楯無さんがトンデモ暴露。
『織斑一夏、クラス代表決定おめでとう!』
あっ、一夏が 俺!? みたいな顔してる。
現在、織斑一夏クラス代表決定パーティーの真っ最中。やっと主賓が到着した。当の本人は事情が理解出来てない。当然だろう。誰も伝えてないのだから。
「いや、俺全員に負けたんだぞ!?勝ちが一番多い朱鷺じゃないのか!?」
「俺か?だるいから辞退した。」
「セシリアは!?」
「辞退しましたわ。私の発言もありますので…」
「で俺なのか!?」
「「そう(ですわ)」」
「まじか…」
一夏、お疲れ。
パーティーはそこそこというよりかなり盛り上がっていた。もはや1組だけでなく他クラスも入り、賑やかになっていた。料理や飲み物は食堂のおばちゃ…お姉さんと1組の料理できる勢が担当した。俺も駆り出されたんだけど…楯無さん!?言いふらさないで!?
「やっほ〜!皆、盛り上がってる?」
「あ、楯無さんと黛先輩。ども。みんな盛り上がってますよ。」
「あら、朱鷺君はあんまりみたいだけど?」
「隣の生徒会長が俺の料理の事を話してくれたおかげで厨房に駆り出されてるんですよ!ごるぁ!」
「あら、ホントのことを言っただけじゃない?」
「なっ…ぐっ…褒められてるから何も言えない…」
事実、上手いのはホントである。厨房で3次元の頃を思い出しながら本気で北京ダックとかデザートのロールケーキとか作ったらお姉さんたちがポカーンとしていた。仕方ないね。
「じゃ、白石君、少し取材させて?新聞作りたいからさ!」
「黛先輩は新聞部ですもんね。構いませんよ。」
一旦移動…
「さて!始めましょうか。」
黛先輩はボイスレコーダーを取り出す。スイッチオン!
「まず初めに…ここはどう?」
「IS学園ですか?心地いいですよ。不自由ないし。」
「うんうん!じゃあ二人目として何かある?」
「…特にない…ですかね…慣れちゃうとなんとも思わなくなるで…」
「あら、そうなの?つまんないわね…まぁいいわ。」
あ、これ捏造されるやーつ…
「ねぇねぇ、ぶっちゃけた話、彼女はいるの?白石君、割とイケメンだからいるんじゃない?」
「いや、割とって。フツメンですよ。だからいないんでs「あら?いるじゃない?」楯無さん!?」
「あれ?たっちゃんしってるの?」
「知ってるわよ?白石君のか・の・じょ!」
「楯無さん!?有りもしない事実を作らないでくれます!?」
「ねぇねぇ?誰?」
「私だけど?」
その瞬間周りが一瞬で凍りついた。
いやいやいや楯無さん!?突然どんな嘘を暴露してるんですか!?いや、嬉しいよ!?嬉しいけどさ!?場所!場所!ボイスレコーダーも入ってるから!?
どうするどうするどうする?このおふざけに乗る?全力で反対する?逃げ出す?やばいぞ…これ新聞に乗ろうものなら大惨事だぞ?どうやっても大惨事だぞ?えぇい!どうとでもなれっ!!
「あ、やっぱ隠しきれませんか…そうですよ。俺が楯無さんの彼氏です。」
頼む!誰か反応してくれ!
「た、たっちゃんほんとに!?」
ナイス!黛先輩!とりあえず反応してくれて!
「ほんとよ?もはや寮の中でも同室に近いし。」
「そうなの!?でも、呼び方さん付けよね?」
「楯無だけだと逆に硬いじゃないですか。だからです。」
この言い訳きつくね?てかどうやって収拾つけるの!?
「ねぇいつから?」
「クラス代表決定戦前くらいかしらね?」
「そうですね。」
「どっちから?」
「そこは内緒ってことで。」
「そうね〜そこは内緒ね〜。」
「なっ…教えてよ!ねっ!」
「じゃ、私達部屋に戻るわね〜!」
「お疲れ様で〜す!」
俺の部屋に移動…
バタン!割と勢いよく扉を閉める…
「楯無さん!?なんていう冗談を言ってくれるんですか!?もう取り返しつかないですよ!?」
「…ごめん!流石にここまでになるとは思ってなかった!薫子ちゃんもまたまた〜みたいな感じで止まると思った!ごめん!ほんとごめん!」
………!なら…ここで楯無さんを利用する!
「………わかりました。とりあえずはいいですよ。俺もそこまで問い詰めるつもりないですし。でも、責任はとってくださいね。」
「責任…?」
「ほとぼり冷めるまでは彼女でいて下さい。そんな長い間はもたないでしょうから。ほとぼり冷めたらどうしてもいいのでとりあえずは彼女でいて下さい。いいですか?」
「…!?ほんとに!?」
「もう決定事項です。拒否権はないです。」
「わ、わかったわよ。いいわ。完璧にやってあげる。」
楯無さんが不敵に笑う。多分楽しんでるよな?この人?
「よし!じゃあご飯にしましょう。ご飯…というよりデザートかな。楯無さん、ちゃんと手伝ってくれますよね?彼女なんですから?」
「わかったわよ。いいわ。完璧にやってあげる。ほら、つくりましょ!」
「そうこなくちゃ!」
よし!うまくいったぁ!後は…ほとぼり冷めるまでに本気にさせるまで!
「今日は…卵とパンがあるな…あ、メープルもある…よし!フレンチトーストにしましょう!」
後はいつも通り。作って卓を囲む。
本日のメニュー、基本に忠実なフレンチトースト。いつもより甘かった気がします。
はい。強引です。
持っていきたい方向には出来ました。