ラブライブ〜9人の女神と戦うDr.ライダー達〜   作:蛇廻

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前回に引き続きオリジナル回です!

それと、この話を書くにあたり第26話を少し変更しました。

場所は練習メニューの発表から海で遊ぶまでの間です。

よろしければそちらもどうぞ!




第29話 Who's 黒い仮面ライダー?

永夢side

 

合宿から数日。

 

休日に僕は一人、ゲームセンターに向かっていた。

 

理由は一つ、ただの息抜きだ。

 

μ’sが9人になってから、どうも戦いが多くなっている気がする。

 

それも強敵との戦いだ。

 

この間の戦いでグラファイトは攻略できたけど、まだ全てのバグスターを攻略できたわけじゃない。

 

だから、息抜きも必要だろう。

 

そう考えた僕は、部活の練習が終わってから一人でゲームセンターに向かっているんだ。

 

っと、そうこうしている内に着いたね。

 

それじゃあ、今日は何をしようかな。

 

 

永夢side out

・・・・・・・

◎side

 

 

永夢がゲームを楽しんでいる頃、とある部屋。

 

そこは、色々な書類や機械が乱雑に置かれていた。

 

そんな部屋の中には二人の人影が。

 

檀黎斗とパラドだ。

 

パラドは椅子に座ってゲームを楽しんで、黎斗はパソコンに何かの機械を繋げてキーボードを打っていた。

 

その機械には、ラベルも何も書かれていない白いガシャットが装填されていた。

 

パ「調子はどうだ?ゲンム」

 

ゲームを終わらせたパラドが黎斗に話しかける。

 

黎「問題はない。だが、このガシャットを完成させるにはあと一つ、足りない物がある」

 

黎斗はそう言ってガシャットを取る。

 

パ「足りない物?」

 

黎「あぁ、死のデータだ」

 

ガシャットの完成に必要な物、それは死のデータと呼ばれる物だった。

 

だが、それはそう簡単に入手できる物ではない。

 

黎「さて、私は出かけるとしよう」

 

パ「どうやって死のデータを手に入れるんだ?」

 

黎「それに関しては問題ない。すでに考えてある」

 

黎斗はそういうと、外に出て行った。

 

 

◎side out

・・・・・・

永夢side

 

 

いや〜、遊んだ遊んだ!

 

久しぶりに来たから色々なゲームをやったよ!

 

クレーンゲームもやって沢山景品も取ったけど、これどうしよう?

 

僕が悩んでいると、

 

海「永夢?」

 

声をかけられ、そっちの方を見ると、海未ちゃんがいた。

 

永「海未ちゃん、どうしたの?」

 

海「いえ、少し出かけようと思って街に来たら永夢がいたので。その荷物は?」

 

そう言って僕が持っている大量の荷物(クレーンゲームの景品)の見る。

 

永「あぁ、これ?さっきまでゲームセンターに行ってたんだけど、久しぶりでちょっとやりすぎてね。これは全てクレーンゲームの景品だよ」

 

そう答えると、海未ちゃんは驚いた顔をする。

 

海「こ、これ全て景品ですか!?」

 

永「?う、うん・・・そうだけど・・」

 

海「多すぎませんか?」

 

そうかな?

 

まぁ、確かに取りすぎたかなとは思ったけど・・・。

 

普段はこれより少しだけ少ないくらいだし・・・。

 

永「そういえば、海未ちゃんは何か目的があるの?」

 

海「いえ、特には・・・」

 

永「そっか。じゃあ、ちょっと買い物に付き合ってもらってもいいかな?」

 

海「買い物・・・ですか?」

 

永「うん。夕飯の材料をね」

 

今、家にはあまり食料がないからね。

 

買わないと何も作れない。

 

海「そうですね・・この後、特にやることもないですし、私も行きましょう」

 

永「ごめんね?ありがとう」

 

海「いえ、全然構いませんよ」

 

こうして、海未ちゃんと一緒に近くのスーパーに行くことになった。

 

・・・・・・・・

 

