俺は異世界転生してまで戦いたくない! 作:AugustClown
久しぶりのサボり魔更新とあって、どんな感じだったか忘れている節がありました!www
見てるか二人とも!俺は両立してやるからな!(フラグ)
今回はロッティ視点になっています。本編も少し短いかも知れません。すいません!
それでは本編どうぞ
何だろう?今回の戦いは何か胸騒ぎがする。ちゃんとした根拠があるわけじゃない……。でもザックを見てると胸騒ぎが治まらないんだ……。
「し、失礼します!上級パーティーの皆様、敵軍より交渉の手紙と思われる物が届きました!」
「思われる物?随分曖昧ですね?はっきり出来ないのですか?」
「まあ、そう言ってやるな聖女様。んで?最近よく見る兵士君、奴さん達は何だって?金か?土地か?」
「そ、それが……進軍を止める絶対条件がザック様を晒し首にする事と書かれていたようです……」
「「「「はァっ!?」」」」
やっぱり、いつもそうだ。あのザックに穴を開けた日も朝から胸騒ぎがしていた。ふっと彼を見ると口角を上げて笑っていた。叱らなきゃとは頭では分かっている。分かってはいるのだが何故だか安心している自分がいた。理由は簡単だ。ザックがそういう人間だから、それ以外説明しようがないだろう。
「奴さん達は面白い事を言い出すねぇ!」
「面白がってる場合じゃないよザック!……君、まさか行こうとなんて思ってないよね?」
「思ってるに決まってるだろ、アーティ。まあ、殺される気なんて更々ないけどな」
「ザック、今回の戦いにお前は出るな!危険すぎる!」
「………………」
ああ、もうザックの頭に話は入ってないだろう……。ザックがあの表情をする時は、目を見開いて口角を上げてる時は……。
「……グラッドさん、もう無理みたい…。ザック、完全にスイッチ入っちゃったみたいだから……。」
「ロッティ!だが……!」
「ジェイク、こっちに来てくれ。話がある」
「あ、ああ……今行く」
「待て、ザック!会議前に俺が言ったこと忘れたのか?」
「レオン、お前こそ俺の返した言葉を忘れたのか?みんな、戦闘準備をして国門の前で待っててくれ……」
そんなザックの残した言葉に対して私達は口を挟むことも、背くことも出来ず、国門の前に集まるのだった。
敵は国門の100m前くらいまで来ていた。交渉の期限は今日の正午までで、タイムリミットはあと五分と迫っていた。そんな時、ザックが国門の上へと現れる。
「御機嫌麗しゅう、隣国のみなさん!私が皆さんの殺したくて殺したくてたまらない盗賊のザックにございます」
「何だ!潔く殺されに来たか?」
そんな煽りの言葉と共に少し周りから笑い声が聞こえる。私は軽くムカッと来ていた。それに対しザックは……
「んなわけねぇだろ、弱小国の三下が風情が……」
『はァっ!?』
怒号が飛び交った。当たり前だが、別にあっちからやってきたのだ。問題はないだろう。
「それよりも聞かせてくれよ。なんだってそんなに俺を殺したいんだ?あの大将を殺したからか?」
「ちげぇよ!」
その言葉と共に数十人の兵達が前へと出てくる。
「んぁ?もしかしてお前らもしかしてこの国裏切ってそっちついた奴らか?」
「そうだ!お前さえいなければ…お前さえいなけれこんなことせずに済んだんだ!」
「俺が何したってんだよ?」
「俺達は全員裏切る前は盗賊をしていた。確かにお前は凄いよ、天才だ!だがな、それと同時にお前は俺達にとって絶対に越えられない壁になったんだ!分かるか!お前に、俺達の気持ちが!」
「わかるわけねぇだろ。知るかんなもん」
「だろうな、我慢する手もあった。でも出来なかったんだ!俺達のプライドが許さなかった!盗賊として頑張ってやってきた俺たちのプライドが!」
呆れる所か逆に感心した。最早ここまで馬鹿げた逆ギレがあったもんだ……。しかもその報復の仕方が自国を裏切り敵国に付くだなんて……。
「……下らねぇ」
「い、今なんて言った!」
「下らねぇっつったんだよ」
「なっ……!」
「まず、プライドなんてもんは盗賊って職を選ぶ時点で捨てとくもんだ!そんなもん捨てずにすがり付いてる時点でお前らは三流以下なんだよ!盗賊が持っていいプライドは自分のスタイルや頑張りに対するプライドじゃねぇ、自分の職が"盗賊"だって言うことだけだ!!」
「………………」
相手は言い返せなかった。それはそうだろう。彼等とザックでは盗賊としてのなにもかものランクが違うのだから……。
「来いよ、国一番の盗賊の力見せてやる」
「ウ、ウオオオオオアアアーーーッ!」
そんなザックの啖呵と共に敵軍は進軍を始める。始まってしまったのだ……戦いが。
「ジェイク、来い!」
「はいよ!」
軍の先頭がこちらまでの距離を50m切った時、ザックはジェイクを呼び、左隣へと来させた。そして二人とも片手を前に出す。ザックは左手を、ジェイクは右手を迫り来る敵に晒す。魔法なども飛んでき始めたその時、二人はこう言い放った。
『消え失せろ……shot!!』
その言葉と共に大きな光の塊が敵軍に直撃する。何が起きたか、簡単だ。二人同時に特大魔法を放ったのだ。その光が通った後には欠片はおろか、塵すら存在していなかった。軽く敵軍の三割以上を今の攻撃で消し去ったのではないだろか……。そんな悠長な事を考えているとザックはワープの中からザックの腕の長さほど刀身がある双剣を取り出し一気に敵軍の中へと駆けて行った。少し遅れながらそっちへと向かうと軍の中から大量の血飛沫が断続的に上がっていた。それを見ていたこちらの兵が『お、鬼だ……』と言っているのが聞こえた。この戦いの後、ザックは『この国唯一の盗賊』という称号よりも、『鬼人』、もしくは読みは同じだが、『鬼刃』という二つ名で有名なることになる。
そして、私が彼の近くに来た時見たのは……。
「アッハハハハハ!!ヒャハハハ!!」
愉しそうに笑い、血にまみれながら敵兵を切り捨て続けるザックの姿だった。まだ、胸騒ぎが治まらない……。
ザックがぶっ壊れた!(←壊した張本人)
この流れは予備校の自習室でふっと思いつき、その自習室で書き上げました(紙に……)。www
多分次あたり戦い終わるかな〜……終わるといいな〜。
前書きでも言いましたが、両立を目指して頑張ります!
感想・批判どちらも待ってます。誤字脱字などもあったら知らせて頂けると嬉しいデス!
ではまたノシ