ドラゴンボールSS ~農耕民族サイヤ人伝説~   作:秋羅

4 / 9
ターレス「どうあってもドラゴンボールを渡さねぇつもりか?」

 

ツムリー「お・・・おのれ・・・な、なんということを・・・き、きさまなどに渡してたまるか・・・!」ゼェゼェ

 

ターレス「まったくナメック星人って奴は頑固な連中だぜ。素直にドラゴンボールを渡せば苦しまずに済んだのによ。」ヤレヤレ

 

ツムリー「ほざけ! ドラゴンボールを渡したところで貴様は同じ事をしただろう!!」

 

ターレス「ご明答。俺は弱ぇ奴を痛めつけるのが大好きだからな!」キュイィン

 

ベジータ「ギャリック砲!!」バッ

 

ドゴオオオン!!!

 

ターレス「ちっ! もう追いついてきやがったか。」シュン

 

バシィ!!

 

ベジータ「ラディッツ! 貴様はナメック星人の治療に専念しろ! 俺がターレスを仕留める!」ダダダダダダダダダ!!

 

ラディッツ「分かった! くそっ、避難が間に合わなかったか! オイ! 貴様、これを食え!」ゴソゴソ

 

ツムリー「俺よりも他の者達を・・・今ならまだ間に合う・・・」

 

ターレス「おっと、させるかよ。GMマン!」バシバシバシバシバシ!!

 

GMマン’S「「「ギャギャギャギャギャ!!」」」バババッ

 

ラディッツ「ちぃ! まだ居やがったのか! サイバイマン! お前らでナメック星人を救助しろ! 俺が奴らの相手をする。」ダッ!

 

サイバイマン’S「「「ギャウギャウ!!」」」敬礼!

 

 

ガシッ ググググググググググッ・・・

 

ターレス「ヒーヒッヒッヒッ! 楽しいなぁ王子様! 弱ぇ奴を嬲り殺すのもいいが、偶には強ぇ奴と戦うのもいいもんだ! このいつ死ぬかもしれねぇスリルがたまんねぇ!!」

 

ベジータ「この戦闘狂が! そんなに戦いたいんだったらさっさと地獄に落ちやがれ! あそこなら永遠に戦い続けられるぞ!」

 

ターレス「はっ! 死ぬのなんて御免だぜ。それに地獄じゃ神精樹の実が食えねぇだろうが! 」バシィィィ!!

 

ベジータ「そんなものより最野菜を喰らいやがれぇぇぇぇぇ!!」バシュゥゥゥゥ!!

 

ターレス「俺は野菜が大っ嫌ぇなんだよぉぉぉぉぉ!!!」ギュポォォォォン!!

 

ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!

 

 

ラディッツ「これで最後だ! 」

 

グシャッ!!

 

ラディッツ「ちっ、ゴキブリみたいに逃げ回りやがって・・・サイバイマン! そっちは終わったか!」

 

サイバイマン’S「「「ギャウギャウ!」」」

 

ツムリー「お前達のおかげで皆助かった。ありがとう。」

 

ラディッツ「当然の事をしたまでだ。それより確認なんだがここのドラゴンボールも既に最長老の下に移されているんだな?」

 

ツムリー「ああ、ムーリ長老がテレパシーで伝えてくれたおかげで奴が来る前に送る事が出来た。感謝する。」

 

ターレス「そいつぁいいこと聞いたなぁ・・・」ユラァ

 

ラディッツ「!? ターレス!?」ブン!

 

ターレス「おっと・・・危ねぇなぁ・・・こっちは王子様との戦いでボロボロだってのにひでぇ奴だ。」ヨロッ

 

ラディッツ「貴様・・・ベジータはどうした!?」

 

ターレス「王子様ならアジッサとかいうのを庇って倒れたよ。」

 

ラディッツ「なんだと!?・・・貴様、アジッサを攻撃したというのか!!」ワナワナ

 

ターレス「ったく、あんな雑草消し去ったくらいでなに怒ってんだか・・・これだからサイヤ人は。」ヤレヤレ

 

ラディッツ「ふざけるなっ! アジッサは星に活力を与える奇跡の作物なんだぞ!? それを雑草呼ばわりした挙句、消し去っただと?・・・・・・ぜ っ た い に ゆ る ざ ん!!!」ゴゴゴゴゴ!! チカッ…チカッ…

 

ターレス「・・・ほんと、サイヤ人のこういうところは理解出来ねぇぜ。まぁ、理解したくもねぇけど。」

 

ラディッツ「覚悟はできてんだろうなぁ? タァァレスゥゥ!!」ビキビキビキ

 

ターレス「お生憎様。こっちはドラゴンボールの在りかが分かったんだ。わざわざてめぇの相手をしてやる理由はねぇ。逃げさせてもらうぜ。」バシュウウウ

 

ラディッツ「にぃがぁすぅかぁぁぁぁ!!!」バシュウウウ

 

ターレス「はっ! 掛ったな! メテオバースト !!」グオオオオオン!!

