今回は久しぶりに彼が登場します!
永夢side
ことりちゃんのアルバイトが発覚してから数日。
誰もいない教室の中で、ことりちゃんは一人、椅子に座っていた。
こ「・・・チョコレートパフェ、美味しい・・」
しかも何か奇妙な事を言っている。
こ「生地がパリパリのクレープ、食べたい・・・。・・・ハチワレの猫、可愛い・・・。・・・五本指ソックス、気持ちいい・・・」
永「・・ことりちゃん、何を言ってるんだろう?」
貴「さっぱり意味分かんねぇな・・」
こ「ふぇぇぇ〜ん・・・」
あ、壊れたみたい。
こ「思いつかないよぉ〜!」
そう言って机に突っ伏すことりちゃん。
そもそも、どうしてこうなったかというと・・・・。
<回想中>
絵「秋葉でライブよ!」
昼休みに急に絵里さんがそう宣言した。
穂「えっ、それって・・・」
こ「路上ライブ・・・?」
絵「えぇ」
ことりちゃんの言葉を肯定する絵里さん。
に「秋葉といえば、A-RISEのお膝元よ!?」
希「それだけに面白い!」
真「でも、ずいぶん大胆ね・・」
絵「秋葉はアイドルファンの聖地。だからこそ、あそこで認められるパフォーマンスが出来れば、大きなアピールになる!」
成る程ね。
絵里さんの考えは分かった。
この提案に、穂乃果ちゃんとことりちゃんも賛成する。
穂「いいと思います!」
こ「楽しそう!!」
穂乃果ちゃんとことりちゃんは顔を見合わせて笑う。
海「しかし、すごい人では・・」
永「逆にいいんじゃない?」
に「人がいなかったら、やる意味ないでしょ?」
凛「凛も賛成!!」
花「じゃあ、私も!」
凛ちゃんと花陽ちゃんも賛成する。
飛「いいんじゃないか?」
貴「ノッた」
絵「決まりね!!」
飛彩君と貴利矢さんも賛成し、ライブが決定する。
穂「じゃあ、早速日程を・・・」
絵「その前に」
日程の話をしようと穂乃果ちゃんが話出した直後、絵里さんがそれを遮る。
絵「今回の作詞はいつもと違って、秋葉の事をよく知っている人に書いてもらうべきだと思うの」
永「よく知っている人?」
絵「えぇ」
そう言って、絵里さんはことりちゃんの方を見る。
絵「ことりさん・・・どう?」
こ「えっ!?私!?」
絵「えぇ」
絵里さんはことりちゃんに作詞ノートを渡しながら聞く。
そのノートを、ことりちゃんは戸惑いながらも受け取る。
絵「あの街で、ずっとアルバイトしてたんでしょ?きっと、あそこで歌うのに相応しい歌詞を書けると思うの」
穂「それいい!!すごくいいよ!!」
こ「穂乃果ちゃん・・・」
ことりちゃんの作詞に、穂乃果ちゃんは賛成のようだ。
もちろん、他のみんなも。
海「やった方がいいです。ことりなら秋葉に相応しい良い歌詞が書けますよ!」
凛「凛もことり先輩の、甘々な歌詞で歌いたいにゃ〜!」
こ「そ・・・そう?」
に「ちゃんと良い歌詞作りなさいよ!」
真「期待してるわ」
希「頑張ってね♪」
ことりちゃんの作詞に賛同し、応援までしている。
こ「う・・うん!」
ことりちゃんも不安そうだが、みんなの応援でやる気が出たのか作詞を引き受けた。
<回想終了>
っていう事があったんだけど・・・、
こ「ふ〜わふ〜わし〜たも〜のか〜わい〜いな〜、ハイ!あとはマ〜カロンた〜くさ〜ん並べたら〜、カラ〜フル〜で、し〜あ〜わ〜せ〜!・・・・・ル〜る〜る・・・・・・。やっぱり無理だよぉ〜!」
駄目だ、こりゃ。
相当苦戦してるよ。
海「なかなか苦戦してますね・・・」
穂「うん・・・」
貴「ま、そりゃ今までやった事ない分野だからな」
永「仕方ないですよね」
僕と貴利矢さん、海未ちゃん、穂乃果ちゃんはドアの陰から様子を見ていた。
と、ちょうどその時、
黎「おや、こんな所で何をしているんだい?」