スーパーからの帰り道。

 

僕と海未ちゃんは人通りの少ない道を歩いていた。

 

永「ごめんね?付き合わせちゃって・・・」

 

海「大丈夫ですよ」

 

永「そうだ!この中から好きな物を持って行っていいよ」

 

そう言って僕は景品の袋を見せる。

 

海「え?ですが・・・」

 

永「僕も取ったはいいけど、どうしようか悩んでたから」

 

海「そうですか?それじゃあ・・・」

 

海未ちゃんは袋の中を確かめる。

 

「うぅ・・・・」

 

近くから、呻き声のようなものが聞こえた。

 

どうやら海未ちゃんにも聞こえたらしく、周りを見ている。

 

永「海未ちゃんも聞こえた?」

 

海「はい、確かこの辺りから・・・」

 

海未ちゃんは声が聞こえたあたりの角を覗き込む。

 

海「!?だ、大丈夫ですか!?」

 

永「海未ちゃん?どうしたの?」

 

海「大変です!人が倒れてるんです!」

 

永「!?」

 

海未ちゃんの言葉を聞こえた僕も急いで見ると、確かに人が倒れていた。

 

永「大丈夫ですか!?」

 

「?・・・・君達は・・?」

 

永「この近くを通りかかったんです。そしたら、呻き声が聞こえて、確認したらあなたが・・・」

 

僕がそこまで言った所で、視界の端に異様な人影が映る。

 

海「え、永夢、あれ!?」

 

永「ば、バグスター!?でもどうして?」

 

そこにはオレンジ色の頭のバグスターウイルスが数体がいた。

 

永「と、とにかく、海未ちゃんはその人をお願い!」

 

海「分かりました!」

 

海未ちゃんに倒れている人を頼み、僕はバグスターと対峙する。

 

「き、危険だ・・・早く逃げなさい・・!」

 

海「大丈夫です。永夢なら」

 

「え?」

 

海未ちゃんが何か話しているが、それを気にせずガシャットを取り出す。

 

『マイティアクションX』

 

永「変身!」

 

『ガシャット!I'm a 仮面ライダー!』

 

エ「大変身!!」

 

『ガッチャ〜ン!レベルアップ!マイティアクションX!!』

 

エ「ノーコンティニューでクリアしてやるぜ!」

 

早速レベル2にレベルアップしてバグスター達に向かっていく。

 

バグスターも槍を構えて向かってくる。

 

「あ、あれは・・・?」

 

海「仮面ライダーエグゼイド。私達を守ってくれる、ヒーローです」

 

 

永夢side out

・・・・・・・・・

◎side

 

 

数体のバグスターと戦うエグゼイド。

 

だが、数はそんなに多くなく、いるのもオレンジ頭のザコ敵だけのため、苦戦することもなく倒していく。

 

エ「よし、これでラスト!」

 

そうこうしている内にバグスターは全滅する。

 

だが、それで気を抜いたため隙ができてしまった。

 

海「!永夢、後ろ!!」

 

エ「え?・・・ぐわ!」

 

エグゼイドが後ろを向いた瞬間、何者かの攻撃を受ける。

 

そこには、レベル3のゲンムがいた。

 

先程の攻撃は、ゲンムの右手に装備されているバグヴァイザーの銃撃だったようで、銃口がエグゼイドに向けられている。

 

エ「くっ、黒いエグゼイド・・・」

 

エグゼイドはゲンムの姿を確認する。

 

エ「今日こそは逃さない!」

 

そう言うと、エグゼイドはドラゴナイトハンターZを取り出す。

 

海「そのガシャット、一人で使って大丈夫ですか!?」

 

海未がエグゼイドに聞く。

 

それもそのはず、海未はエグゼイドが暴走した時に立ち会っている。

 

それに、この間扱えたのだって、他のライダーと同時に使用したため負担が減ったから、扱う事が出来たのだ。

 

今回はエグゼイドしかいないため、暴走する危険性がある。

 

海未はそれが分かって、エグゼイドに声をかけたのだ。

 

