今まで書こうか迷って、結局書かずにいましたが、やっぱり書こうと思い、今回から前書きを書く事にしました。
これからも『ラブライブ〜9人の女神と戦うDr.ライダー達〜』をよろしくお願いします!
永夢side
穂「あ、あの〜・・・」
希「はい、笑って♪」
穂「え、えへ・・」
にこさんがμ’sに加わって早数日。
僕達は今中庭にいる。
そこで、穂乃果ちゃんが副会長の指示に従い笑う。
そんな穂乃果ちゃんを凛ちゃんがビデオカメラで撮影している。
今現在何をしているのかと、部活紹介のためのPVの撮影をしている。
ここにいるメンバーは僕と穂乃果ちゃん、海未ちゃん、ことりちゃん、凛ちゃんと副会長。それから、数日前からこの学校に通い始め、今ではアイドル研究部の部員の一人になった貴利矢さんだ。
凛「じゃあ、決めポーズ!」
穂「え、えええ!・・・じゃあ、はい!!」
凛ちゃんに言われて、ポーズを決める穂乃果ちゃん。
希「これが音ノ木坂に誕生したμ’sのリーダー、高坂穂乃果。その人だ。」
ちなみに副会長はナレーターをしている。
凛「はい、OK!!」
凛ちゃんからOKが出て、穂乃果ちゃんは決めてたポーズを解く。
こ「あの〜、これは?」
凛「じゃあ、次は海未先輩ね!」
穂乃果ちゃんの撮影が終わり、次は海未ちゃんにカメラを向ける凛ちゃん。
海「え・・・・。な、何なんですか!?・・ちょっと待ってください!!失礼ですよ、いきなり!」
カメラを向けられた海未ちゃんは恥ずかしがって僕の後ろに隠れた。
永「ちょ、海未ちゃん!?」
貴「ノリが悪いよ〜、そこは乗って行こうぜ〜。」
凛「でもその恥じらう姿もいいね♪」
そんな海未ちゃんにそのままカメラを向け続ける凛ちゃん。
凛ちゃんの方はノリノリだね・・・・。
希「ごめんごめん。実は、生徒会で部活動を紹介するビデオを撮影することになって、各部を取材してるところなんよ。」
穂「取材?」
成る程ね・・・。
事情は把握できた。
って、穂乃果ちゃんは知らずに撮影してたの!?
凛「ね!ね!面白そうでしょ!?」
希「最近スクールアイドル流行ってるし、μ’sとして悪い話では無いと思うんやけど・・・。」
副会長の話には納得できるが、それでも海未ちゃんは隠れたままだ。
海未ちゃんは顔だけを出して言う。
海「わ、私は嫌です!カメラに映るなんて・・・」
海未ちゃんが取材を拒否してるのに対して、反対に穂乃果ちゃんの方は、
穂「取材・・・・。なんてアイドルな響き・・・。」
心を躍らせていた。
確かに穂乃果ちゃんはこういうのが好きそうだしね。
海「穂、穂乃果!?」
そんな穂乃果ちゃんの反応をみて、異議を申し立てる海未ちゃん。
穂「オッケーだよね!海未ちゃん!これを見た人がμ’sのこと覚えてくれるし!」
こ「そうだね、断る理由はないかも!」
海「こ、ことり!?」
穂乃果ちゃんだけじゃなくことりちゃんも賛成し、狼狽える海未ちゃん。
凛「取材させてくれたら、お礼にカメラ貸してくれるって!」
希「そしたら、PVとか撮れるやろ?」
穂「・・・・PV?」
凛「ほら、μ’sの動画って、まだ3人だったときのしかないでしょ?」
そういえばそうだ・・・・。
μ’sの動画はあの一本しかないし、それ以降も撮ってない。
そもそも、あの動画でさえ誰が投稿したのか未だに分かってない。
穂「あ〜。あの動画って撮ってくれたのが誰か、まだ分からないままだし・・・。」
こ「海未ちゃん、そろそろ新しい曲やった方がいいって言ってたよね?」
永「そういえば、そうだね。」
ことりちゃんの言葉に目を泳がし始める海未ちゃん。
穂「決まりだね!!」
貴「観念しな、海未。」
貴利矢さんの言葉に海未ちゃんは、
海「あぁ、・・・・もう!」
観念したみたいだね。
穂「よーし、他の人にも言ってくる〜!」
そう言って、穂乃果ちゃんはことりちゃんと海未ちゃんと一緒に走って行った。
さーて、僕たちも頑張りますか!
