ラブライブ〜9人の女神と戦うDr.ライダー達〜   作:蛇廻

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今回でラブライブ一期が終わります!

それではどうぞ!


第34話 μ’sミュージックスタート!

◎side

 

穂むらにて。

 

亜「ほぁ〜・・・・雪穂、これはシュークリーム?」

 

雪「違うよ。それはあんこ。豆を煮たものなんだよ」

 

亜「ハラショー!」

 

絵里は妹の亜里沙の友達である高坂雪穂を家まで送っていた。

 

雪穂はお礼と言って穂むまんを渡していた。

 

亜里沙は饅頭を初めて見るらしく、不思議そうに持っていた。

 

雪「わざわざ送ってもらってありがとうございます。良かったら上がって行って下さい。お姉ちゃんも喜びますよ」

 

絵「・・・そうね、じゃあお言葉に甘えて」

 

絵里は雪穂の誘いを穂乃果の部屋を見ながら頷き、二階に向かっていく。

 

 

・・・・・・・・

 

 

絵「・・・ごめんね」

 

穂「あ、いえいえお気になさらず。今お茶を・・・」

 

絵「違うわ、・・・μ’sを活動休止にしようって言った事。・・・本当は私にそんな事を言う資格なんてないのに・・・・。ごめんなさい」

 

穂「そ、そんな事ないよ・・・・、てゆうか、私が辞めるって言ったから」

 

穂乃果の部屋に来た絵里は突然誤った。

 

穂乃果はいきなり来たことかと思いお茶を用意したが、μ’sを活動休止にした事だと絵里は言った。

 

そうなった原因である穂乃果は暗い顔になり、再び絵里が口を開く。

 

絵「私ね、凄くしっかりしてて、いつも冷静に見えるって言われてるけど、本当は全然そうじゃないの。・・・いつも迷って、困って、泣き出しそうで、希に実際恥ずかしい所を見られたのよ」

 

穂「絵里ちゃん・・」

 

絵「でも、隠してる。自分の弱い所を・・・、私は穂乃果が羨ましい。素直に自分が思ってる事をそのまま行動に起こせることが・・・・」

 

穂「そ、そんな事・・・・」

 

絵里はそこまで言うと、穂乃果が淹れたお茶を飲んで美味しいと言って一息吐き、再び語り始める。

 

絵「ねぇ、穂乃果。私には・・・・・穂乃果に何を言ってあげればいいか正直分からない。私達でさえ、貴利矢の消滅、ことりがいなくなってしまう事がショックだから、いつもそばにいる海未や穂乃果の事を考えると胸が張り裂けそうになる。・・・・でもね、穂乃果に、一番大切なものを教わったの。変わる事を恐れないで、その恐怖に立ち向かい、突き進む勇気」

 

絵里はそこまで言うと、穂乃果に右手を差し出した。

 

絵「私はあの時、あなた達の手に救われた」

 

 

◎side out

・・・・・・・・・・・

海未side

 

 

私達は今、CRに来ています。

 

今CRには私以外に、真姫、飛彩、明日那さ・・・いえ、ポッピーピポパポの3人がいます。

 

永夢は自分の部屋で寝ています。

 

飛「・・・ポッピーピポパポ、永夢に一体何が起きたんだ」

 

飛彩が私達が今一番気になっている疑問を、この中で一番知ってそうなポッピーに聞きました。

 

ポ「それは・・・私にも分からなくて・・・・」

 

それでも、ポッピーも知らないらしく、困った様な仕草をしている。

 

そこで、私達は今日の戦いを思い出していた。

 

 

<回想中>

 

 

『俺がお前で!お前が俺で!(We are!)マイティ!マイティ!ブラザーズ!(ヘイ!)XX!!』

 

二人に別れたエグゼイドはお互いを見ていた。

 

飛「どう言う事だ!?」

 

大「なんで永夢が二人に・・・?」

 

オレンジ色のエグゼイド・・・・エグゼイドRとしよう。は緑のエグゼイド・・・エグゼイドLに向かって叫ぶ。

 

エR「お前誰だ!?」

 

近距離で叫ばれたエグゼイドLは一瞬驚き、すぐに名前を言う。

 