エ「あいつと戦うには、これを使うしかない!」

 

『ドラゴナイトハンターZ』

 

結局、エグゼイドはガシャットを起動する。

 

『ガシャット!』

 

エ「大・大・大・大・大変身!!」

 

『ガッチャ〜ン!レベルアップ!マイティアクションX!アガッチャ!ドラゴナイトハンター!Z!』

 

エグゼイドがレベル5になったのを見ると、ゲンムはバグヴァイザーをチェーンソーモードにする。

 

『ギュ・イーン!!』

 

ゲンムはバグヴァイザーで攻撃、それをエグゼイドは両腕の武装を振り回して防ぎながら攻撃する。

 

だが、すぐに電気が走る。

 

それでもなんとかゲンムを攻撃するエグゼイド。

 

さすがのゲンムもレベル5には敵わないのか、攻撃を受けるたびに大きく後退する。

 

エグゼイドはそのまま両腕の武装で攻撃をしていく。

 

だが、限界がきたのか先程よりも強い電気が走る。

 

すると、背中にドラゴンの翼が出現、空を飛び回る。

 

エ「ぐっ、ま、待て・・・!」

 

すでにエグゼイドにはコントロールができない状況らしい。

 

エ「おい、落ち着け!・・・くっ、ぐわぁ、ぐわぁぁぁぁぁぁ!!」

 

結局最後までコントロールができず、最終的には近くに建物に衝突する。

 

ゲ「・・・・・・」

 

それを見たゲンムは無言でその場を去っていく。

 

海「あっ!・・・はぁ〜」

 

海未はそれを見て、思わずため息をついた。

 

 

◎side out

・・・・・・・

永夢side

 

 

あの後、倒れてた人を手当てのためにCRに運んだ。

 

ちなみに海未ちゃんの来ている。

 

そこで、驚きの事が事実が発覚した。

 

永・海「「衛生省!?」」

 

どうやら、助けた人は衛生省の衛生大臣官房審議官だったらしい。

 

「あぁ、私の名前は日向恭太郎だ。この度は助けてくれた事に感謝する」

 

永「あ、いえ・・・・」

 

正直予想外だったため、僕も海未ちゃんも驚きを隠せないでいた。

 

恭「それで話を聞きたいのだが、いいか?あの怪物と、君の事だ」

 

やっぱりか・・・。

 

まぁ、どちらにせよ聞かれるだろうとは思ってたしね。

 

永「分かってます。まずは、あの怪物の事から」

 

僕は日向さんに説明する事にした。

 

 

・・・・・・・・・・・

 

 

恭「成る程。あれは、進化したコンピューターウイルスなのか。何故人類に感染するようになったかは不明だが、それを知れただけでも十分な収穫だ。そして、君のあの姿が、唯一あのウイルス・・・バグスターウイルスと言ったね、に対抗する手段であると」

 

永「はい、だいたいそのような感じです。そして、仮面ライダーに変身できるのは僕の他にも4人確認させています。その内の一人は身元が不明ですけど・・・」

 

恭「まさか、こんな事になっていたとはな・・・」

 

永「という事は、やはりまだ知らなかったんですね」

 

恭「あぁ。今日初めて知ったよ」

 

まだ、国はバグスターの存在を確認できてなかったのか・・・。

 

まぁ、だからこそ今までそんなニュースも流れなかったんだろう。

 

永「とにかく、検査した結果、バグスターに感染してる訳でもないようなので、今まで通りの生活ができると思います。ですが、何かありましたらこのCRに連絡をください」

 

実はこのCR、様々な所と連絡がとれ、モニターを使えばテレビ通話のようにもできる。

 

海「それにしても、まさか衛生省の方だったとは・・・・」

 

永「やっぱ海未ちゃんも思ったよね・・・。僕も驚いたよ・・・」

 

恭「そんなに驚きか?」

 

永「そうですよ。助けた人がまさか衛生省の人間だったなんて・・・」

 

海「しかも、衛生大臣官房審議官なんですよ?驚かない訳がありませんよ」

 

恭「はは!そうか!」

 

日向さんは笑う。

 

何が面白かったのだろう?

