ラブライブ〜9人の女神と戦うDr.ライダー達〜   作:蛇廻

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第9話 ファーストライブ!!

海未side

 

私達は今、講堂にある更衣室で衣装に着替えています。

 

これから私達μ’sのファーストライブがあります。

 

今までの練習した成果をみせるときです。ですが・・・

 

海「実際に着てみると・・・・やっぱり恥ずかしいです//」

 

昨日はみんなに言われて覚悟を決めましたが、やっぱりいざ着てみるとすごく恥ずかしいです//

 

穂「おーい!海未ちゃん!!いつまで着替えてるのー?」

 

私が恥ずかしがっていると、外から穂乃果の声がしました。

 

海「ちょっと待ってください!!」

 

穂乃果に返事をした後、私はジャージをスカートの下に履いて穂乃果とことりの前に行きます。

 

穂・こ「「おぉ〜!・・・お?」」

 

2人の視線が上から下に移動し、ジャージの所で止まりました。

 

海「ど、どうでしょうか?」

 

私が聞くと、2人は呆れた顔をして、

 

穂「海未ちゃん・・・往生際が悪いよ・・・・」

 

こ「そうだね・・・・」

 

そう言ってきました。

 

海「やっぱり恥ずかしいです//」

 

穂「昨日の海未ちゃんはどこ行ったの!?えいっ!」

 

穂乃果がジャージを無理やり脱がします。

 

海「いやぁぁぁぁぁぁ!!」

 

穂「隠してどうするの!?スカート履いてるのに!」

 

海「で、ですが//」

 

こ「海未ちゃん、可愛いよ?」

 

海「えっ?」

 

ことりがそう言い、穂乃果が私を鏡の前に連れて行きます。

 

そこには、青い衣装に身を包む私の姿がありました。

 

そして、私の横に穂乃果とことりも並びます。

 

こ「ほら、似合ってるよ!」

 

穂「そうだよ海未ちゃん!それに、3人で並べば恥ずかしくないでしょ?」

 

穂乃果の言う通り、確かに3人で並ぶと、先ほどの恥ずかしさはなくなっていきました。

 

海「そうですね・・・確かにこうしていると・・・」

 

穂「でしょ!?それじゃあ最後にもう一回練習しよう?」

 

こ「うん!!」

 

穂乃果がそう言って、私達は講堂に移動します。

 

海未side out

 

・・・・・・・・・・

 

◎side

 

ここは、黒いエグゼイドが広げたステージ。

 

そこではレベル1のエグゼイドとブレイブが、レベル2の黒いエグゼイドと相対していた。

 

『ガシャコンブレイカー!!』

 

エグゼイドがガシャコンブレイカーを出現させ、ブレイブの方は錆びたような剣を出現させる。

 

エ「おりゃ!!」

 

最初に動き始めたのはエグゼイド。装備したガシャコンブレイカー・ハンマーモードで黒いエグゼイドに攻撃する。

 

黒エ「・・・・・・・」

 

エ「ぐわっ!?」

 

だがその攻撃を黒いエグゼイドは無言でよけ、逆にエグゼイドのボディに蹴りを入れる。

 

ブ「ふっ!!」

 

その黒いエグゼイドにブレイブは剣で斬りかかる。

 

黒エ「・・・・・・・・・・」

 

ブ「な、何!?」

 

黒いエグゼイドは右手に装着していた武器、ガシャコンバグバイザーのチェンソーで防御する。

 

そしてがら空きのブレイブのボディに、エグゼイドと同じ様に蹴りを入れる。

 

エ「大丈夫か?ブレイブ。」

 

ブ「くっ。大丈夫と言いたい所だが、正直きつい!!」

 

エ「思ったけど、お前もしかしてこれが初陣か?」

 

ブ「あ、あぁ。」

 

エ「マジかよ・・・」

 

エグゼイドとブレイブが会話をしている時、黒いエグゼイドがブレイブにバグバイザーで攻撃を仕掛ける。

 

ブ「!?・・くっ!」

 

ブレイブはその攻撃をとっさに剣で防御する。が・・・・

 

黒エ「・・・・・・・・」

 

ブ「なっ!?」

 

