永夢side
ファーストライブから早数日。
今日は土曜日だ。
普段だったら暇で、おそらくゲームセンターに行っていただろう。
だが、今日はそういうわけにも行かない。
何故なら今日はk『ピンポーン』・・・おっと、どうやら来たようだ。
僕は玄関に行ってドアを開ける。
永「はーい。」
穂「おはよう永夢君!!」
こ「おはよう!」
海「おはようございます。永夢。」
永「いらっしゃい、みんな。どうぞ、上がって。」
そう。今日は海未ちゃん達が家に来る日なのだ。
なぜこうなったのかというと・・・・
<回想>
穂「ねぇねぇ、永夢君の家ってどういうところ?」
永「ん?僕の家?」
突然穂乃果ちゃんが僕の家を聞いて来た。
穂「うん。今まで永夢君の家のこと聞いてなかったから。」
こ「そういえばそうだね。ことりも気になるな。」
永「そっか。2人はまだ来た事なかったっけ。」
穂「ん?2人は?」
永「うん。海未ちゃんは既に僕の家に来た事あるよ。ね?海未ちゃん。」
海「はい。なので私は既に永夢の家については知っています。」
穂「えぇ〜?なんで〜?私も行きた〜い!」
こ「私も行ってみたいな!」
行きたいって言われてもな〜。う〜ん・・・・
永「それじゃあ、次の土曜日に来る?うちの方は問題ないし。」
穂「いいの!?」
永「うん。」
穂「やったーー!!」
こ「楽しみだね、穂乃果ちゃん!!」
穂「うん!」
海「本当に大丈夫なのですか?永夢。」
永「大丈夫だよ海未ちゃん。明日那さんには事前に言って置けば問題ないし。」
海「そうですか。」
<回想終了>
という事があった。
穂「結構大きいね。」
こ「ねぇ。」
永「そんなに?」
僕はもうこの家に慣れちゃったしな〜。
明「あ、いらっしゃいみんな。」
穂「明日那さん!!」
海「おはようございます。明日那さん。」
明「今日はゆっくりしていってね。」
こ「ありがとうございます。」
明日那さんが来てみんなと挨拶する。
とりあえずみんなにはリビングに移動してもらい、その間に僕は飲み物を用意する。
永「はい、お茶どうぞ。」
穂「わ〜い!!」
海「ありがとうございます永夢。」
こ「ありがとう永夢君。」
リビングにある椅子に座ってそれぞれのお茶を飲む。
永「さて、何をする?」
穂「う〜ん、そうだな〜。」
永「ゲームならたくさんあるよ?」
穂「ゲーム!?やりたいやりたい!!」
こ「いいね♪」
海「そうですね。みんなでできますし。」
永「それじゃあ、早速やろうか!」
穂「やったー!!」
僕はマリ○カー○の電源を入れ、コントロールをみんなに渡す。
穂「まっけないよ〜!」
永「僕も負ける気はないよ!!」
海「私もです!」
こ「私も!」
そして、ゲームが開始された。
・・・・・・・・・・
永「よっしゃー!また、俺の勝ち!」
穂「あぁ〜また2位だ〜・・・」
こ「私も3位だ・・・・」
海「なぜ、なぜ・・・・!」
結果はみての通り。全て俺が1位だ!