 

恭「いやぁ、すまない。君達があまりにも驚いているからついな」

 

海「そ、そうですか・・・」

 

永「ま、まぁ、元気そうで何よりです」

 

恭「あぁ、ありがとう。今日は、この辺りで帰るとするよ」

 

永「あ、気をつけてくださいね!」

 

恭「あぁ、注意する。それじゃあ」

 

そのまま、日向さんは帰って行った。

 

そういえば、どうしてあの場所にいたのだろうか?

 

聞くのを忘れていたよ。

 

海「と、とりあえず、私も帰りますね」

 

永「あ、送ろっか?もう暗いし」

 

海「いえ、大丈夫です。そんなに遠くもないですし。それじゃあ、また明日」

 

永「うん。また明日」

 

そのまま海未ちゃんも帰って行った。

 

 

・・・・・・・・・・

 

 

 

次の日の放課後、僕達はいつも通り屋上で練習をしていた。

 

海「1、2、3、4、5、6、7、8・・・・」

 

海未ちゃんがリズムを取って、みんながそれに合わせて踊っている。

 

その最中、僕は昨日の事を考えていた。

 

永(昨日、どうしてバグスターが現れたんだろう?確かめたけど、特にゲーム病が発症した訳ではなかったし・・・)

 

今日他の3人にも確認したけど、ゲーム病が発症した事はなかったらしいから、僕のゲームスコープの故障という訳でもない。

 

海「永夢、どうかしましたか?」

 

海未ちゃんが声をかけてくる。

 

どうやら考えてる内に休憩時間になっていたらしい。

 

永「いや、ちょっと昨日の事をね。どうして、バグスターがいたんだろうって」

 

海「そういえば、そうですね。今までは必ずボスキャラと言えるバグスターと一緒にいましたから」

 

永「でも、昨日はそんなバグスターはいなくて、ゲーム病が発症した訳でもなかった」

 

海「確かに、不思議ですね」

 

穂「二人ともなんの話?」

 

そこに穂乃果ちゃんが話しかけてくる。

 

見ると、穂乃果ちゃんの後ろでことりちゃんもこっちを見ていた。

 

永「いや、昨日の午後出かけた時にバグスターと遭遇してね。戦って勝ったんだけど、ゲーム病を発症している人はいなかったんだ」

 

穂「え!?そうだったの!?」

 

海「はい。近くにそれらしき人はいなかったですし、倒れている人はいましたが、特に以上は見られませんでした」

 

こ「というか・・・・」

 

永「?」

 

ことりちゃんが僕達の話を聞くと、躊躇いながら言う。

 

こ「永夢君と海未ちゃん、一緒にいたの?海未ちゃん、やけに詳しいけど・・・」

 

海「え!?」

 

急に海未ちゃんが慌てだす。

 

どうしたんだろう?

 

穂「どうなの、海未ちゃん!?」

 

海「なんでそんなに食いついてるんですか!?」

 

永「まぁまぁ、落ち着いて。昨日町に行った時に偶然会っただけだよ」

 

穂「なぁんだ。そうなんだ」

 

海「そ、そうです!さ、早く練習を再開しますよ!」

 

穂「え!?もう!?」

 

そう言ってさっさと練習を再開させる海未ちゃん。

 

なんだったんだろう・・・?