 

ラディッツ「しまった!?」キキッ

 

ドガァァァァァァァン!!

 

ヒュゥゥゥゥ・・・ドガァァン・・・

 

ターレス「・・・ったく、ビビらせやがって・・・早くスラッグの旦那に報告しねぇとな・・・。」

 

バシュゥゥゥゥゥ

 

 

 

 

 

―――最長老の家―――

 

最長老「ようこそ・・・サイヤ人に地球人、そしてカタッツの子孫よ。まず、我が子らを助けていただいた礼を言いたい。ありがとう。」

 

悟空「気にすんなって! 困った時はお互い様だ。それに美味い飯を食わせてもらったしな!」

 

ピッコロ「おい、のんびりあいさつしている暇はないぞ。何時スラッグが攻めてくるか分からんのだからな。」

 

悟飯「ドラゴンボールは全てここにあるんですよね?」

 

ネイル「いや、収穫が遅れたドラゴンボールが一つある。だが、お前達の仲間が知らせてくれたおかげで敵の手を逃れ、今こちらに運んでいる最中だ。」

 

ヤムチャ「ならひとまず安心か・・・それじゃあ敵が来る前に作戦でも考えるか。どうやらスラッグ以外にもターレスって奴がいるみたいだからな。このまま戦っても勝ち目は薄いぜ?」

 

最長老「それならば、私があなた方の眠っている力を呼び覚まして差し上げましょう。そうすれば、戦いも有利になることでしょう。」

 

ピッコロ「そんな事ができるのか!?」

 

ネイル「最長老様だけができる秘術だ。これにより潜在能力を引き出された者は、その時点の肉体で扱える限界まで力を引き出すことができるのだ。」

 

最長老「そのとおりです。さぁ、皆さんこちらに・・・」スッ

 

悟空「そんじゃあオラから・・・」

 

ズッ

 

悟空「うっひゃーー!! 力が噴き出してきたぞ!!」ゴッ

 

悟飯「すごいです! 気も農気も急激に上がってます!」

 

ピッコロ「これならば・・・」ゴクリ

 

最長老「では次はそちらの少年の力を引き出しましょう・・・」スッ

 

・・・・・・・・・・・

 

ヤムチャ「最後は俺だな!!」ワクワク

 

最長老「あなたは・・・どうやら戦う為の力は限界まで達しているようですね。」

 

ヤムチャ「え? いやいやいや、この状況でそんな冗談よしてくださいよ! さぁ、早く俺の潜在能力も引きだしてください!」アセアセ

 

最長老「申し訳ない。私では限界を超えた力は引き出せないのです。しかし、農業をする為の力ならば凄まじい力が眠っていそうなのですが・・・どうなさいますか?」

 

ヤムチャ「そんなこったろうと思ったよ!!」ドギャン!

 

ピッコロ「く、くくくくっ。流石だヤムチャ。サイヤ人の王に認められただけのことはある・・・」プルプル

 

悟空「ひゃー!! 流石だなヤムチャ! もう農業じゃおめぇに勝てる気がしねぇぞ!」ワクワク

 

悟飯「ヤムチャさん尊敬します!」キラキラ

 

ヤムチャ「ちくしょー!! 最長老! もうそれでいいからやってくれ! こうなったら圧倒的な農業力でスラッグ達をアジッサの苗床にしてやるぜぇぇぇぇぇぇ!!」

 

最長老「それでは・・・」スッ

 

ズッ

 

ヤムチャ「・・・ああ、感じるぞ。大地を荒らされたナメック星の怒りと悲しみが・・・安心してくれ、超農地球人となった俺が奴らを土に還してやる。」ゴゴゴゴゴゴゴゴッ

 

ピッコロ「また農薬キメたみたいにウザくなりやがった。」

 

悟空「ひゃー! すっげぇぶっ飛ばしてぇぞ!!」ピキピキ

 

悟飯「まぁまぁ・・・あっ! 気が近づいてきます! きっとドラゴンボールを持ってきたナメック星人の方ですよ!」

 

ピッコロ「ならこいつは放っておいて出迎えるか。」

 

・・・・・・・・・・・

 

ギュウウウウウ・・・スタッ

 

マイーマ「はぁ・・・はぁ・・・ネイル様、ドラゴンボールをお持ちしました。」スッ

 

ネイル「よく届けてくれた。さぁ早く中へ・・・」

 

悟空「っ!? そこから離れろー!!」

 

ビビビッ!!