穂「あ、黎斗先生!」
黎斗先生がやってくる。
貴「ど〜も・・・」
海「実は、今度秋葉でライブをやる事が決定したんです」
黎「ふむ、秋葉か・・・・。それはまた大胆な事をするね」
永「やっぱり、そう思いますよね」
黎「だが、今現在の技量を測るのであれば、あそこほど適任の場所はない。大胆だが、とても良い考えだ」
穂「おぉ、流石先生!」
絵里さんの考えはお見通しだって事だね。
ライブの場所を知っただけで、そこまで考えられるなんて。
黎「で、彼女は何をしているんだい?」
黎斗先生が指差す先には、未だに机に突っ伏していることりちゃんがいた。
永「実は、今度のライブで発表する曲を作るのは、秋葉をよく知っている人がいいんじゃないかと言う話になりまして、それで今まで秋葉でバイトをしていたことりちゃんが作詞する事になったんですが・・・」
こ「うぅ〜・・・・穂乃果ちゃ〜ん・・・」
永「見ての通り、苦戦してるみたいで・・・」
あまりの辛さに、泣きながら穂乃果ちゃんの名前を呼び始めたことりちゃん。
その後も、歌詞を考え続けるが、授業中にも考えるため、担任の先生に注意される始末だ。
そして、放課後になって、また一人で考えることりちゃん。
これを延々と繰り返している。
永「・・・どうします?」
貴「流石にこれ以上見てられない。助けてやろうぜ」
貴利矢さんの考えは僕も一緒で、二人でことりちゃんの所に行く。
永「ことりちゃん」
こ「うう・・・・ぐす・・・永夢君?貴利矢君も・・・」
貴「ったく、辛いんだったらそう言えってんだ。何も絶対に一人で作らなきゃいけねぇわけじゃないんだからさ」
穂乃果ちゃんもことりちゃんの所に来る。
穂「そうだよ、ことりちゃん!一緒に考えよう!!とっておきの方法で!!」
とっておきの方法?
・・・・・・・・・・
僕達5人は今、ことりちゃんがバイトしているメイド喫茶に来ていた。
そこで穂乃果ちゃんと海未ちゃん、ことりちゃんは
こ「お帰りなさいませ♪ご主人様♪」
穂「ぅお帰りなさいませ!ご主人様!!」
海「お・・・、お帰りなさいませ・・・。ご主人様・・・」
3人揃ってメイド服を着て、並んで接客をしている。
穂乃果ちゃんが言っていたとっておきの方法とは、実際に秋葉に行って考えると言うものだった。
一方僕と貴利矢さんはと言うと、
永「お帰りなさいませ、お嬢様」
貴「お帰りなさい、お嬢様」
何故か執事服を着せられ、海未ちゃん達と同じように接客をさせられていた。
どうしてメイド喫茶に執事服があるんだろう・・・。
そこに凛ちゃん達もやってくる。
凛「にゃ〜!遊びに来たよー!」
絵「秋葉で歌う曲なら、秋葉で考えるってことね」
大「なんでお前らまで働いてんだ?ご丁寧に執事服まで着て・・・」
永「それは僕達が聞きたいことです・・・」
希さんは面白そうにビデオカメラを向けてくる。
希「ではではー、早速取材を〜・・」
海「やめてください!」
まぁ、すぐに顔を赤くした海未ちゃんに遮られたが。
海「何故みんなが・・・・」
穂「私が呼んだの」
穂乃果ちゃんが平然として言う。
海未ちゃんの文句が穂乃果ちゃんに向かうが、それを遮るようににこさんが憮然と言った。
に「それよりも早く接客して頂戴!」
にこさんに言われて接客に戻る僕達。
ことりちゃんはもちろん、僕と貴利矢さん、穂乃果はそこそこできるようになっているが、海未ちゃんはまだ慣れていないのか、視線を店内のあちこちの泳がせている。
まぁ、海未ちゃんは恥ずかしがりだしね。
このような接客業が上手くできないのは仕方ないだろう。
そうこうしている内に、キッチンに入っていった。
すっかりこの仕事に慣れていることりちゃんは、新しく来たお客さんの対応をしていた。
