特に戦闘もありません。
永夢side
μ’s復活ライブから早数日。
学校は夏休みに突入していた。
だが、夏休みといえど練習はある。
μ’sは屋上でいつものように練習をしていた。
穂「暑い〜」
絵「そんな事言ってないで、早くやるわよ」
永「熱中症の心配もあるから、しばらくは早めに終わらせる予定だから」
屋上は日が当たっていてとても暑い。
以前は暑くて合宿に行ってたけど、また行くわけにはいかない。
でも、こんな暑い中で練習しすぎても体調が悪くなったら困る。
だから、この夏休みの間は普段より早めに終わらせる予定だ。
絵「とにかく始めるわよ」
『は〜い』
絵里さんが手を叩きながらそう言い、皆返事をする。
そんな中、海未ちゃんがボーっとしているのが視界に入った。
永「海未ちゃん?」
海「・・・・・」
永「おーい、海未ちゃん?」
海「はっ、な、何ですか永夢?」
永「いや、もう練習始めるけど・・どうしたの?」
海「い、いえ、何でもありません!」
海未ちゃんはそう言って練習に参加していった。
何だったんだろう?
・・・・・・・・・・
午後、僕は一人西木野総合病院に向かっていた。
理由は灰馬さんにゲーム病関係の事で詳しく聞きたいと、飛彩君を通して呼ばれたのだ。
って、僕じゃなくて飛彩君に聞けばいいのに・・・。
ま、そういうわけで僕は病院に向かっていた。
地味に遠いんだよね・・・・。
そんなことを考えつつ歩いていると、目的地に到着する。
すると、前方を見覚えのある後ろ姿が病院に入っていった。
永「海未ちゃん?」
気になった僕は追いかけるように病院に入って行く。
見間違えではなかったようで、受付のところに海未ちゃんがいた。
永「海未ちゃん」
海「ひゃ!え、永夢!?何でここに!?」
永「いや、灰馬さんに呼ばれていて。海未ちゃんこそ、どうしてここに?」
海「そ・・・それは・・・・」
海未ちゃんは言いづらいらしく、言葉を詰まらせる。
するとそこで、
「あら?海未ちゃん?」
後ろから海未ちゃんを呼ぶ声がした。
僕が後ろを見ると、そこには髪の長い女性が立っていた。
海「あ、朱美さん!」
朱「やっぱり海未ちゃんだ!久しぶりね!」
その女性・・・朱美さんと海未ちゃんは知り合いらしく、再会を喜んでいた。
朱「この間のライブ、動画でだけど見たわよ!凄かったわ!」
海「あ、ありがとうございます!」
僕も事はすっかり忘れてるようで、話が盛り上がっていた。
永「あ、あの〜・・・」
朱「?・・あなたは?」
永「海未ちゃんのクラスメートの宝生永夢です」
朱「あら、そうなの。私は星朱美。海未ちゃんの親戚です。よろしくお願いします」
永「よ、よろしくお願いします」
朱「海未ちゃん、お見舞いに来てくれたのよね?ありがとう。あの子も喜ぶわ」
海「い、いえ・・私も心配でしたし・・・」
永「お見舞い?」
朱「えぇ、まだ小二の娘がいるんだけどね。・・・・・重い病気にかかっちゃって・・・・」
永「あっ、す、すいません・・・辛い事を・・」
朱「ううん、気にしないで。それじゃあ、早速行きましょう」
朱美さんはそう言って歩き出した。
海未ちゃんが朱美さんを追うように歩き始めたので、僕も一緒に歩き始める。
永「海未ちゃんの様子がおかしかったのは、これが理由?」
海「はい・・・・。朱美さんの娘・・・まどかちゃんっていうんですけど・・・私が高校に入る前はよく会ってたんです。昨日、入院したって聞いて、心配で・・」
永「それで・・・」
海「あまり皆に心配をかけさせたくなかったので、黙ってたのですが・・・」
そんな事を話していると、朱美さんがある病室の前で止まり、中に入る。
僕と海未ちゃんも続いて入る。
中には一人の少女がベットに上半身を起こして座っていた。
ま「お母さん!海未お姉ちゃん!」
海「久しぶりですね、まどか。大丈夫ですか?」
ま「うん!」
海未ちゃんの問い掛けにその少女・・・まどかちゃんは元気よく答える。
ま「そこのお兄さんは誰?」
まどかちゃんは僕を見てそう言ってくる。
永「僕は宝生永夢。海未ちゃんの友達なんだ。よろしくね、まどかちゃん」
ま「うん!永夢お兄ちゃん!」
僕が自己紹介をすると、まどかちゃんは笑顔で返事をする。
重い病気って聞いたけど、今のところは元気そうだし良かった。
永「来たばかりだけど、僕は灰馬さんに呼ばれてるから、ここら辺で」
海「あっ、そうでしたね。後で、できたら私も顔を出します」
永「うん、分かった。それじゃあ、またね、まどかちゃん。朱美さんも」
ま「うん!またね!」
朱「今日はありがとう。また来てね」
永「はい」
僕はそう返して病室を後にする。
さて、灰馬さんがどこにいるか聞かなきゃな。
というわけで新たな登場人物が二人出ました!
二人が再び出てくるはかなり後になります。
ですが、覚えておいた方がいいかもしれません。
それでは、また!