永「へへ、これが天才ゲーマーMの力だ!!」
穂「強すぎるよ〜」
海「なぜ毎回ビリなのですか・・!」
穂・こ「「ひっ!」」
海未は毎回ビリで終わっている。
その結果に納得ができないのか手に持っているコントローラーに力を込めてひびを入れる。
永「ちょっ、海未ちゃんコントローラー壊さないで!」
海「もう一回、もう一回です・・・!次こそは・・・!」
明「はーい、そこまで。もうお昼だよ?用意したから、みんな食べて。」
穂「やったー!」
こ「お腹すいた〜。」
永「それじゃあゲームをやめてお昼にしようか。ほら、海未ちゃん。」
海「そうですね。そうしましょう。」
・・・・・・・・・・
お昼を食べ終えた後、僕達はある扉の前にいる。
理由としては、先ほどのお昼中に・・・
海『永夢、一つ聞きたいのですが・・・・』
永『ん?なに?』
海『以前、私が来た時、あそこにドアなんてありましたっけ?』
永『え?扉?・・・・あれ?あんな所になかったと思うけど・・・』
と、いう事があり、それに興味を示した穂乃果ちゃんが「行ってみよう!」と言い出し、中をみる事になった。
永「それじゃあ、開けるよ?」
海「は、はい。」
穂「うん!」
僕は扉を開けて中を確認する。
中には階段があり、下に向かっていた。
こ「階段?」
永「この家に地下なんてあったっけ?」
海「どうしますか?」
穂「行ってみようよ!」
永「そうだね。行ってみよう。」
僕たちは階段を降りて行く。
下につくと、大きな扉があった。その扉に近づくと、扉が自動で開く。
穂「結構広いね。」
永「家の地下にこんな空間があったんだ。」
そこには、壁が白い空間があり、真ん中には大きな画面と、その目の前にベッドがある。
永「なんだろう、この空間。」
海「すごく広いですね。」
僕と海未ちゃんが呆気にとられていると、
穂「ねぇねぇ、ここにまた階段があるよ。」
こ「ほんとだ〜」
という会話が聞こえて来た。
そっちの方を向くと確かに階段があった。
永「ここはどこに繋がっているんだ?とにかく行ってみよう。」
僕はそう言って階段を登って行く。
階段は螺旋状になっており、上には先ほどの空間よりも小さい空間があった。
その部屋の中には机や椅子、モニターなどがたくさんあり、モニターの全てに『CR』という文字が浮かんでいる。
壁には窓が設置されており、見るとさっきの広い空間が見えた。
また、部屋の端にはピンク色で彩られた空間があり、そこにはまたモニターがあった。
ただ、他のモニターと違う点はモニターの前にゲームのコントローラーのようなものがある事だ。
モニターの上には『ドレミファビート』と書かれている。
永「ドレミファビート?それって確か、ポッピーが言ってた・・・・」
初めてポッピーと出会った時に、彼女は自分がドレミファビートをバグスターだと言っていた。つまりこれは・・・・
永「ゲーム?」
そう考えていると、海未ちゃんが、
海「永夢。ここにあなた宛の手紙がありますよ?」
永「えっ?僕宛の?」
机の上に置いてある手紙を確認すると、そこには確かに僕の名前が記されていた。
永「一体誰だろう?」
僕は誰なのか考えるが、心当たりが全くない。
そもそも僕は転生者だから、この世界では手紙のやり取りをするほど親しい人はいないし・・・・・あっ。
永(もしかしてこの手紙・・・・神様から?)
この手紙が僕を転生させた神様からだと考えた僕はすぐに内容を確認する。
『お久しぶりです。最近の調子はどうですか?今回は新たなガシャットを渡す事はできませんが、ゲーム病が発症した患者を保護する場所として、電脳救命センター、通称CRを家に地下に設立しましたので、ご自由にしようしてください。』
と書かれていた。
CRか・・・・今のところは使わないだろうけど、部屋の中を把握してかないとな。
その後、部屋の中を見て回り、他には特に何もないことを確認して地上に戻る。
・・・・・・・・・・・
地上に戻ると、時間もそれなりに経っており、だいぶ地下にいたことがわかった。
海「それじゃあ、そろそろ帰りますか。」
こ「そうだね、時間も時間だし。」
穂「それじゃあ永夢君。今日はありがとう!」
永「どういたしまして。それじゃあ、また月曜日に。」
海「はい、今日はありがとうございました。お邪魔しました。」
穂・こ「「お邪魔しました〜」」
永「帰り気をつけてね!それじゃあ!」
こうして、僕達の土曜日は終わりを迎えた。