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永夢side
「音ノ木坂学院は、来年度より生徒募集をやめ、廃校とします」
試験結果を伝えるために理事長室に来た僕達を待ち受けていたのは、理事長による廃校宣言だった。
穂「そんな・・・・。今の話、本当ですか!?」
廃校の言葉を聞いて居ても立っても居られなくなったのか、理事長室の中に飛び込んで行く穂乃果ちゃん。
絵「あなた達・・・・」
生徒会長は僕達の入室に驚いていた。
外から見た時は気づかなかったが、中には大我さんもいた。
穂乃果ちゃんは理事長の前に立つ。
「・・・・本当よ」
こ「お母さん!そんな話、聞いてないよ!」
ことりちゃんも理事長に詰め寄る。
穂「お願いします!後、もうちょっとだけ待って下さい!後一週間・・・・いえ!後二日でなんとかしてみせますから!」
穂乃果ちゃんの発言に理事長は目をパチクリさせている。
そんな中、大我さんが教えてくれる。
大「落ち着け。別に今すぐってわけじゃない」
「そうよ、高坂さん?廃校にするというのは、オープンキャンパスの結果が悪かったらの話よ?」
穂「オープン・・・・・キャンパス?」
理事長の言葉がイマイチよくわからなかったのか、首を傾げる穂乃果ちゃん。
大「要するに、見学に来てもらった近隣の中学生にアンケートを取ってもらって結果が芳しくなかったら廃校、ってことだ」
「その通りよ」
大我さんの説明に理事長が肯定の意を示す。
穂「なぁんだ、よかったぁ〜・・・」
絵「安心している場合じゃないわよ?オープンキャンパスは二週間後の日曜日。そこで結果が悪ければ本決まりなのよ?」
成る程・・・オープンキャンパスで結果をを残せなかったら、本当の意味で終わり・・・。
穂乃果ちゃんも急に慌て出す。
穂「どど、どうしよう貴利矢君!」
貴「落ち着け、今慌ててもどうしようもない」
貴利矢さんが慌てる穂乃果ちゃんを落ち着かせる。
絵「理事長、オープンキャンパスのイベントの内容は、生徒会で決めさせてもらいます。」
「・・・・止めても聞きそうにないわね」
理事長の方が折れ、生徒会長に許可を出す。
絵「ありがとうございます」
そう言って生徒会長は理事長室を出て行って、副会長と大我さんも追いかけるように出て行った。
永夢side out
・・・・・・・・
◎side
穂「なんとかしなくちゃ!」
そう意気込む穂乃果。
だが、実際に穂乃果達にできる事はオープンキャンパスに向けて練習する事ぐらいだ。
穂乃果達は一年生組に説明する。
花「そんな・・・」
凛「じゃあ、凛達は下級生がいない高校生活!?」
に「そうなるわね・・・」
真「まっ、私はそっちの方が気楽でいいけど」
花陽と凛の問いに答えるにこと、髪をくるくるしながら言う真姫。
穂「とにかく、オープンキャンパスでライブをやろう!それで、入学希望者を少しでも増やすしかないよ!」
貴「つっても穂乃果。オープンキャンパスでライブできるのか?内容は生徒会が決めるんだろ?」
永「とにかく、今はできると考えて行動しましょう」
こうして、穂乃果達スクールアイドルは練習をすることにした。
・・・・・・・
一方その頃、生徒会室では。
絵「これより、生徒会は独自に動きます。なんとかして、廃校を食い止めましょう」
絵里がそういうが、何か言いたそうな生徒会のメンバー達。
希「ん?」
絵「何か?」
「あっ・・・いえ・・・・」
希「言いたい事があるなら、言った方がええよ」
希が言うように促す。
その言葉で、徐々に言い始めるメンバー達。
「はい・・・」
「あの、これって、この学校の入学希望者を増やすために何をするかの話し合いですよね?」
絵「えぇ」
