俺は異世界転生してまで戦いたくない!   作:AugustClown

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どうも、お久しぶりです。作者AugustClownです。
はぁ、遂に来てしまった……私の一番苦手な戦闘シーンが……(ここでじゃあ何でバトルもの書いてんだコイツとか思ってはいけない)
なんとお気に入りが10人を超えました!嬉しいことです。この万能サボり魔(作者が勝手に呼んでます)にお気に入りを付けてくれる心優しき人がいるとは……恐悦至極でございます。m(_ _)m
そしてまた、タグが増えました……。


では本編どうぞ!


試運転

 

 

 

眠い…ものすっごく眠い…。今の時間は朝の六時位。あれから3時間しか寝られなかった。訓練には支障はないだろうけど動きのキレとか落ちちゃうかもな…。かと言って訓練やらないわけにもいかないし。そんな事を思いながら私は昨日ザックから渡された武器、津沙とステラグリーブを付けて自分の部屋を出る。

 

「おはよう、ロッティ。何だか眠そうだな」

「あっ、ザックおはよ〜。あれからちょっと眠れなくてね〜……顔洗って来るからちょっと待っててね」

「無理に今日やらなくてもいいぞ?」

 

眠気のせいか、どうもいつもより気持ちがシャッキリせず気の抜けた返事をしてしまったので、彼に心配を掛けてしまった。しっかりしないと!

 

「ううん、私がやりたいの……それにザックが私の為に作ってくれたんだもん。早く扱えるようになりたい!」

「……そっか、ロッティがいいなら俺からは何も言わないよ。それに早めにそれを扱えるようなって損はないし、俺も安心出来る」

「……安心?」

 

私は彼に聞き返すようにその言葉を口に出していた。自分でも何で聞き返したかは分からないけど、その時の彼の顔は何処と無く安堵感のような、また自身に満ちたような顔をしていたように見えた。そして私の台詞を聞くとその自信満ちた表情が濃く表しながら言った。

 

「ああ、だってその武器(津沙とステラグリーブ)はロッティを強くする最強の矛であり、ロッティを守る最強の盾だからな」

「……そうなんだ?」

 

その時私は『じゃあ、最強の矛と最強の盾であるこの二つが別々の人の手にあって、戦っていたらどんな結果になるのだろう?』なんて疑問を持ったが言わないでおいた。言ったところでどうにかなる話ではだろう。

 

「何たってその2つは俺の最高傑作だからな!しかももうこれ以上の物は作れないんじゃないかって程のな!」

「えぇ!そんな出来がいいの私に扱えるかな?」

「扱えるかどうかも何もロッティ仕様にカスタマイズしてるんだ、お前が扱えなかったら俺以外は扱えねぇよ」

「そ、そうなんだ…」

「ほら、早く顔洗ってこいよ。待ってるからさ」

「……うん」

 

何と言うか、ちょっと驚いた。ザックはいつもおちゃらけてるイメージを持たれるが、実は自分に対してはもの凄くストイックだったりする。だから今回みたいに自分で作った武器に対して今までに一度も褒めるような言葉を口にしたことなんてなかった。だから今回のことは私もかなり驚いている。どれ位かと言えば眠気が結構取れるほど。取り敢えず私は洗面台に向かい顔を洗った。(ザックの事もあり)大分眠気が無くなったので動きに影響はほぼないだろう。

 

「ザック、お待たせ〜ってあれ?居ない……?」

 

顔をタオルで拭きリビングに戻って来るとザックの姿はなかった。待ってるって言ったのに……。訓練をする庭へと行ってみるとザックの姿が見えた。先に行っていたようだ。声を掛けようとしたがザックが何か魔法を使っていたのが見え、私の動きが止まった。その瞬間ザックがこっちに気付いたのかコチラに顔を向ける。

 

「ロッティ、来たか。じゃあ訓練始めるからこっち来いよ。」

「ザック、今何してたの?」

「ああ、見てたのか。今回は庭ではやらず、訓練場を作ったからそっちでやろう。」

「ここじゃダメなの?」

「今回は魔法を使おうと思ってるから周りの家に被害でたらお前怒るだろ?」

「それはそうだけど、魔法…使うの?」

「ああ、これはこれから起こるかもしれない隣国との大戦の時でもまあ、大丈夫だろうがロッティが怪我ように作った武器でもある。いつもはアーティー達が率先して片付けてるらしいが魔術士への立回り方も学んどいて損はないだろ」

「うん、そうだね」

「じゃあ、行くか」

 

私は首を縦に振り、ザックが展開したワープの中へと進んだ。訓練場は雪の中に埋もれたように一面が白く、床だけが黒い空間だった。この空間はどこまで続いているのだろう?