花「流石、伝説のメイド・・・」
凛「ミナリンスキー・・・」
ことりちゃんの接客を初めて見た花陽ちゃんと凛ちゃんが、ことりちゃんに尊敬の眼差しを送る。
店は最初に比べてだいぶ混んで来たが、、慌てることなく仕事をこなし、何よりとても楽しそうだ。
永「ことりちゃん、ここにいると楽しそうだね」
こ「え?」
近くで接客をしていた穂乃果ちゃんも会話に加わる。
穂「うん!生き生きしてるよ!!」
ことりちゃんは少しだけ驚いた顔をするが、すぐに
こ「うん!」
と穏やかな笑顔を浮かべる。
こ「何かね、この服を着ていると、できるって言うか・・・。この街に来ると、不思議と勇気が貰えるの。もし思いっ切って自分を変えようとしても、この街ならきっと受け入れてくれる気がする。そんな気持ちにさせてくれるんだ。だから好き」
ことりちゃんが楽しんでいる様子が嬉しいのか、穂乃果ちゃんも楽しそうに笑う。
そこで、僕はある事に気付いた。
永「ことりちゃん、今のだよ!!」
こ「え?」
永「今ことりちゃんが言った事を、そのまま歌にすればいいんだよ。この街を見て、友達を見て、色んな物を見て、ことりちゃんが感じた事、思った事。ただそれをそのまま歌に乗せるだけでいいんだよ!」
僕の言葉を聞いて穂乃果ちゃんもハッとする。
穂「そうだよ、ことりちゃん!永夢君の言う通りだよ!!」
それを聞いたことりちゃんは
こ「っ!!うん!」
と元気よく頷いた。
これでなんとか歌詞もできるだろう。
そう思っていると・・・・
『キャァァァァァァ!!』
「「「「っ!?」」」」
店の外から叫び声が聞こえて来た。
僕と貴利矢さん、飛彩くん、大我さんの4人はすぐに店を出る。
外では、僕らの予想通りバグスターが暴れていた。
ただ一つ、今までと違う部分がある。
永「っ!いきなり分離している!?」
本来なら、バグスターは最初は患者を取り込んでバグスターユニオンになる。
実際、今までずっとそうで、最初は患者とバグスターの分離からやっていた。
なのに、今目の前にいるバグスターはいきなり分離した状態で暴れていた。
「んん?・・・おぉ、また会ったな、仮面ライダーよ!」
永「お前は・・・ソルティ!・・・あれ?でも、最初に戦った時と帽子が違う・・・」
「ふっふっふ・・・私はレベルアップしたのだよ!今の私のレベルは3!」
飛「なんだと・・・」
大「とにかく、さっさとバグスターをぶっ倒すぞ」
貴「あぁ」
『マイティアクションX』
『タドルクエスト』
『バンバンシューティング』
『爆走バイク』
「「「「変身!!」」」」
『I'm a 仮面ライダー』
エ「最初からレベルアップだ!大変身!」
ブ「術式レベル2」
ス「第弐戦術!」
『『『ガッチャ〜ン!レベルアップ!』』』
『マイティマイティアクションX!』
『タドルクエスト!』
『バンバンシューティング!』
俺とブレイブ、スナイプの3人はレベレ2にレベルアップする。
レーザーはレベルアップしたらバイクになってしまうから、そのままレベル2だ。
『ガシャコンブレイカー!』
エ「行くぜぇ!おりゃ!」
俺はガシャコンブレイカーをハンマーモードのまま、ソルティに攻撃する。
そして、その攻撃はソルティに当たった。
だが、全くと言っていいほど聞いていないらしい。
エ「!?な、なに!?」
「ふん。最初に言っただろう。今の私はレベル3だと!」
エ「ぐわぁぁ!!」
俺はソルティに殴られ飛ばされる。
ブ「永夢さん!?・・くっ!」
『ガシャコンソード!』
ブレイブがガシャコンソードを装備してソルティに立ち向かっていくが、その攻撃は左手でガードされてしまう。
「はっ!!」
ブ「ぐわぁ!」
エ「ブレイブ!!」
ブレイブも俺と同じように投げ飛ばされる。