黒いエグゼイドの攻撃に耐えきれなかったのか、ブレイブの剣が真っ二つに折れる。

 

エ「剣を真っ二つにするとか・・・ありかよ!」

 

その様子を見た黒いエグゼイドはドライバーからガシャットを抜き、横のキメワザスロットホルダーにセットし、スイッチを押す。

 

『ガシャット!!』

 

『キメワザ!!』

 

そして蹴りの態勢にはいると、再びスイッチを押す。

 

『MICHTY CRITICAL STRIKE!!』

 

複眼が光ると、黒いエグゼイドは高くジャンプし、ある程度の高さまで上がるとエグゼイド達の方に足を向け、そのままキックする。

 

エ・ブ「「ぐわあぁぁぁぁぁぁ!!」」

 

『会心の一発!!』

 

エグゼイドとブレイブはダメージの受けすぎにより、強制的に変身が解除される。

 

それを見た黒いエグゼイドはそのままその場を立ち去り、場所は音ノ木坂学院の中庭に戻る。

 

永「ひ、飛彩君。大丈夫かい・・・・?」

 

飛「はぁ、はぁ。な、なんとか・・・」

 

永「あいつ・・・一体何者なんだ?」

 

飛「永夢さんも知らないですか・・・・」

 

敗北した2人の頭の中は黒いエグゼイドへの疑問で一杯だった。

 

 

・・・・・・・・・・・・・

 

 

穂「リハーサルも大丈夫だったね!」

 

こ「うん!!」

 

海「いよいよですね・・・やっぱり、緊張します・・・」

 

穂「大丈夫!!私達ならできる!!」

 

リハーサルを終え、幕が降りているステージの上で並ぶ3人。

 

そして開始のブザーがなり、ゆっくりと幕が上がっていく。

 

そして客席には・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・誰もいなかった。

 

 

 

音ノ木坂の生徒はもちろん、絶対に見に来ると行った花陽も、ここまで一緒に協力してきていた永夢も、

 

誰一人としていなかったのだ。

 

予想外の光景に唖然とする穂乃果たち。

 

「ごめん・・・頑張ったんだけど・・・」

 

途中からチラシ配りをしてくれていたミカが言う。

 

この光景を目にした3人の目に涙が滲む。

 

海「穂乃果・・・」

 

こ「穂乃果ちゃん・・・・」

 

穂乃果は顔を俯かせるが、すぐに顔をあげ、

 

穂「そりゃそうだ!世の中そんなに甘くない!!」

 

と笑顔で叫ぶ。だが、その目には涙が滲んでいる。

 

悔しそうに唇を噛みしめる穂乃果だったが、その瞬間に講堂の扉が開く。

 

明「あぁ、やっと着いた。・・・って、ライブは?」

 

明日那だ。どうやら学校内で少し迷ったらしく、遅れて到着したらしいのだが、客がいない状況に目を見開く。

 

海「明日那さん・・・・」

 

穂「・・・・・・・・・」

 

明日那が来てもどうすればいいのかわからず、黙ったままの3人。

 

そこに・・・・・・・

 

 

 

 

永「歌ってよ!3人共!!」

 

「「「!?」」」

 

永夢と飛彩だ。黒いエグゼイドとの交戦のあと、しばらく動けずにいたが、永夢がライブの事を思い出し、2人でここに来たのだ。

 

海「永夢・・・」

 

永「確かにお客さんは全然こなかったかもしれない。けど、1人でもお客さんがいる。そのお客さんに・・・・僕達に見せてよ!ライブを!!」

 

穂「永夢君・・・」

 

そこに、再び講堂に駆け込んで来る人影が。

 

花「はぁ、はぁ。あ、あれぇ?ライブは?」

 

穂「花陽ちゃん・・・・」

 

花「あれぇ〜?あれぇ〜?」

 

開始時間が過ぎているにも関わらず行われていないライブを目の辺りにし、戸惑う花陽。

 

だが、それにより穂乃果達は光を取り戻す。

 

穂「やろう!!」

 

こ「へっ?」

 

穂「歌おう!全力で!!