 

ちょうどその時、屋上のドアが開く。

 

黎「みんな、調子はどうだい?」

 

永「あっ、黎斗先生」

 

穂「調子はバッチリです!!」

 

黎「そうか。私はこの後用事があるから席を外すが、頑張ってくれ。目標はラブライブ、なのだろう?」

 

『はい!!』

 

黎斗先生も質問にみんな元気良く答える。

 

それを聞いた黎斗先生は満足そうに頷き、屋上から去って行った。

 

絵「さ、練習を再開するわよ」

 

 

 

永夢side out

・・・・・・・・・・・

◎side

 

 

永夢達が屋上で練習をしていた頃。

 

秋葉原はいつもと同じように人々で溢れかえっていた。

 

それは秋葉ではごく普通の日常だった。

 

だが、そんな町に異変が起こる。

 

空からオレンジ色の粒子が降り注ぎ、それらは人の形になる。

 

人々は驚き、我先にと逃げ出す。

 

その様子を建物の屋上から見ている一人の男がいた。

 

檀黎斗だ。

 

その右手にはバグヴァイザーが装着されてる事から、どうやらバグスターを撒いたのは彼のようだ。

 

ふと、黎斗の視線がずれる。

 

その方向には、騒ぎを聞きつけて駆けつけた永夢達の姿があった。

 

飛「なんでいきなりバグスターが・・!?」

 

永「それに、昨日と同じようにゲーム病が発症した訳でもない・・!」

 

大「とにかく、今は手分けしてぶっ倒すぞ」

 

『マイティアクションX』

 

『タドルクエスト』

 

『バンバンシューティング』

 

『爆走バイク』

 

「「「「変身!!」」」」

 

『 I'm a 仮面ライダー!!』

 

エ「ノーコンティニューでクリアしてやるぜ!」

 

ブ「これより、バグスター切除手術を開始する」

 

ス「ミッション開始」

 

レ「ノリノリで行くぜぇ〜!」

 

エグゼイド達は変身後、様々な場所に移動してそれぞれ戦闘を開始する。

 

 

・・・・・・・・

 

 

エ「よし、あらかた終わったか・・・」

 

ブレイブ達と別れて戦っていたエグゼイドは、すでにバグスターを倒し終えていた。

 

海「えぇ、そうですね。近くには見当たりませんし・・・・!永夢、あそこ!」

 

海未がある方向を見ながら指差す。

 

エグゼイドもそっちを見ると、ゲンムがレベル3の状態で歩いてきていた。

 

エ「っ!・・・黒いエグゼイド・・・」

 

エグゼイドはドラゴナイトハンターZを取り出す。

 

海「!?永夢、駄目です!また暴走したら、どうするんですか!?」

 

海未がエグゼイドを止めようとするが、エグゼイドはその忠告を聞かずにガシャットを起動する。

 

『ドラゴナイトハンターZ』

 

エ「いいから海未は下がってろ!」

 

『ガシャット!』

 

エ「大・大・大・大・大変身!!」

 

『マイティアクションX!アガッチャ!ドラゴナイトハンター!Z!』

 

『ギュ・イーン!』

 

エグゼイドがレベル5になるのを見たあと、ゲンムはバグヴァイザーをチェーンソーモードに変えてエグゼイドに向かって行く。

 

エ「お前の目的はなんなんだ!」

 

エグゼイドが戦いながら疑問をぶつける。

 

すると、今まで喋らなかったゲンムが口を開く。

 

ゲ「・・・我が目的は、死のデータだ」

 

その声は変声機のようなもので変えていて、機械のような声だった。

 

エ「死のデータ?・・・まさか、昨日と今日のバグスターは・・・!」

 

ゲ「そうだ、私が撒いたのだ。死のデータを手に入れるためにな」

 

エ「くっ!・・・・なんなんだ、その死のデータってのは・・・!」

 

ゲ「ふん。貴様が知る必要はない!」

 

エ「ぐわぁぁぁ!!」

 

エグゼイドはゲンムの攻撃を受けて吹き飛ぶ。

 

エ「くっ、・・・ふざけるな・・・そんなもののために、大勢の人々を巻き込んで・・・」

 

ゲ「ふっ、私にこの事を指示した人物を君達は昨日あっているはずだ」

 

エ「?・・・昨日?」

 

その言葉を聞いたエグゼイドと海未は、ある一人の人物が頭に思い浮かぶ。

 

海「もしかして、日向さん!?」

 

エ「そんはずはない!あの人はそんな事をする人じゃない!」

 