 

マイーマ「かはっ・・・」

 

ネイル「なに!?」

 

ピッコロ「気を付けろ! まだ来るぞ!!」

 

バシュバシュバシュバシュバシュバシュッ!!

 

悟飯「くっ・・・ナメック星人の人を助けないといけないのに・・・」

 

ヤムチャ「ここは俺に任せろ。農家振振拳(のうかしんしんけん)!」ブン

 

ズァオ!!

 

ピッコロ「馬鹿な!? 鍬を振った風圧であの気弾の雨をかき消しやがった!?」

 

ネイル「超農地球人は空さえも耕すというのかっ」ゴクリ

 

悟飯「そんなことより早く助けないと!」ダッ

 

悟空「そうだった! おい、しっかりしろ!!」

 

マイーマ「・・・ド、ドラゴンボールが・・・ゴホッ、ゲホッ」

 

悟飯「え?・・・あっ!? ドラゴンボールがありません!?」

 

ネイル「なんだと!? まさか・・・」

 

スラッグ「ふっふっふっ・・・探し物はこれかね?」スッ

 

ピッコロ「貴様はスラッグ! ドラゴンボールからその汚い手を離せ!」ダッ

 

ターレス「おーっと動くなよ? 動いたらそこの家をぶっ飛ばすぜ?」

 

GMマン’S「「「ギャッギャッギャッ!!」」」

 

ピッコロ「貴様っ」ピタッ

 

ネイル「くっ・・・卑怯者め!!」

 

ターレス「ひっひっひっ! そりゃあ最高の褒め言葉だぜ。さぁ旦那、さっさとそのドラゴンボールを食っちまえよ! そしてあんたの真の力を見せてくれ!!」

 

スラッグ「よかろう! かつて数多の銀河を支配した超魔王の力を見せてやる。」ガパッ

 

ゴクン・・・

 

悟飯「ああ!? ドラゴンボールが・・・」

 

悟空「なんて奴だ・・・あんなデッケェもんを丸呑みにしやがった!?」

 

ヤムチャ「許せん。ナメック星人の方々が丹精込めて育てたドラゴンボールを味わいもせずあんな食べ方をするなんて・・・極刑に値する!!」バシュゥゥゥ!!!

 

ゴキィッ!!

 

ヤムチャ「ぬるぽっ!?」ギュルン・・・ドガアアアン!!

 

ピッコロ「ヤムチャしやがって・・・」

 

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ

 

スラッグ「ぬぅぅぅおぉぉぉぉぉ!!! 力がぁ・・・高まるぅ! 溢れるぅぅぅぅ!」メキメキメキ

 

悟飯「そ、そんな・・・どんどん大きくなっていく!?」ゴクリ

 

悟空「やべぇな・・・身体が動かねぇ・・・こいつ大猿になったベジータよりずっと強ぇぞ・・・!」タラリ

 

ターレス「ひゃーっはっはっはっ!! すげぇ! すげぇぞ旦那!! 耄碌ジジイの戯言かと思ってたら本当にこんな力を持ってたなんてな!! 超魔王の名は伊達じゃねぇ!!」ワクワク

 

スラッグ「ぐうぅぅぅぅぅ!! おおぉぉぉぉぉぉ!!!!」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ

 

ピッコロ「こんな化け物とどう戦えというのだ!? これじゃあせっかくのパワーアップが意味を成さん!!」ガクガク

 

ネイル「なんという事だ!! 奴の放つ強大な気の影響で大気が乱れている・・・このままでは異常気象の再来になるっ」

 

スラッグ「ふーはっはっはっはっはっはっはぁ!! どうだぁ貴様らぁ? スラッグ様の力はぁ? 今更後悔しても遅いぞぉ? 貴様ラ全員塵モノコサズ消シサッテクレルワァ!!!」ググググググッ

 

ターレス「ひゃっはー!! やっちまえ旦那ぁ!!」

 

ゴォッ!!

 

悟飯「っ!!」ギュッ

 

悟空「・・・・・・・・・・・・あり?・・・なんだこりゃ? 攻撃がすり抜けたぞ?」

 

ピッコロ「一体何が起きているんだ!?」

 

スラッグ「オレノチカラガ・・・カラダガ・・・ヌケテイク・・・キエテイク・・・ナンナノダコレハァ!!??」プシュゥ・・・

 

ネイル「・・・そうか! デトックス効果! 奴はドラゴンボールの皮にあるデトックス効果で身体からアクが抜けているんだ!!」

 

ピッコロ「そういうことか! 奴は悪に染まりきったナメック星人。善の心を欠片も持たない奴からアクが抜ければ・・・」

 

スラッグ「ああぁぁぁぁぁぁ・・・ちょぅまぉぅのこのぉれがぁぁぁぁぁ・・・こんなことでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ・・・・・・・・・・」シュゥゥゥゥ・・・

