投稿遅くなってすいません!
積もる話は特にないのでそれでは第7話どうぞ!!
お互いに契約を結んだその夜…
「さて姫様。とりあえず今日のところは、ここで一夜を過ごしましょう。慣れない生活が続くとは思いますが、ご辛抱ください。」
さっきまでの喋り口調とはうって変わって、最初に出会ったころのような礼儀正しい口調にアイリスは、むっとした表情をして
「くれめうさん!どうしてさっきみたいな話し方をするんですか?」
「い、いや…だってあなたの騎士になった私がそんな話の仕方したら…「そっちの方が私はいいんです!」…!?」
理由を言おうとしたくれめうのセリフをぶった切るアイリスにくれめうはびっくりする。そんな状態のくれめうをよそにアイリスは続ける
「私はあなたに一番自然な状態で接してほしいんです!そんなに気を遣われたら、私も休まれません。それに……」
少し間を開けてから、
「突然ですが、くれめうさん。あなたは今何歳ですか?」
突拍子もない質問に若干戸惑いながらも
「今は15歳です。今年で16になります。」
「そうですか…くれめうさん」
「何でしょうか?」
そう訊くくれめうにアイリスは気恥ずかしそうにしながら、
「私は今12です。お恥ずかしい話ですが、私は自分の周りに年の近い友達というのがあまりいません。だからあなたに私の友達として接してもらえないでしょうか。もちろんあなたが私の騎士になるというのが嫌なわけがありません!!だってあなたは、すごく優しい人に思えるから…。そんなあなただから!私はあなたの友達になりたいんです!!」
そう言うアイリスにくれめうは、笑っていた
「あなたは、俺の知ってる貴族のような奴じゃないんだな。守られているのが当然のような顔をする人じゃないんだな…この世界にいる王族や貴族でもこんな人がいるんだな。分かったよ
「もちろんです!!」
そう咲き誇るかのような笑顔を作るアイリスにくれめうも静かに笑った。
二人の関係が友人に変わり、そろそろ夜も冷え込むような時間になってきた。そう今アイリスとくれめうがいる場所は、雨をしのげる岩の陰に隠れているだけ。彼が魔除けに使っている魔道具は、外見を変えるだけであり、実際のところ、外気を防げるわけではないのだ。
「さてアイリス。そろそろ夜も遅くなって寒くなってきた。明日の目標はとりあえずこの森を抜けることだ。そのためにも、今日はもう寝ないとな。今までベッドとかで寝ていて、眠りずらいだろうがそこは我慢してくれ。」
「分かりました!頑張って寝ます!でもくれめうさん。そんなに寒いですか?私、ぼろぼろのドレスとくれめうさんのローブしか着てないですよ。」
「それは、俺のローブのおかげだ。そのローブは外の暖かい空気をローブの中に取り込めるように作っていてな、外の空気が寒くなると、そのローブをまとってる人を温めてくれるものなんだ。ちなみに夏なら水とかにさらしておけば、涼しくもできるし、防水性だし、そしてぱたぱたとローブをするだけでですぐ乾く。おまけに伸縮自在でどんな奴でも身につけることができる。とても便利な代物だ。」
自分の作ったローブをここまで自慢する。そう思うアイリスだが確かにとても便利なものだ。どうしても気候に左右される冒険者ならこのアイテムは喉から手が出るほどの物だろう。
「すごいですね!!くれめうさん!!」
「そうだろう!そうだろう!」
アイリスに褒められ、くれめうはさらに鼻が高くなる。
「そろそろ寝たらどうだアイリス?俺は火の番もあるし先に寝てくれ」
そういうくれめうに従うようにあったかいローブを少し着直し、寝ようとするがあることに気付いた。
(あれ?じゃあくれめうさんは、どうやってこの寒さを過ごすのだろう?)
アイリスはくれめうに気付かれないようにそっと振り返り、彼を見た。そこには焚火の火の番をしながら、寒そうに暖をとっているくれめうがいた。
(あの人…気を使わないでってあれほど言ったのに…もう無視してる!)
