俺は異世界転生してまで戦いたくない!   作:AugustClown

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さて、UAが800を超えたのもそうですが、昨日初のコメント(誤字報告)を頂きました!
有難いものです。しかも自分もその方の小説をお気に入り登録していたので驚きました。繋がりってあるもんですね〜。
今回は私の友人である名前だけ聞くとヤバい奴(活動報告かプロフィール参照)からアドバイスを頂いたため書き方を少し変えてみましたので少し長いです。


では本編どうぞ


マイホーム完成

 

 

〜あれから数ヶ月後〜

 

漸く俺とロッティが住む家が完成した。本当は2ヶ月程で終わるはずだった工事は難航し完成までに数ヶ月という月日を要した。理由?それ聞いちゃう?薄々気が付いてるんじゃない?えっ?本気で分からないからさっさと教えろ?それじゃあ仕方ない、理由は至極簡単な話でロッティがこだわり(妄想有り)を発揮し始めたのだ。確かに一緒に住む事になる限り家事はロッティに任せるとこになるだろうし、意見を聞きたいとも言った。しかし後半からロッティが訳の分からない妄想を口にし始めたのだ。そんなロッティの妄想のほんの一部を抜き出すとこんな感じだった。

 

『……ここはザックとの子供の部屋で…いや、子供は二人は欲しいからもう少し大きく…いや、いっそ二部屋に……』

 

とまぁ、こんな妄想を延々垂れ流した挙句次は間取りが決まらないと頭を悩ましていた。それを見る業者の顔は明らかに引きつっていた。こんなんで大丈夫なのかと心配はしていたが流石国一の建設会社なことはあった。あのロッティの無理難題を叶えて見せた。まあ、日が経つにつれて大工達がやせ細っていったのは俺の勘違いだろう。

 

「よぉ、ザック。漸く完成したんだな、おめでとさん」

「遊びに来ましたよ〜」

「おう、おりがとなジェイク、ドール」

「それでロッティさんは?」

「ああ、家ん中で家具やら何やらを設置してるよ……」

 

はぁ…とまたため息が出た。何でそこまでこだわるんだ?そんな俺の様子を見て察したのかドールは苦笑、ジェイクからはお疲れ様と声をかけられた。日はもうとっくに傾き、夕暮れになっていた。

 

「夕飯食って帰るか?」

「いや、俺ら今日泊まりに来たから宜しく〜」

「それはいいが、ドールもか?」

「はい、だってここの方が家よりギルド近いですし」

 

そう、俺の数少ない要望によりギルドから5分圏内の所に家を建てた。しかも城下町までも15分圏内という好立地である。あの王様が珍しく役に立ったというわけだ。窓は南向きだし、あまり遮蔽物が無いため洗濯物も乾きやすいとロッティが喜んでいたのを思い出す。まあ、遮蔽物というかここら辺一体、ウチみたいな二階建て住居は殆ど無く、基本は一階建てなので遮るものがないというだけなのだが。

 

「まあ、泊まるにしろ何にしろ入れよ。最初のお客様だ、歓迎するぜ?」

「そりゃどうも」

 

家のドアを開けると直ぐに、ある家具の位置をここ20分ほど考えているロッティがいた。集中しすぎてこちらに全く気付いていないのに少しイラついたので悪戯をしてみることにした。右手を顎に添え、真剣に考えているロッティに気付かれないように忍び足で背後まで移動する。そして後ろから抱きしめるような形で両手をロッティのお腹の辺りまで持っていき、耳のそばで名前を呼びながら息を吹きかける。何時ぞやと似た「ひゃんっ!?」と言う声音を漏らした。ああ、ほんとカワイイなこの生物。

 

「おいロッティ、主人が帰ったのに迎えも無しか?」

「ちょっ、何してるのよ。恥ずかしいでしょ?///」

「後々やるようになるんだ、今やっても大差ないだろ?」

「でも……///」

「済まないんだが、見てるこっちが恥ずかしいからやめてもらっていいか?」

「ロッティさん、完全に乙女モード全開でしたねぇ〜」

「えっ?ジェイクにドール、いたの?」

 

俺らのイチャつきを見るに耐えなかったジェイクが口火を切ったが、ロッティよ…頼むからもうちょっと周りを見てくれ。時々本当に心配になる時がある。後、友人に対していたの?はどうかと思うぞ?