エL「僕は宝生永夢です!」

 

エR「いや、Mは俺だって!」

 

エL「いや、永夢は僕です!」

 

エR「いや、俺!」

 

エL「僕です!」

 

エR「俺!」

 

エL「僕です!」

 

エR「俺!」

 

エL「僕です!」

 

すでに何回目かわからないこのやり取り。

 

二人のエグゼイドは自分こそがM(永夢)だと言い張っている。

 

エR「ん〜・・・」

 

エL「ん〜・・」

 

エR「ん〜」

 

エL「ん〜」

 

二人のエグゼイドは顔を近づけ、ぶつかっても睨み合っている。

 

エR「俺」

 

エL「いや、僕です」

 

エR「いや、俺!」

 

エL「僕です!」

 

そのやり取りを見ていた明日那達は困惑した表情を浮かべていた。

 

明「どっちも永夢!?」

 

海「ど、どう言う事・・・ですか?」

 

睨み合っていた二人のエグゼイドはめんどくさくなったのか、Rの方が手を振り払う。

 

エR「いいよ、もう!ゲンムは俺が攻略してやるぜ!」

 

『ガシャコンキースラッシャー!』

 

エグゼイドRがゲンムの方を向くとパネルが出現して新たな武器が出現した。

 

だが、ゲンムに向かって走ろうとしていたエグゼイドRをエグゼイドLが前に立って止めた。

 

エL「ちょっと待ってください!患者の治療が先です!アランブラを倒さないと!」

 

エグゼイドLはガシャコンキースラッシャーの剣先をアランブラに向ける。

 

エR「おい!ゲンムが先だって!」

 

Rが剣先を再びゲンムに向ける。

 

エL「アランブラです!」

 

が、Lがまたアランブラに剣先を向ける。

 

目の前で繰り広げられている同一人物の喧嘩に、アランブラとゲンムは困惑していた。

 

エR「おら!」

 

エL「あっ!イタタタタタ!」

 

エグゼイドRはガシャコンキースラッシャーを捨てるとLの右手を掴んで思いっきり引っ張る。

 

Rはそれに加えLの体を抑えているため、Lは動く事が出来なかった。

 

エR「ふん!・・あ、あれ?」

 

エL「え?」

 

二人のエグゼイドが辺りを見渡すと、すでにゲンムとアランブラの姿はなかった。

 

エR「おい!・・ゲームは終わってないぞ!」

 

エグゼイドRが空中に向かって叫んでいるのに対し、エグゼイドLはため息をついていた。

 

エR「おい!逃げんのか!」

 

『ガッチャ〜ン!ガッシュ〜ン!』

 

エグゼイドLがレバーを閉じてガシャットを抜くと、それに連動してRの方でも同じ事が起こる。

 

ガシャットが抜かれると、二人のエグゼイドは一箇所に引き寄せられ、一度レベル10に戻ってから変身解除された。

 

永「うわぁぁ!」

 

体勢を崩した永夢は先程の事を思い返し、ガシャットを見つめた。

 

永「二人の、エグゼイドに・・なれるなんて・・・!うぁ・いっ!」

 

その時、突然頭痛が起こり、永夢はそのまま意識を失った。

 

海「永夢!大丈夫ですか!?」

 

明「ねぇ、ちょっと永夢!?起きて!」

 

すぐに海未と明日那が駆け寄った。

 

 

<回想終了>

 

 

海未side out

・・・・・・・・

◎side

 

 

黎斗はキーボードを打ちながら、永夢が生み出したガシャットの事を考えていた。

 

机には、パラドがガシャットと共に持ってきた手紙が置かれていた。

 

黎(あのガシャットは使用した場合、大量のバグスターウイルスに感染して普通の人間なら消滅したはずだ・・・)

 

パ「お前も知ってるだろ。あいつが他のライダーとは違うってのを」

 

パラドはビリヤードで遊びながら黎斗に語りかける。

 

パ「しかし、俺達すら知らない新しいゲームを生み出すとはなぁ。・・・やっぱりあいつをを見てると心が踊る」

 

黎斗はパラドの話を聞きながら、再びキーボードを打ち始める。

 

