投稿が遅れてしまいすいません!
それでは第23話どうぞ!!
くれめうは、カズマの屋敷を出て、夕飯と風呂に行くためにアクセルの中心に向かう。
「………っ!」
だいぶカズマの屋敷から遠ざかり、人気も少なくなったところでくれめうは、何とも言えない感情を木に向かって殴った。その拳は、簡単に気にめり込み、木に大きな跡を残した。
「くそっ!……なんでだ。あれでいいはずなのに……。どうして俺は…はあ…飯でも食べるか。」
そう言って、またアクセルの中心に向かって、歩き出した。
ー冒険者ギルドー
アクセルの冒険者ギルドの前に着いたくれめうは、ぼうっと建物を見上げる。
「本当に久しぶりに来たな…。最後にここに来たのは、4年前か?道理で建物が小さく見えるわけだ。それにしても……町を見て気付いたんだが、本当に冒険者の数が多いな。」
くれめうは、辺りを見回すと、駆け出し冒険者の街にしては、珍しい装備だったり、高価なものを身に着けている冒険者が結構いる。
「まあ。何となく知っているが、詳しいことはギルドの人に聞けばいいっか。」
そうして、くれめうは、冒険者ギルドの中に入っていった。
中に入ると、ギルド内は夕飯の時間のためかたくさんの冒険者であふれかえっていた。
「ものすごい人だな……これだけ冒険者がいるんじゃ、落ち着いて飯も食えねえ…ま、とりあえず、受付に行くか。えっと、どっちだっけか?」
ギルドの入り口できょろきょろしていると、周りの冒険者に声をかけられた。
「おっ!兄ちゃん!見ねえ顔だな!あんたも最近外の町からこっちに拠点を移した口か?」
「まあ、そんなところだな。悪い、今日アクセルに着いたばかりでまだ把握できていないところがいっぱいなんだ。ギルドの受付の場所を知りたいんだが……教えてはもらえないだろうか?」
「なんだ!そうだったのか!!いいぜ!!教えてやるよ! ギルドの受付は、ここから右の奥にあるぜ。受付のところは、今はすいているから早めに行くことをお勧めする。もうすぐクエストから帰ってくる冒険者も増えてくるころだしな。」
「そうか。ありがとう。また今度お礼するよ。」
「おう!じゃあ、酒1杯でいいぜ!」
「了解だ。とりあえず金はテーブルに置いておく。つりは不要だ。」
「サンキューな!」
「ああ。こちらこそありがとう。」
くれめうは冒険者に礼を言うと、教えてもらった通りに右奥に向かうと、ギルドの受付が見えてきた。受付の前に立つと、くれめうにとって懐かしい人がそこに座っていた。しかしその人は、たくさんの冒険者の相手をしてもう目が死んでいた。
「こんにちは…こちら冒険者受付になります…本日はどういったご用件でしょうか……」
「お、おい…大丈夫ですか?ルナさん」
「え……?大丈夫ですよ…ちょっと睡眠が足りてないだけですから…」
そうはいっているが、こっちの顔を見てしゃべっているのに全く焦点が合っていない。隣のカウンターの人も見ると、みんなルナと同じような顔をしていた。
「あの…ルナさん。俺のこと覚えていますか?」
「え?………もしかして、くれめう君?」
「はい。くれめうです。4年ぶりですね。お久しぶりです。」
そうくれめうがあいさつすると、ルナは今さっきまでの死んだような目に生気が戻り、ガタンと立ち上がる。
「え!?本当にくれめう君!?いつアクセルに戻ったの?」
「えっと、それは……「ルナさん!準備してください!!冒険者の波が来ますよ!」………」
くれめうは振り返ると何人もの冒険者がこちらに向かって歩いてきていた。ルナもそれを確認すると、申し訳なさそうにくれめうに話しかける。
「ごめんなさいね。しばらくの間、ちょっと時間が作れそうにないから、夜の11時にギルドの裏口で待っていてもらえない?お互い積もる話もあるだろうし、その時間帯でも構わない?」
「はい。大丈夫です。じゃあ、また来ます。」
「ええ。じゃあまた後で。」
そう言ってくれめうは、冒険者ギルドを後にした。
「さて、これからどうするか?…………風呂にでも入るか。こっちに来る途中にも見つけたし。時間も結構あるし、家もアクセルに移動させないとな。あと、食料や実験の材料も買っておかないと…まあこれは、今度でもいいか。」
くれめうは、疲れを癒しに銭湯に向かった。
「あ」
「げ…」
くれめうとカズマは、ばったり銭湯の前で出会った。くれめうはカズマの反応に不満を抱き、
「おい…そんな反応するなよ。別にあんたに恨みなんて一つだって持ってやしないんだから。」
