ラブライブ〜9人の女神と戦うDr.ライダー達〜   作:蛇廻

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今回は久しぶりにあのライダーが登場します!

といっても、サブタイトルでバレてますけどね。

さて、今回から必殺技等の表記をカタカナにしています。

ぜひとも、感想、アドバイスをよろしくお願いします!


それと、今回のガシャット紹介、あまり書くことがなかったなぁ〜・・・


第21話 強敵出現!黒いエグゼイドと竜戦士

絵里side

 

私は今日も屋上に来ていた。

 

だけど、どうしてもドアを開ける事が出来ない。

 

なぜかは分からないけど、日が経つにつれてこのドアを開ける事にためらいを感じる。

 

真「覗き見ですか?」

 

声をかけられ、後ろを向くと、西木野さんと鏡君が来ていた。

 

絵「あっ・・・・いえ・・・」

 

凛「あぁーーー!!」

 

返答に戸惑っていると、星空さんもやって来た。

 

凛「そんなところにいないで、早く行くにゃ〜!!」

 

星空さんがいきなり私を押してくる。

 

凛「にゃんにゃにゃんにゃにゃ〜ん♪」

 

絵「あっ!?ちょっと!?」

 

押し込まれるように入った屋上では、すでに来ていたメンバーが談笑していた。

 

穂「おはようございます!!」

 

こ「まずは柔軟ですよね?」

 

高坂さんが挨拶をし、南さんが練習の確認をしてくる。

 

絵「・・・辛くないの?」

 

「「「「「「「えっ?」」」」」」

 

私が溢した呟きに、全員が反応する。

 

絵「昨日あんなにやって、今日もまた同じ事をするのよ?第一、上手くなるかどうかも分からないのに・・・。どうして?」

 

穂「やりたいからです!!」

 

高坂さんが間髪入れずに答える。

 

穂「確かに練習は凄くキツイです。でも、廃校を阻止したい、音ノ木坂学院を救いたいという思いは生徒会長にも負けません!だから、今日もよろしくお願いします!!」

 

『お願いします!!』

 

全員が声を揃えて頼んでくる。

 

彼女達の目は、とても澄んでいた。

 

あぁ、亜里沙がどうして彼女達の事が好きなのか。

 

どうして人気があるのか。

 

やっと分かった気がする。

 

その真っ直ぐな気持ちに、私は何も言えずに屋上を立ち去る。

 

絵里side out

・・・・・・・

◎side

 

屋上から出た絵里はしばらく走り、階段を降りた所でスピードを落とし、歩き始める。

 

希「ウチなぁ」

 

絵「っ!・・・・希・・・」

 

そんな絵里に、後ろから声をかける希。

 

希の声を聞いて絵里も立ち止まる。

 

希「うちな、エリチと友達になって、生徒会やってきて、ずっと思ってたんよ。エリチは、本当は何がしたいんだろうって」

 

絵「えっ?」

 

希「一緒にいるとわかるんよ。エリチが頑張るのは、いつも誰かのためばっかり・・・。だから、いつも何かを我慢しているようで、全然自分の事は考えてなくて・・・」

 

絵「っ!!」

 

希「学校を存続させようって言うのも、生徒会長としての義務感やろ!?だから理事長も、エリチの事認めなかったんと違う!?」

 

希は大声を出して、絵里の核心に触れる。

 

希「エリチの・・・エリチの本当にやりたい事は?」

 

高校一年生から絵里と一緒に行動して来た希。

 

そんな希は、絵里の気持ちに気づいていた。

 

絵「何よ・・・。なんとかしなくちゃいけないんだからしょうがないじゃない!!」

 

今まで黙っていた絵里が大声で怒鳴る。

 

絵「私だって!好きな事だけやって、それだけでなんとかなるならそうしたいわよ!・・・自分が不器用なのは分かってる。でも!私が今更アイドルを始めようなんて、言えると思う?」

 

自分の気持ちを曝け出す絵里は、泣いていた。

 

そこで、絵里は希に背を向け走り去って行く。

 

希「エリチっ!!」

 

希の静止の言葉も聞かずに・・・。

 

絵里が立ち去った後、希が立ち止まっていたが、そこに大我がやってくる。

 

どうやら、角から聞いていたらしい。

 

希「花家君・・・」

 

大「あれが絵里の本心か・・・。自分の気持ちに正直になれてないのは分かっていたが、あそこまでためていたとはな・・・・・」

 

希はどこか、悲しい表情をしていた。

 

希「ごめんね・・・。ウチじゃ、エリチを説得する事はできなかった・・・」

 

大「いや、お前はよくやったよ。あいつを説得しようにも、絵里の本心を知る必要はあったからな。さて・・・」

 

