俺は異世界転生してまで戦いたくない!   作:AugustClown

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昨日振りです!
今回はあまりというかほぼほぼ砂糖はありません。
シリアス回?説明回?的な感じになってる為少し短めです。


では本編どうぞ


大切な人を守る物

今日もいつものようにギルドに行こうとするとアーティがウチ訪ねてきた。何か急な任務でも入ったのだろうか。

 

「今国から連絡があって、近々この間の隣国が今度は全軍で攻めて来るかも知れないらしいんだ」

「らしいな、俺はレオンから少し前に聞いたが」

「…そうなんだ。まあ、国や僕らに言わなかったのは彼や君自身に考えがあるんだろう?」

「ああ、そう思ってくれて構わない」

 

こういう時アーティはなんと言うか頼りになる。いつもは優しすぎる為流されやすいが、それは説明はどうあれ仲間の判断に間違えがないと確信しているからだ。それに間違えがある場合は断固として拒否する。だからこそ皆リーダーはアーティであるべきだと思っている。然し本当に全軍で攻めてくるとは…。前回みたいには行かないだろうなぁ。そんな心配をよそにアーティは話を続ける。

 

「次の戦いでは相手もスキル持ちを導入してくるらしい。噂によるとウチの国を裏切った逆賊も混じってるらしい」

「それは初耳だな」

「ああ、これはついさっき加えられて来た情報だしね」

「道理で知らないわけだ」

 

この国のスキルという物は元々ごく稀に生まれる現代で言うサヴァン症候群の上位互換のようなものだったらしい。だがよくある話、人とは違う部分がある者は迫害される。それはスキル持ちも例外ではなかった。そしてスキルの安全性を研究する組織をスキル持ち自身が結成し、そして研究の結果分かったのがスキル持ち同士の子供は確実にスキルを持って産まれてくるということだった。それから自分達を迫害から守る為、またスキル持ちの子供を救うためその組織は国へと発展した。そして出来たのがこの国である。

 

「そんな訳で今回は前回よりも厳しい戦いになると思う。実際前回は運が良かっただけだしね」

「俺は運良く死闘をしなきゃいけなかったけどな」

「そう言い方は良してくれよ。わざとじゃないんだ」

「いや、気にしてないさ。んで、本題はなんだ?それだけじゃないんだろ?」

「理解が早くて助かるよ。ザック、ロッティの武器を作ってあげてくれないかな?」

「えっ?アイツまだ素手で戦ってたの?」

「うん。次の対戦では流石に素手でのは辛いと思うからね」

 

確かに入団テストの時も素手でやってたが今も素手で戦ってたのか。俺基本デバフ終わったら戦わないから知らなかった……。そこへ話題の元となるロッティが朝食後の片付けを終えたのか姿を見した。

 

「アーティどうしたの?ウチに来るなんて。あれ二人共どうしたの?私のこと真剣な顔で見詰めて…」

「ロッティ、お前まだ素手で戦ってたんだってな」

「う、うん。何か問題あった?」

「大ありだ!お前が怪我したらどうする!」

「……ザック///」

「お前の美味い手料理が食えなくなるだろう!」

「…なんだろう、とてつもなく複雑な気持ちだなぁ…」

 

えっ、なんで?俺としてはロッティの飯食えないの死活問題なんだけど?どゆこと?何かアーティとなりで両手上げてやれやれみたいにしてるし、なんなんマジで!?まあいい話を続けよう。

 

「それでロッティ、お前の獲物を俺が作る事になった。」

「えっ、何で?」

「近々この間の隣国が全軍で攻めてくるらしい。他にも色々あるが取り敢えず今はパスで。それで何か要望はあるか?」

「う〜ん、武器か…」

 

ロッティは右手を顎に添え考えている。流石に唐突に欲しい獲物を言えってのは厳しいかもな。これはロッティに悪い事をしたな。

 

「いやでも武器って言ったって私、基本的な戦闘スタイルが殴り合いだからなぁ」

籠手(ガントレット)なんてどうだ?」

「いいかも、でも最近足も使う様になったから足も頼んで良い?」

「グリーブ…いやバトルブーツの方がいいか?」

「どっちもって出来る?グリーブも少し太腿くらいまであると嬉しいかも」

「了解だ。ガントレットは肘にかからないくらいでいいだろ?」

「うん、バッチシです!」

「じゃあ測定するからあっちの部屋にいてくれ。道具を持ってくる」

 

そういって2回の自分の倉庫(武器庫)兼諸々部屋へと歩を進めた。自分の大切な人を守るための武器(モノ)だ。市販品なんて以ての外だが、これは中途半端な物は作れないな。ガントレットやグリーブは作ったことは無かったが、だからといって手を抜く気はない。俺は基本自分の獲物は自分で作る派なので作るのは慣れているが、他人のを作るのは初めてだ。部屋に着き、道具を取ってロッティの待つ部屋に向かう。アーティは一階に行った時居なかったのでギルドに戻ったのだろう。

 

「じゃあ測定始めるぞ?」

「……うん///」

「……どうした?」

「……何でもない、何でもないから早くやっちゃって?余り時間ないんでしょ?」

「時間の事は分からないが早めに出来ていて損は無いだろうな。慣らす時間も必要だろうし。」

「そうだね。その時はまた訓練付き合ってね?」

「ああ、勿論だ」

 

手早く測定を終らせて二階の部屋へ入り作業に入る。測定の時ロッティの顔が赤くなってたのは何故だろう?まあいい、邪念は捨てよう。気持ちを切り替え俺はロッティの武器を作り始めた。

 

 




なんだろう書いててザックの諸々の要素を見るとね、どうもあの自称男女平等主義者に見えてくるんだ。(盗賊、鍛冶スキルetc)
実はこのロッティの武器云々は前回の雷回(?)の中でやろうかと思っていたのですが、書いてて「あれ?これ本筋に関係する案件じゃね?」ってなったので今回になりました。
これからまた戦いの話になってくので砂糖がすくなくなるとは思いますが引き続き読んで頂けると嬉しいデス!
感想・批判どちらも待ってます。誤字脱字などもあったら知らせて頂けると嬉しいデス!


ではまたノシ
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