ス「これならどうだ!」
レ「オラオラ!!」
スナイプとレーザーが同時に狙撃していく。
だが、やはりソルティには効いてないらしく、全く怯む様子がない。
「貴様らレベル1や2の攻撃など、今の私に効くわけがないだろう!」
ス「くっ!?」
レ「やっぱり意味ないか・・・あっ」
スナイプとレーザーの攻撃も効かず、打つ手無しかと思ったその瞬間、レーザーが何かを思い出したかのような声をあげる。
エ「どうしたんだ、レーザー」
レ「すっかり忘れてたぜ〜、お前らへの渡しものを。ほれ」
そう言って、レーザーは俺とブレイブ、スナイプにガシャットを投げて渡す。
エ「!ガシャット!?」
ス「なんでお前が持っていたんだ」
レ「まぁまぁ、いいじゃんその事は。さっさとこの戦いを終わらせようぜ」
レーザーはそういうと、黒いガシャットを取り出す。
ちなみに、俺に渡されたガシャットは赤、ブレイブのはレーザーの爆走バイクより明るめの黄色、スナイプのはオレンジ色をしていた。
なんでレーザーがこれを持っているのか。
気にはなるが、今はバグスターを倒す方が優先だと考え、ガシャットを起動する。
『ゲキトツロボッツ』
『ドレミファビート』
『ギリギリチャンバラ』
『ジェットコンバット』
一度ゲーマドライバーのレバーを閉じ、起動したガシャットを空いているもう一つの窪みに装填する。
『『『『ガシャット!!』』』』
エ「大大大変身!!」
ブ「術式レベル3!」
ス「第参戦術!」
レ「三速!」
再び、レバーを展開する。
『『『『ガッチャ〜ン!レベルアップ!!』』』』
『マイティジャンプ!マイティキック!マイティマイティアクションX!アガッチャ!ぶっ飛ばせ!突撃!ゲキトツパンチ!ゲキトツロボッツ!』
『タドルメグル!タドルメグル!タドルクエスト〜!アガッチャ!ド・ド・ドレミファソラシド・ソ・ラ・シ・ド!OK!ドレミファビート!』
『ババンバン!バンババン!バンバンシューティング!アガッチャ!ジェット!ジェット!イン・ザ・スカイ!ジェットジェット!ジェットコンバット!』
『爆走・独走・激走・暴走!爆走バイク!アガッチャ!ギリ!ギリ!ギリ!ギリ!チャンバラ〜!』
穂「あっ、食べた!?」
絵「ハラショー!」
近くで見ていた穂乃果達も驚愕する。
それもそのはず、レベルアップの際、レーザー以外の全員が出てきたゲーマーに食われるように装着していったのだから。
起動時に出現するゲーム画面からそれぞれのゲーマーが出現し、黒いエグゼイドのように装備されていく。
俺は赤いアーマーが装備され、左手にロボットの拳のようなものがつく。
ブレイブには黄色のアーマーで、右手にディスコ、左肩にスピーカー、まるでDJのような姿になっている。
スナイプにはオレンジ色のアーマー、背中には翼があり、両手にはガトリング砲が装備される。
レーザーには黒いアーマー、レベル2とは違い両手両足があり、鎧武者のような人型になる。
レ「ふぅ〜・・・や〜っと人型になれたぜ」
ス「これがレベル3か・・」
ブ「力がみなぎる・・・」
エ「よし、これならいける!」
『ガシャコンスパロー!』
俺とブレイブの二人はソルティの近づき、スナイプは空を飛び、レーザーは弓矢のような武器を装備する。
俺は左手でソルティを殴り、ブレイブは右手のディスコを操作して音楽を鳴らし、リズムに合わせて攻撃していく。
「くっ!?小癪な!」
ソルティは攻撃しようとするが、上からスナイプの銃撃が降り注ぎ、俺達の後ろからレーザーの狙撃が来る。
「ぐはぁぁ!」
先ほどまで優勢だったソルティは、俺達がレベルアップして事により、一気に劣勢になる。
凛「凄いにゃ〜!」
真「この調子ならいけるわ!」
エ「よっしゃ!このままゲームクリアだ!」