 

「ジェイクとドールは家の完成祝いに遊びに来てくれたんだよ。後今日泊まってくって。」

「そうなんだ、じゃあもういい時間だし夕飯作るね?皆は座って話でもして待っててよ。」

「ロッティさん私も手伝います。」

「有難うドール、遊びに来てくれたのに悪いね」

「いえいえ」

 

そんな事を言いながらロッティとドールはロッティがこだわりにこだわったオーダーメイドキッチンへと向かって行った。そして俺達男組はソファへと腰掛け、取り留めの無いことを喋り始める。

 

「しっかし、大きな家だなぁ」

「ああ、ロッティの要望を答える家を作るってなった結果こうなった。」

「それに二階まであるし、それにココ(一階)だって部屋が他にないわけじゃないだろ?」

「ああ、一階にも部屋はあるが二階は主におれの倉庫がメインであとはゲストルームと子供部屋だな」

「……えっ、子供部屋?マジかお前……」

「言っとくが要望したのは俺じゃなくロッティだからな?」

「そ、そうか…そうだよな!お前に限ってそんな事をないよな!」

 

普通に考えろよ!俺が新居に子供部屋作りたいなんて言うわけないだろ!はぁ…とため息が漏れる。俺はコイツからどんなイメージを持たれているのだろう……。そんな事を思っているとキッチンの方からいい香りが漂って来る。完成はもうそろそろだろうか。何か手伝うことは無いかとたずねたが大丈夫だと返された。そして数分後、料理は完成した。

 

「おお、美味そうだな!」

「貴族のお口に合うといいんだけど…」

「大丈夫だろ、ロッティ料理上手いし。それにジェイクが何か文句言ったら俺が黙らせる。」

「う〜ん、褒めてくれるのは嬉しいけど、素直な感想が聞きたいかな」

 

今日の夕飯は海老グラタンとシーザーサラダ、ポトフというメニューだった。うん、どれも美味しそうだ。ロッティには下に何人か兄弟達がいる為両親が仕事で忙しい時は親に代わりご飯を作っていた事をもあり、とても料理上手なのだ。うん、俺はいい嫁を貰ったもんだ。

 

「「「いただきます」」」

「召し上がれ」

 

まずグラタンを一口食べる。出来たての為とてつもなく熱いがそれを上回るほどの美味さが口の中に広がる。ちゃんと下処理された海老のぷりぷりさ加減も最高だった。

 

「「美味い!」」

「ほんと、すっごく美味しいです!」

「本当?良かった喜んでくれて」

 

グラタンだけではなく、ポトフやサラダも美味しく俺達は20分もかからずに平らげてしまった。あ〜美味かった。

 

「「「ご馳走様でした」」」

「お粗末さまでした」

「ロッティさん、今度私にお料理教えて頂けませんか?」

「えっ?いいけど、ドール普通に料理上手だったじゃない。どうして?」

「いえ、ロッティさんには敵いませんし、今の内にもっと料理の腕を上げとこうと思いまして……」

 

ドールはそう言いながらジェイクの方をチラチラと見ていた。ははァん…そういう事か。愛されてんなコイツ。そんな事を思い、少しニヤケながらジェイクの背中を叩く。突然叩かれ驚いたのか、ジェイクは不機嫌そうに言った。

 

「なんだよ?急に背中叩きやがって」

「いんや〜、べっつにぃ〜♪」

「んだよ気持ちわりぃ」

「ホントに何もねぇよ。なっ、ドール?」

「はっ、ハイ!」

「…?今ドールは関係ないだろ?」

「さて、どうでしょう?」

 

そんな話をしていたら大分夜も更けてきたので、今日は早めに寝ようという事になった。そして俺は二人をゲストルームへと案内していた。

 

「ゲストルームは二階なんですね」

「ああ、中にはちゃんとした風呂は無いがシャワーとトイレ位はあるから。」

 

そして二階へと上がりゲストルームの前へと着く。扉を開け、ジェイクを部屋に入れる。

 

「じゃあ、また明日。ザック、ドールおやすみ」

「えっ?何言ってんの?ウチのゲストルームは一部屋しかないよ?」

「「えっ!?」」

 

そう言うとドールを部屋へ押し込み外から鍵をかける。因みにこの部屋は外からしか開けられないようになっている。と言うか、元が俺の第二倉庫だったのが以外にも第一倉庫で足りた為、急きょゲストルームにしたのだ。部屋からはドアを叩く音と俺の名前が呼ばれているが一切無視して一階の自分の部屋へと戻る前に一言こう言った。

 

「後はお二人でどうぞごゆっくり〜」

「オイ、待て!ザック、オイってば!」

 

そして俺は自分の部屋へと戻り、眠りに落ちた。

 

 

 

 

「おはよう、お二人さん昨日は良く眠れたかいwww」

「……眠れたと思うか?」

「思わないwww」

「だろうな」

 

朝早く起きる習慣が付いている俺はもう朝食をとり初めており、階段から降りてきたジェイクとドールに笑いを噛み殺しながら聞いてみた訳だが、面白可笑しくなったそうで何よりだ。心無しかジェイクは痩せこけ、ドールはいつもよりも肌ツヤがいい気がするのは俺の気の所為なのだろう。問題は起こってないと思う。だって真下の俺の部屋に何も聞こえなかったし。因みに鍵は俺が朝起きてから開けておいた。

今日も平和だな〜。そんな間抜けな事を思いつつ朝食を食べていた。

 

 




さ〜てあの夜ジェイクとドールの間にはなにが起きたのでしょうか。
箸休め回として書いて見るのもアリかとは思いますが…どうでしょう?
冒頭でも若干触れましたが感想・批判どちらも待ってます。誤字脱字などもあったら知らせて頂けると嬉しいデス

ではまたノシ
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