俺は異世界転生してまで戦いたくない! 作:AugustClown
1か月ぶりです……。本当にすいません。
書こうとはしていたのですが、度重なる不慮の事故(半分くらい書いてたデータを保存し忘れるetc)によりやる気がゴリゴリ削られこんなに経ってしまいました……。
さしあたって久しぶりなものでタダでさえ悪い筆が尚のこと悪くなっているかと思われます。それでも読んでいただけたらと思います!
では本編どうぞ!
殺す!殺す!殺す!全て殺し尽くす!俺の心はその時その感情しか無いかの如く殺意という感情で塗りつぶされていた。周囲の声なんて耳に入っていなかった。例えそれが愛すべき幼馴染の声だとしても。
「アハハハハッ!来い!来てみろ!全部斬り伏せてやらぁ!」
「ザ……おち……て!……ク!」
斬って、斬って、斬りまくった。もしかしたら中には味方も居たかもしれない。だがそんなのは知ったこっちゃないことだ。人を殺すこと、それが今の俺の最優先事項だ。
あれからどれくらい経ったかは知らないが周囲が静かな事に気付く。辺りを見ると立っている者は居らず、死体だけが転がっている。よく見ると左右の足の近くに一人ずつ裏切り者が転がっていた。少し遠くへ視点を移すと俺を中心とする様に味方勢力と敵勢力が二分するように佇んでいた。敵勢力をよく見るとプライドがどうの言ってた馬鹿どもの半数以上が見て取れる。
「んだ、そこに居たのか……」
「ヒッ!」
無意識ながらこの時俺は笑っていたらしい。口角をあげ、目を見開き、まるで獣の様な眼光を光らせていたらしい。足元の裏切り者達に双剣を突き刺し、裏切り者達に目線を合わせ、ワープからサバイバルナイフや、忍者刀などを5、6本取り出す。
「如何した?来いよ?俺を殺したいんだろ?獲物が短くなったんだ、一斉にかかれば殺れるかもしれないぞ?」
しかし、敵からは返答はない。完全にビビって戦意が無くなっていた。こっちが本職で殺ってやるって言ってるのに……やる気が下がる。まあ、殺すんだが……。
「来ねぇならコッチから行こうか」
「に、逃げろォ!」
「戦場で敵に背ぇ向けるたァいい度胸してんなァ!」
直ぐに距離を詰め、サバイバルナイフで頸動脈裂く、一人目。すぐ横にいた奴の首を忍者刀で刎ねる、二人目。即効性の毒の付いたダガーで脇腹を裂く、三人目。後ろから襲おうとした奴の横っ面に裏拳を喰らわし、その勢いのまま首を掴みナイフを頭に突き刺す、四人目。まだ数では勝ると思っているのか前、後ろ、右の3方向から攻撃が来るが
右の方向に攻撃を防ぎながら首下から脳天に突き上げる様にぶち込む、五人目。前後の奴らは武器が体に合わないのか大剣の反動でよろついていたため、双方の剣の矛先にお互い向いた瞬間を逃さず片方の後ろから蹴りを喰らわし、互いに互いを突き刺させた、六、七人目。
「ああ……いい感じに昂ってきた…!来いよ……もっと俺に殺らせろ……!」
そこからまた余り記憶が無い。気が付けば裏切り者達は皆近くに全員転がっており、俺はそいつ等のと思われる血で真っ赤に染まっていた。
「ザック!落ち着いた?」
「…………ロッティか?」
「何だ見えてるんじゃない!心配させないでよ。ザック、一回下がるよ。まず完全に落ち着かなきゃ……」
「……すまない、ロッティ……少し……疲れた…………」
ロッティの顔を見たことによる安心感からか、ただの疲れかは分からないが何か糸のようなものが切れた感覚とともに俺はロッティへと倒れ懸かる。
「わっ!ちょっと、ザックここで倒れないでよ!敵目の前なんですけど!」
「もう無理……流石に疲れた……。後、ロッティの顔見て安心しちまって……」
「ちょっ……///戦争の途中なんだからやめてよ!///もー…調子狂うなぁ……」
そう言いながらも素早く俺をおんぶして自軍の方へと移動していく。本当にロッティにはお世話になりっぱなしだなぁ。旦那として誇らしい限りだ……。後ろの方でロッティが引き連れてきたのだろう味方勢力が敵に対してまた進軍を始めたのだろう。咆哮の様なものと大勢の足音が聞こえた。
ロッティの背に揺られ、疲れからなのかうつらうつらになっていると急にロッティの動きが止まる。
「……如何した?」
「ドールの所まで連れて来たのよ。あんな人数と戦ったんだから。ちゃんと治療しなきゃ」
「……攻撃なんざくらってねぇぞ?」
「それでも気付いてないだけで怪我してるかもしれないでしょ?ドール、ちょっといい?」