 

悟飯「何も・・・残らない。」

 

スラッグ「ぁぁぁぁ・・・・・・」

 

スゥ・・・・・・

 

悟空「・・・」

 

ピッコロ「・・・」

 

ネイル「・・・」

 

悟飯「・・・自滅しちゃいましたね。」

 

ピッコロ「・・・ああ、なんだか釈然とせんが危機は去った。」

 

ネイル「・・・そうだな。ドラゴンボールを食われてしまったのは残念だが、おかげで助かった。」

 

悟空「あとはターレスをぶっ飛ばすだけだな! おっしゃ! 気ぃ取り直していっちょやってみっかぁ!!」

 

悟飯「そのターレスが居ない様ですが・・・どうやら逃げたみたいですね。」キョロキョロ

 

ピッコロ「ちっ、逃げ足の速い奴め。だが、奴一人ならば恐るるに足らん。神精樹を植えられる前に探し出すぞ。」

 

ネイル「俺も同胞の手当てをしたら手伝おう。せっかく再生した星を滅ぼされる訳にはいかんからな。」

 

悟空「なら最野菜の大豆を食わせてやれよ。これならどんな傷でも一瞬で治るぞ。」スッ

 

ネイル「そんなことができるのか!? 流石はサイヤ人の作った野菜だ。」

 

悟飯「そうなんです! 大豆は「豆の王」ともいわれ、豆類の中でもタンパク質の含有量が最も多く、しかもアミノ酸の組み合わせが動物タンパクによく似ていることから「畑の肉」とも称される非常にすぐれた栄養食品です! そして、そんな大豆の最野菜は最早「豆の神」といってもいいほどの代物なんです!!」ドン

 

ピッコロ「そうだな。数ができん仙豆より、最野菜の大豆の方がよっぽど素晴らしい作物だ!」バーン

 

悟空「それに仙豆は農気で育ててもあんま変わんねぇからなぁ・・・」ポリポリ

 

悟飯「仙豆は完成された作物だから、農気の影響を受けにくいんだよ。たぶんドラゴンボールも同じだと思う。」

 

ネイル「ふむ・・・我々は農気を扱えないから最野菜を作ることはできないが、サイヤ人の農法は参考になりそうだ。いずれ学んでみたいものだ。」

 

悟空「だったらベジータに頼んでみろよ! あいつサイヤ人の王子だからすげぇ詳しいぞ!」

 

悟飯「そうだ! どうせならこれを機にサイヤ人とナメック星人で交流をしたらどうですか? そうすれば、もっと多くの人達を幸せにできる野菜ができるはずです!」グッ

 

ネイル「そうだな。この騒動が終わったら、皆と相談するとしよう。」

 

 

 

 

 

―――エスカ村―――

 

ラディッツ「ん″・・・俺は・・・」パチリ

 

ベジータ「目が覚めたかラディッツ。身体はどうだ?」

 

ラディッツ「問題無い・・・はっ! ターレスは!?」ガバッ

 

ベジータ「俺達を倒した後、最長老の家に向かったそうだ。」

 

ラディッツ「なんだと!? それなら早く向かわねば!!」

 

ベジータ「落ち着け。先ほどナメック星人を通じて連絡があった。ドラゴンボールをひとつ奪われ、食われたそうだが、結果奴の仲間のスラッグという奴が死んだ。今はカカロット達がターレスを捜索してる。」

 

ラディッツ「そうか・・・なら俺達も探さねば!」

 

ベジータ「落ち付けといってるだろう。どうやらターレスの奴は戦闘力を隠すのが上手いようでな。スカウターでは見つけられん。だから気の感知が俺達より得意なカカロット達に捜索を任せて、俺達は奴を倒すために力を温存することにした。もどかしい事だがターレスを確実に倒すためだ。我慢しろ。」

 

ラディッツ「くっ・・・分かった。だが、待っている間手持無沙汰だな。」

 

ツムリー「だったらアジッサ畑を戻すのを手伝ってくれないか? 奴の所為でかなり荒れてしまった。」

 

ラディッツ「そういうことなら任せてくれ! 以前のものに勝るとも劣らないアジッサ畑にしてみせよう!」

 

ツムリー「頼りにしているぞ。」

 

ベジータ「俺も手伝おう・・・それにしても本当にターレスは度し難い奴だな。アジッサ畑をこんなにするとは」ギリリッ チカッ・・・チカッ・・・

 

ラディッツ「まったくだ! アジッサはサイヤ人でさえ復興させるのが難しい荒廃した星すらも再生させる事ができる奇跡の作物だ! その希少性と重要性も理解せずこの仕打ち! 今度会ったら産まれてきた事を後悔させてやる!!」ビキビキビキッ チカッ・・・チカッ・・・