このまま行けば勝てる。
その場にいた誰もがそう思った。
だからこそ、陰からこの戦いを見ている人物に気づかなかった・・・。
永夢side out
・・・・・・・・
◎side
永夢達が戦ってる場所のすぐ近く。
そこでは、黎斗がその戦いを見ていた。
彼の腰には、永夢達が使っているゲーマドライバーが装着されていた。
そんな黎斗に二人の人影が近づく。
「よぉ、行くのか?」
黎「パラドとグラファイトか。無論、データ収集のためにな・・・」
グ「ふっ、ならば俺も行かせてもらおう」
パ「だったらグラファイト、こいつも持っていけ」
そう言ってパラドは、普通のガシャットと違い、黒い特殊な形状をしたガシャットをグラファイトに渡す。
黎「!?・・・なぜ君がそれを持っている!?」
パ「お前が保管しているガシャットの中から拝借してんだよ」
黎斗が驚いたように言うが、パラドはなんでもないように平然という。
パ「それに・・・」
黎「?」
パ「そっちの方が楽しそうだしな♪」
黎「はぁ・・実に君らしい」
黎斗は一度ため息をつくが、パラドらしいと思い、落ち着く。
グ「そろそろ行くぞ。ソルティもやられかけている」
黎「・・・あぁ」
『マイティアクションX』
黎斗は持っていた紫色のガシャット、『プロトマイティアクションXガシャット』を起動し、グラファイトはバグヴァイザーのAボタンを押す。
黎斗はガシャットを指に引っ掛けるように持ち、前に持ってくる。
黎「変身」
グ「培養」
『ガシャット!』
『インフェクション!』
『レッツゲーム!メッチャゲーム!ムッチャゲーム!ワッチャネーム!?I'm a 仮面ライダー!』
『レッツゲーム!バッドゲーム!デッドゲーム!ワッチャネーム!?ザ・バグスター!』
黎「グレード2」
『ガッチャ〜ン!レベルアップ!マイティジャンプ!マイティキック!マイティ〜アクショ〜ンX!』
レベル2にレベルアップした黎斗が変身しているライダー。
その姿は、今までエグゼイド達の前に現れ、何度も戦いその実力を見せてきた謎のライダー。
黒いエグゼイド、『仮面ライダーゲンム』だった。
ゲンムとグラファイトは歩いてエグゼイド達とソルティの間に割って入る。
エ「!・・・黒いエグゼイド!」
ス「グラファイトもか・・・」
ゲ「・・・・」
『シャカリキスポーツ』
ゲンムはシャカリキスポーツガシャットを起動し、ゲーマドライバーに装填する。
『マイティ〜アクショ〜ンX!アガッチャ!シャカリキスポーツ!』
ゲンムもエグゼイド達と同じように、レベル3になる。
グ「これでも喰らえ!はぁぁぁ・・・・」
グラファイトは持っていたグラファイトファングにエネルギーを貯めていく。
グ「激怒竜牙!!」
グラファイトは十字の剣戟を放つ。
以前、スナイプに向けて放ったものと、同じ技だ。
エ「はっ!?」
ブ「くっ!」
レ「よっと!」
『透明化!』
地上にいたエグゼイド、ブレイブ、レーザーの3人に剣戟が向かって行く。
それを見た瞬間、レーザーは近くにあった透明化のエナジーアイテムを使用する。
それにより、レーザーには当たらず、エグゼイドとブレイブに直撃する。
だが、レベル3にアップした二人の防御力は上がっていて、直撃はしたが倒されることはなかった。
エ「おりゃ!・・・ふー、なんとか耐えられたぜ!」
ブ「ふっ・・・・これより、グラファイト、及び黒いエグゼイドの切除手術を開始する!」
エ「あぁ!ノーコンティニューでクリアしてやるぜ!」
ス「ミッション開始!」
エグゼイドがゲンムに、ブレイブとスナイプがグラファイトに立ち向かって行く。
・・・・・・・・
エグゼイドは一人でゲンムと相対している。
エ「今日こそお前の招待を暴いてやる!」