ゲ「残念ながら、それが真実だ。君が信用した男は、この世界を破滅に導こうとしているんだよ」

 

エ「・・嘘だ・・・・嘘だあぁぁ!!」

 

そこで、エグゼイドの目が怪しく光り、電気が走る。

 

エ「くっ・・・ぐわぁ!」

 

エグゼイドは暴走し、ゲンムはエグゼイドから離れる。

 

暴れまわるエグゼイドを見て、ゲンムは車輪と掴んでエネルギーを貯める。

 

海「!?危ない!!」

 

その様子を見ていた海未が叫ぶが、エグゼイドは体を自由に動かせない。

 

そして、ゲンムがエネルギーが溜まっている車輪をエグゼイドに向かって投げる。

 

 

 

レ「いよっと!」

 

ゲンムの攻撃がエグゼイドに当たる寸前、駆けつけてきたレーザーがエグゼイドを突き飛ばして避けさせる。

 

レーザーは倒れながらも暴れかけているエグゼイドを上から押さえつけて語りかける。

 

レ「おい、永夢!お前、前に言ったよな。人を信じるのに根拠なんて必要ないって!だったら誰になんと言われようとぶれんな!自分自身の心を信じろ!!」

 

すると、次第にエグゼイドの体に走っていた電気がなくなり始め、完全になくなったと同時に目が赤く光る。

 

次の瞬間には、エグゼイドは自分の体をコントロールできるようになっていた。

 

海「暴走が・・・止まった!」

 

エ「ありがとう、レーザー!」

 

レ「いいっていいって!気にすんな!」

 

エ「うおおおおおおおぉぉ!!」

 

エグゼイドはレーザーにお礼を言った後、ゲンムの方を見て高らかに叫び、走っていく。

 

エグゼイドとゲンムはぶつかりあい、ゲンムの方が後ろに吹っ飛ばされる。

 

ゲ「ぐうぅ・・・」

 

ちょうどその時、バグスターを倒し終えたブレイブとスナイプも駆けつける。

 

ブ「後はこいつだけだ!」

 

ス「俺も参加させてもらうぜ」

 

穂「海未ちゃん!」

 

海「!穂乃果、みんな!!」

 

レーザーやブレイブ達と行動していたμ’sメンバーもやってくる。

 

エ「じゃあ、四人同時プレイと行こうか!」

 

『ファング!』

 

『ブレード!』

 

『ガン!』

 

『クロー!』

 

仮想ガシャットが出現し、ブレイブ、スナイプ、レーザーの元に行く。

 

ブ「術式レベル5!」

 

ス「第伍戦術!」

 

レ「五速!」

 

『ガッチャ〜ン!レベルアップ!』

 

エグゼイドが装着している武装から、両腕と両脚の武装が外れる。

 

『アガッチャ!ドラゴナイトハンター!』

 

『ブレイブ!』

 

『スナイプ!』

 

『レーザー!』

 

『エグゼイド!』

 

レベル5になったエグゼイド、ブレイブ、スナイプ、レーザーは悠然と構える。

 

ゲ「ぬああぁぁ!!」

 

ゲンムはエグゼイドに攻撃しようと突撃するが、エグゼイドは避けて後ろにいたレーザーが攻撃する。

 

レ「おりゃ!」

 

ゲ「ぬぁ・・・・」

 

ブ「ふっ!はっ!」

 

ゲ「ぐはぁ!」

 

レーザーの攻撃を受けたゲンムを切り裂くブレイブ。

 

さらに、そこにスナイプの攻撃も加わる。

 

ス「はっ!」

 

ゲ「ぐわぁ!」

 

スナイプの攻撃を受けたゲンムをエグゼイドとレーザーが蹴る。

 

ゲ「ぐわぁ!・・・ぬぅ・・」

 

蹴り飛ばされたゲンムをブレイブが一閃。

 

さらにもう一度横に切りつける。

 

さらにブレイブの後ろからスナイプが狙撃、ゲンムに命中する。

 

レ「永夢!」

 

エ「OK!」

 