黎「いずれにせよ、ゲームマスターはこの私だ。・・・私の許可無く、不正のゲームを生み出す事は認めない。やつのガシャットを回収し、データを削除する」

 

 

・・・・・・・・・

 

 

数日後。

 

音ノ木坂学院の講堂に向かっている海未の姿があった。

 

この日はことりが日本を発つ日。

 

にもかかわらず、彼女はここにいた。

 

講堂の扉を開くと、舞台の上にいる穂乃果の姿を確認出来た。

 

海「穂乃果・・・」

 

穂「ごめんね。急に呼び出したりして。・・ことりちゃんは?」

 

海「いえ・・・今日、日本を発つそうです」

 

穂「・・・そうなんだ・・・」

 

久しぶりの海未との会話に、穂乃果は戸惑いながらも話しかける。

 

それは海未も同じ事だった。

 

初めに聞いたことりの出立。

 

別れの挨拶はおろか、全く話せず、仲直りが出来なかった自分に、穂乃果は腹を立てたが、すぐに首を横に振り、海未に自分の思いを告げた。

 

穂「私ね、ここでファーストライブをやってことりちゃんと海未ちゃんと歌った時に思ったの。もっと歌いたいって、もっとスクールアイドルを続けたいって、私・・・辞めるって言ったけど、気持ちは変わらなかった」

 

海「・・・・」

 

穂乃果の気持ちを、海未は黙って真剣に聞いていた。

 

穂「学校の為とか、ライブの為とかじゃ無くて、私好きなの。歌うのが大好きなの・・・、それだけは譲れない・・。だから、ごめんなさい!!」

 

海「!?」

 

突然の謝罪に海未は戸惑うが、穂乃果は構わず続ける。

 

穂「これからもっと迷惑をかける!夢中になって気づかなかったり、色々と空回りもすると思う・・・・。だって、私不器用だもん!でも・・・・・でも!追いかけていたいの!だから・・・・・」

 

海「・・・・ふふ」

 

穂「え・・・海未ちゃん!?なんで笑うの!?私真剣なのに!」

 

必死の思いで伝えた気持ち。

 

それを聞いた海未は突然笑い出し、穂乃果はショックを受ける。

 

海「ふふっ、ごめんなさい。でもね、はっきり言いますが・・・・・穂乃果にはずっと迷惑をかけられていますよ」

 

穂「・・・・・えっ?」

 

笑い終える海未は一呼吸吐いて、真剣は表情で穂乃果を見た。

 

穂乃果は身構えたが、その内容に思わず声を漏らす。

 

海「ことりとよく話していました。穂乃果と一緒にいると、いつも大変なことになると」

 

喋りながら穂乃果に向かって歩いて行く海未。

 

海「大体、スクールアイドルを始めようと言われた時のそうです。私は本気で嫌だったんですよ?どうにかして辞めようと思いました。穂乃果を本気で恨んだりもしましたよ?全然気づいていなかったでしょうけど」

 

穂「・・・・・・・ごめん・・・」

 

海未の話にショックを受ける穂乃果だが、海未は構わず話を続ける。

 

海「ですが、穂乃果は連れて行ってくれるんです。私やことりでは、勇気が無くていけない凄い所に!」

 

穂「海未ちゃん・・・・」

 

海「私が怒ったのは、穂乃果が自分の気持ちに嘘をついていたのが分かったからです。穂乃果に振り回されるのはもう慣れっこですよ。永夢や花陽、凛、真姫、にこ、希、絵里、飛彩、大我。みんなもう慣れてると思います。だから・・・・その代わり、連れて行ってください!私達の知らない世界へ!それが穂乃果、貴方の凄いところなんです!」

 

海未に言われ、穂乃果は大きく頷く。

 

そして、海未は穂乃果の横に立ち、講堂の全体を見渡すと、一呼吸して口を開いた。

 

海「だって〜可能性感じたんだ〜そうだ〜進め〜」

 

海未が口ずさむと、穂乃果も一緒に歌い始める。

 

穂「・・・・後悔した〜くな〜い目〜の前に」

 

「僕らの道がある〜」

 

穂乃果達がアイドルをやると決意し、その時に歌った曲。

 

海未が歌い始め、穂乃果も歌い、ことりも歌った気がした。

 