 

海「穂乃果・・・・・・」

 

穂「だって、そのために今日まで頑張ってきたんだから!!」

 

海・こ「!!」

 

穂乃果の言葉を聞いて、顔を明るくする2人。

 

こ「穂乃果ちゃん・・・。海未ちゃん!!」

 

海「えぇ。やりましょう!!」

 

そして、音楽が流れ始め、3人は踊り出す。

 

少ない数ではあるが、客のために全力で。

 

 

(♪START:DASH!!)

 

 

 

 

 

穂乃果達は踊る。

 

笑顔で。全力で。

 

そのダンスを一生懸命眺める花陽。

 

その横に、以前永夢達とあったオレンジ色の髪の子、星空凛が来る。

 

彼女は花陽を探してここにきたが、一心不乱にステージを見ている友達を見て、自分もステージを見る。

 

講堂の入り口付近には希と真姫がいて、

 

音響室には絵里、

 

別の入り口近くには、ツインテールの少女がいた。

 

今ここに、近い将来『9人の女神』と呼ばれる少女が全員集まっていた。

 

◎side out

 

・・・・・・・・・・・・・・

 

永夢side

 

曲が終わり、講堂内から拍手が巻き起こる。

 

3人は肩で息をしているが、その顔はとても晴れやかな笑顔だ。満ち足りた表情をしている。

 

しばらくして拍手が鳴り止むと、階段から誰かが降りてくる音がする。

 

そっちの方を見ると生徒会長がこちらに向かって歩いてきていた。

 

穂「生徒会長・・・」

 

絵「どうするつもり?」

 

穂「続けます!!」

 

絵「何故?これ以上やっても意味ないて無いと思うけど・・・?」

 

穂「やりたいからです!!」

 

生徒会長が穂乃果ちゃん達に質問を投げつける。

 

でも、そのくらいじゃあ穂乃果ちゃんは絶対に折れない。

 

穂「私、もっと歌いたい!!もっと踊りたい!!そう思ってます!!こんな気持ち、初めてなんです!!」

 

穂乃果ちゃんが思っていることを正直にぶつける。

 

穂「だから今はこの気持ちをそのまま真っ直ぐに信じてみたいんです!確かにこのまま見向きもされないかもしれない、誰からも理解されないかもしれない・・・・・でも!一生懸命頑張って、私たちがとにかく頑張って、この想いを届けたい!今、私たちが届けたい・・・この想いを!!」

 

絵「でも、結果は・・・」

 

永「生徒会長。」

 

まだ何かを言おうとする生徒会長に話しかける。

 

永「確かに今回の結果は失敗かもしれない。でも、失敗したからダメというわけでは無い。失敗から繋がる事もある。今回の結果を生かし、今後につなぐ事ができる。敗北からのスタート。僕はそれもいいと思います。僕はこれからもμ’sを支え続けます。誰になんと言われようと、絶対に!μ’sの運命は、僕が変える!!」

 

僕がそう宣言すると、生徒会長は驚いた顔をし、すぐに講堂から出て行った。

 

こうして、μ’sのファーストライブは終わりを迎えた。

 

永夢side out

 

・・・・・・・・・・・・

 

◎side

 

ここは、とある廃墟ビルの中。

 

そこにはエグゼイドとブレイブを倒した黒いエグゼイドがいた。

 

?「よぉ、どうだった?」

 

そんな黒いエグゼイドに話しかける一人の青年と、その近くにいる一体の緑色の怪物。

 

パラドとグラファイトだ。

 

パラドに話しかけられた黒いエグゼイドはドライバーのレバーを戻し、ガシャットを抜く。

 

すると、変身が解除され、変身者が姿の表す。

 

そこには、黒い髪の、永夢達より少し年上ぐらいの青年がいた。

 

?「まぁまぁだったな。それほど強くもなかったしな。」

 

パ「でも、心が踊っただろ。ゲンム。」

 

ゲンム。それが黒いエグゼイドの名前。

 

ゲンムと呼ばれた青年はその言葉を聞くと、

 

ゲ「あぁ。心が踊ったよ。だが、それと同時に恐ろしいよ。この私の才能がぁ。」

 

と、不敵な笑みを浮かべていた。

 

 

 

 

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