IS 好きな人は一個上。   作:春の初音

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VSセシリア編です。
題名から作戦が分かるかな?


第六話 正八角形、ダイヤモンドの檻

対セシリアクラス代表決定戦当日。俺は既にアリーナのピットにいた。観戦者もそれなりにいてかなり賑わっていた。

 

「遂にか…ボコしに行きますか!」

「大丈夫?それ死亡フラグじゃない?」

 

いつの間に…楯無さん、あなたって人は…

 

「家の名前もあるんでね。そう簡単には負けられないんですよ。」

「ふふっ、そうね。頑張ってらっしゃい。」

 

その笑顔、120点!

 

「はいっ!白石朱鷺、出ます!」

 

俺はカタパルトを使い、セシリアの待つアリーナへ出た。

 

 

 

 

 

 

「あら、逃げずに来ましたのね。」

「逆にあそこまで詰められておいて逃げると思ったお前は馬鹿すぎるだろ…」

「…い、今謝ってくれたら許してあげますわ!」

「だから!お前みたいなクズに謝る必要は無いっつってんだよ!」

「じゃあ…」

 

俺の目の前に警告表示が。

 

ー敵IS射撃体制に移行 警戒ー

 

さて、始めますか…

俺の方もスタングルライフルを構える。

 

「これで終わりですわ!」

「それはどうかな!」

 

セシリアが俺に向かって発砲。俺も射つ。

セシリアの撃った弾と当たり爆ぜた。

 

「あら、初弾で撃墜とはいきませんの?」

「そう簡単に落ちるほどヤワじゃないんでね!」

 

そこからは射撃戦。お互い銃火器をぶっぱなし続ける。

撃ち合うが続くがそれなりに出来るヤツの打ち合いだ。精度は高いが一発も当たらない。当たってもお互いの弾どうし、セシリアの方は避け続け、俺の方はファンネルの盾も併用しつつ撃ち続ける。

 

 

…周りの熱気も高まってきたな…こんだけ撃ち合ってたら当然か…そろそろ射撃をやめますか…

 

俺は高速でスタングルライフルをしまい、背中からビームサーベルを取り出す。ま、撃ち合いだけじゃ、この熱気のままだからね!

 

「あら、このブルーティアーズに近接で挑みますの?最初はできるお方だなと思いましたのに…」

 

馬鹿だよ。馬鹿すぎるよセシリア。俺の目的はお前のビットを全部壊すことだって気づけよ…流石に無理か。戦い方知ってるとは言えないし。

 

「なら、これで堕ちましてよ!」

 

ブルーティアーズの本体から4基のビットが現れた。予想通り。俺は集中力を高める…

 

「…馬鹿かよ…イギリス代表候補生!」

 

ビット4基を補足。ルートを確認。

 

「堕ちなさい!私とブルーティアーズの奏でるワルツで!」

 

ビームサーベルを握りしめる。

 

「落ちるかよ、雑魚が…」

 

俺は一気にビットに近づく。4基のファンネルで自機を守りつつ、ビットを落としに行く。

 

「とりあえず1基!」

 

目の前でビットが爆ぜる。次のビットも同じ要領で落とすが観客を湧かせるために少し動く…

 

「後ろをとって2基目!」

 

反転してビットの後ろを取った。セシリアも対応しきれない。

お〜やっぱ湧くなぁ…心地がいい。セシリアの方はやけくそに近いけど。次々!

 

「粉々にして3基め!」

 

ビームサーベルを思っいっきり振ってやった。

いやぁ…ビットかどうかわからなるくらいまで粉々に…快・感っ!そうだな…ラストは…俺は腕のファンネルホルダーにファンネルを装着する。

 

「正・拳・突き!」

 

突き刺さるファンネル。ビットが爆ぜる。

 

「後は…お前だっ!」

 

俺はセシリアの方へ向き、突っ込む。この後は…来るよな?

 

 

「残念ですわね!ブルーティアーズは6基ありましてよ!」

 

出てくるのは弾道型ビット。ミサイルが俺の方に飛んでくる…俺はまだ動かない。まだ…まだ…まだ…もっとだ、もっと近く。できる限り当たるという感覚を相手に教え込む…

 

俺の目の前にビットが来た瞬間、俺はファンネルを動かす…

 

 

 

その瞬間、ミサイルは綺麗に真っ二つに塵となった…

 

「残念だったな…大人しくしな…!」

 

俺はセシリアの周りを狙いづらいように動く。同時に6基のファンネルを動かす。

 

「大人しく…捕まろうか!」

「…っ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

「正八面体、ダイヤモンドの檻にさ!」

 

 

 

 

 

 

そう。俺はこれがしたかったのだ。セシリアの上下左右前後全てをファンネルで囲む。正八面体の頂点の場所だ。迫り来るファンネルに接近してくる敵機。これで身動きは取れまい。さよならバイバイだ。

 

「さて、君にふさわしい死を!」

 

俺はダイダルバズーカを展開。同時にファンネルをセシリアに突き刺す。

 

「きゃあ!」

「お疲れ様だ…」

 

身動きが取れないセシリアにダイダルバズーカを構えながら突っ込む。そしてセシリアの目の前で叫ぶ。

 

「零距離射撃!」

 

 

ー勝者 白石朱鷺ー

 

 

「やべ、やりすぎた…」

 

ダイダルバズーカをゼロ距離で撃ったのだ。完全なオーバーキルである。目の前でセシリアが気を失って落ちていく。慌ててファンネルを動かし床を作ってセシリアを受け止めた。

 

「でもその思想は考え直しな。イギリス代表候補生。」

 

俺は目を閉じているセシリアに声をかけた。

 

 

 

 

 

 

セシリアを反対側のピットに戻し、俺はピットに戻った。

最終的に削られたシールドエネルギーは100程度。爆風で削られ続けた結果だった。

 

 

(あれ?誰もいない…楯無さんいると思ったのに…)

まぁいい。とりあえずFXを解除して織斑先生にクラス代表辞退の意向を伝え、寮に戻った。いや、俺が入ってきた時の織斑先生のお前は何者だ?みたいな顔は見ものだったな…

 

 

 

 

部屋に入ろうとすると何やら気配が。いることを確信し中に入った。

 

「おかえり〜!凄かったわ、朱鷺君の戦い方。」

 

案の定楯無さんだった。

 

「ありがとうございます。いや、生徒会長に褒められるとか嬉しい限りです。」

「でもあれ、本気じゃないでしょ?遊んでたでしょ?」

「あ、バレました?」

 

やっぱバレたか。観客を沸かすために色々してたのが。

 

「代表候補生相手に遊んで勝つとか…あなた何者よ…」

「ま、相手が馬鹿すぎただけですよ。俺、女尊男卑をする奴はただの馬鹿だと思ってるんで。」

「ならいいわ。その心、折れちゃダメよ?」

「もちろん!これが折れる時は俺の死ぬ時ですよ。」

「よし!またなんか作って♪」

 

楯無さんが可愛い仕草でねだってくる。ぐっ…断れない…

 

「わかりました。その代わり、手伝ってくださいね。楯無さん、料理できる方の人間でしょ?」

「まぁね!いいわ。一緒に作りましょ♪」

 

その後は2人でつくり、食卓を囲んだ。美味しすぎるひとときでした。本日のメニュー、王道オムライス。

 




VS一夏は上手く書けそうにないので書きません!すいませんでした!
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