 

ツムリー「アジッサの為に怒ってくれるのは嬉しいが、その辺にしておけ。怒るというのは存外体力を使う。今ここで怒って無駄に消耗するより、奴と闘う時の為に取っておいた方がいいんじゃないか?」

 

ラディッツ「それもそうだな。この怒りを腹の底に溜めに溜めこんで奴にぶつけてくれるわ!!」カッ

 

ベジータ「ああ! 奴に焼かれたアジッサ達の怒りと悲しみを思い知らせてやる!!」ドン

 

ツムリー「頼んだぞ。俺達の分の怒りもぶつけてくれ。」

 

ラディッツ「任せろ!!」

 

 

 

 

 

―――峡谷地帯―――

 

ターレス「さぁて、後は神精樹が育つのを待つだけだ・・・くっくっくっ、早く育てよぉ? お前さえあればベジータ達なんて敵じゃねぇんだからなぁ。」ジュルリ

 

ギュウウウウウ・・・キキッ

 

ヤムチャ「見つけたぞターレス・・・ナメック星に代わり、貴様を倒す。」

 

ターレス「なんだテメェ生きてたのか。ちっ、弱ぇくせに意気がんなよ。」

 

ヤムチャ「俺が弱いかどうかは戦ってから言え。農家風風拳!」ノォン

 

ターレス「へっ、そんな攻撃・・・」

 

シュバババババババババババッ!!

 

ターレス「な・・・に!?」ブシュッ

 

ヤムチャ「最早貴様を人とは思わん。お前は雑草。植物ならば俺の敵ではない!!」ノォン!

 

ターレス「調子に乗るなよ雑魚がぁぁぁ!!!」バチバチバチッ…

 

ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!

 

 

・・・・・・・・・・・

 

 

ザワザワザワザワザワ・・・

 

ラディッツ「くそっ! もうあんなに育っていやがる!!」ギュン

 

悟空「わりぃ、あんなになるまで見つけられなかった!」ギュン

 

ピッコロ「長年サイヤ人やフリーザの追手から逃れてきただけの事はあるが、ここまでとはっ!」ギュン

 

ベジータ「無駄口を叩くな!! 実が生っている状態ならまだ間に合う! 奴が全ての実をもぎ取る前に神精樹を消滅させるんだ!!」ギュン

 

悟飯「そうすれば吸い取られた生命力が星に戻るんですね! 絶対に取り戻してみせます!!」ギュン

 

ギュウウウウウ・・・キキッ

 

ターレス「おやぁ? 遅かったじゃねぇか。神精樹の実は既に頂いてるぜ。」クチャクチャ

 

ラディッツ「ターレス、貴様っ・・・・な!? ヤムチャ!?」

 

ヤムチャ「・・・」

 

ターレス「ああ、こいつか? こいつは無謀にも俺に戦いを挑んできてな。なかなかしぶとかったがこの通りだ。」ゲシッ

 

悟空「やめろ! ヤムチャから足を離せ!!」

 

ターレス「くっくっくっ。分かったよ・・・フン!!」ダン!!

 

グシャッ

 

悟飯「あ・・・ヤムチャ・・・さん?」

 

ピッコロ「貴様・・・なんということをっ」ギリッ

 

ターレス「ひーひっひっひっひっ!! 悪ぃな!! 間違えて踏みつぶしちまったぜ!! 見ろよ! まるで潰れた神精樹の実みてぇだ!!」

 

悟空「ゆ・・・ゆるさんぞ・・・」ガクガク チカッ・・・チカッ・・・

 

ラディッツ「よ・・・よくも・・・よくも・・」ピキピキ チカッ・・・チカッ・・・

 

ベジータ「俺は・・・俺達はっ」ブルブル チカッ・・・チカッ・・・

 

プチン・・・ゾワッ

 

   悟空

ラディッツ「「「俺達は怒ったぞー!!!」」」

 ベジータ

 

ゴッ!!!!!!!!!!!!!!

 

ターレス「な!? なんなんだ!? なんなんだこれは!?」ビリビリビリ

 

超悟空「俺達は大地を愛し、野菜を愛するサイヤ人・・・」シュィシュィシュィシュィ・・・

 

超ラディッツ「そして、アジッサと友の死による激しい怒りによって目覚めた伝説の戦士・・・」シュィシュィシュィシュィ・・・

 

超ベジータ「そう、俺達が超サイヤ人だ!!」バチバチバチバチッ カッ!!

 

ターレス「そんな馬鹿な!?・・・い、いや関係ねぇ!! 俺は神精樹の実をたらふく食ってパワーアップしたんだ! 超サイヤ人だろうと敵じゃねぇ!! まとめて捻り潰してやるっ!!」ググッ

 

超ラディッツ「どこを見ている?」ガッ!!