『ステージセレクト』
エグゼイドはステージを選択し、ゲンムもろとも別の場所へと転移する。
エグゼイドが選んだステージ、そこはスクラップ工場だった。
エ「・・・・・・」
ゲ「・・・・・・」
しばらく睨み合う両者。
その間に沈黙が訪れる。
ゲ「・・・・!」
先にゲンムが動きだす。
ゲンムは走ってエグゼイドに向かっていき、最初に飛び蹴りをかます。
エグゼイドはそれを左腕の『ゲキトツスマッシャー』で殴り返す。
エグゼイドの攻撃を受け、ゲンムは少し後退するが、すぐに右肩のタイヤ部分で反撃しようとする。
だが、それも防がれ、再びゲキトツスマッシャーの攻撃を受ける。
エ「フッ!オリャ!ハッ!!」
ゲ「・・・!ムッ!くっ!」
エ「ハァァァ!!」
再び攻撃を受けるゲンム。
今度は大きく後退する。
攻撃をしたエグゼイドは流れるようにゲキトツロボッツのガシャットをゲーマドライバーから抜き、キメワザスロットに装填する。
『ガシャット!』
そのままゲキトツスマッシャーでスイッチを押す。
『キメワザ!』
それを見てゲンムは腰を低くして構える。
エグゼイドはもう一度スイッチを押す。
『ゲキトツ!クリティカルストライク!』
エグゼイドも腰を低くし、左手の構える。
ゲキトツスマッシャーには赤いエネルギーが溜まっていく。
エ「ハッ!!」
エグゼイドは左手を大きく振りかぶってゲンムがいる方向に突き出す。
すると、ゲキトツスマッシャーはエグゼイドの左手から外れ、ゲンムに向かっていく。
ゲンムはゲキトツスマッシャーに押されていき、壁に激突する。
エ「はあぁぁぁ・・・・」
エグゼイドはゲンムに向かって走っていき、再びゲキトツスマッシャーを殴るように左手にはめる。
エ「はぁ!!」
すると、殴られた場所を中心に、大きな爆発が起きる。
エグゼイドの周りは煙に包まれ、しばらく見えなくなる。
やがて煙が晴れる頃にはゲンムがいた場所には誰もいなかった。
エ「はぁ、はぁ・・・あれ?」
エグゼイドはゲンムがいないことに気がつくと、急いで辺りを見渡す。
そこで、自分の後ろにゲーマドライバーを装着した一人の青年がいることに気づく。
エ「?お前は・・・?」
その青年・・・パラドはエグゼイドの方を見ると、不敵な笑みを浮かべる。
パ「楽しいゲームだったよ。また遊ぼうな」
そう言って、パラドはその場を去って行った。
・・・・・・・
ゲームエリアを離脱したパラドはそこから少し離れた場所に移動する。
そこには、ゲンムの正体である黎斗が座っていた。
パ「運命ってのはパズルだ」
その黎斗にパラドは歩きながら話す。
パ「ピースを一つ入れ替えれば、真実すらも闇の中・・・」
パラドはプロトマイティアクションXガシャットを見ながらそう語り、持っていたガシャットとゲーマドライバーを黎斗に渡す。
黎「・・・あぁ」
黎斗はゲーマドライバーとガシャットを受け取りながら返事をした。
・・・・・・
エグゼイドがゲンムと戦っている頃・・・。
ブ「ふっ!はっ!」
ス「おらおら!」
グ「ぐっ!はぁ!」
ブレイブとスナイプが二人でグラファイトに挑んでいた。
ブ「行くぞ」
ブレイブが右手のディスコ、『ドレミファターンテーブル』をスクラッチ操作して音楽を流す。
そして、その音楽のリズムに合わせて攻撃していく。
ブ「はぁぁ!」
グ「ぐはっ!・・くっ、先ほどよりも攻撃力が上がってるだと!?」
ス「おい!余所見してていいのか!?」
グ「!?・・・・くっ!」
グラファイトがブレイブに気を取られていると、上空からスナイプのガトリング砲、『ガトリングコンバット』の光弾が降り注ぐ。
ブ「ふっ!」
ス「おら!」
グ「ぐっ・・・ぐわぁぁ!!」