 

海「・・・さぁ!ことりが待っています!迎えに行ってあげてください!」

 

穂「えぇ!?で、でもことりちゃんは・・!」

 

海「私と一緒ですよ、ことりも引っ張っていって欲しいんです、我儘を言って欲しいんです!」

 

穂「わ、我儘ぁ!?」

 

海「そうですよ。有名なデザイナー学校に選ばれたのに残れだなんて・・・・でも!そんな我儘を言えるのは!」

 

 

 

 

 

永「穂乃果ちゃんしかいないってね」

 

穂「!?・・永夢君!それに、皆も!」

 

突然聞こえた声に穂乃果が講堂の入り口を見ると、そこには永夢と飛彩、大我にことり以外に残りのμ’sメンバーが揃っていた。

 

絵「穂乃果の性格には、いつも振り回されてばっかりよ」

 

真「全く同意見ね」

 

に「本当、疲れるわ」

 

花「でも、それが穂乃果ちゃんです!」

 

凛「いつも明るくて、皆を引っ張っていってくれる!」

 

希「ウチらμ’sのリーダー!」

 

大「行け、穂乃果!」

 

飛「俺達の仲間を、迎えに行け!」

 

永「すでに明日那さんが校門まで来てる。空港まで、送っていっていくれるよ!だから・・・・」

 

永夢はそこまで言うと、一回を間を空ける。

 

 

永「ことりちゃんの笑顔を取り戻して!」

 

穂「・・・うん!!」

 

永夢の言葉をしっかりと聞いた穂乃果は、元気良く頷いて講堂を飛び出す。

 

大「さて・・・」

 

しばらく沈黙が訪れたが、大我がその沈黙を破る。

 

大「ことりの事は穂乃果を信じるとして、俺達はライブの準備だ」

 

『えぇ(はい)!』

 

永「あっ、その前に話しがあるんですけど・・・」

 

海「?」

 

ライブの準備に動き出そうとしたところを永夢が止める。

 

永「今回出現したアランブラ。あの後少し考えたんですけど、今回の感染者は恐らくμ’sに何かしら関係している人物だと思います」

 

大「・・なんだと?」

 

真「どうして、そう思うの?」

 

永夢の発言に、大我が驚き、真姫が質問する。

 

永「まず最初に、飛彩君から聞いたけど、アランブラはμ’sメンバーを狙っていた。その事から、感染者はμ’sがいなくなるとストレスを感じる人物なんだ。今世間はラブライブの優勝者であるA-RISEの方に気が向いているはず。だから、μ’sがいなくなってストレスを感じる人はかなり絞られる。だとすると・・・・」

 

飛「μ’sの現状を知っている人物が感染者である、と・・・・」

 

永「あくまでも推測だけどね」

 

永夢が自分に考えを述べ、飛彩は納得する。

 

永「恐らくまたアランブラはμ’sを狙ってくる。だから・・・・」

 

永夢は飛彩と大我を交互に見る。

 

永「飛彩君、大我さん、ライブの方は任せます。僕は・・・ゲーム病のオペを行います」

 

永夢はそう言うと、先程の穂乃果同様、講堂を出ていった。

 

大・・・悪い、飛彩。少しこの場を任せる」

 

飛「え?あ、おい!」

 

飛彩の声を無視して、大我も追うように講堂を出て行く。

 

 

・・・・・・・・・

 

 

ことりがいる空港。

 

こ「・・・・」

 

椅子に座り、頻繁に腕時計を確認していることり。

 

時間になったらしく、他の客が搭乗口に向かっていき、ことりも席を立って搭乗口に向かおうとした時・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

穂「ことりちゃん!!」

 

 

 

こ「っ!!」

 

 

 

穂乃果が空港に到着し、ことりの腕を掴む。

 

穂「ことりちゃん、ごめん!私、スクールアイドルやりたいの!ことりちゃんと一緒にやりたいの!いつか、別の夢に向かう日が来るとしても!ことりちゃん、行かないで!!」

 

穂乃果はそう言ってことりを抱きしめる。

 

抱きしめられたことりは徐々に泣き始め、穂乃果の腰にそっと腕を回す。

 