エグゼイドとレーザーがタイミングを合わせ、同時に飛び蹴りをする。

 

その攻撃はゲンムに命中し、後方に吹き飛ぶ。

 

『ガッシュ〜ン!』

 

その拍子にゲーマドライバーに装填されていたシャカリキスポーツガシャットが抜ける。

 

ゲ「ぬっ・・・・ぐっ・・・ぐあぁ・・・」

 

ゲンムに装着されていたスポーツゲーマーが消失し、ライダーゲージが残り二つになる。

 

穂「やった!」

 

凛「黒いエグゼイドん勝ったにゃ!」

 

希「やったやん!」

 

穂乃果と凛、希の3人が喜びの声を出す。

 

残りのメンバーも声には出してないが、喜んでいた。

 

ブ「もうよせ」

 

レ「ライダーゲージが0になったら、ゲームオーバーで死んじゃうぜぇ〜」

 

ス「おとなしくガシャットを俺達に渡せ」

 

スナイプがゲンムに歩み寄る。

 

だが、ゲンムはスナイプではなく、近くにいたμ’sメンバーを見る。

 

ゲ「今こそ、死のデータを手に入れる時!」

 

ゲンムはどこからかラベルのない白いガシャットを取り出し、バグヴァイザーに装填する。

 

『ガシャット!』

 

そして、近くに落ちていたシャカリキスポーツを拾うと、キメワザスロットに装填、スイッチを押す。

 

『ガシャット!キメワザ!』

 

ゲンムは飛び上がると、もう一度スイッチを押し、キックの体勢になる。

 

ゲンムが向かう方向には、μ’sメンバーがいた。

 

に「ちょ、ちょっと、こっちに来てるわよ!」

 

絵「は、早く逃げるわよ!」

 

気づいたにこと絵里が逃げるよう促す。

 

だが、

 

海「きゃ!」

 

こ「!海未ちゃん!」

 

足がもつれたのか、海未が転ぶ。

 

ことりがそれに気づくが、今からでは間に合わない。

 

『シャカリキ!クリティカルストライク!』

 

ゲ「はああぁぁぁぁ!」

 

海未は目を瞑る。

 

エ「!やめろ!!」

 

海未の状態に気づいたエグゼイドが高速で移動し、海未の前に立つ。

 

エ「はっ!」

 

エグゼイドは向かってくるゲンムをハンターゲーマーの尻尾で吹き飛ばす。

 

ゲ「ぬっ!ぬお!」

 

目を瞑っていた海未はいつまでもこない衝撃を疑問に思い、目を開ける。

 

海「!永夢!」

 

エ「大丈夫か?海未」

 

海「あっ、は、はい・・・ありがとうございます・・」

 

海未の安否を確認するエグゼイド。

 

ゲ「ぬっ!・・ぬうぅぅ・・」

 

ゲンムがゆっくりと立ち上がる。

 

だが、その体には電気が走っていて、ノイズがかかっていた。

 

胸のライダーゲージが0になり、警告音のような音が鳴る。

 

エ「はっ・・」

 

ス「ん?」

 

レ「おいおい・・・あんた・・!」

 

ブ「ライダーゲージが・・・0に・・」

 

ライダーゲージが0になったのにも関わらず、ゲンムは落ち着いていた。

 

『ゲームクリア!』

 

先程エグゼイドにゲンムが吹き飛ばされた時に抜け落ちたシャカリキスポーツがエグゼイドの手に落ちてくる。

 

エ「はっ・・!」

 

その時、ゲンムはいきなり自分自身にバグヴァイザーを向け、銃口部分を自身の体に当てる。

 

ゲ「ふん!」

 

すると、ゲンムを黒い霧が覆い、その霧はバグヴァイザーに吸収されていく。

 

吸収し終えると、バグヴァイザーの画面に『DANGEROUS ZOMBIE』という文字が出てくる。

 

ゲ「はぁ・・」

 

レ「なんだ?なんで生きてんだ!?」

 

ス「テメェ、何者だ!?」

 

