俺は異世界転生してまで戦いたくない! 作:AugustClown
UA1600を超えました!有難うございます!感想やアドバイスを下さる方居たので嬉しいかったです!これからも頑張らして頂きます!
では本編どうぞ!
ロッティを部屋に運び、理性との大死闘に勝利した俺は少し休憩を挟みギルドへ向かった。すると他のメンバーはもう揃っており各々だべっていた。そんな時入口の方から人の気配を感じたのかアーティーが視線を向けてくる。
「おっす、アーティー」
「やぁザック、ギルドに来たってことはロッティの武器が出来たんだね?ってあれ?ロッティはどうしたの?」
「あ、ああ…ちょっと朝の訓練で気合い入れすぎたみたいで少し休んでから来るってよ。」
「ふ〜ん、あのロッティがねぇ?珍しい事もあるもんだね。ザックならまだしもロッティがこの時間まで来ないなんて…今日槍でも降るのかい?」
「オイ」
「冗談だよ、気を悪くしないでくれ。でもザックが遅刻常習犯で、ロッティが遅刻するのが珍しいってのは合ってるだろう?」
「最近は早めに来てるだろう?」
「ロッティに引き摺られて、だろう?それに最近と言ってもザックとロッティがあの家で暮らし始めてからじゃないか」
「今日は随分トゲトゲしてるな」
「僕だってそうしたい日だってあります」
フッとギルドにある時計を見ると9時半を過ぎていた。大概俺とロッティは9時頃にはもうこのギルドには来ている。と言うか上級パーティーなんてあんまり派遣される事なんてないんだからそんな毎日来ても意味無いと思うのだが、アーティーはこれだけは譲らなかったのだ。実際毎日ギルドに集合する上級パーティーはほぼいない…と言うかウチのパーティーだけである。
「それで?ロッティの装備はどんな感じなんだい?」
「安心しろ俺の後にも先にも無いだろうレベルの最高傑作が出来た。」
「へぇ、珍しいねザックがそんな事言うの」
「そうか?そんな事無いと思うが?」
「いやいや、ザック自分が思ってる以上にストイックだよ?と言うかザックが武器作って高評価出したの僕初めて聞いた気がするよ」
そうだろうか?余り自覚はないがアーティーが言うのだからそうなのだろう。一様後でロッティにも聞いてみるか…。そんな事を思っているとギルがこっちにやって来る。
「やぁ、ザック。ロッティ嬢は来てないのかね?」
「残念ながらな。それで他になんか用か?」
「本当であればロッティ嬢とが良かったのですが……ザック、模擬戦をやりませんか?」
「模擬戦だぁ?…お前俺の未来の嫁にそんな事を頼もうとしてたのか。いいぜ、受けて殺るよ。全力で
「ほう、それは光栄ですね」
「ザック、文字の変換だったり送り仮名が不吉だと思ったのは気のせいかな?」
「ドール、スマンが近くに居てくれないか?
「うん、気のせいじゃなかったみたいだ……。ロッティ、愛されてるんだろうけど大変だなぁ…」
〜ギルド内訓練所〜
「おいギル、お前さんお得意の
「最近手に入れた逸品でしてね。戦い方は差ほど槍と変わらないので悪しからず。この程度の違いで落ちる腕では無いですし」
そう言うギルの手に持たれていたのは二つの剣が一つになったような形の武器。ダブルブレードという物だ。刃と柄の間隔としては1:1:1の間隔になっていた。
「後からタンマは無しだぜ?後悔すんなよ?」
「ええ、生まれてこの方後悔はしたことが無い身でして」
そんなギルの台詞を聞き、自分の口角がどんどん上がってくのが分かる。そんな様子を見てギルのいつもの余裕面が少し崩れるが直ぐに少し引き攣りながら笑みを浮かべた。しかし俺はそんな事はお構い無しにワープに手を突っ込み右歯噛咬と左歯噛咬を取り出し、言い放つ。
「じゃあ今日がお前が初めて後悔する日ってこった。」
「ザック何ですかその奇妙な武器は?」
「最弱と謳われた奴の武器さ」
「はっ…?」
「さぁ、始めようぜ……楽しい楽しい
「ギルさん、本当に始めて良いんですか?」
「ええ、元より私から彼に頼んだ模擬戦です。ここで退くのは私のプライドが許しません。どうぞドール嬢、開始の合図を」
「で、では……」