こ「ううん・・・・私の方こそごめん・・・!私、自分の気持ち・・・分かってたのに・・!ごめん・・・ごめんね、穂乃果ちゃん・・・」

 

穂「ことりちゃん・・・ありがとう!・・・・・ことりちゃん、行こう!皆の所へ!」

 

こ「・・・うん!!」

 

ことりの言葉に涙する穂乃果だが、涙を拭ってことりに言い、ことりは笑顔で頷いた。

 

 

 

・・・・・・・

 

 

 

音ノ木坂学院から少し離れた街中。

 

アランブラは音ノ木坂い向かって進行していた。

 

だが、そんなアランブラの前に一つの人影が。

 

「ぬ?・・お前は、エグゼイド!」

 

永夢はアランブラの目の前に立ち、その進行を邪魔する。

 

永「アランブラ、お前に皆の邪魔はさせない」

 

『マイティアクションX』

 

永「大変身!!」

 

『ガシャット!ガッチャ〜ン!レベルアップ!マイティアクションX!!』

 

エ「ノーコンティニューで、クリアしてやるぜ!」

 

アランブラはスタッフを振るい、エグゼイドはそれを縦横無尽に動き回って避ける。

 

「我が魔力にひれ伏すがいい!」

 

アランブラがスタッフをエグゼイドの足元に向けると、そこに魔法陣が出現して電撃が走る。

 

エグゼイドはジャンプしてその場から離れ、別の場所に移動する。

 

アランブラはすぐにその場所に魔法陣を移し、同じ攻撃をする。

 

それをエグゼイドは再びジャンプして避ける。

 

避けたエグゼイドはアランブラを見据えると、『爆走バイク』のガシャットを取り出す。

 

エ「レーザー・・・力を借りるぜ!」

 

『爆走バイク』

 

エグゼイドは爆走バイクを起動してキメワザスロットに装填する。

 

『ガシャット!キメワザ!』

 

「モエール!」

 

その瞬間、アランブラは呪文を唱え、エグゼイドの足元に魔法陣を出現させる。

 

その魔法陣から炎が勢いよく吹き上げ、エグゼイドを包み込む。

 

『爆走!クリティカルストライク!』

 

音声と共に炎の中からエグゼイドが目がないレーザーレベル2に乗って現れる。

 

エ「はあぁぁぁぁぁぁ!」

 

「ぬっ!?・・・トマーっ!」

 

アランブラは咄嗟に呪文を唱えようとしたが間に合わず、そのまま引かれてバイクに押され続ける。

 

エグゼイドは気にせず走り続け、場所の船着場まで移動する。

 

着いた瞬間、エグゼイドに目の前に人が出てきて咄嗟に避ける。

 

その拍子にアランブラは転げ落ちる。

 

エ「・・・・ゲンム・・」

 

黎「・・・九条貴利矢の形見か。・・・・・乗り心地はどうだい?」

 

黎斗はエグゼイドの方を向くと、そんな質問を投げかける。

 

エ「今はお前の相手をしている暇はない!」

 

エグゼイドはそう答えるが、黎斗は無言でバグヴァイザーとバグスターバックルを取り出して合体し、腰に取り付ける。

 

『ガッチョ〜ン!』

 

『デンジャラスゾンビ』

 

黎「変身」

 

『ガシャット!バグルアップ!デンジャー!デンジャー!(ジェノサイド!)デス・ザ・クライシス!デンジャラスゾンビ!(Wooooo!)』

 

『ガシャコンスパロー!』

 

変身したゲンムは早速ガシャコンスパローを取り出す。

 

『ガシャコンブレイカー!』

 

それを見たエグゼイドはガシャコンブレイカーを取り出して、バイクから降りてゲンムに向かっていく。

 

ゲ「九条貴利矢の形見で、苦しむがいい」

 

ゲンムはそう呟くと、エグゼイドに光弾を放つ。

 

エグゼイドはその光弾を避けながらアランブラに攻撃するが、その攻撃は間に入ったゲンムのガシャコンスパローに止められ、逆に斬撃を受ける。

 

『ス・パーン!』

 

