「やっぱすげぇな…3次元じゃ絶対に有り得ない…」
IS学園入口。もはやそのバカでかさと綺麗さに空いた口が塞がらない。こりゃスゲーわ…総工費考えると…寒気。
「まぁいい。とりあえず入ろう。1年1組だから一夏達と一緒だよな…これから男子は2人か…現実に直面すると割ときついな…」
登校時間なのだが周りは見渡す限り女子、女子、女子。いやね?現世だとハーレムに憧れたこともあったよ?でもな?現実ってな?ぼっち感半端ないんだよちくしょう!(泣)
ちなみに持ってきたものは全て正常に作動した。だから腕時計で時間もわかる。通信も繋がっているのか問題ない。金も元のまま。
財布に割と入れてきたから後でしっかり保管しないと。
それにしてもホントに周りが…先が思いやられる…
(ふぅ…まぁいい。なるようになるさ…)
そんなことを思い、中にはいった。
1年1組に行く前にすこし中を散策した。どこを見ても欠陥は見られない。むしろ綺麗すぎて色んなところに目がいってしまう。壁に入っている光の筋だったりそのデザインだったり、惹かれるところばかりだった。
(内部構造は…漫画とかアニメと変わらない感じかな…ある意味馴染みのある風景だな…)
これなら特に困ることもないだろう。
「ねぇ、こんなにゆっくりしていて大丈夫?」
「…!?」
突如の後ろからの声。振り返るとそこには…
「大丈夫?もうすぐホームルーム始まるよ?」
見間違うはずがない。水色の外に跳ねた髪に赤い瞳。ロシア国家代表にして現生徒会長 更識楯無が後ろにいた。ちなみに時計を見るとあと五分でホームルームだった。
「あ、ありがとうございます。」
「いいのよ。二人目の男性操縦者さん。それじゃ〜ね〜」
楯無さんはすぐにいなくなった。
「あ、自動ドアだっけかこれ」
クラスのドアを手で開けようとして焦った。
忘れている部分もあるな…危ない危ない。
席につく。そしてわかった。
一夏、相当死にかけだな…顔がこの世の終わりかのように青ざめている。アニメでもこの描写あったけどここまでとは…まぁ、こうなるよな…周りはほぼ女子。男子は一人いるが見たことも聞いたこともない初対面の人。なんならこの世界にいるはずのない人である。そんなことまでは知らないだろうけど。
まぁ、一時間目が終わったら助けを求めてくるだろう。
あ、山田先生登場。
「皆さん入学おめでとう!」
おぅふ、歩くだけで目線が…っと危ない。あれは先生、あれは先生…
いや、心は20代だからさ?やっぱり致し方ない部分あるじゃん?不可抗力じゃん?
そう思っている間にも山田先生は話しつづける。
「私は副担任の山田真耶です!」
oh、全員黙ってるぜ!山田先生キョドってるな…
「あ、えっ!…あ、今日からみなさんはIS学園の生徒です!この学園は全寮制。学校でも放課後でも~」
知ってるって言うかほんとに生でセリフ聞くのなんか面白いな…
「…じ、じゃあ自己紹介をお願いします。」
ついに来た。あ、そういやさっきポケットに耳栓はいってたな…この能力ってシナリオに合わせた能力者保護もしてくれるのか?
とりあえず耳栓準備。
耳栓の準備が終わった。音響兵器がもうすぐやってくる…ついでに一夏へのゲンコツも…
「織斑くん!織斑一夏くん!」
「は、はい!」
周りから笑いがこぼれる。どうやら青ざめすぎて何も考えていなかったようだ。箒の方を向くが箒はそっぽを向く。終わったな一夏…
「織斑一夏です!よろしくお願いします!」
女子の目が光る。もう一回箒の方を向くが相変わらず知らんぷり。照れすぎじゃろ…
「以上です!」
そして全員コケる。ほんとにみんなコケてるし…あ、あれは…
その瞬間、一夏の頭から音が出るほどのゲンコツがふってくる。
「げぇ!千冬姉!?」
うわ、もう1発…生で見るとすげぇ痛そうだな…
「学校では織斑先生だ。」
「先生、もう会議は終わられたのですか?」
遂に来た…アレが…ラスボs「グェ!?」
「今、良からぬことを考えていなかったか?」
「いえ!そんなことは微塵も!」
思いっきり出席簿で1発くらった。なんだろう、雷が落ちるってこういうことって感じ。
「ならいい。済まないな、山田くん。クラスへの挨拶を押し付けてしまって。」
なんて痛さだ…脳天が割れる…あ、不味い、織斑先生が向き直った。準備していた耳栓をつける。来るぞ…音響兵器…
「諸君!私が担任の織斑千冬だ!君たち新人を一年で使い物にするのが仕事だ。」
「「「「「「キャァァァァァァァァ!」」」」」」
危ねぇ…女子の高音えげつない…なんだこの音響兵器は…耳栓してても聞こえるぞ…
ほら、織斑先生困ってる…
「静かに!今年は2人もイレギュラーがいるんだ自己紹介を続けろ。」
俺の番が回ってきた。あ、やるのね。俺も。
「白石朱鷺です。二人目として入学してきました。趣味はゲームとか。みんなと仲良くやっていけたらと思っています。よろしくお願いします。」
ま、平凡が一番。
「「「「「「キャァァァァァァァァ!」」」」」」
そうなるわな…耳栓してなかったから鼓膜一時機能停止。
そんなこんなでしばらくして一時間目が終わった。
俺はとりあえず一夏に向かう。やっぱ二人だけの男子だしね。仲良くしとかないと。
「よっ!織斑!俺はさっきも言ったけど白石朱鷺。二人だけの男子だけどよろしくな!」
「あ、あぁ…よろしく!俺のことは一夏でいいよ。俺、朱鷺って呼んでいいか?」
「あぁ、構わないぞ。悲しいな…二人って…」
「そうだな…」
その時、箒がこっちに来た。
「わるい、少し借りさせてもらうぞ。」
「えっと…一夏は俺の所有物じゃないから大丈夫だぞ。」
俺がそう言うと一夏と箒はどこかに行ってしまった。多分感動の再会だろう。原作のアレ。
(さて…俺はどうするか…とりあえず、楯無さんを探すか…)
俺は楯無さんを探す決意をした。原作でも一番好きな楯無さんだ。やっぱ仲良くならないとね!
ストーリーを変更しました。ホントは一番好きなのは楯無です。箒のは…なんとなく思いつきで書こうとしました。すいませんでした。