「本当かよ…まあ別にいいんだけどな。ついさっきのことの後ですぐまた会ったら、変な反応はするもんだろ。まあ、入ろうぜ。お前も風呂なんだろ?」
「ああ。そうだな。」
そう言って二人は、戦闘の中に入っていった。
脱衣所で服を脱ぎながら、カズマはくれめうに話しかけた。
「なあ…くれめう。聞きたいことがあるんだが。」
「何だ?」
「お前って、魔法使い職なんだよな?」
「まあ、そうだな。」
「なら何でそんなに体が鍛え上げられているんだよ!?ぱっと見ても、バリバリ前衛職の体つきだぞ!?」
「何で?って、言われてもな…俺、ソロで旅をしながら、冒険者やっていたから、自然と身につけないといけなかったしな。それにもともと前衛職の素質も持っていたからな。」
「うらやましい話だなおい!!こちとら、幸運だけが取り柄の最弱職なんだぞ!」
「まあまあ。そんなに怒るなよ。別にいいだろ最弱職でも。あんたは、たくさん実績残してんだしよ。」
「確かにそうなんだが…もっとこうな!俺にももっと夢みたいなことがあってもいいと思うんだよ!現実ばっか突きつけられる毎日よりは、そっちの方が何倍も楽しいと思わないか?」
「まあ、夢見ることは大切だよな。でも夢ってのは、
そう言いながら、くれめうは下の方を脱ぐ。
「まあ、たしかにそうだけどよ~…なっ!?」
「ん?どうしたカズマ?」
「い、いや。なんでもない…」(なんだよ!あいつの大きさは!年下に身長でも負け、職業でも負けて、挙句の果てにこっちでも負けた…)
肩を落とし、落ち込みながら、カズマは、風呂場へ向かった。
「一体どうしたんだ?」
カズマの気持ちを全く理解できていないくれめうは、カズマに疑問を抱きながら、後に続くように風呂場に向かった。
風呂から上がり、カズマとくれめうは、銭湯の外のベンチでこしかけ、ミルクを飲んだ。くれめうは、少し気になっていることをカズマに聞いてみることにした。
「なあ。」
「ん?どうしたんだ?」
「その……アイリスは、今どうしてる?」
カズマは、くれめうの問いにどう答えるべきか迷ったがくれめうの真剣な表情に嘘は言ってはいけないと判断した。
「かなり落ち込んでいるぞ。現在進行形でな。部屋に閉じこもっているよ。まあドアは開いているから、今はめぐみんがアイリスのそばについてもらってる。」
「そうか…」
「くれめうは、アイリスのことが心配なのか?」
「そりゃあな。短い期間だったとはいえ、何かといろいろ一人でため込むような性格なのは、なんとなく分かったしな。ちゃんと誰かが見ていないと、あの姫さん必ずどこかで倒れることになる。」
「やっぱり分からん。くれめう、お前言ってただろ。王族や貴族が大嫌いだって、正直、あの言葉を言った時のくれめうは、本気そう思って言っていたと俺は今でも思う。だけど、くれめうがアイリスを心配しているのも本心なんだと思う。いったいどっちが本当のお前なんだ?」
「………」
「無理に答えなくてもいいぞ。でももし、話せるようになったら、教えてくれ。それじゃあ、俺は、アイリスの様子も気になるしそろそろ帰るわ。じゃあな。」
「ああ。」
カズマは自分の屋敷の方へと帰っていった。カズマの後ろ姿が見えなくなると、くれめうも自分の家をアクセルに移すため、移動を開始した。
夜11時前
くれめうは自分の家の移動も済ませ、今ギルドの裏口でルナの仕事が終わるのを待っていた。
約束の時間になっても、いまだ彼女はギルドから出てこらず、そこからもう30分したころにようやく扉が開いた。
「ごめんなさい!遅くなっちゃったわね。」
「いえ。気にしていませんから。」
「そう?それじゃあ、私がこのアクセルで一番お勧めしているご飯屋さんに連れて行ってあげるわ。」
そう言って、ルナはくれめうに向かってウインクをして微笑んだ。そんなルナにくれめうは苦笑しながら
「楽しみです。よろしくお願いします。」
軽くお辞儀をして、二人は並んで、歩き始めた
第23話お読みいただきありがとうございます!!
だいぶ更新に間が空いてしまい申し訳ございません。
できるだけ早い更新をするつもりですが、ちょくちょく現実の方で用事が重なりまくり、投稿できない状況が今後も結構出てくると思いますが、応援よろしくお願いします。
次回は、ルナさんとの食事回とアイリスの方にもサイドチェンジしていきたいと思います。
それでは次回、第24話でお会いしましょう!
自分の書いたのを読み返すと、かなりひどい状態なので、書いたのをどこかで直すと思います