ゲンムは後退したエグゼイドを追って攻撃をしていき、エグゼイドはそれをガシャコンブレイカーで受け流したり、時には攻撃をしていくが、ゲンムはゾンビの様にゆらゆら立ち上がり、何事もなかったの様に斬撃を加えていく。

 

エ「ふっ!はっ!・・・ぐわ!」

 

エグゼイドは攻撃するが、なかなか当たらず、逆に攻撃を受けていく。

 

エ「はぁ!」

 

エグゼイドが斬撃を加えようとしたが、ゲンムはスパローで受け流し、よろけたエグゼイドにアランブラがスタッフを向ける。

 

エ「はっ!?」

 

「ふっ、シビレール!」

 

エ「ぐわぁぁぁぁ!!」

 

アランブラの魔法はエグゼイドに直撃し、大きく後退、ゲンムはその隙を逃さず、すぐさま斬撃を加える。

 

『ズ・ドーン!』

 

あらかた攻撃したゲンムは鎌モードから弓モードに変えて至近距離で光弾を放つ。

 

エ「ぐわぁぁぁ!ぐあぁ・・うぐっ・・」

 

『ガッシュ〜ン!』

 

変身が解除され、永夢の姿に戻る。

 

ゲ「ゲームマスターである私に許可なく、君は不正なゲームを生み出した。・・そのゲームは削除させてもらう」

 

ゲンムは永夢を見てそう言い放つ。

 

永「・・・ゲーム?・・何言ってんだ?」

 

永夢は笑いながら立ち上がる。

 

永「俺がやってるのは・・・・・患者のオペだ!」

 

永夢はそう叫んで懐から『マイティブラザーズXX』のガシャットを取り出し、起動する。

 

『マイティブラザーズXX』

 

永「患者の運命は、俺が変える!」

 

永夢は慣れた動きでガシャットを動かす。

 

永「変身!」

 

『ダブルガシャット!ガッチャ〜ン!レベルアップ!マイティブラザーズ!二人で一人!マイティブラザーズ!二人でビクトリー!X』

 

レベル10に変身したエグゼイドはすぐにレバーを閉じる。

 

『ガッチャ〜ン!』

 

閉じたと同時に待機音が鳴り始め、エグゼイドは両手を回す。

 

エ「大ーーーーーーーーーー変身!」

 

『ガッチャ〜ン!ダブルアップ!俺がお前で!お前が俺で!(We are!)マイティ!マイティ!ブラザーズ!(ヘイ!)XX!』

 

二人に別れたエグゼイド。

 

『ガシャコンキースラッシャー!』

 

二人のエグゼイドはお互いを見る。

 

エR「俺はお前だ!」

 

エL「僕はあなた!」

 

エR・L「「超協力プレーで、クリアしてやるぜ!!」」

 

『ジャジャジャッキ〜ン!』

 

Rがゲンムに、Lがアランブラに向かっていき、それぞれ戦闘を始める。

 

Lは右手でアランブラの攻撃を受け流し、Rはキースラッシャーでゲンムを切りつけていく。

 

一度相手から離れたエグゼイドは、今度はLがゲンムに、Rがアランブラに向かっていき、Rがアランブラを何度も切りつける。

 

エR「使え、俺!」

 

RはLの方を向いてキースラッシャーを投げる。

 

エL「ありがとう!」

 

Lはキースラッシャーを受け取り、攻撃してきたゲンムのスパローを受け止める。

 

受け止めたスパローを弾いてよろけた瞬間を狙い、ゲンムを切りつけていく。

 

エL「はっ!」

 

Lはキースラッシャーを投げ、それはRのところに一直線で飛んで行った。

 

エR「ナイスパス!」

 

受け取ったRはアランブラを切りつけてから反転し、後ろでLと戦っていたゲンムをすれ違いざまに切ってLのもとにいく。

 

RがLのもとまで来ると、Lはキースラッシャーを受け取って再びゲンムを切りつけていく。

 

ゲンムはスパローでRに剣戟を加えるが、Rはそれを避ける。

 

ゲンムはすぐさまRに光弾を放つが、Rはそれをジャンプして避ける。

 

その様子を見たLはキースラッシャーの黄色いボタンを押してRに投げ渡す。

 

『ズキュキュキューン!』

 

エL「これを使うんだ!僕!」

 

エR「OK!」

 