地上からはブレイブの攻撃が、上空からはスナイプの銃撃が来て、グラファイトは何もできずにいた。
グ「これが、レベル3の力か!?」
グラファイトはただレベル3の力に驚くだけだった。
『コ・チーン!』
ブ「ふっ、はっ!」
ブレイブはガシャコンソードを氷剣モードにして、地面に刺す。
すると、氷が地面を伝ってグラファイトに近づき、下半身を完全に凍りつかせる。
グ「くっ!・・・何!?」
ブ「そろそろ決める」
ス「これでミッションコンプリートだ!」
『『ガシャット!』』
ブレイブはドレミファビートガシャットをガシャコンソードに、スナイプはキメワザスロットにジェットコンバットガシャットを装填する。
『『キメワザ!』』
すると、ガシャコンソードの剣先に音符型のエネルギーが貯まり、スナイプは動けないグラファイトをロックオンする。
『ジェット!クリティカルストライク!』
ス「はぁぁぁ・・・・はぁぁ!!」
スナイプはグラファイトに照準を定め、一気に射撃する。
グ「ぐっ!ぐわ!ぐはぁぁぁ!!」
動けないグラファイトは受けるしかなく、最初の方はグラファイトファングで弾いたが、やがて対処できなくなっていき、最終的には直撃する。
そして、そんなグラファイトを狙う人物がもう一人。
『ドレミファ!クリティカルフィニッシュ!』
ブ「はぁぁぁ!!」
グ「ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ブレイブの斬撃を受け、グラファイトは倒れ、変身が解除される。
グ「くっ!ここまでか・・・」
そう言って、グラファイトはその場から消える。
ス「・・・やったな」
ブ「あぁ・・」
・・・・・・・・・
二つの戦いが始まった時、
「あ、あれ?我輩は・・・?」
完全にほっとかれているソルティがいた。
「むっ?あれは・・・」
そんなソルティは近くで戦いを見ていたμ’sメンバーに今更だが気づいた。
「ちょうどいい!奴らを人質にして、仮面ライダーどもを・・・!」
に「?・・・ちょ、ちょっと!私達、狙われてるわよ!」
『えぇ!?』
自分達が標的にされている事ににこが気づき、他のみんなが驚きの声をあげる。
「ふっふっふ・・・」
花「い、急いで逃げなきゃ・・!」
凛「でも、どこににゃ〜!?」
絵「どこでもいいから、今はこの場を急いで離れるわよ!」
絵里がみんなをまとめて、その場を離れようとする。
そんな時・・・
レ「あらよっと!」
「ぐはっ!」
穂「あっ!貴利矢君!」
透明化のエナジーアイテムを使って透明になっていたレーザーが姿を現し、ソルティに攻撃する。
レ「なぁんか、みんな俺の事忘れてなかった?」
『(ぎくっ!)』
レ「その反応・・・図星だな」
レーザーの言葉に思わずぎくっとするメンバー。
レ「まぁいい。俺はさっさとソルティを倒すだけだしな」
「我輩を・・倒すだと!?」
レ「あぁ」
そう言うとレーザーはガシャコンスパローのAボタンを押して弓モードから鎌モードに変形させる。
『ス・パーン!』
レ「あぁ、俺近接もできるんで」
そう言うと、すぐに切りつき始めるレーザー。
ソルティはどんどん斬撃攻撃を受けていく。
レーザーは回し蹴りを放ち、ソルティを飛ばす。
レ「さぁて、これで終わりだ」
『ズ・ドーン!』
再びガシャコンスパローを弓モードに変形させる。
『ガシャット!』
そして、ギリギリチャンバラガシャットをガシャコンスパローに装填する。
『キメワザ!』
エネルギーが貯まり始めているガシャコンスパローをソルティの方に向け、ゆっくりとその引き金を引く。
『ギリギリ!クリティカルフィニッシュ!』
すると、大量の弓矢が一斉にソルティに向かっていく。
「はっ、へっ、ちょっ!」