・・・・・・・・・・・
現在、部室で教室での穂乃果ちゃんの動画を見ていた。
と言っても、まさか授業中ほとんど寝てるとはね・・・・。
動画では、授業中は寝て、お昼に起きて、そして再び寝ると言うなんともだらしない姿の穂乃果ちゃんが映っていた。
希「・・・これが高坂穂乃果のありのままの姿である。」
穂「ありのまますぎるよ!?」
貴「こりゃ、自業自得だぜ。穂乃果。」
永「貴利矢さんの言う通りですね。」
穂「貴利矢君も永夢君も酷いよ!?慰めてよ!?」
貴「そりゃ無理な話だな。」
穂「っていうか、いつの間に撮ったの!?」
永「それは僕も気になった。」
穂乃果ちゃんの文句に僕も同意する。
凛「上手く撮れてたよ〜、ことり先輩!!」
こ「ありがと〜。こっそり撮るのにドキドキしちゃった♪」
永「えっ、これことりちゃんが撮ったの!?」
ことりちゃんはとてもうっとりしながら言う。
穂「えぇ!?ことりちゃんが!?酷いよ〜!!」
海「普段だらけてるからこうなるんです。」
海未ちゃんが穂乃果ちゃんに注意するが、すでに穂乃果ちゃんは別の行動に移って、
穂「流石海未ちゃん♪」
海未ちゃんの動画を見ていた。
少しは話を聞きなよ・・・。
今見てる動画には、弓道着を着て弓を構える海未ちゃんが映っていた。
穂「真面目に弓道の練習を・・」
貴「穂乃果とは大違いだな。」
穂「ちょっと貴利矢くん!」
何やってるの、この二人は・・・。
ふと動画を見たら、矢を発射した後、鏡の前で笑顔を作っている海未ちゃんの姿が。
・・・・もしかして、笑顔の練習?
そう思った瞬間、カメラの画面を誰かの手が遮った。
海「プライバシーの侵害です!!」
海未ちゃんか・・・・。
よほど恥ずかしかったんだね。
穂「よーし、こうなったら・・・」
急に穂乃果ちゃんが立ち上がり、ことりちゃんの鞄を漁り始めた。
穂「ことりちゃんのプライバシーも・・・・・・・ん?なんだろ、これ?」
こ「ひっ!!」
穂乃果ちゃんが何かを見つけたみたいだけど、それを確認する前にことりちゃんが素早く鞄のジッパーを閉め、鞄を背に隠し、部室の隅に移動する。
動き早いね・・・・。
穂「ことりちゃん、どうしたの?」
こ「ナンデモナイノヨ。」
穂「え?でも・・・」
こ「ナンデモナイノヨナンデモ。」
おまけにすごい早口だし・・・。
穂「そういえば永夢くんや貴利矢くんのは?」
こ「一応あるよ。」
永・貴「「え?」」
僕たちも撮られてたの?
全く気づかなかったよ・・・。
穂「それじゃあ、二人のも見てみよ〜♪」
そう言って動画を再生し始める穂乃果ちゃん。
動画には、普通に授業を受けている僕と貴利矢さんが映っていた。
穂「お〜、二人も真面目に・・・」
貴「穂乃果がだらしなさすぎるんだ。」
穂「そんなに何回も言わないでよ、貴利矢くん!!」
海「あなたたちは何回似たようなやりとりを繰り返すんですか。」
こ「ははは・・・。」
海未ちゃんのツッコミに苦笑いすることりちゃん。
まぁ、僕も思ったけどね。
希「完成したら、各部にチェックしてもらうから、問題があったらその時に・・・」
穂「でも、その前に生徒会長が見たら・・・」
絵『困ります。あなたのせいで音ノ木坂が怠け者の集団に見られるのよ。』
永「まぁ、あの動画見たら言うだろうね。」
貴「あのお堅い生徒会長じゃあな。」
穂「ううぅぅ」
穂乃果ちゃんが唸るが、こればかりは仕方ない。
もし僕が生徒会長の立場でも同じ事を言うと思うし。
希「まぁ、そこは頑張ってもらうとして。」
穂「えぇー!希先輩なんとかしてくれないんですか!?」
希「そうしたいんやけど、残念ながらウチが出来るんは、誰かを支える事だけ。」
永「支える・・・?」
どういう事だろう・・・?