受け取ったRは空中からゲンムを狙撃する。

 

命中したゲンムはよろけ、その瞬間にLがゲンムを蹴り飛ばす。

 

エR「行くぜ!」

 

エL「はい!」

 

RとLは二人同時にゲンムを蹴り飛ばす。

 

蹴り飛ばされたゲンムは大きく吹き飛ばされる。

 

二人のエグゼイドは標的をゲンムからアランブラに変え、アランブラに向かって行く。

 

「あ・・あぁ・・・シビレール!」

 

アランブラは呪文を唱えるが、その魔法を二人のエグゼイドは物ともせずに向かって行き、すれ違いざまに切りつけて行く。

 

「くぅ・・・モエール!」

 

アランブラは再び呪文を唱えて魔法を繰り出すが、二人のエグゼイドは肩にあるレベル10の頭部からバリアを発生させて防ぐ。

 

『スパパパーン!』

 

Rはキースラッシャーのオレンジ色のボタンを押してアランブラに思いっきりぶつける。

 

当たったアランブラは後方に大きく飛ばされる。

 

Rは空中にブロックを出現させ、アランブラはそのブロックの上に落ちる。

 

Rはジャンプしてブロックの上にいく。

 

エL「あ、なるほど!」

 

Lも何かを思いついたらしく、ブロックの下に移動する。

 

アランブラが立ち上がった瞬間、Lがアランブラが立っているブロックを下から叩く。

 

エL「それ!」

 

「おわぁぁぁぁぁ!」

 

突然下から叩かれたアランブラは高く飛んでうまくブロックの上に着地する。

 

が、そこにはRが待機していて、アランブラを蹴り落とした。

 

「ぬぅ・・・くぅ・・」

 

エR「そろそろフィニッシュだ!」

 

エL「必殺技で決まりですね!」

 

『ガッチャ〜ン!キメワザ!』

 

二人のエグゼイドがレバーを同時に閉じると、足にエネルギーがたまり始める。

 

「おのれ・・・・ならば伝説の魔法で・・!」

 

アランブラが魔法を使おうとした時、二人のエグゼイドは腰を低くしてレバーを開く。

 

『ガッチャ〜ン!マイティ!ダブル!クリティカルストライク!』

 

エR・L「「ふっ!はぁぁ!」」

 

アランブラがスタッフを振るうがすでに遅く、二人のキックはアランブラに直撃する。

 

二人のエグゼイドは左右からそれぞれ回転蹴りや連続蹴りを放ち、一度離れるとレベル10に戻って右手にエネルギーをため、アランブラにアッパーをする。

 

空中に飛ばされたアランブラに向かってエグゼイドはジャンプすると、追い越して二人に戻り、アランブラにキックを放つ。

 

空中でアランブラは避けることができず、直撃して爆発を起こす。

 

「ぐわぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

『ゲームクリア!』

 

アランブラ爆発と同時に、ゲームクリア音が鳴り響く。

 

エR「・・・・どう考えても、オーバーキルだな」

 

エL「・・・そうですね」

 

二人のエグゼイドがそんな事を話していると、どこからか何かを吸収する音がしてくる。

 

二人のエグゼイドがそれに気づき、音がする方を見ると、ゲンムがバグヴァイザーを向けてウイルスを回収していた。

 

バグヴァイザーの画面にはアランブラが映し出される。

 

『あ、あれ?なんだ?ここ?おい!出せ!』

 

ゲ「ふん」

 

エR「今何をした!?」

 

ゲ「いくら患者の運命を変えようとも、大いなる運命は変えられない」

 

ゲンムはRの質問に答えず、その場を去って行く。

 

その後ろ姿を見た二人のエグゼイドは変身を解除する。

 

『ガッチャ〜ン!ガッシュ〜ン!』

 

永「・・あっ!うっ!」

 

変身を解除した瞬間、永夢は激しい頭痛に襲われ、その場で気を失う。

 

そんな永夢に、隠れて戦いの様子を見ていた大我が近づいて行く。

 

次に永夢が目を覚ました時にはその場に誰の居なかった。

 

永「・・・!そうだ!ライブは!」

 