 

ドゴォォォ!!

 

ターレス「がはっ・・・」ヒュン・・・

 

 

ピッコロ「なんというスピードだ!? まったく目で追えなかった!?」

 

 

 

超悟空「これは貴様に襲われたナメック星人の分!!」ドゴオオオオオォォォオン!!

 

ターレス「くっ!?」

 

超ベジータ「これは貴様に焼き払われたアジッサの分!!」バギィィィィィィィンッ!!!

 

ターレス「ぐ・・・がが・・・!!」

 

超ラディッツ「そしてこれは貴様に殺されたヤムチャの分!!」ドグシャ

 

ターレス「あっ・・・かはぁっ・・・!?」

 

超悟空「そして・・・」シュウウウウウ・・・

 

超ラディッツ「これが・・・」ビギビギビギッ・・・

 

超ベジータ「俺達の・・・」バチバチバチッ・・・

 

   超悟空

超ラディッツ「「「怒りだー!!!!」」」バッ

 超ベジータ

 

ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!

 

 

悟飯「す、すごい! 神精樹の実でパワーアップしたターレスが手も足もでませんでした!!」

 

ピッコロ「これが超サイヤ人・・・とんでもない連中だな・・・」ゴクリ

 

 

超ベジータ「・・・出て来いターレス。まだ生きているのはわかっているぞ。」

 

超悟空「超サイヤ人になった俺らに貴様の隠遁は通用しない。」

 

ガラッ・・・

 

ターレス「はぁ・・・はぁ・・・まだだ・・・まだ終わらねぇぞ・・・貴様らにツフルの力を見せてやる」カチッ…ピピピピピッ…

 

ゾワッ・・・メキメキメキメキッ・・・

 

超ラディッツ「ぬぅ・・・こいつ、月も無いのに・・・」

 

グォォォォォォォォォォ!!

 

大猿ターレス「ふはははははははっ!! 俺の目にはツフル人の技術で作られた超ブルーツ波発生装置が埋め込まれているのさ!! これから発せられるのは満月状態のブルーツ波の千倍!! そしてこの超ブルーツ波を受けた俺の戦闘力は100倍!! どうだ! 今度こそ貴様らは終わりだ!!」ゴゴゴゴゴゴゴゴッ

 

超ベジータ「・・・ラディッツ、カカロット。」

 

超ラディッツ「ああ・・・」ググッ

 

超悟空「いつでも行ける。」スッ

 

ピピピピッ!

 

大猿ターレス「なん・・・だとぉ!?」ドシィィィィィン・・・

 

超悟空「!? 誰だ!?」

 

ヒュゥゥゥン・・・

 

Gフリーザ「おやおや、魔族と名乗る連中を蹴散らして来てみれば大変な事になっていますねぇ。」

 

超ベジータ「フリーザ様!?」

 

超ラディッツ「何時こちらに!?」

 

Gフリーザ「たった今来たところです。そしてたら星が荒れ、神精樹が生えていたのだから驚きましたよ・・・どうやら原因はそこのお猿さんの様ですね。」ギロッ

 

超ベジータ「そのとおりです。恐らくフリーザ様を襲った連中もこのターレスの差し金でしょう。」

 

Gフリーザ「なんと! これがあのターレスですか・・・まさかこれほどの力を持っていたとは驚きです。逃げ足と悪知恵だけの小猿ではなかったのですね。」

 

大猿ターレス「ふ、フリーザ・・・なぜ!?・・・神精樹の実でパワーアップした魔族軍団ならいくらテメェでも!!!」

 

Gフリーザ「ええ、確かに以前までの私なら危なかったかもしれませんねぇ。しかし、伝説のスーパー最野菜でパワーアップした私の敵ではありません。全員ミンチにして有機肥料になっていただきました。」ゴゴゴゴゴゴゴゴッ

 

大猿ターレス「嘘だ・・・こんなことありえない・・・」

 

Gフリーザ「さて、質問はそれで終わりですね。それではそろそろ神精樹諸共消えていただきましょうか。」バチバチバチバチッ・・・

 

大猿ターレス「あ・・・ああ!!」ガクガク

 

Gフリーザ「それではさようなら。来世では良い子に生まれるんですよ。」スッ

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ・・・

 

カッ・・・

 

ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!

