俺は異世界転生してまで戦いたくない!   作:AugustClown

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書こうかどうか迷った挙句、なんか面白そうだったので書いてみました。
若干ジェイクがキャラ崩壊的なことになってるかもしれませんが、作者は『ノリで書く』をモットーにやっておりますのでスルーして下さい。


では本編どうぞ


あの日の夜の出来事

 

「後はお二人でどうぞごゆっくり〜」

「オイ、待て!ザック、オイってば!」

 

こっちの台詞は完全に無視し、ザックのであろう足音は遠ざかって行った。どうしたものか、同じパーティーメンバー同士とはいえ異性と同じ部屋で夜を明かした事などない。かと言って鍵が閉められてるのでここから出れる訳でもない。はぁ…とため息を漏らすと背後から自分を呼ぶ声がした。一緒に閉じ込められているメンバー、ドールである。

 

「あ、あのジェイクさん……」

「どうしたドール?」

「何か、この部屋ベッドひとつしか無いみたいなんですけど……」

「……はぁ!?いや、それは俺が床で寝ればいいだけのことだ。俺のことは気にせずドールはそのベッドで寝ればいい。」

「でも、悪いですし…」

「流石に俺は女性を床で眠らして、自分はベッドで寝るなんてことが出来る薄情者じゃないぞ?」

「……じゃあ、一緒に…寝ますか?」

 

……はぁ!?今コイツなんて言った?一緒に寝ますか?だと?この子に危機感というのはないのか?相手はパーティーメンバーとはいえ男だぞ?襲われるとか思わないのか?いや、別に襲う訳じゃ無いけども!全くその気は無いけども!!そんな事を考えていたせいか、顔が真っ赤になっていたらしく、ドールはあたふたとしながらも弁解をしだした。

 

「いや、違うんです!別に深い意味がある訳では…それに……」

「それに…?」

「ジェイクさん優しいし、何かされても許せるかなって……」

 

……えぇ、なにこのカワイイ生き物ぉ!しかも許しちゃうのかよ!許しちゃ駄目だろぉ、十分それは男からしたら深い意味に捕えられる言葉だろ!やめろよその上目使い、今夜理性持たなくなるだろ!

 

「…わ、分かった…一緒に寝よう。でもこれだけは言っとくが、俺がお前に触らないのは当たり前だが、ドール自身も俺には触れるなよ?」

「…えっ?」

「えっ?何、どゆこと?」

「いや、寝る前にジェイクの腕の毛並みモフりながら寝たいなァって…」

「却下だ」

「即答!?何でですか!理由を所望します!」

「何でもだ!そんなこと言ってないで先シャワー浴びてこい!俺は後から浴びるから」

「分かりましたよ。もう、ジェイクさんのケチ!」

 

ケチとかそういう問題じゃないだろ…。俺がこれからどんだけ精神を削り耐え忍ばなければならないかドールは完全に分かってないな…。

その十数分後寝室着姿のドールが姿を見せた。白いワンピースで、いつもポニーテールのようにしている髪型は纏めておらず、肩よりも少し長いくらいの金髪をたなびかせていた。普通に見蕩れていた俺は正気に戻るまで数秒かかった。ぼーっとしていた俺が不思議だったのか、右手を頬に添え首を傾げている。

 

「どおしたんですかジェイクさん。私もうシャワー浴び終わりましたよ?」

「あ、ああ今から浴びに行こうと思ってたところだ。」

「フフフ…変なジェイクさん♪」

 

シャワーを浴びてる時俺の頭はなんと言うか、こんがらがっていた。確かに今まで何度かドールにドキッとさせられたことはある。しかし見蕩れるなんて今まで1度も無かった事だ。…どうしよう途端に夜が心配になってきた。いや、コチラがなにもしなければ何も問題はない…はず!