「だったら!楽しい事を一杯紹介しません?学校の歴史や先生がいいって言うのも大事だと思うんですけど、ちょっと今までの生徒会は少し堅苦しい気がして・・・」
大「まっ、そうだな」
そう呟いて絵里の方を見る大我。
「例えば、ここの制服って、可愛いって言ってくれる人、多いんですよ!」
「それいいね!そういうのアピールしていきましょうよ!」
「スクールアイドルも人気あるよね!」
「いいね!うちらの学校にもいるし!」
「μ’sだっけ?その子達に頼んで」
「ライブしてもらおうよ!」
「「「いいね!!」」」
色々と言って盛り上がる生徒会の後輩メンバー。
絵「他には!?」
だが、絵里の一言により、一気に黙り込み、
「・・・他には?」
と声を揃える。
・・・・・・・
そして生徒会メンバーが来たのはアルパカ小屋。
それを見た絵里は、
絵「・・・これですか?」
あまり芳しくない反応。
大「アルパカ飼ってる学校って、普通ないよな」
大我の反応は至って当たり前の反応である。
「はい!他校の生徒にも意外と人気があるんですよ!」
絵「これでは・・・・」
絵里はアルパカを見続けるが、却下的な言葉に、茶色の方のアルパカが唸り、絵里に唾を吐く。
「あわあわあわあわ・・・・」
後輩メンバーはハンカチで急いで絵里を拭く。
そこに、アルパカの餌を持った花陽と凛が来る。
花「生徒会長さん・・・・?」
大「よぉ・・・」
その二人に気づく大我。
絵「あなた達・・・」
「あぁ!!スクールアイドルの!!」
花「は・・・はい・・」
他のメンバーも徐々に気づき、声をかけていく。
「今度オープンキャンパスがあるんだけど、よかったら・・・」
絵「待ちなさい!」
生徒会の一人がライブをしてもらおうと頼もうとしたが、その前に絵里に止められる。
絵「まだ何も決まってないでしょ!?」
「・・・・・はい・・」
大「おい、絵里・・・」
大我が絵里に声をかけるが、その前にこの場を去っていく。
そんな絵里の後を追って、生徒会メンバーもこの場を去って行った。
・・・・・・・・
放課後、穂乃果達は屋上でライブに向けて練習をしていた。
海未がリズムを取り、穂乃果が声を出して練習をしている。
穂「1、2、3、4、5、6、7、8・・・・よし!」
ラストの決めポーズが決まり、ガッツポーズをする穂乃果。
穂「おー!完璧!!」
こ「よかった!これならオープンキャンパスに間に合いそうだね♪」
真「・・・でも、さっき貴利矢先輩も言ってたけど、本当にライブなんてできるの?」
真姫が汗を拭いながら聞いてくる。
真「生徒会長に止められるんじゃない?」
こ「それは大丈夫。部活紹介の時間は必ずあるはずだから」
真姫の心配に、ことりが答える。
こ「そこで、歌を披露すれば・・・」
海「まだです・・・」
ことりが話そうとするが、途中で海未が言葉を遮る。
海「まだ、タイミングがずれています・・・」
穂「海未ちゃん・・・分かった!もう一回やろう!」
穂乃果ちゃんの言葉にそれぞれが準備に入る中、永夢だけが海未の事を見ていた。
永「・・・・・」
穂「完璧!!」
真「そうね!」
に「やっとにこのレベルに追いついたわね!」
穂乃果の言葉に真姫は頷き、にこははしゃぐが、海未の反応は変わらなかった。
海「・・・・・・ダメです、これじゃあ・・・」
「「「「「「「「え!?」」」」」」」
凛「うぅ・・・・もうこれ以上上手くやれる気がしないにゃ〜・・・」
普段はあまり弱音を吐かない凛だが、珍しく弱音を吐く。
海「ダメです・・・これでは全然・・・」
そればかり言ってる海未に、真姫が詰め寄る。
真「何が気にいらないの!?はっきり言いなさいよ!!」
飛「落ち着け、真姫」
そんな真姫を落ち着かせる飛彩。
そこで、さっきまで黙っていた永夢が口を開く。
永「海未ちゃん・・・話そうよ、あの事・・」
穂「?」
