奇策とパンツは少女を嵌める   作:すとらっぷ

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過去に書いていたSSを修正しつつ続けていきます


大会編
(私利私欲のために)戦車道始めます!


私立御舞等高校。東京都秋葉原に所在する優秀なおまいらを輩出する男子校。もしくはその学園艦である。この学校は頭が良いわけでもなく、悪くもなく、歴史もそれほどなく、特に特徴のない学校だ。そして本日、この学校の校長室に呼び出された生徒がいた。 

 

コンコン 

 

俺「失礼しまーす」 

 

校長「来たか…」 

 

この鋭い眼光を放つ老人が本校の校長である。 

 

校長「君はなぜ呼び出されたかわかっているかね?」 

 

俺「ん?そうですね…思い当たることが百数個あります。」 

 

校長「…例えば?」 

 

俺「学校の放送でくるみ☆ぽ○ちおを流した事、図書室でエロ同人博覧会をやったこと、先生のスマホを全て硯にすり替えたこと、授業中にエロ本読んだこと、写真部と協力して『ドキッ!男だらけの大水泳大会写真集!ポロリもあるよ!』を作って有明で販売したこと、教頭のAVコレクションを体育館にて公開大放送…まだ言いますか?」 

 

この主人公、こういう人間である。 

 

校長「いや、それくらいでいい。………あと教頭先生の私物に関しては私が直々に確認しておこう。」 

 

俺「三本目の企画モノがお薦めです。」 

 

校長「集中力二倍にして確認しておこう。あくまでも確認を、だ。…そうじゃない。いや、それもあるのだが今回の件は別だ。」 

 

俺「えぇ?説教受ける以外で呼び出し食らうようなことはしてないはずですが…」 

 

校長「君は自分の進路を考えているか?」 

 

俺「いきなりですね…。普通に適当な大学に進学したいと思ってます。」 

 

校長「…この成績で大学いけるとでも?」 

 

そういうと校長は彼のテストの回答を並べた。のび太君並みの点数が立ち並ぶ。 

 

俺「うっ…」 

 

校長「成績がコレの上に素行は悪い。」 

 

俺「素行が悪いとは失礼な!ただ少し変態が出ちゃっただけじゃないですか!」 

 

校長「君の変態は出ちゃった程度じゃない!巨大な噴水レベルだ!」 

 

俺「噴水だなんて…校長、男同士とはいえセクハラですよ?」 

 

校長「どう想像したらそうなる!君の思考回路がアクロバティックなだけだ!」 

 

俺「それに俺を噴水レベルだなんて過小評価が過ぎます。弾道ミサイル並みです」 

 

校長「威張るな!」 

 

俺「勿論、アッチもね?」 

 

校長「男子校だからか!男子校だからこんなに下ネタが酷いのか!」 

 

俺「まぁまぁ、血圧上がりますよ?」 

 

校長「誰のせいだ!……まぁいい、話が進まん。とにかくこのままでは大学進学は無理だ。」 

 

俺「そんな!校長…俺は…どうしても大学に生きたいんです!!」 

 

校長(こ、こいつ、なんて純粋でやる気の溢れる目をしているんだ…全身からやる気が満ち溢れている!私はてっきりこいつのこと勉強にやる気のないエロガキだと思っていたが、そんなことはないのかもしれない…もしかしたら心を入れ替えて勉強を) 

 

俺「まだ働きたくないでござるぅぅぅぅ!!」 

 

校長「あ、やっぱ駄目だわ」 

 

俺「そして大学にいってちょっとエロいサークル入ってエロい学生生活を送るんだぁ!!」 

 

校長「…それ私の前で言う?」 

 

俺「…そんなわけで大学行きたいです。」 

 

校長「一応、その望みを叶えられるかもしれないが…」 

 

俺「本当ですか!?」 

 

校長「正直、お前を大学進学させたら駄目な気がする。」 

 

俺「そんな殺生な!オナシャス!何でもしますから!」 

 

校長「淫夢に媚びるな…」 

 

俺「それで!どうすれば大学いけるんですか!」 

 

校長「うーん、本当にコイツでいいんだろうか…まぁいいか。」 

 

 

 

校長「男子戦車道を始めないか?」 

 

 

俺「せんしゃどう?それって女のスポーツじゃないですか?」 

 

校長「確かに女性の方が主流だな。しかし男子チアリーディングや男子薙刀があるように男子戦車道も存在はする。競技人口は少ないがな。」 

 

俺「ふーん…それで?」 

 

校長「二年後に大規模な戦車道の世界大会があることは知っているか?」 

 

俺「ええ、知ってますよ。ちょくちょくテレビで取り上げられてますね。」 

 

校長「それに向けて全日本戦車道連盟はある発表をした。簡単にいうと、戦車道の国際大会に乗じて男子の戦車道の普及させたい。しかし男子戦車道を行っている高校は少ない。そこで新たに戦車道を始める学校には助成金を出すから協力してくれる学校を募集する。」 

 

俺「ほうほう。」 

 

校長「はっきり言って我が校の経営はカツカツだ。そこでこの助成金はかなり嬉しい。超格安で我が校を宣伝できるチャンスだからな。」 

 

俺「それと俺の進学になんの関係が?」 

 

校長「簡単だ、今大学は戦車道選手を求めている。そして戦車道連盟はこれから男子戦車道をどんどん推していくそうだ。そこでお前が戦車道で名前を残せばどうなる?」 

 

俺「…あっちから声がかかってくる?」 

 

校長「そうだ。例えあっちから声がかからなくても重要なステータスになるぞ。」 

 

俺「うーん、でもなぁ…めんどくさいなぁ…」 

 

校長「もっと頭を使え。」

 

 

俺「と言うと?」 

 

校長「現在、戦車道の競技人口は大幅に女子に傾いている」 

 

俺「そうですね。」 

 

校長「そうなると助成金で競技人口が増えるまでは男子同士の練習試合は難しい」 

 

俺「まあ今現在男子が戦車道やってる高校なんてほぼ無いですからね。」 

 

校長「となると必然的に対戦相手は女子校となる」 

 

俺「…っ!?まさか!!」 

 

校長「やっとわかったか」 

 

俺「他校の女子との触れ合いが多くなる!!」 

 

校長「その通りだ。」 

 

俺「もしかしたら他校の美少女とお近づきになれる!」 

 

校長「なれるなれる」 

 

俺「他校の美少女と付き合える!」 

 

校長「付き合える付き合える」 

 

俺「高校在学中に童貞卒業できる!」 

 

校長「できるできる」 

 

俺「その上進学も!」 

 

校長「できるできる」 

 

俺「わっかりましたぁ!!俺戦車道やります!!」 

 

校長「おお、よく言ってくれた!それでは今日の放課後、校庭に来てくれ!」 

 

校長(ちょろい) 

 

俺「了解で……ん?他のメンバーはどうするんですか?俺一人じゃ出来ませんよね?」 

 

校長「そこは安心しろ。ちゃんと声をかけてある。問題児ばかりだが…」 

 

俺「問題児ばかり…」 

 

校長「生徒会長も快く引き受けてくれたしな。」 

 

俺「うへっ…生徒会長…俺苦手なんだよな…」 

 

校長「他校の美少女」ボソッ 

 

俺「やったるでい!!何が何でもやったるでい!!」 

 

 

こうして俺君の戦車道生活は始まった!

 

 




まだ女の子は出ない

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