ない頭をどうにかひねり出しながら頑張ってます
それでは第4話どうぞ!
アイリスは気まずそうに少年くれめうが作った料理を食べていた。目の前にいる彼は砂のかかった唐揚げをけだるそうに食べていてさっきから一言もしゃべっていない。そんな状況に自分は全然悪くないのにこの沈黙はなぜだか時間がたてばたつほど彼女の罪悪感が膨れ上がってくる。そしてさすがに限界が来たのか
「あの!!くれめうさん!!先ほども言わせてもらいましたが、助けていただきありがとうございました!あの時くれめうさんが助けてくれなかったら私どうなっていたか…本当にありがとうございます!」
「っ!?…いや別に一人の冒険者として当たり前のことをしたまでですよ。」
急にしゃべりだしたアイリスに少しびっくりしながらもくれめうはアイリスに返す。
「それでもあなたには、感謝してもしきれません。本当にありがとうございます。」
そうアイリスは深々と頭を下げる。
「ちょっ!?やめてくださいよ!!ああ…もうっ!」
くれめうはこういうことに全く慣れてなく、どうしたらいいか分からず、そっぽを向いて頭を掻きだす。そして思いついたのか
「そうだご飯食べましょ!ご飯!せっかくたくさん作ったんだから、食べてください!」
「それならくれめうさんも砂のかかった唐揚げ食べるんじゃなくて、私側のほうにある唐揚げ食べてください」
「いいんですか?」
「当り前じゃないですか!そもそもこの食材を用意したのも調理したのもくれめうさんです!遠慮なんてしなくていいと思います。」
「そうですか?ではお言葉に甘えて」
そういって唐揚げを食べる
「やっぱりこっちのほうが何倍もおいしいですね」
と困ったような笑顔でアイリスに言う
「さっ!あなたも食べましょう。」
「はい!」
くれめうの言葉にアイリスは笑顔で返し、そのまま半分の唐揚げと野菜を二人で食べた。
食事が終わり、くれめうは暖かい飲み物を入れるとアイリスの向かい側に座った。
「ありがとうございます。おいしかったです。」
「いえいえそれは良かったです。じゃあ…俺もあんたに聞きたいことがあるし、あんたも俺に聞きたいことがあると俺は思っている。あっしゃべり方これでもいいか?あのしゃべり方妙に落ち着かないんだよ」
「はい大丈夫です。自分が話しやすいように話して下さい。」
「助かる…あんたいったい何者なんだ?見た感じ貴族とか身分の高そうなやつが使ってそうなのを着ているが、そしてここにどうやって来た?ある程度見当はついているんだが、方法だけだ。どういった過程でここにたどりついたかが分からん。」
くれめうの疑問に
「分かりました。先ほどから自分の名前を言わないでいて、すいません。あなたには真実だけをお伝えします。私の名前は、ベルゼルグ・スタイリッシュ・ソード・アイリス。ベルゼルグ王国の第一王女です。」
そこからは長い話が続いた。なぜ自分がここに飛ばされたのか。どんなことが起こったのか。今まで煮ない謎のモンスターのこと様々なことを話した
「…そうして私はここに飛ばされ、モンスターに囲まれたところをあなたに出会いました。これで私が話せることは以上です。聞いてくれてありがとうございました。」
「いやこっちも助かった。ブルゼルグが落ちたということは俺も知っていたが、どんな敵がいるかまではその場の本人しかわからないからな。それにしても魔王幹部がいる上に自らを魔王四天王という者か…どうやら俺が思っている以上に事が深刻なようだ。」
「あの?私からも質問していいですか?」
「ああ…俺の知りたいこと以上のことを知れたしな…あんたの質問にもできる限り答えるぞ」
「ありがとうございます。あなたはさっきベルゼルグが落ちてからまだ3~5時間くらいだと思っています。ギルドには、その情報は出回っていると思います。でも私たちがいる場所は人気どころかモンスターの気配しかない森です!どうやってその情報を手に入れたんですか!」
そう…くれめうがそんな新しい情報を持つ手段などないはずなのだ。
質問されたくれめうは何だそんなことかというように手から黒い鳥を1羽だした。突然の鳥の存在にびっくりし田がすぐに気を取り直して、質問する。
「その鳥は?」
「これがあんたの質問の答えだ。俺はこいつを世界中の国や町に放ち、今この瞬間の一番新しい情報を誰よりも早く、手に入れるようになっている。」
そんなのきいたこともないし、歴史の教科書にも載っていない。そんな魔法を使える魔法使いも今まで知らなかった。アイリスは自分の知らない知識とは、全く違うベクトルからの情報にパニックが起きそうになっていた。
「その魔法は、あなたが自分で作られたんですか?」
「ああ。いちいちギルドに情報を確認しに行ったり、するのが面倒でな。そのころ自分1人で長い旅をするつもりだったんだ。その時に世界の情報に後れを取りたくなかった俺はこの魔法を作ったんだ。その時ちょうど11歳くらいだったかな。」
狂っている。この人は根本的に何かが狂っている。本来、新種の魔法とは、凄腕の魔法使いがが何十年、人生をかけてようやく完成するもので。それでも未完成な部分があり、その魔法を後の人たちが改良を繰り返されるものなのだ。それをほとんどの人が成すことができない。それほどまでに魔法の開発は難しいものだ。それを一人で何百年単位での魔法をその時今の自分よりも年下の少年が成していることにアイリスは開いた口がふさがらなかった。しかしそうなると他のことにも思うことがある。
「この森はたくさんモンスターが住み着いていることは少し森を歩いた私にも分かりました。ではなぜこんなにしゃべったりにおいを出したりしたのにモンスターが寄ってこないんですか?」
「ああ…それは」
そういって入口の方に指をさす。川沿いの岸に雨が降っているにもかかわらず、小さな木の棒に紫色の炎が岩の影の入り口を囲むように6つ刺さっていた。
「あれのおかげで囲んだ範囲の中は外の存在からにおいや気配を断つことができて外からは大きな岩が川の岸をふさいでいるように見えるようになっているんだよ。場所状況によって一番自然な風景として俺たちの身を守ってくれている。まあ俗にいう魔除けなんだよ」
「この魔道具もあなたが?」
「ああそうだが?」
彼は何でもありな少年なのだろうか。紅魔族は頭がおかしい集団と聞かされていたが、この少年は案外まともだとアイリスは思っていた。でも今はそんな規格外ぶりにとても頼もしいと嫌でも感じてしまう。そんな彼に今一番聞きたいことができた。それは
「くれめうさんの魔法のその鳥は今でも活動は続いているですよね?」
「ああ…そうだが」
「なら今ベルゼルグがどのような状況なのか教えてくれませんか?」
自分の国がどうなっているか。一国の王女として願いだった
第4話お読みいただきありがとうございました!!個人的にはここで「出会い」を終わらせようと思います。
とりあえず今自分ができることを頑張ってやっていこうと思っている所存でありますのでどうかよろしくお願いします!
次回予告 「契約」
もうネタバレしているようなものですがそれでも温かい目で見守ってください!!
それでは次回で!!