 

 

超悟空「すげぇ・・・」

 

超ラディッツ「これがフリーザ様の力・・・神精樹が消え去りやがった・・・」

 

超ベジータ「これで終わりか・・・お疲れ様ですフリーザ様。」

 

Gフリーザ「ほっほっほっほっ! 星を傷つけない様に加減するのが大変でしたよ。」スタッ

 

悟飯「お父さん達もフリーザさんもすごかったです!!」

 

ピッコロ「おかげでナメック星は救われた。ナメック星人を代表して礼を言う。」

 

Gフリーザ「いえいえ、当然の事をしたまでですよ・・・ほらごらんなさい。神精樹に吸われた生命力が星に帰っていきます。」

 

ラディッツ「これは・・・」

 

ベジータ「なんと美しいんだ・・・まるで光が雪のように降り注いでいるようだ・・・」

 

悟空「これでナメック星も元に戻るんだな・・・」

 

悟飯「でもヤムチャさんは死んでしまいました・・・サイバイマンとの喧嘩で一度死んでしまっているのでドラゴンボールで生き返らせる事もできません。」グスッ

 

ピッコロ「そうだったな・・・くっ、ヤムチャの馬鹿野郎! サイバイマンに堅焼きそばを奪われたくらいで喧嘩を売るからこんな事になるのだ!」

 

ヤムチャ「そんなこと言われても、あいつは俺が楽しみにしてた昼飯の堅焼きそばを食いやがったんだぞ!? 食い物の恨みを思い知らせてやろうとするのは当然だろう? 」

 

ピッコロ「それで返り討ちにあって死んでいては意味がないだろう!・・・って何!?」ギョギョッ

 

ラディッツ「ヤムチャ!? 何故貴様が!?」

 

悟空「まさか化けて出やがったのか!?」

 

ベジータ「きっとターレスを止められなかった事が無念で出てきたんだな・・・安心しろ、ターレスはフリーザ様が倒してくれた。」

 

悟飯「そうです。だから安心して成仏してください。」

 

ヤムチャ「いやいやいや!! ちゃんと生きてるから!! ほら! 足もちゃんとあるし、頭の上に輪っかも無いし!!」アセアセ

 

ラディッツ「そういえば確かに・・・ではターレスに殺されたヤムチャは一体?」

 

ヤムチャ「あれは四身の拳ならぬ二身の拳で作った分身だ。ターレスに戦いを挑む前に正気に戻ったから分身して奴の隙を窺っていたのさ!」ドヤァ

 

ピッコロ「そうだったか驚かせやがって!・・・だがだったらなぜ今まで隠れていた? 分身を戦わせている間に俺達に知らせる事も出来たはずだ。」

 

ヤムチャ「え!?・・・いやぁ~、それはだなぁ・・・」キョドキョド

 

ベジータ「・・・まさかとは思うが、ビビって動けなかったとかじゃないだろうな?」ジトッ

 

ヤムチャ「はははははは! そんなまさか! このヤムチャ様がターレス如きにビビるわけ無いだろう⤴」ダラダラ・・・

 

ラディッツ「ヤムチャ・・・お前という奴は・・・」ハァ

 

悟飯「やっぱりヤムチャさんはヤムチャさんでしたね・・・」ハァ

 

悟空「ヤムチャ、オラ、農業以外はオメェに負ける気がしねぇぞ!!」www

 

Gフリーザ「なんだかよく分かりませんが、愉快な方ですねぇ。」ホッホッホッ

 

ヤムチャ「ちくしょー!! どうせ俺は農業だけが取り柄の男だよ!!・・・って、あれは!?」

 

ベジータ「どうしたヤムチャ?」

 

ガラッ

 

ターレス「・・・う・・・あ・・・」ピクッ ピクッ

 

ラディッツ「あれはターレス!? まさかフリーザ様のデスボールを食らって生きてやがるとは・・・」

 

ピッコロ「まるでゴキブリの様な生命力だな・・・よし、今度こそ息の根を止めてやる!」ザッ

 

ヤムチャ「待ってくれピッコロ。」ガシッ

 

ピッコロ「何故止めるヤムチャ!? 奴を生かしたところで改心するとは思えん。宇宙の為にもここで殺すべきだ!」

 

ヤムチャ「ちょっと俺に考えがあるんだ。それを試してからでも遅く無いんじゃないか?」

 

 

 

 

 

 

―――エスカ村―――

 

Sドドリア「よーし! 次はこっちの家を直すぞ! ついてこいターレス!!」

 

アジッサターレス「はい! ドドリアさん!」キラキラ

 

ピッコロ「・・・まさかあのターレスがあんなに変わるとは・・・貴様の話を聞いた時は耳を疑ったが試してみて正解だったな。」

 

ヤムチャ「だろ? 超農地球人になってから作物を見ただけでその特性がなんとなく分かるようになってな。それで思いついた。」

 

Gフリーザ「本当に驚きです。まさかアジッサにあんな効果まであったとは・・・これを活用すれば凶悪犯罪者も更生させる事ができますね。」

 