そこまで言って、階段の方を見る大我。

 

大「そこで聞いてんだろ?出てこいよ」

 

大我がそう言うと、階段の方から永夢が出てくる。

 

永「バレてましたか・・・」

 

大「気配がダダ漏れだったしな。・・・お前は絵里の本心を知って、どうしたい?」

 

そう質問する大我。

 

永夢も大我同様、絵里の本心を最初から聞いていた。

 

永「・・・僕は初めて生徒会長に会った時、とても厳しそうな人だと思いました。だけど、その表情には少し悲しみや、苦しみのような感情も見えた。だからこそ、僕は・・・・・・生徒会長の、絵里さんの笑顔を取り戻したい!」

 

絵里を笑顔にしたい。

 

永夢は、はっきりとそう口にした。

 

その答えを聞いて、大我は「ふっ・・」と笑う。

 

大「だったらすぐにでも行動するぞ。俺は先に絵里のところに行ってるから、二人はあいつらを連れて来てくれ」

 

そう言って、大我は絵里が去っていった方向に歩いて行く。

 

・・・・・・

 

空き教室の一角、後ろの机に絵里は座っていた。

 

絵里は頬杖をつき、外を眺めていた。

 

大「何してるんだ?」

 

絵「?・・・・大我・・」

 

そこに大我がやってくる。

 

絵「・・・どうして、あの子達があんなに人気があるのか、分かった気がするわ・・」

 

大「?」

 

絵「あの子達は、好きでスクールアイドルをやっている。だからこそ、あんなに人気があるんだって・・・」

 

大「・・・そうか・・」

 

絵里は顔を俯かせる。

 

大「・・・なぁ絵里。どうして理事長があいつらの活動を許し、絵里の活動を許さなかったのか、今のお前なら分かるだろ?」

 

絵「・・・私が、生徒会長の義務感でやっていたから・・?」

 

大「そうだ。その事が分かった今、もう一度、お前に聞かなきゃならない事がある。」

 

大我はそこで一回止めて、少しためてから質問する。

 

大「今のお前は、自分の心の正直か?そして、今お前は、何がしたい?」

 

一昨日、大我が絵里にした質問。

 

それにもう一つ質問を加え、絵里に問う。

 

その質問に、絵里は途切れ途切れになりながら答える。

 

絵「私は・・・・スクールアイドルを・・・・やりたい・・!あの子達と・・・・一緒に・・!!」

 

スクールアイドルをやりたい。

 

それが絵里の気持ちだ。

 

大「だったら・・・」

 

絵「でも!」

 

大「?」

 

大我が何かを言おうとしたが、絵里が遮る。

 

絵「私は生徒会長なのよ?そんな私が、アイドルなんて・・・!」

 

大「生徒会長だからとかは関係ねぇよ。大事なのはお前自身の気持ちだ。無理に我慢してストレスを溜めるよりも、思いっきり楽しんだ方がいいんじゃないか?」

 

絵「でも・・・」

 

大「それによ、あいつらはお前を受け入れてくれるぜ?だってよ・・・」

 

大我がそこで会話を止める。

 

絵里が大我の方を向くと、そこにはμ’sメンバーがいて、穂乃果が手を差し出していた。

 

穂「生徒会長・・・いえ、絵里先輩!μ’sに入ってくれませんか!?」

 

穂乃果は絵里を勧誘する。

 

海「さっき、希先輩と永夢から聞きました」

 

絵「?」

 

海未の発言に首を傾げる絵里。

 

に「やりたいなら素直にそう言えばいいじゃない」

 

真「にこ先輩が言えた事じゃないけど」

 

飛「真姫もな」

 

にこ、真姫、飛彩の発言に、花陽とことりはクスクス笑う。

 

絵「ちょっ、ちょっと待って!私がアイドルなんて、おかしいでしょう!?」

 

貴「なぁ〜に言ってんすか、会長さん」

 

絵里の言葉に、貴利矢が軽い感じで話しかける。

 

貴「せっかく、自分の気持ちに気づいたんだ。だったら、その気持ちにノっちゃいなよ」

 

穂「さぁ、絵里先輩!スクールアイドル、μ’sに入ってください!」

 

絵「っ!!」

 

穂乃果達の言葉に、絵里は泣きそうになりながらも差し出された手を掴み、立ち上がる。

 

こ「これで、8人!」

 

希「いいや、9人や。ウチも入れて」

 

『えっ?』

 

希の発言に全員が驚きの声を上げる。

 

希「占いに出てたんや。このグループは9人になった時、未来が開けるって・・・。だから付けたんよ、9人の歌の女神、μ’sって!」

 