自分の言うことを聞いてくれない自分の友人に早くも怒りが込みあがってきた。そしてそのままくれめうの方にずんずんと歩いて行った
(ふう……何んとか姫さんを寝かすことができたわけだが、やっぱ寒ィィィいい!!あんまかっこつけるんじゃなかった…まああのまま姫さんを寝かすわけにもいかなかったし、仕方ないか。焚火の火が消えたら、自分の
そうくれめうは明日の決心を固めたところで、ずんずんとアイリスが何故か怒ったような顔をして、こちらに近づいてきた。
「どうしたんだ?アイ…「くれめうさん!!」…っ!?はい!?」
「あれほど、私が気を遣うのはやめてほしいとあれほど言ったのに、もう私の言うことは無視ですか!!」
「い、いやあれほどって言ってもまだ2回しか言って「黙ってください!!」……ハイ…」
「寒いなら寒いといえばいいじゃないですか!どうして言わなかったんですか?」
「そ、それは、この寒さに打ち勝ち、また新たなる自分へのステージに「冗談はいいから早くいってください。」……ハイ」
「そ、そのアイリスをそんな恰好で寝かすわけにもいかないし…自分には暖をとれる魔法も持っているからそれでいいかなと思ってました…」
そう言うくれめうにアイリスは
「その魔法を継続させるためにも自分は起きていないといけませんよね?まさかほぼ徹夜の状態で明日この森を抜けるんですか?武器を持っていない私を守りながら?」
あきれながらもアイリスは寂しそうに笑いながら
「あなたがしっかり戦える状態でないのに、私はあなたを無理をさせるわけにはいきません。だってあなたは数少ない私の友人なんだから」
(ああ…本当になんて言い方をするんだ。そんなことを言われたら、反論できないじゃないか。)
「アイリスの言い分は分かった。でもどうするんだ?そのローブは、その一つしかないぞ。」
(あっ。反論できた…)
そう自分の心の矛盾に考えていたくれめうにアイリスは、待ってました!というように
「私にいい考えがあります!!」
とにこやかに言った
「………それでいい考えというのがこれか?…」
「はい!」
アイリスの考えは、伸縮自在のローブをアイリスとくれめうを覆えるように伸ばし、二人で岩の影を背によりかかるようにして座っていた。狭いが二人とも暖をとれているし、人肌もあるおかげかより一層あったかく感じる。
(…でも不味いだろう!!)
相手は一国の王女もしこのことが警察や裁判所ベルゼルグを守る貴族に知られたら斬首確定である。
(やっぱり姫には、悪いが…)
そう思い、くれめうはアイリスのそばを離れようとするときに
「やっぱり人が近くにいるのはいいですね。」
「え?」
「あんなことがあった後だとどうしても1人だと不安なんです。でもあなたがいてくれるだけで今は、不思議と不安じゃなくなります。おかしいですよね世界を救うとついさっきまで言っていたのに。」
そう恥ずかしそうに言うアイリスに
「いや、不思議じゃないさ。1人だけだと不安に思うのは誰だってそうさ。だからあんたは、おかしくなんかない。」
「そうですか?ありがとうございます。くるめうさん。私眠くなってきました。」
「それはどうもいたしまして。そうか…なら早く寝た方がいい。おやすみアイリス。」
「はい…おやすみなさいくるめうさん…」
そう言って、すぐ眠りに入るアイリス
(すぐに寝たか…まあ無理もないか)
そう思っていると、眠っているアイリスはくるめうの肩に自分の頭をのせる。
無邪気に眠るアイリスにくるめうは、ため息をつきながら
(あまりにも無防備すぎんぞ…この王女様…)
自分はとんでもない人の騎士になったんだと今しっかりと自覚した。そのことに参ったかのように
「勘弁してくれ…」
と呟いた。少ししか寝れないと思っていた彼もこの後、迫りくる睡魔に結局すぐ就寝についた。
そしてその日の終わり、また新たな日の幕開けとともに世界各地で神々によって作られたダンジョンが出現した
お読みいただきありがとうございます!!
いつもなら日が変わるまでに投稿する予定だったのですが、うまくいきませんでした。
できるだけ緩くやっていきたいと思っていますので、次話を期待している人もそうでない人も気楽に待ってもらえたらと思っています。
そんな私ですが最近になって評価ってどうやったらつくんだろう?と思っていましたが自分で設定しないといけないんですね!
ぜひとも評価の方もよろしくお願いします!!
私は評価を糧に日々成長していくもの…
ちょっと痛くなりましたね(笑)では!次は第8話でお会いしましょう!