永夢の発言に首を傾げる穂乃果。
永「このまま同じ練習を続けていたって、何も変わらないよ。あの人のレベルに追いつくことなんて、なおさらね」
貴「どういう事だ?永夢」
永夢が誰の事を言っているのか、検討もつかなかったのか直接聞く貴利矢。
永「・・・・今日はもう遅いので、また後で話します。ただ、一つだけいうとしたら・・・」
永夢の言葉を聞き逃すまいと、みんな耳をすませる。
永「感動できないんです。今の状態じゃ・・・・」
この日は、そのまま解散となった。
・・・・・・
その夜、永夢達はラインの通話機能を使って、話していた。
海未と永夢は生徒会長が昔バレエをしていた事を語った。
そして、そのダンスがいかにすごかったのか。
それを聞いて穂乃果はある意見を出す。
「「「えぇ!生徒会長に!?」」」
その意見に一年生組が驚く。
穂「うん。生徒会長にダンスを教わろうと思うの!海未ちゃんも同じ意見なんでしょ?」
海「は、はい」
に「話があるって、そんな事?」
花「でも、生徒会長・・・私達の事・・・」
凛「嫌ってるよね〜、絶対!」
に「っていうか、嫉妬してるのよ、嫉妬!」
一年生組とにこはそれぞれの考えを口にする。
が、
永「ですが、生徒会長のダンスは今までで一番凄いものでした。少なくと、僕が今まで見てきたダンスと比べて・・・」
花「そんなに凄かったんだ・・・」
真「私は反対!潰されかねないわ!」
真姫がはっきりと反対意見を出す。
に「そうね。三年生ならにこで間に合ってるわ」
花「生徒会長・・・・ちょっと怖い・・・」
凛「凛も楽しい方がいいなぁ〜・・」
海「そうですよね・・・・」
口々に反対していくメンバー。
そんな中、穂乃果だけは
穂「私はいいと思うけどなぁ〜・・」
「「「「えぇ!?」」」」
に「何言ってんのよ!」
穂乃果の発言に再び驚く一年生とにこ。
穂乃果は至って普通に言い放った。
穂「だって、ダンスが上手い人が近くにいて、もっと上手くなりたいから教わりたいって話でしょ?」
貴「まぁ、そうだな・・・」
穂乃果の確認の質問をして、貴利矢が肯定する。
穂「だったら、私は賛成!」
こ「穂乃果ちゃん・・・」
穂「頼むだけ、頼んでみようよ!」
穂乃果が海未の提案に賛成する。
に「ちょっ!待ちなさいよっ!!」
こ「でも、絵里先輩のダンス、ちょっと見てみたいかも!」
花「あっ、それは私も!!」
にこが異を唱えようとするが、それよりも早くことりと花陽が意見に賛同する。
貴「しゃ〜ない、ノセられてやるか」
永「僕は当然、賛成です」
二人を筆頭に、次々と賛同していく。
に「どうなっても知らないわよ・・・」
◎side out
・・・・・・・
大我side
俺は今、絵里の家の来ている。
なんでも、今度のオープンキャンパスの時に音ノ木坂の説明を絵里がするため、リハーサルとして聞いてほしいらしい。
それで聞いているのだが、まぁ・・・かなり眠くなってくる。
今現在、俺の周りには実際に演説している絵里の他、亜里沙の友達2人も来て聞いている。
だが、絵里の説明を聞いている亜里沙はかなり不満顔だ。
さらにいうと、亜里沙の友達の一人、高坂雪穂は完全に眠っている。
まぁ、無理もない。
俺も寝たいからな。
そんな聞いてる側の気持ちも露知らず、絵里は
絵「このように、音ノ木坂学院の歴史は古く、この地域の発展にずっと関わって来ました。さらに、当時の学院は音楽学校という側面も持っており、学院内はアーティストを目指す生徒に溢れ、非常にクリエイティブな雰囲気に包まれていたと言います」
と、こんな長ったらしい文章を延々と続けている。
その間、雪穂が段々と頭を後ろに傾け、転げ落ちそうになっている。
そう思って見ていると、
雪「わぁっ!!体重増えた!!」
と叫んで飛び起きた。
・・・どんな夢を見てたんだ?