ライダーゲージが0になったのに生きているゲンム。

 

そんなゲンムをレーザー達は疑問に思う。

 

ゲ「ふっふっふっふっふ・・・・もはや正体を隠す意味もない」

 

ゲンムが話し始める。

 

ゲ「私の名は、仮面ライダーゲンム!」

 

エ「ゲンム?」

 

『ガッチャ〜ン!ガッシュ〜ン!』

 

ゲンムはゲーマドライバーのレバーを閉じてガシャットを抜き、変身を解除する。

 

そこには、不敵な笑みを浮かべる檀黎斗が立っていた。

 

穂「えっ・・?」

 

こ「嘘・・・」

 

海「どうして・・?」

 

花「そ、そんな・・・」

 

凛「なんで・・?」

 

真「まさか・・・先生が・・」

 

希「嘘やろ・・・」

 

に「どういうことよ・・」

 

絵「ハラショー・・・」

 

μ’sメンバーも予想外の人物に驚きを隠せなかった。

 

貴「やっぱりな・・・」

 

貴利矢だけは、知っていたようで驚かなかった。

 

永「どうして・・?僕達に協力してくれていたあなたが、なんで!?」

 

永夢が声を荒げる。

 

無理もない。

 

今まで自分の先生であり、部活の顧問でもあった彼のことを永夢は信頼していた。

 

黎「ふっ・・・データ集取のためのテストプレイヤーとして、君達を利用させてもらった。・・全ては、究極のゲームを作るため!!」

 

黎斗は声を張って宣言する。

 

大「究極のゲーム?」

 

永「・・・ゲームってなんですか?・・なんでこんな事を!」

 

近づこうとする永夢にバグヴァイザーの銃口を向ける黎斗。

 

黎「君達に教えてあげよう。この世界に蔓延しているバグスターウイルスは、全て私が前世で作ったものだ」

 

飛「なんだと・・!?」

 

黎「同時に、君達が使うガシャットやドライバーも、私が作り上げたものだ」

 

永「どういうことですか・・・?」

 

黎「ふっ・・・私が教えれるのはここまでだ」

 

バグヴァイザーを構えながら語られた話に、永夢達は驚きを隠せなかった。

 

貴「あんた・・・まじで死ぬぞ・・」

 

黎斗は永夢を見渡しながら宣言する。

 

黎「ドクター諸君、私達のゲームはまだ始まったばかりだ!・・・バグスターウイルスは、すでに大勢の人々の体の中に潜伏している。つまり・・・いつ誰が発症してもおかしくない」

 

永「えっ・・!?」

 

黎「揃えた10本のガシャットで、人々を救う事ができるか・・・。君達次第・・・」

 

黎斗は永夢達に向かって光弾を発射する。

 

永夢達は避けるが、顔を上げた時には黎斗の姿はどこにもなかった。

 

 

・・・・・・・・・・

 

 

様々な資料が散乱している部屋の中。

 

パラドは一人でゲームをしていた。

 

そこに入ってくる、一人の男。

 

黎斗がボロボロの状態で戻ってきたのだ。

 

黎「はぁ・・・はぁ・・・」

 

呼吸が荒い状態だが、黎斗はバグヴァイザーに装填していた白いガシャットを抜く。

 

抜いた瞬間、白かったガシャットにラベルが出現、紫色に発光する。

 

それを見た黎斗は笑顔になる。

 

黎「完成した・・・!全ては計画通り!!」

 

さっきまで黙っていたパラドが口を開く。

 

パ「自分の体を使って死のデータを取るなんて・・・ほんっと恐ろしい男だな、お前は」

 

パラドは立ち上がって黎斗に近く。

 

黎「・・・プロトガシャットを使いすぎたせいで、どの道私の体は長く持たなかった・・・・。これは必然だ!」

 

パ「・・心が躍るなぁ!いよいよニューゲームの、スタートだ!」

 

 

 

 

 




今回はガシャット紹介はお休みです。

次回からはラブライブ本編に戻る予定ですのでお楽しみに!
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