「はい!あっ、ロッティさんにザックさん……ってザックさんその血なんですか!?」
「……全部返り血だ。俺のじゃあない」
「本人はこう言ってるけど戦闘中意識無かったからもしかしたら怪我してるかもだから回復かけてもらっていい?」
「わ、分かりました」
そう言ったドールが俺に対して両手を翳すと明るい光に包まれる。然しさして変化はなかった。
「……ロッティさん、ザックさん本当に1回も攻撃喰らってないみたいです……こう言ってはなんですが、化け物じみてますね」
「……褒め言葉として受け取っとく」
「そうしてください。体力的な回復魔法かけときますね」
「……ああ、頼む」
ドールの回復を受けるため目をつぶった瞬間ジェイクの声が聞こえた。
「んだ?ザック、お前もうバテちまったのか?」
「……お前おれが何十人相手してたか知らねぇのか?」
「ザック、あれは何十人じゃ済まないわよ……普通に百人超えてたじゃない……」
「うわぁ、それは体力無くなるわけですよ。ほら、もう回復終わりましたよ」
そんな声と共に体にみるみる力が戻ってくる。流石にあそこまでいくと俺の"調整"でもどうにもならねぇしな。流石は国トップクラスの
「サンキュ、さてもう一狩り行きますか」
「今度は意識無しで人斬りまくってバテて倒れるとかやめて下さね〜。コッチが気が気じゃないですから」
「えっ、なに?お前そんなことしてたの?よく生きてきたな〜」
「まじでそれな〜!俺よく生きてたなwww」
「笑い事じゃないでしょ!取り敢えず、まだ体力戻ったばっかりなんだしザックは私から離れないでね?」
「いやいや、俺はロッティから離れるつもりもないし、離すつもりもねぇぞ?」
「ッ!///そう意味じゃないよ!もう、調子いいんだから!///」
何時もながらロッティをからかっていると少し遠くから馬が走る音が聞こえた。その方向を見るとグラッドさんが向かってきていた。
「んだぁ!?ザックがぶっ倒れたって聞いたから来て見りゃピンピンしてる上に新妻とイチャついてるじゃねか!おいザック!俺の心配を返せよ!」
「まだ夫婦じゃないです!///」
「やだなぁ、俺が殺られる訳ないじゃないですか〜!ただぶっ倒れるまで殺しまくってたら体力無くなってバテただけッスよ!」
「バテてんじゃねェよ!」
「あでっ!」
事情を報告しただけなのにゲンコツが飛んできた。解せぬ……。でも、この人に心配はかけられないな……。勿論、ジェイクやドール達、パーティーの皆にも。何よりロッティには余計な心配は掛けたくない。
「す、すいません!でももう大丈夫なんで!……それにまだ殺したりないですし」
「ザック、お前……。もうこれ以上ロッティに心配かけんな!じゃなきゃ俺がロッティ貰うぞ?」
「えっ?」
「いや、その場合は流石のグラッドさんでも全力で殺しに行きますよ?」
「ザック、流石にそれはやり過ぎじゃ?」
「お前を失う位なら死んだ方がマシなんでね!それにグラッドさん所帯持ちでしょ?奥さんにチクリますよ?」
「だから言ってんだ!俺の命の為にも無理すんじゃねえ。てかお前なんかに負けるか!俺を殺せんのはウチのカミさんだけだっての!だから俺に浮気させんじゃねぇよ!俺はカミさん一筋30年なんだ!カミさん失ってみろ?今更アイツ失ったら俺ァ生きていけねぇっつーの!」
おお!ここまで恥ずい台詞は俺はまだ言えねぇな……。グラッドさん俺とかには惚気話とか厳しいのに自分は結構素面とかでもサラッと惚気話やら恥ずい台詞言うからな〜。まさか戦地で聞くことになるとは……。取り敢えずグラッドさんが奥さんにゾッコンなのは分かったわ。てかグラッドさんの奥さんって貴族の令嬢だったんじゃなかったっけか?前会った時すっげー姉御肌の人だったから滅茶苦茶驚いた覚えがある。
「分かりましたよ!まあ、スイッチ入ったらヤバいかもですが……なるべく気を付けて戦います」
「分かったならいいんだ、ほれ早くいけ!」
「ウィス!ロッティ、行くぞ!」
「あっ、うん!」
そしてまた俺は血の鉄の匂いと鼻を指す死臭の立ち込める戦場へとロッティと共に歩を進めるのだった。
どうでしたでしょうか?
えっ?なんで後半唐突に糖分入れてきたのかって?
……率直に言って、あれくらいやらないとデータ消えたショック引き摺ったまま書けなかったんです!!ごめんなさい!
次はなるべく早く更新できたらいいなぁ……。
感想・批判どちらも待ってます。誤字脱字などもあったら知らせて頂けると嬉しいデス!
ではまたノシ