ソルティが立ち上がった時にはもう遅く、弓矢は目の前まで迫っていた。
「ぐわぁぁぁぁぁぁ!!」
結局、ソルティは何もできずにそのまま爆発した。
『ガッシュ〜ン』
貴「ふぃ〜終わった終わった。お前ら、大丈夫か?」
穂「あっ、うん!私達は大丈夫だよ!」
永「みんな!」
海「永夢!」
大「無事にそっちの戦いも終わったみたいだな」
絵「大我!」
真「こっちも終わった」
真「飛彩・・・」
そこに、それぞれの戦いを終えた永夢達が合流する。
貴「どうやら全員無事みたいだな」
こ「よかった・・」
全員無事だと分かり、安堵することり。
それは、声にこそ出してないが、他の皆も同じだった。
永「さて、無事に戦いも終わったわけですし・・・片付けでもしましょう」
『えぇ〜・・・・』
永「えぇ〜・・・じゃないですよ!なんでこの場所で戦ったんですか!?」
永夢はそうツッコミを入れる。
実際、先ほどの戦いでステージセレクトをしたのは永夢だけで、他のみんなはこの場でそのまま戦っていたのだ。
結局、絵里と海未にも言われ、片付けを始める貴利矢達だった。
◎side out
・・・・・・・・
永夢side
あの戦いから数日。
夕焼けの中、ことりちゃんの曲でライブが始まる。
今回のセンターのことりちゃんが歌い始める。
(♪:Wonder Zone)
・・・・・・・・・・
ライブが終わり、2年生組は神田明神に来て、夕日を眺めていた。
永「ライブ、無事に終わってよかったね♪」
穂「そうだね〜、ことりちゃんのおかげだよ!」
こ「そ、そんなことないよ・・・。みんながいてくれたから、みんなで作った曲だから・・・」
貴「だとしても、あの曲はことりの思いがそのままノッている曲だ。確かに、他のみんなも手伝いはしたが、あの曲を作ったのは他でもない、ことりだ。そこは誇ってもいいと思うぜ」
こ「貴利矢君・・・そうかな?」
貴利矢さんに褒められて照れることりちゃん。
穂「ねぇ、こうやって並んでいると、あの時のこと思い出さない?」
永「あの時?もしかして、ファーストライブの時のこと?」
穂「うん!」
貴「あぁ、俺がまだいなかったときか」
永「貴利矢さんんは転校してくる前でしたからね」
海「そうですね。あの時は穂乃果に私、ことりと永夢しかいませんでしたからね・・・」
海未ちゃんの言葉に同意するように頷く穂乃果ちゃんとことりちゃん。
こ「私達って、いつまで一緒にいられるかな・・?」
海「ことり・・・?」
穂「ことりちゃん?どうしたの急に?」
ことりちゃんの突然の発言に驚く僕達。
こ「だって後2年も経たない内に高校生活も終わっちゃうでしょ?」
海「それは仕方のないことですが・・・」
穂「大丈夫だよ!ずーっと、一緒だよ!だって私、これからもずっとずっと、ことりちゃんや海未ちゃんと一緒にいたいと思ってるもん!大好きなんだもん!」
穂乃果ちゃんがことりちゃんの肩を掴んで、そう叫ぶ。
こ「穂乃果ちゃん・・・」
海「穂乃果・・」
穂「これからもずーーっと一緒だよ!」
こ「・・・・うん!」
海「はいっ!」
穂乃果ちゃんの言葉に、元気よく頷くことりちゃんと海未ちゃん。
僕も、この幸せがいつまでも続いて欲しいと思った。
だけど、そううまくいかない事を僕らはまだ知らなかった。
この幸せを引き裂く、悪夢のような出来事が起こる事を・・・・・・。
『宝生永夢のガシャット紹介コーナー』
永「今日のガシャットはこれ!」
『ゲキトツロボッツ』
永「ゲキトツロボッツは、ロボット同士が殴り合うガチンコロボットアクションゲーム。このゲームのデータが入っている『ゲキトツロボッツガシャット』をゲーマドライバーの左側に装填すると、ロボットゲーマーが装着され、レベル3にレベルアップできる!」