周りを見て説明の途中だと気付いたのか、
雪「あっ・・・・・すいません・・・」
顔を赤くしながら謝る。
絵「・・・・・ごめんね、退屈だった?」
雪「いーえ、面白かったです!特に後半凄い引き込まれました!!」
席を立ち上がって言うが、さすがに無茶だろう。
絵「オープンキャンパス当日までに直すから、遠慮無く言って」
絵里はそう言うが、おそらく今の状態で直しても、あまり大差は無いだろう。
なんて言うべきか・・・・。
そんな事を考えていると、亜里沙が立ち上がる。
亜「亜里沙はあまり面白くなかった」
はっきりと言った。
雪穂が「ちょっと!!」と驚いている。
亜「何でお姉ちゃん・・・こんな話してるの?」
絵「学校を廃校にしたくないからよ・・」
亜「私も音ノ木坂はなくなって欲しくない。・・・・でも・・・」
そこで一旦言葉を区切り、次に絵里の顔色が変わる一言を言い放つ。
亜「これが、お姉ちゃんのやりたい事?」
絵「・・・・・・・」
流石は妹といったところか。
姉の事を誰よりも分かっている。
そこで、俺も前から気になっていた事を絵里に聞く。
大「俺も前から気になっていた事があるんだ。絵里、今お前は自分の心に正直か?」
絵「っ!!」
俺の言葉を聞くと、絵里は顔を俯かせた。
大我side out
・・・・・・・
永夢side
翌日、僕と海未ちゃん、穂乃果ちゃんとことりちゃんの4人で生徒会室に行き、生徒会長にダンスを教えて欲しいと頼みに来た。
穂「生徒会長!お願いがあります!私達にダンスを教えてください!」
絵「私に・・・・ダンスを・・?」
穂「はい!お願いします!」
僕達も代表して穂乃果ちゃんが要件を出し、頭を下げたので、僕達も頭を下げる。
絵「・・・・分かりました。あなた達の活動には理解できませんが、人気があるのは間違いないようですし、引き受けましょう」
穂「本当ですか!!」
生徒会長の了承の言葉を聞き、穂乃果ちゃんとことりちゃんが喜びの表情を浮かべる。
絵「ただし、引き受けるからには私が許せる水準まで頑張ってもらうわよ?」
その言葉を聞いて、穂乃果ちゃん、ことりちゃん、海未ちゃんが声を揃えて、
穂・こ・海「「「はい!!」」」
元気よく返事をして生徒会室から出ていった。
僕も出て行こうとドアを開けた時、
希「星が動き出したみたいやね・・・」
そんな副会長の声が聞こえた。
永夢side out
・・・・・・・・
絵里side
放課後、私は屋上で彼女達のダンスを見ていたのだけれど・・・。
凛「にゃっ!!わわわわっ!!」
教えるにはまず彼女達がどれくらい踊れるか知る必要があるので踊ってもらったわけだけど、途中オレンジ色のショートカットヘアの子、確か・・・星空さんだったかしら?が転んでしまった。
何よこれ・・・・全然基礎ができてないじゃない。
絵「全然ダメじゃない・・・!よくここまで来れたわね!!」
凛「昨日はできたのにー!」
昨日できて今日できない。
それは基礎ができてない証拠だわ。
絵「基礎ができてないからムラが出るのよ。足を開いてみて?」
凛「こう?」
星空さんが足を開脚して座ったの確認してから、その背中を思いっきり押した。
凛「うぎっ!?痛いにゃ〜!!」
星空さんの体は驚くほどに固かった。
絵「これで、少なくともお腹が床につくくらいじゃないと話にならないわよ」
凛「えぇー!?」
絵「ダンスは一旦中断。みんなの柔軟性を見せて」
私が言うと、全員ダンスを中断し、床に座って柔軟体操をし始めた。
みんな、比較的に体が固い。
この中で合格なのは・・・・
こ「ほっ!」
穂「ことりちゃん凄〜い!!」
こ「えへへ、家で毎日お風呂上がりにやってるんだ〜」
南さんぐらいね。
高坂さんが南さんをみて感心しているが、そんな場合じゃない。
絵「感心している場合じゃないなよ。ダンスで人を惹きつけたいのでしょ?」
少し、言い方はキツイかもしれない。
だけど、学校を救うためにはこうでもしないと伝わらない。
絵「残り10分!!」
筋力トレーニングを挟み、片足立ちをやらせる。
最初の方は良かったが、段々顔が引きつっていく。
花「あっ!?」
すると、一年生の一人、小泉さんが倒れる。
凛「かよちん!!」
飛「小泉、大丈夫か?」
小泉さんに、星空さんと一年生の試験生、鏡君が近づく。
・・・はぁ。
絵「もういいわ。・・・今日はここまでよ」
『えっ!?』
彼女達ではこの学校を救えない。
に「ちょっと!!」
真「いくら何でも、そんな言い方はないんじゃない!?」
絵「私は冷静に判断しただけよ」
矢澤さんや西木野さんが文句を言ってくるが、私は事実を述べて戻ろうとする。
穂「待ってください!!」
ドアに手をかけたところで、後ろから高坂さんに呼び止められる。
振り向くと、アイドル研究部のメンバーが並び、
穂「ありがとうございました!明日もよろしくお願いします!!」
『よろしくお願いします!!』
私に向かって一礼してきた。
その光景に、私は何も言えなかった。
『宝生永夢のガシャット紹介コーナー』
永「今日のガシャットはこれ!」
『爆走バイク』
永「このゲームは、破壊妨害なんでもありのレースゲーム。このゲームのデータが入っているガシャット、『爆走バイクガシャット』をゲーマドライバーに挿入して変身できるのが、貴利矢さんが変身する仮面ライダーレーザーだ」