は向かい合うように座り、

「「いただきます」」

「っ!」

「ど、どうですか?」

 くれめうの反応を不安そうに見つめるアイリス。しっかり噛み、飲み込んだ後、くれめうは、アイリスの方を向いて笑顔で

「すごくおいしいよ。アイリス。」

と素直な感想を述べた

「本当ですか!よかったです。」

 アイリスもすごく安心して、心が温かくなる感覚がした。

(自分が一生懸命作ったりしたものを褒められるのは、やっぱりうれしいものですね。)

そう言いながら、アイリスも野菜炒めを食べる。

「っ!」

アイリスの反応を見たくれめうは

「自分が一生懸命作ったものって、どうしてこんなにおいしく感じるんだろうな?」

「本当にそうですね。どうしてでしょう?」

 この後も楽しい食事の時間が続いた。

 

 そしてご飯も終わり、食器を二人で片付け、一息ついたころ

「さて、そろそろ家を動かそうか」

 そう言い立ち上がるくれめうにアイリスは目を輝かせて、

「あの!くれめうさん!私もその動かす瞬間を見てもよろしいでしょうか?」

「別にいいが…正直言って、原理は竜車と似ているぞ。それでもか?」

「はい!」

「はあ。分かったよ。じゃあついてきてくれ。」

 そうして二人で家の地下の方に向かった。

 

 地下につき、ドアを開けると、金属の機会のようなものが置いてあり、その反対側に昔の古代文字のような言葉が書いてあるものと、見る限り地図のようなものに所々、赤い点がついてある。よく目を凝らせば、その点が動いて見える。

 くれめうは部屋の明かりをつけ、地価の倉庫の中から、多量のマナタイトを機械の中に入れ、自分の魔力を注ぎ込み、機械を起動をさせる。その後に地図のある点を一つタップすると、その点がロックオンされた。

「あの!くれめうさん。この機会は?」

「これは昔、古代都市を消滅させた機動要塞デストロイヤーの設計図を基に作ったやつだ。」

「え!?確か魔法技術大国ノイズが作ったと言われるデストロイヤーですか?でもデストロイヤーの攻撃でその国は滅んだはずじゃ?」

「それが、その国の跡のようなものを見つけてな。そこに少量だがとても貴重な魔法の資料があったんだよ。その中にデストロイヤーのことも書かれていた。」

「本当ですか!ぜひ私にもその本を見せてください!」

 アイリスはくれめうにお願いするが、くれめうは首を横に振り、

「いや。それはできない。思った以上に状態が悪くてな。かなり慎重に直してる途中なんだ。今のところはほぼ治って来てるんだが、まだあと少しかかりそうなんだ。」

「そうですか…まあ、私のお願いでその貴重なものを失くすのは、だめですからね。分かりました。」

「ありがとうな。」

「いえいえ。こちらこそ無理を言ってすいません。」

 少し空気が盛り下がってきたのを取り返そうとアイリスがくれめうに話しかける。

「あ、あの!!くれめうさん!」

「っ!?な、何だ?」

「今さっきあの地図に何かしましたよね?あれは何なんですか?」

「ああ。これは、この家に着く前に話していただろ?俺の魔力探知ができない範囲でも探知ができるようになるのがあるってのがこれのことさ。この赤い点が俺の魔法で生み出した偵察の鳥の位置を表している。大体貴族の家や町に配置している感じだから、とりあえず目的地をダスティネス家にして置いたぞ。あと喜べ。ここから割と近いところにあるから結構早く着きそうだぞ。」

「本当ですか!ちなみにどれくらいなのでしょうか?」

「多分明日のこの時間にはついているだろう?」

 アイリスは時計を見るともうすぐ夜の10時が終わりそうな時間になっていた。

「なら、明後日の朝にダスティネス家に行きましょう。」

「分かった。っお!エンジンの方も準備できたみたいだ。じゃあまず家を浮かすぞ。」

そう言って、くれめうは自分の横にあるレバーを引き、家を浮かし、

「じゃあ出発するか!アイリス底に赤く点滅しているボタンがあるだろ?それを押したらエンジンが作動して動くから。頼むぞ」

「分かりました!では…行きますよ!3…2…1……えい!」

 ポチと押すと、後ろの機械が外に動き、ある所まで行ったら、止まり、そこから強烈な火を出して、家を動かし始めた。

「よし!ちゃんと動いたみたいだな。さてと、アイリス俺たちもそろそろ寝ようぜ。アイリスは上の部屋でな。俺はソファで寝るから。」

「分かりました。あの、くれめうさん!」

「どうしたまだなんかあるのか?」

「明日でいいので、私に魔法のことについて教えてください。あと冒険者カードのこととかもいろいろ!」

「ああ。了解だ。じゃあまた明日な。」

「はい。おやすみなさい。」

 アイリスは2階の方へと階段を上っていき、くれめうは、リビングのソファに寝っ転がり、その上に毛布を掛けて、深い眠りに落ちていった。

 

 




第18話お読みいただきありがとうございます!!
いよいよアクセルに着きます!
これから、もっと頑張りたいと思います!
それでは次回、第19話でお会いしましょう!!
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