希「まぁ、ウチの話はええやん。さぁ、次は・・・」
その瞬間、部室のドアが開き、にこさんが入ってきた。
に「はぁはぁ」
穂「にこ先輩?」
に「取材が来るって、本当!?」
こ「もう来てますよ。ほら!」
ことりちゃんが副会長を手で示す。
するとにこさんが、
に「にっこにっこにー♪みんなも元気にニコニコニーの、矢澤にこでーす♪えっと〜、好きな食べ物は〜・・・」
ぶりっ子しながらそう言ってると
希「ごめん、そういうの要らないわ。」
副会長に止められる。
に「えぇぇ・・・」
凛「部活動の生徒たちの素顔に迫る感じにしたいんだって!!」
に「素顔・・・・あぁ、OK、OK。そっちのパターンね・・・」
永「どういうパターン?」
に「ちょっ〜と、待ってね〜。」
無視された・・・
にこさんは後ろを向いて、しゃがんで頭のリボンを解き始めた。
・・・・・なんか嫌な予感がして来た。
永「みんな、ここは先に行こう。」
海「え?ですが・・・」
永「この後の展開、なんとなく読めるでしょ?」
海「え、えぇ・・・まぁ・・」
貴「確かに出た方がいいな。みんな行こうぜ。」
「「「「「「うん・・・。」」」」」」
僕たちは黙って部室から出る。
しばらく歩くと、部室から「っていないし!?」って言う声が聞こえて来た。
・・・・・・・・・・
花「た、助けて・・・」
部室から場所を変更、今は中庭に来ていた。
そこで残りの一年生組の飛彩君、真姫ちゃん、花陽ちゃんと合流した。
そして、まず初めに花陽ちゃんのインタビューを開始したのだが、開口一番で助けを求めていた。
ちなみに今は僕が撮影をしている。
永「花陽ちゃん、落ち着いて?」
希「後で編集するから、どれだけ時間が掛かっても大丈夫やよ。」
花「で、でも・・・」
凛「凛もいるから、頑張ろう!」
凛ちゃんが花陽ちゃんを励ましながらカメラに写りこむ。
凛「真姫ちゃんもこっち来るにゃ〜!」
渡り廊下で髪をくるくる回している真姫ちゃんの方にカメラを向ける。
真「私はやらない。」
飛「行って来い、真姫。」
真「嫌よ。」
凛「もぉ・・・」
飛彩君が勧めるが、真姫ちゃんは断り、凛ちゃんが不満そうな声を漏らす。
希「ええんよ、どうしても嫌なら無理にインタビューしなくても・・・」
副会長はそこまで言って、僕にウインクして来る。
それで何となく副会長が言いたい事が分かり、無言で真姫ちゃんの方にカメラを向ける。
希『真姫だけはインタビューに応じてくれなかった。スクールアイドルから離れれば、ただの多感な15歳。これもまた自然な・・・・』
真「って、何ナレーション被せてるのよ!」
副会長がナレーションを被せていたが、途中で真姫ちゃんが撮られてるのに気づき、撮影を止めさせた。
ただ、止めるためにこちら側に来てしまったため、そのまま一年生組の撮影に参加させられた。
希「ではまず、アイドルの魅力について聞いていこうと思います。」
やっとインタビューらしいインタビューが始まったよ・・・。
希「ではまずは花陽さんから。」
花「え、えっと・・・」
副会長は初めに花陽ちゃんに話しを振り、花陽ちゃんが戸惑っていると、
凛「かよちんは昔からアイドルが好きだったんだよね〜!」
花「は、はい!」
さすが幼馴染、ナイスアシストだ。
希「それでスクールアイドルに?」
花「はい、えっと・・・」
次の質問に花陽ちゃんが答えようとしたが、なぜか笑いを堪えるように口を抑えた。
花陽ちゃんと同じ方向を見ている凛ちゃんと真姫ちゃんには原因がわかったみたいで、凛ちゃんは花陽ちゃんと同じように笑いを堪える。
真「ちょっと止めて!!」
真姫ちゃんに言われてカメラをいったん止めて顔を上げる。
二人が笑い出した原因が気になり、二人が見ていた方向、つまり僕の後ろ側を見る。
そこには、口を窄ませていた穂乃果ちゃんがいた。
永「穂乃果ちゃん・・・・何してるの?」
穂「いやぁ、緊張してると思って、解してあげようと思って。」
真「ことり先輩も!!」
こ「頑張っているかね?」
穂乃果ちゃんの後ろではひょっとこの仮面を被っていることりちゃんの姿が。
永「その仮面、どこにあったの?」
真「全く、これじゃあμ’sがどんどん誤解されていくわ!!」
穂「おぉ!真姫ちゃんがμ’sの心配をしてくれた!!」
真「なっ、べ、別に私は・・・。」