しばらく呆然として居た永夢だったが、ライブの事を思い出してすぐに学校に向かって走って行った。

 

そんな永夢を大我は陰から見ていた。

 

その手には、永夢からとった血が付着しているハンカチを持っていた。

 

 

・・・・・・・・・

 

 

音ノ木坂学院の講堂。

 

間も無く始まるライブに、8人は穂乃果達の帰りを待っていた。

 

花「うぅ・・緊張する・・!」

 

凛「それより!凛達制服のままだよ!」

 

真「スクールアイドルらしくていいんじゃない?」

 

花陽は深呼吸して

凛は自分達が制服の姿でいいのかと言い、真姫がそれに落ち着いて返す。

 

に「穂乃果達は間に合うの?」

 

海「絶対に来ます。必ず」

 

希「って言ってる間に、もうそろそろ時間やけど?」

 

絵「お客さんを待たせるわけにはいかないわ」

 

絵里が時計を確認してそう言った時、扉が開いて穂乃果は滑り込んでくる。

 

穂「うわっとっと!?痛い!」

 

こ「間に合った〜!」

 

飛「穂乃果!ことりも!」

 

穂乃果の後ろからことりも入って来く。

 

永「はぁ・・はぁ・・ら、ライブは!?」

 

大「悪い、遅くなった」

 

そこに永夢も駆け込んで来て、その後ろから大我も入ってくる。

 

海「永夢!」

 

絵「大我!どこ行ってたのよ!?」

 

大「ちょっとな。それよりも・・・・」

 

大我は皆を見る。

 

今この場には、マネージャーも含め、μ’sメンバー全員が集まっていた。

 

絵「・・そうね。じゃあ、全員揃った事だし」

 

希「部長さん、一言」

 

に「えぇぇぇぇぇぇ!?・・・・・・なーんてね、ここはもちろん考えてあるわよ!」

 

突然振られたにこは一瞬驚くが、すぐにそう言ってピースを作った手を皆の中心に差し出す。

 

皆は頷き、ピースを作った手を繋げて輪を作る。

 

に「今日皆を!一番の笑顔にするわよ!」

 

にこの言葉に皆頷き、穂乃果から順にいつもの掛け声を言っていく。

 

穂「1!」

 

こ「2!」

 

海「3!」

 

真「4!」

 

凛「5!」

 

花「6!」

 

に「7!」

 

希「8!」

 

絵「9!」

 

穂「よぉし!行こう!!」

 

穂乃果がそう言って、μ’sの9人は舞台に向かって駆け出す。

 

舞台の幕が上がり、ライブが始まる。

 

ファーストライブでは全くいなかった観客・・・

 

それが今では満席になる程の観客が来ていた。

 

 

 

(♪START:DASH!!)

 

 

 

 

 

 

穂「私達のファーストライブも、この講堂でした!」

 

ライブが終わって、μ’sは一列に並んでいる。

 

穂「その時、私は思ったんです!いつか、ここを満員にしてみせるって!一生懸命頑張って、今、私達はここにいる。この思いを、いつか皆に届けるって!その夢が今日、叶いました!だから、私達はまた駆け出します!新しい夢に向かって!」

 

だんだんと歓声が上がっていく講堂。

 

穂「あっ、そうだ!大事な事を言い忘れていました!」

 

穂乃果が思い出したように言い、μ’sも不思議そうな顔で穂乃果を見る。

 

穂「さぁ、皆さん!ご一緒に!」

 

 

 

 

『μ’s!ミュージックスタート!!』

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・

 

 

μ’sの復活ライブが行われた夜。

 

とあるマンションの一室で大我は何やら調べていた。

 

パソコンに横にはDNAと書かれた機械が置かれていて、永夢の血がついたハンカチをスキャンしていた。

 

パソコンの画面に100%と映し出され、大我は身を乗り出して画面を見る。

 

大「・・・道理で二体に分離したわけだ」

 

画面には、『宝生永夢』と書かれていて、その下には『バグスターウイルス反応』と書かれていて、その横には『+』のマークが点滅していた。

 

大「永夢、お前は・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゲーム病だ」

 

 

 

 

 

 

 






やっとここまで来たーー!!

次回からしばらくオリジナル回が続きます。

それではまた!
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