そうドールが言った瞬間、俺とギルは戦闘態勢に入る。俺は態勢を低くし、腕は下に垂らしたまま。一方ギルは中腰の姿勢で半身になり、ダブルブレードを下段で構える。そして開戦の狼煙が上げられる。
「…は、始め!」
その言葉が発せられた瞬間互いに踏ん張っていた足を解放しスタートを切る。…然し初めにモーションをかけたのはギルだった。俺はギルのいた方向へと距離を詰めていたが、それを読んでいたのかギルはただ前へは行かず、斜め前へと飛び上がった。しかもダブルブレードを振り上げた状態で。いつもとは違うギルの動きに若干の驚きがあったが、すぐ様次の行動に移る。移動を止め、ギルの方を向きながら構える。然し先程とは違い、腕は腰の辺りまで上げておく。
「どうしたのですザック?まさか私の攻撃を受け止める…なんて馬鹿な事を考えてはいないでしょうね?」
「そのまさかだが?」
「はっ!……笑止っ!」
そう一言言い放つとギルは俺に向かいダブルブレードを振り下ろした。その風圧により砂埃が一面に舞う。勿論俺には当たっていない。剣筋が正直過ぎるので体を少し反らすだけで事足りるのだ。こいつがいつも使っている槍ならばそうは行かないが、今回ギルが使っているのは
「ヴァーカァ、正面から受けるわけねぇだろwww」
そんなギルを嘲笑う言ったらコチラに反応したがもう遅い。首元にはを右歯噛咬添え、背中にはワープで左歯噛咬と交換したサバイバルナイフを骨に当たらず心臓を刺すため、わざとナイフ自体を横向きにさせて背中に当てる。ぐっ!とギルが悔しそうに歯ぎしりするのを聞き、笑みが零れる。
「凄いですね……貴方の性格の悪さのせいか貴方が今私に対して笑みを浮かべてるのが見えてないのに分かりますよ……鏡に反射して笑ってることだけが見えるみたいに…」
「おいおい俺は別にチシャ猫じゃねぇぜ?」
「……チシャ猫?何ですかその生物は?変な事を言わないでくだ……さいっ!」
そう言いながら右肘でエルボを放ってくるがワープを使いギル自身の腹へとお返しする。まあまあ必至に足掻いちゃって、この状態じゃお前何も出来ないだろうに。
「諦めたらどうだ?もう何も出来ないだろ?」
「はっ!馬鹿言わないでください、まだ私は…」
「…あっそ」
完全に負けたことを認めないギルの様子を見て、俺は自分の内の何かの光が消えた気がした。ギル言葉を最後まで聞かずサバイバルナイフを突き刺す。そしてギルから離れながらナイフを抜き取る。
「がはぁっ!」
「ギル、自分に自信を持つなとは言わないが持ちすぎるのはどうかと思うぞ。だからこんな風にあっさり
「えぇ!ザックさんったらもう、致命傷は治すの面倒なんですから重傷くらいにして下さいよ〜」
ナイフに着いたギルの血を払いながらワープの中に戻し、訓練所を出る。後からアーティーが付いてくる。
「ザックがあそこまでやるなんて珍しいね。ロッティのことでイライラしてたのは分かってたけどさ……」
「別にそうでもねぇさ、ただ自分の実力に目を背けて現実を見なかったアイツに腹が立っただけだ。あん時素直に負けを認めてたらあそこまではしなかったさ」
「まあ、ギルもプライドが高い方だからねぇ…」
そんな事を話しているとギルドの入口の扉が開き、ロッティが入ってきた。もう大分落ち着いた様子だった。そしてアーティーに遅めの挨拶をする。
「おはよう!って時間じゃないか……遅れてごめんねアーティー…ってどうしたの二人とも?すっごく暗い雰囲気出してるけど」
「ロッティ、お前のせいでギルと模擬戦やって致命傷負わせてやることになったんだ!今日は一日俺の我儘に付き合ってもらうからな!」
「はっ?ギル?どゆこと?」
「ザックはロッティが大好きってことだよ」
「アーティー、余計なこと言うな!ほら、ロッティ行くぞ!」
「ええ!私今来たばっかりなんだけど!?」
この後俺とロッティが一日中イチャイチャしていたのは別の話……。
最終的にロッティに落ち着く…。何だろうこのロッティの安心感…多分ロッティの寛容力オカン級なんじゃないかな?そんな事を思う今日この頃です…。
今回ちょっとシリアスっぽくなりました。これ以降若干糖分は少ないかと思われますが引き続き読んでいただけると幸いです!
感想・批判どちらも待ってます!誤字脱字などもあったら知らせて頂けると嬉しいデス!
ではまたノシ