そう自分に言い聞かせシャワーを浴び終え、寝室着に着替えてベッドがある部屋へ向かう。幸いな事にももう寝てるのかドールの姿は見えず、その代わりにベッドの片隅が不自然に盛り上がっており、規則的な上下運動している。

 

「さて、俺も寝るか。」

 

そうボヤキながら布団の中に入り、少し意識していたものの、以外にも早く眠りに落ちた

 

 

 

……はずだった。

 

「どうしてこうなった?」

 

今の状態を言語化するならば、ドールに抱きつかれている。ドールは左側、俺は右側に寝ているのだが、ドールは左腕に体を絡みつけ、左足は俺の右足に触れており、体を半分俺に重ねているような状態だ。

 

「お、おい起きろドール」

「ムニャ…ウェヘヘ…モフモフさいこー……」

「ダメだこりゃ」

 

さて、マジでどうしようか…と言うか俺これ朝まで耐えられるのか?今俺の腕に柔らかい2つの例のブツが当たってるんだが…大きすぎる訳でもなく、小さすぎる訳でもない丁度いい大きさのが俺の腕に当たっている。何とは言わんが取り敢えず当たっている。ああぁ、やめやめ!変に意識すると変な気を起こしかねないしな。少し、いや大分眠り辛い

状況ではあるが寝るしかない!羊が1匹、羊が2匹、羊が3匹、羊が4匹…

 

「んにゃ…ジェイクさん…す…き……」

 

……ん?今何つった?いや、聞き間違いなんて良くあることだろ。それにドールが俺なんかを好きなはずない無からな!HAHAHA!なんだろう言ってて悲しくなってきたわ。取り敢えずさっきのは聞き間違いだ。

そんな結論に至った瞬間その結論をぶっ壊すようにドールが俺の頭を両手で引っ張り、自分の例のブツに押し付けてきた。

 

「ジェイクさ〜ん…クゥ……」

「……コイツ起きてんじゃねぇか?なんかそんな気がしてきた。オイ、ドール起きてるんだろ?」

「ジェイクさ〜ん…大好きですよ〜……」

 

もう無理やわ。聞き間違いじゃ済まされないレベルだよこれ。恥ずかしさで悶死しそうだよ!知らぬ間に窓の外が明るくなってるよ、朝だよ…

ガチャ…扉のほうから鍵の開いたような音が聞こえた。ザック、遅せぇよ…もうちょい早く起きてくれよ…

そんな事を思っても後の祭りな訳で、何とかドールの魅惑の拘束から脱出し、顔を洗おうと洗面台の前に立ち鏡を見るとやせ細った俺がいた。まあ、あそこまで精神的にも肉体的にもキツい状態が何時間も続けば窶れもするだろう。

顔を洗ってからベッドのある部屋に戻るとドールが目を覚ましていた。心無しかいつもより肌ツヤが良いというか、スッキリした顔立ちな気がする。そんなドールがコッチの様子に気付いたのか心配をしてくれた。

 

「おはようございます。何かジェイクさん疲れてません?大丈夫ですか?」

「ああ……うん、大丈夫大丈夫……」

 

殆ど君のせいなんだけどね?まあ、寝てて記憶のないであろう本人に言ったところで意味がないので言わないが…

欠伸をしながら階段を降り、リビングに着くと諸悪の根源である男が朝食を食べており、コッチに気付いたのか笑いを噛み殺しながら聞いてきた。

 

「おはよう、お二人さん昨日は良く眠れたかいwww」

「……眠れたと思うか?」

「思わないwww」

「だろうな」

 

今日アーティに休むように伝えよう。眠過ぎて仕事になんねぇだろうし。そんな事を思いながら朝食をとるため机についた。

 

 

 




どうでしたでしょうか。無自覚って怖いね〜(他人事)
そう言えばこの作品では女子メンバーのキャラが初めの考えてた設定よりもカオスになってる気がします(特にロッティとドール)。まあ、いっか!
感想・批判どちらも待ってます。誤字脱字などもあったら知らせて頂けると嬉しいデス!


ではまたノシ
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