結局、撮影もそんなに進まず、この時間はお開きになった。
・・・・・・・・・・・
放課後、普段の態度はだらしないところが多いという事で練習風景を撮影すことにした。
しばらく練習し休み時間になった時に、副会長のもとに行く。
永「どうですか?練習の様子は。」
希「やっぱりスクールアイドルなだけあって、練習は迫力が違うね。」
貴「そりゃ、練習までいつもと同じだったら問題あるでしょ。」
希「ただ・・・・」
永「?」
希「リーダーって・・・誰なん?」
永「えっ?」
・・・・・・・・・・・
昨日はあの後解散し、副会長と凛ちゃん、貴利矢さんの3人は穂乃果ちゃんの家に行ってインタビューの続きをしたみたいなんだけど、そこで再び副会長からリーダーは誰なのか聞かれたらしい。
そこで、今は部室でリーダーを改めて決める会議を行っている。
に「リーダーには誰が相応しいか・・・だいたい私が部長についた時点で考え直すべきだったのよ。」
こ「私は穂乃果ちゃんでいいと思うけど・・・」
に「ダメよ!今回の取材ではっきりとしたでしょ?この子はリーダーにまるで向いてない。」
真「それはそうね。」
確かにみんながやっている事を考えると、穂乃果ちゃんはリーダーとは思えないほど何もやってない。
に「この際、はっきり決めましょう。PVの撮影だってあるし。」
飛「それもそうだな。」
に「リーダーが変われば、必然的にセンターも変わるでしょ?次のPVは新リーダーがセンター!」
にこさんはそこまで言って、後ろにあるホワイトボードを裏返す。
そこには、『リーダーとは?』と書かれていた。
に「リーダーとは!まず第一に、誰よりも熱い情熱を持っていて、みんなを引っ張っていける事!次に!精神的支柱になるだけの懐の大きさを持った人間である事!そして何より!メンバーに尊敬される存在である事!この全ての条件を兼ね備えたメンバーとなると!」
う〜ん・・・なんか自分がそうだって感じがしているけど、にこさんは違う気がするんだよな〜。
そんな事を考えていると、凛ちゃんが
凛「海未先輩かにゃ?」
貴「ぶっ!」
に「なんでやねーん!!」
海未ちゃんを推し、それを聞いたにこさんはツッコム。
そして貴利矢さんはそれを聞いて吹き出す。
海「わ、私ですか!?」
海未ちゃんか・・・
確かにいいかもね。
穂「そうだよ海未ちゃん!向いてるかもリーダー!」
海「それでいいのですか?」
穂「えっ、なんで?」
海「リーダーの座を奪われようとしているのですよ?」
穂「ふぇ?それが?」
海「・・・何も感じないのですか?」
穂「だって、みんなでμ’sをやって行く事一緒でしょ?」
かなりあっけらかんとして言う穂乃果ちゃん。
花「でも!センターじゃなくなるかもですよ!?」
花陽ちゃんがそう言うが、穂乃果ちゃんは
穂「おー、そうか。ま、いっか!」
「「「「「「「「ええぇぇぇぇ!!」」」」」」」」
貴「さすが穂乃果だな!」
海「そんな事でいいのですか!?」
穂「それじゃあ、リーダーは海未ちゃんと言う事で・・・」
海「ま、待ってください!」
永「?」
海「私には、無理です///」
あー・・・
海未ちゃん、恥ずかしがり屋だったね。
真「面倒な人。」
花「じゃあ、ことり先輩?」
こ「え?私?」
花陽ちゃんはことりちゃんを推薦する。
だけど・・・
永「ことりちゃんはリーダーというより、副リーダーじゃない?」
貴「確かにね。」
ことりちゃんはおっとりとしてる。
ことりちゃんの脳トロボイスで『気合入れて行こ〜♪』なんて言われても、気合なんて入らない。
逆に力が抜けていく。
凛「じゃあ、永夢先輩?」
永「マネージャーがリーダーはおかしいでしょ?」
貴「俺もだぜ。」
花「でも・・・一年生がリーダーって訳にはいかないし・・・」
に「仕方ないわね〜」
こ「やっぱり穂乃果ちゃんがいいんじゃない?」
に「仕方ないわね〜」
真「私は海未先輩を説得した方が早いと思うけど?」
に「仕方ないわね〜」
貴「どうする?多数決でも取るか?」
に「し〜か〜た〜な〜い〜わ〜ね〜!」
永「にこさん、うるさいです・・・」
みんながにこさんをずっとスルーするから、におさんが拡声器を使い始めた。
凛「で、どうするにゃ?」
飛「どうするか・・・」
結局、放課後に秋葉に行って決める事になった。
時間、かかりそうだな・・・