Bザーボン「しかし、あの姿は美しくありませんね。傍から見るとアホにしか見えません。」シュバッ

 

ラディッツ「そりゃ頭からアジッサ生やしてりゃ誰だってそう思うだろう。」

 

悟飯「アジッサの浄化作用。まさかそれが生物にまで効果があるだなんて思いもしませんでした。」

 

ベジータ「だからと言って植物を頭に植えるだなんて発想どうやったら出るというんだ。正気とは思えん。」

 

ヤムチャ「いやまぁ、アレを思いついたのは覚醒してラリってた時だし・・・」ポリポリ

 

悟空「まぁなんにせよ、あのアジッサは漬物にしても食いたくねぇけどな!」

 

ベジータ「確かに。あれは腹を壊しそうだ。」

 

ヒュゥゥゥン・・・スタッ

 

ピッコロ「うん? ネイルか。早かったな。用事は済んだのか?」

 

ネイル「ああ、最長老と長老達が集っての報告は終わった。今は今後の事について話し合っているところだ。」

 

ベジータ「今後の事というとサイヤ人との交流とフリーザ様との交渉か。」

 

ネイル「そうだ。ナメック星人は異常気象の後に外界との交流を絶ったが、ドラゴンボールの存在が知られてしまった今、我々だけでこれを守っていく事は難しい。それにアジッサを必要とする人々が宇宙にいると分かったからな。これからは我らの知識と技術を多くの星々の為に使っていきたい。」

 

Gフリーザ「そのためなら私も協力を惜しみませんよ。共に宇宙の食の安全とドラゴンボールを守っていきましょう。」

 

ベジータ「もちろんサイヤ人も協力するぞ! サイヤ人とナメック星人は最早盟友だ! 力を合わせて荒れ果てた星々を再生させよう!」

 

ネイル「ああ! これからよろしく頼む!」

 

ベジータ「・・・ところでさっきから気になっていたんだが、貴様が持っているのは・・・」

 

ネイル「そうだ。ドラゴンボールだ。今回の礼として皆に食べてもらおうと思ってな。」

 

Gフリーザ「よろしいのですか!?」ガバッ

 

ネイル「もちろんだ。といっても質が良い、種が4つ以下のドラゴンボールは神々に献上しなければならないから、質があまり良くない6つ種の物になってしまうが・・・」

 

Gフリーザ「いえいえ! 食べさせていただけるだけありがたいですよ!」ワクワク

 

Bザーボン「長年の夢が叶いましたねフリーザ様!」ズァッ

 

Gフリーザ「ええ! もういつ死んでもかまわないくらいです!!」ゴクリ

 

ベジータ「滅多な事を言わないでくださいフリーザ様!」

 

悟空「でもフリーザの仲間も合わせたらほとんど食えなくなっちまうぞ。」グ~

 

悟飯「均等に分けても一口で終わっちゃうね。でも食べさせてもらえるだけでもラッキーなんだからそれで我慢しなきゃ。」

 

ラディッツ「それにあまり食い過ぎるとドラゴンボールの効能で若返ってガキになってしまう可能性があるからな。一口分で十分だ。」

 

ピッコロ「そうだな。俺も下手したら卵に戻っちまう。」

 

ヤムチャ「そういえばお前ってまだ9年くらいしか生きてなかったんだったな・・・まったくそう見えないから忘れてたけど。」

 

ネイル「よし、それでは切り分けるぞ。そして、ナメック星人の至宝をじっくりと味わってくれ!!」

 

一同「「「おー!!!」」」

 

 

 

―こうしてナメック星のドラゴンボールを巡る騒動は終わりを迎えた。この騒動を機にナメック星人は外界との交流を再開し、サイヤ人とフリーザの協力を得ながら荒廃した星々の再生に尽力する事になる。またアジッサを使った悪人更生法がフリーザの手によって広げられ、全宇宙で犯罪者の社会復帰率が急激に高まり、その発案者であるヤムチャの名が全宇宙に知れ渡る事になるのはまた別のお話―

 

 

 

Gフリーザ「溢れ出よるわっ!!」ドバァァン!!

 

Bザーボン「舌がっ! 躰がっ! 反応しちゃうっー!!」ビリビリ

 

Sドドリア「めばえっ」

 

 

ヤムチャ「なんなんだあいつら、気持ち悪い・・・」

 

悟飯「あそこだけ別漫画になってます。」

 

ピッコロ「悟飯見るんじゃない。頭が腐る。」

 

 

ネイル「御粗末ッ!!!」ビッ!

 

 

 

 

 

 

 

第1部完!




これにて農耕民族サイヤ人編は完結です。
人造人間編は中古でコミックを買って、ストーリーの流れを確認してから書くつもりです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。