奇策とパンツは少女を嵌める   作:すとらっぷ

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待望の対大学選抜戦!


劇場版オマイラ&パンツ アッー!
学園十色にもう一色


数日後… 

 

話題はもちろん今話題の大洗

 

俺「はぁ~!大洗女子勝って良かったなぁ!」 

 

チョウ「まさか廃校阻止のために戦っていたトハ…」 

 

キモオタ「まあ何にせよ!廃校阻止できて良かったですね!」 

 

俺「ちょうど大洗はエキシビジョンやってるのかな?」 

 

キモオタ「はい、大洗、知波単チームと聖グロ、プラウダチームで戦ったようです。先程決着がついて聖グロ、プラウダチームの勝利だそうです」 

 

俺「まさかあいつらまた突撃したんじゃ…」 

 

キモオタ「正解です」 

 

俺「…はぁ。大丈夫かよ…今度同盟組んでどっかと戦おうなんて話もあるのに……」 

 

ネクラ「勝手に“アレ”使って突撃したりしないか心配だ…」 

 

俺「俺達も金出してるから勝手には使わないだろうけど…」 

 

俺「…はぁ」 

 

キモオタ「またため息。どうかしましたか?」 

 

俺「いや…この前のサンダース戦でさ…」 

 

キモオタ「…ああ、この前の練習試合、エキシビジョンで大洗と再戦出来なかったケイさんが腹いせに私達をボコりにきた試合ですね」 

 

俺「輌数同じだったからフェアではあったけどさ…あいつらの集中砲火受けてSMKが虫の息なんだよね…」 

 

キモオタ「……」 

 

阿部「SMK?修理にはまだまだ時間かかるぞ?うちは大洗の自動車部じゃないんだ、1日で直せるわけないだろう。第一SUもボロッボロだから当分動かせんぞ」 

 

俺「なんでうちの主力はすぐ壊されるんですかねぇ!!」 

 

キモオタ「…御舞等には強すぎるんじゃないですかね…」 

 

俺「火力が…足りぬ…」 

 

キモオタ「まあいいじゃないですか。この先大して大きい試合はないですし」 

 

俺「まあそうだな…」 

 

 

※あります 

 

 

 

後日…電話で 

 

プルルルルルルル

 

俺の携帯電話が鳴る

 

 

俺「やっほーアンチョビ〜。そっちから連絡くれるとは珍しい。ラブコールか?」

 

アンチョビ「すまん…今回はそういう話に乗ってる場合じゃないんだ」

 

俺「……そうか。なにがあった?」

 

 

 

 

アンチョビ「…大洗が、廃校になる」 

 

 

俺「…はぁ?優勝したら廃校取り消しって話だったろ?そんな馬鹿な」

 

アンチョビ『…カルパッチョ経由の情報だ。間違いは無い…廃校の撤回を“検討する”としか言ってない、とか“口約束は約束に入らない”とか屁理屈こねたんだよ!文科省の奴が!』 

 

俺「…………ふ、ふっざけんなあ!!誰だそんなこと言ったクソ野郎は!!」 

 

アンチョビ『私に怒鳴るなよ!』 

 

俺「……すまん、つい」 

 

アンチョビ『…いいんだ。でも…私達は…どうすれば…』 

 

俺「…とりあえず、連絡してくれてありがとう。また何か連絡があったら言ってくれ」 

 

アンチョビ『…ああ』ガチャ 

 

 

 

俺「……」 

 

クロウ「…聞こえたぞ」 

 

俺「阿部会長…こっちから圧力かけられないか?」

 

阿部「うちの廃校とは訳が違う。ホモテロ行為は御舞等高校全校生徒の過半数が賛成しない限り行使出来ない。仮に過半数取れても去年の御舞等廃校騒ぎで政府コンピューターに潜り込めるだけのスパコンのバッグドアは使い切った。これ以上は情報科に迷惑かけられん。潜入は不可能だ」

 

 

 

俺「…俺達には…なにも出来ない」 

 

クロウ「クソッ!汚い!」 

 

阿部「…」 

 

俺「…せっかく優勝出来たのにな」 

 

クロウ「…文科省め……」

 

 

 

さらに数日後… 

 

俺「………なるほどな」 

 

クロウ「どうした…って本当どうした!?そのゲス顔!」 

 