『えぇーーーー!!』

 

再び驚きの声を全員が上げる。

 

穂「じゃ、じゃあ、あの名前を付けてくれたのって、希先輩だったんですか!?」

 

穂乃果の問いに、希は「ふふっ♪」と笑う。

 

絵「希。・・・・全く、呆れるわ・・」

 

絵里はみんなの横を通って教室を出ようとする。

 

海「どこへ?」

 

海未の質問に、絵里は振り返って答える。

 

絵「決まってるでしょ!練習よ!」

 

その顔は、今まででは考えられないぐらいの笑顔だった。

 

穂乃果達も喜ぶを隠せず、マネージャー組は静かに微笑んでいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

その時だった。

 

 

 

『ステージセレクト』

 

 

「「「「っ!?」」」」

 

 

急に場所が変わって、どこかの廃工場のような場所に転移した。

 

絵「な、なに?」

 

に「ちょっと、ここどこよ!?」

 

希「な、なにが起きたの!?」

 

この現象を初めて体験する三年生組は驚いていたが、マネージャー組は至って冷静に辺りを警戒する。

 

大「絵里!俺達の後ろに下がれ!!」

 

絵「え、えぇ・・・」

 

大我に言われ、言われた通り下がる絵里。

 

その時、自分達のじゃない、誰かの声が響く。

 

「お前達が仮面ライダーか」

 

「「「「!?」」」」

 

マネージャーの四人は一斉に声がした方を見る。

 

そこには、民族衣装のような物を身に纏った一人の男が立っていた。

 

貴「誰だ?あんた」

 

「答えると思うか?といっても、一人はすでに会った事があるがな」

 

飛「なんだと?」

 

その男は、懐から、紫色のパッドのような物を取り出す。

 

永「あれは、黒いエグゼイドが持っていた!なんであの人が持ってるんだ!?」

 

そして、そのパッドにあるAボタンを押す。

 

すると、どこか禍々しい音声が辺りに鳴り響く。

 

「培養」

 

そのまま、そのパッドを右手に装着する。

 

『インフェクション!』

 

『レッツゲーム!バッドゲーム!デッドゲーム!ワッチャネーム!?』

 

男の体はパッド、『ガシャコンバグヴァイザー』から広がった粒子に包まれ、その粒子が消えた時には男の真の姿が現れる。

 

『ザ バグスター!』

 

手には巨大な牙の模した武器、『グラファイトファング』を持ち、体の色は緑色、龍も姿を彷彿させる姿。

 

以前、『仮面ライダースナイプ』と戦い、勝ったバグスター・・・・

 

『グラファイト』が立っていた。

 

永「バグスター!?」

 

絵「あ、あの怪人は!?」

 

永夢と絵里の二人が驚く中、大我は下に俯く。

 

大「・・・・・テメェか・・・グラファイト!!」

 

いきなり大声を出し、グラファイトを睨みつける大我。

 

すぐにゲーマドライバーを装着し、ガシャットを起動する。

 

『バンバンシューティング』

 

大「変身!!」

 

『I'm a 仮面ライダー!!』

 

『ガシャコンマグナム!』

 

ス「うおぉぉぉ!!」

 

周りが見えなくなったのか、一人で突っ込んでいくスナイプ。

 

グ「ふん」

 

そんなスナイプをグラファイトは一歩も動かずにグラファイトファングで吹き飛ばす。

 

ス「ぐわぁぁぁ!!」

 

絵「大我!!」

 

永「大我さん!・・・僕達も行こう!」

 

飛・貴「「あぁ!(おう!)」」

 

それぞれのゲーマドライバーを装着しガシャットを起動する。

 

『マイティアクションX』

 

『タドルクエスト』

 

『爆走バイク』

 

永・飛・貴「「「変身!!」」」

 

『I'm a 仮面ライダー!!』

 

『ガシャコンブレイカー!』

 

『ガシャコンソード!』

 

エ「ノーコンティニューでクリアしてやる!」

 

ブ「これより、グラファイト切除手術を始める!」

 

レ「ノリノリでいくぜー!」

 

エグゼイドはハンマー、ブレイブは斬撃、レーザーは銃撃で攻撃していくが、グラファイトには全く通じず、むしろ攻撃を受けてライダーゲージを減らすだけだった。

 

エ「ぐっ・・・」

 

ブ「つ、強い・・・」

 

レ「なんだこいつ・・・」

 

グ「そんなものか、仮面ライダー共!!」

 

すでにライダーゲージが半分を切っており、かなりダメージが通っている仮面ライダー達。

 

ス「だったら、こいつでも受けてみろ!」

 