 

「ここは俺が作り出した異空間だ。右に進もうが、左に進もうがずっと空間が広がっている。だから訓練とはいえ余り遠くに行き過ぎると探すの大変だから」

「…?……う〜ん、分かったような分からないような。まあ、取り敢えずそれはおいおい聞くね?それで倍率今日どうする?」

「何倍でもいいぞ、この空間なら壊れることないし」

「ええ!?ホントに大丈夫?」

「心配なら試してみたらどうだ?多分フルでぶん殴っても大丈夫だぞ」

「そこまで言うなら……」

 

そう言って私は津沙を装備した右手を構え、腰を捻りながら拳を地面へと振り落とした。しかしドオォォン!!という音と少し振動がするだけで床には傷一つ付いていなかった。

 

「う、うそ……」

「なっ?言った通りだろ?」

「う、うん……」

 

もしいつもの土地で今みたいにした場合、最低でも半径100m内の地面はヒビが入り、砕けていただろう。しかしこの空間は傷一つ付かなかった。なんだか今日は彼に驚かされっぱなしな気がする…。そして私達はいつもと同じように少し距離のある所から互いに向かい合った。

 

「じゃあ、初めはいつもと同じで近接だけでいくから」

「うん!今日は久しぶりに倍率7倍で行くね」

「了解、じゃあ始めるぞ。よ〜い……」

 

そう言うと彼はワープに手を突っ込んだ。いつもはお互い素手での訓練だが、私が装備をしているのもあってか流石にザックも武器を使うようだ。先手を取るため、わたしは左足に力を込める。

 

「……スタート!」

 

そんな合図と共に左足で地面を蹴りザックとの距離を詰める。一瞬で懐まで入り、右手の拳を放つ。当てた感じは十分な威力ではあったが、当てた感触(・・・・・)が違った。拳の先を見ると双剣らしき物(・・・・・・)が拳を防いでいた。その武器はとても奇妙な形をしていた。ザックは私の一撃の衝撃を利用し空中で一回転しながら後ろへと下がる。そして私がその奇妙な武器を見ているの気付き構えを下ろし話始める。

 

「変な形の武器だろ?右歯噛咬(ザリチェ)左歯噛咬(タルウィ)って名前の武器だ。この武器は俺の前いた世界のある物語に出てくる最弱と呼ばれた男の武器だ。昨日ロッティの武器を作っていた時にふと思い出して作ってみたんだ。」

「……?最弱と呼ばれた人の武器?」

「ああ、そうだ。だから俺の最高傑作のその武器とこの最弱と呼ばれた男の武器で戦ってみたいと思ったんだ。何かこういうの…ロマンがあるだろ?」

「……私にはよく分からないけど良いよ。その武器で戦おう。でも気を付けてね?やっぱりザックがカスタマイズしてくれたからか、この武器(津沙とステラグリーブ)私ととっても相性が良いみたい。ちょっと加減出来ないかも……」

 

実際に武器として扱ったのは二回ほどだがそれでも分かる。この武器、凄く扱いやすい。足で地面を蹴る時も、拳で殴った時も何の違和感も無かった。今までに装備を付けなかったという訳ではなかったのだが、どうしても私の戦闘スタイルの邪魔になりしてこなかったがコレは違った。まるでいままでこれを付けて戦ってたかのような安心感があった。それに何より今までに訓練で感じたことの無かったような高揚感(・・・)のようなものを感じたのだ。流石はザックの最高傑作……。

 

「それは良かった。じゃあ訓練……続けようか」

「……うん」

 

そう会話を交わした時の私達の顔を後で互いに聞くと続き(戦闘)を始めたくてうずうずし、口角が上がりながら目を見開いていたらしい。まるで戦いが大好きな戦闘狂(バーサーカー)のように……。

 

 

 




はい、あの武器は奴のです。最弱英霊さんのです。切っ掛けとしては漸く我がカルデアに来てくれたからでしょうか。今聖杯振ってLv90です。100にしたいなぁ…。
因みに津沙とステラグリーブにもあるキャラの統一したイメージがあります!もし思い当たった方は感想辺りにキャラ名だけでもいいのでカキコしてみてください!
感想・批判どちらも待ってます!誤字脱字などもあったら知らせて頂けると嬉しいデス!



ではまたノシ
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