戦闘中~刻の城に集いし戦闘者たち~   作:丹田二百ヶ池 阿蓮

6 / 10
残るプレイヤー

銀介
一条寺(ミッション未クリア)
マリオ
クッパ
リンク
松風天馬(ミッションクリアと勘違い)
西園信助
越後竜太郎(ミッションクリアと勘違い)

赤い門:残り1人、青い門:残り1人、黄色い門:残り3人

勝ち残るのは誰だ!?


過ちと確定

残った8人の中で本選に出場できるのは残り5名。

現在生き残りをかけて門へと走るのは7名…残る1名は今…

 

一条寺「くそっ!マウンドが遠い…」

 

ようやく三塁ベンチからピッチャーマウンドにある指紋認証機へと飛び出したところだった…

 

一方門を目指すクッパは…

 

クッパ「黄色い門は3人だがそこで勝ってはワガハイらしくない!ならば青か赤だが赤に入るのがワガハイらしくていいだろう!ガッハッハ!」

 

高笑いしながら走っているクッパの後ろからボタンを押した当事者、越後が抜き去って行った。

彼もどうやら赤い門を狙っているようだ。

 

クッパ「コラー!ワガハイが赤い門に行くのだ!先駆けは許さーん!」

 

しかし越後は颯爽とクッパの眼前から消えていった…

 

越後「なんか強そうなやつ抜かしてったような気がする…やれやれだぜ」

 

彼は赤い門を見つけた。

そして自分の持つカードを通すも液晶画面に出てきたのは『Error』の文字だった。

 

越後「えっ!?なんで!?」

 

慌ててスラッシュし直すも液晶画面は『Error』としか出さない。

 

越後「やれやれだぜ…ん?『菊地シン』?俺は越後だぜ?俺の名前はいつシンになったんだ?」

 

真(シン)ではない。真(まこと)だ。

名前のミスには気づいているようだが、ミッションをコンプリートしていないということには気づいていないようだ。

 

越後「おっかしいな…ゲッ!さっきの強そうなやつ!」

 

彼の後ろではクッパがものすごい剣幕で門の方に走ってきている。

越後は慌ててカードをロックキーに通すも『Error』としか出ず門は開いてくれない。

 

クッパ「ウオオオオッ!!!」

 

越後「しゃあない!逃げろ!」

 

越後は咄嗟に右へとかわした。

クッパは門の寸前で止まり、門の扉を軽々と開けて入って行った。

 

越後「え?え?」

 

『クッパ 本選出場決定:赤い門締切』

 

越後はいぶかしげな顔で門の周りを確認しているが、門に非は無い。

彼の持つカードは彼の名前ではない他人の名が書いてあるのだから…

 

モニターから、赤い数字が消えた。

 

それを見たプレイヤーたちはますます慌てている。

 

一条寺「よし!認証完了!狙いは3つ開いてる黄色だ!」

 

指紋認証を終えた一条寺は一番近くにある青い門を諦め余裕のある黄色い門を狙いに走るようだ。

 

今黄色い門に向かっているのは一条寺、銀介、リンク、天馬、マリオの5人。

一方1人青い門へ向かう信助は、忍を警戒しながら着々と青い門との距離を縮めていた。

 

信助「このまま…よし!今だ!」

 

信助は脇目も振らずに青い門へと突進した。

突進した際に1体の忍がこれに気づき、撃破へと向かっている!

しかし信助はそれも気にせず門の扉を開けている!

 

忍はそれを見て攻撃を諦めたようだ…

 

信助「よかった…誰も来てなくて…」

 

どうやら単に気づいていなかっただけのようだ…

 

『西園信助 本選出場決定:青い門締切』

 

遂に残りは黄色い門3名のみとなった。

赤い門でウロウロしていた越後はモニターを見て大慌てだ。

 

越後「やばい!黄色は…ファーストかよ!急ごう!」

 

しかしまだ他人のカードを持っていることに気づいていないようだ。

 

リンク「あれか!よし!」

 

黄色い門にいち早く到着したリンク。

自分のカードをロックキーに通して門の扉を開けることに成功したようだ。

 

リンク「よかった…」

 

マリオ「おー!Wait for me!!!」

 

更にそれに続くようにマリオが到着して門をくぐった。

 

『リンク、マリオ 本選出場決定:黄色い門残り1人』

 

これで残るは1人…

慌てて向かう4人の中で最も早く黄色い門をくぐった1名が本選へ出場することが出来る。

 

そこに到着したのは…

 

天馬「あ!あった!」

 

松風天馬だ…

 

天馬「後はこれをスラッシュして…あれ?」

 

彼はカードに記されている名前を見ておかしいと感じているようだ。

それもそのはず、彼の持っているカードには『土方十四郎』と書かれていたのだから…

 

天馬「あれ?もしかして俺、間違ったボタンを押しちゃったのかな…?あれ???」

 

どうやら気づいているようだがかなりもたついている。

そこに銀介が現れた!

彼女の後ろからは忍も迫ってきている!

 

天馬「うわあああ!」

 

天馬は慌てて逃げ出した。

一条寺はようやく門を見つけたようだが、逃げてくる天馬に驚きそのまま逃げる体制を取った。

 

一条寺『門が遠のいてゆく…さらば……』

 

銀介は忍の放った一発を間一髪でかわすとボールを拾って忍とは反対の方向に投げて門の扉を開けた。

そして彼女がくぐり抜けた瞬間、ボールを追っていた忍は片膝をついてその場に止まってしまった…

 

銀介「ふう…助かった…」

 

『銀介 本選出場決定』

 

これにより、一条寺、越後竜太郎、松風天馬の敗退が確定した。

 

天馬「あのときちゃんと確認しておけばよかった…」

 

一条寺「次参加する時は鎧着るのやめよう…」

 

越後「…やれやれだぜ」

 

本選に出場することが確定したプレイヤーたちはそれぞれの門でホッと一息ついていた。

 

モニターから新たに通達が現れた。

 

=モニター=

本選出場おめでとう!

諸君の戦いは実に見事だった。

さて、今から本選の行われる『刻の城』に向かうわけだが、心の準備はできているかね?

 

できていようともいなくとも、今から移動することに変わりはないがね…

 

では健闘を祈る…

 

 

通達が出て数秒、彼らのくぐった門が突然白く光り出すと、光り出した部分に沿ってプレイヤーたちの周りを白い光が包み込んでいった。

 

彼らは声を発する間もなく本選の行われる『刻の城』へと向かって消えていった。

 

球場に残された9人のプレイヤーたちはそのまま置いてけぼりにされたようだが…

 

一条寺「だが鎧は俺のトレードマーク…勝つためとはいえ…うーむ…」

 

DK「バナナの海が見える…ZZZ」

 

ピーチ「マリオならきっとキノコ王国と私にちょっとは…なんてね…」

 

ソニック「足の速さはNo.1なんだけどなあ…やれやれだぜ」

 

越後「なんか俺の口癖を誰かに言われた気がするぜ…気のせいかもしんないけど」

 

天馬「確かに『8』を押したはずなんだけどな…」

 

黄名子「ここで落ちるって、屈辱やんね!次回もリベンジするやんね!」

 

土方「あの野郎!ボコられてしまえ!クソッ!」

 

浜野「ちゅーかドアを押さえつけてた犯人って誰だったの?」




今回で予選終了です。

次回以降本編となります。
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