スナイプは体を高速回転させ、自らを銃弾にしてグラファイトに突撃する。

 

だが・・・・

 

 

 

『キメワザ!マイティ!クリティカルストライク!!』

 

 

ス「ぐわぁぁぁ!!」

 

エ「!スナイプ!!」

 

スナイプの攻撃は横からの何者かの攻撃に吹き飛ばされる。

 

ブ「お前は・・!」

 

スナイプを攻撃した存在の姿を見たエグゼイドとブレイブは驚いた。

 

そこには、いつの日か二人で戦い、惨敗した相手、『黒いエグゼイド』が立っていた。

 

エ「黒いエグゼイド!!」

 

ブ「なんで貴様がここに・・!!」

 

黒いエグゼイドは何も答えず、腰のホルダーから黄緑色のガシャットを取り出す。

 

レ「?二本目のガシャットだと?」

 

黒いエグゼイドはそのガシャットを起動する。

 

『シャカリキスポーツ』

 

黒いエグゼイドの後ろにゲーム画面が現れ、そこを中心にゲームエリアが新たに展開される。

 

それと同時に、カラフルなピンク色をした自転車が現れ、黒いエグゼイドの周りを走る。

 

黒いエグゼイドは一度ゲーマドライバーのレバーを閉じ、左側の装填口に起動したシャカリキスポーツガシャットを装填する。

 

『ガシャット!』

 

そして、もう一度レバーを開く。

 

『ガッチャ〜ン!』

 

『レベルアップ!』

 

『マイティジャンプ!マイティキック!マイティ〜アクショ〜ンX!アガッチャ!シャカリキ!シャカリキ!バッドバッド!シャカっとリキっとシャカリキスポーツ!』

 

すると、自転車、『スポーツゲーマー』が黒いエグゼイドの上から装着されていく。

 

穂「じ、自転車が鎧になった〜!?」

 

凛「どうなってるにゃ〜!?」

 

真「気にしたらダメだと思うけど・・・」

 

その光景に、穂乃果達も唖然とする。

 

黒エ「・・・・・・・」

 

黒いエグゼイドは装填したシャカリキスポーツガシャットを抜き、キメワザスロットに装填する。

 

『ガッシャット!』

 

『キメワザ!』

 

黒いエグゼイドの右肩に装着されているタイヤが取れ、それを手に取る。

 

そのタイヤにはエネルギーが溜まっていき、

 

エネルギーが完全に溜まった時、黒いエグゼイドは再びスイッチを押す。

 

『シャカリキ!クリティカルストライク!』

 

黒いエグゼイドはタイヤをエグゼイド達目掛けて投げ飛ばす。

 

『ぐわぁぁぁぁぁぁ!!』

 

その攻撃はエグゼイド達に当てっていき、変身が解除される。

 

黒いエグゼイドとグラファイトは永夢達を見ると、その場を去っていった。

 

次の瞬間、ステージセレクトが解除され、元いた音ノ木坂の教室に戻って来ていた。

 

海「永夢!」

 

海未も声をきっかけに、全員がハッとする。

 

絵「大我!」

 

希「ひどい傷・・!」

 

真「飛彩、大丈夫!?」

 

凛「にゃ〜・・・痛そうにゃ〜・・」

 

穂「どど、どうしようことりちゃん!」

 

こ「そ、そんなこと言われてもぉ〜・・」

 

結局、真姫が手当てをし、この日は解散となった。

 

◎side out

・・・・・・・

永夢side

 

僕達が黒いエグゼイドとグラファイトと戦い、負けた日から数日。

 

オープンキャンパス当日となった。

 

今、アイドルの衣装に身を包んだ、『9人』になったμ’sはグラウンドに立てたステージに立っていた。

 

穂「皆さん、こんにちは!私達は音ノ木坂学院のスクールアイドル・・・μ’sです!私達は、この音ノ木坂学院が大好きです!この学校だから、このメンバーと出会い、9人が揃ったんだと思います!これからやる曲は、私達が9人になって出来た曲です!!」

 

穂乃果ちゃんが代表で、観客に説明をしている。

 

穂「私達のスタートの曲です!」

 

そう締めくくると、今度は全員で曲名を言う。

 

『聞いてください!「僕らのLIVE 君とのLIFE!」』

 

 

 

<僕らのLIVE 君とのLIFE>

 

 

 

 

 




『宝生永夢のガシャット紹介コーナー』

永「今日のガシャットはこれ!」

『マイティアクションX』

永「この『プロトマイティアクションXガシャット』は、本来のマイティアクションXとは違い、紫色のガシャットだ。
このガシャットをゲーマドライバーを装填すると、黒いエグゼイドに変身できるぞ!」
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