俺「見ろよ…見たきゃ見せてやるよ」 

 

クロウ「なんだいきなりわかりにくい淫夢語録使って…何々?電文?“秋の日の ヴィオロンのため息の ひたぶるに 身にしみて うら悲し”?………大洗VS大学選抜!?8対30の殲滅戦で勝て!?んな無茶苦茶な!」 

 

俺「最後まで話を聞け…連絡返さないとな…あと知波単学園に連絡してくれ。“アレ”の出番だ」 

 

クロウ「…どういうことだ?」 

 

 

 

俺「ちょっとお茶会の時間ってとこかな?」 

 

そこにはここ数日意気消沈していた男はいなかった。

 

そう、

 

まさに野獣の眼光

 

クロウ「…そりゃ平和なお茶会にはならなそうだな?」 

 

阿部「おいおい、俺にも参加させろよ?」 

 

俺「会長、紅茶は好きだっけ?」 

 

 

 

 

阿部「ああ、熱いミルク ティーがな」ボロン 

 

 

 

 

 

大学選抜戦当日

 

みほ「……敵を山岳地帯におびき出して…」ブツブツ 

 

愛里寿「…」 

 

 

 

審判「ではこれより、大洗女子学園と大学選抜の試合を開始します!礼!」 

 

 

みほ「おねが…」 

 

 

 

??「待ったぁぁぁ!!」 

 

 

 

 

♪パンツァーリート 

 

 

 

それは黒森峰女学院だった 

 

まほ「大洗女子学園、西住まほ」 

 

エリカ「同じく逸見エリカ!」 

 

まほ「以下18名、試合に参加する。短期転校の手続きも済ませてある」 

 

しっかりと大洗女子の制服を着用している 。大洗の試合の助っ人として駆けつけたのだ!

 

みほ「お姉ちゃん…ありがとう!」 

 

 

 

 

 

 

♪リパブリック賛歌 

 

 

ケイ「私達も来たわよ!」 

 

ナオミ「今からチームメイトよ」 

 

アリサ「覚悟なさい!」 

 

 

♪カチューシャ 

 

 

カチューシャ「何よ!一番乗り逃しちゃったじゃない!」 

 

ノンナ「御寝坊したのは誰ですか?」 

 

カチューシャ「まあ!来たくてきたわけじゃないんだけどね!」 

 

 

 

♪ブリティッシュ・グレナディアーズ行進曲

 

 

ダージリン「やっぱり試合は何時ものタンクジャケットでやりましょうか」 

 

オレンジペコ「じゃあなんでわざわざ大洗の制服揃えたんですか?」 

 

ダージリン「みんな着てみたかったんですって」 

 

 

♪フニクリ・フニクラ 

 

 

アンチョビ「大洗諸君!ノリと勢いとパスタの国から総統参上だぁ!」 

 

ペパロニ「ドゥーチェ!狭い!」 

 

カルパッチョ「たかちゃーん!」 

 

 

 

♪サッキヤルヴェン・ポルカ

 

 

アキ「継続高校から転校してきました!…なんだかんだ言って助けてあげるんだね」 

 

 

ミカ「違う、風と一緒に流れてきたのさ」ポロロン 

 

 

♪雪の進軍 

 

 

絹代「知波単学園、22輌推参であります!」 

 

ダージリン「ちょっとあなたのところは四輌よ!」 

 

絹代「な!心違いをしておりました!」 

 

 

 

みほ「みんな……」 

 

沙織「待ってみぽりん!知波単の後ろに変な動きをした戦車がっ!」 

 

 

 

 

※奴らが来ます。ご唱和ください 

 

 

 

ロシア民謡風の曲が流れる… 

 

 

 

や ら な い か 

 

ハッ!

 

 

♪やらないか 

 

 

 

俺「御舞等高校参上!諸事情によってチヘしかいないけど後で一輌合流するから安心しろ!」 

 

阿部「俺は、大学選抜だろうが構わず喰っちまう人間なんだぜ?」 

 

御舞等高校の凱旋である! 

 

 

 

 

 

もちろん、大洗女子の制服で 

 

 

俺(大洗制服)「俺たちの力!見せてやる!」 

 

阿部(大洗制服)「うちの志気がパンパンだぜぇ…」 

 

キモオタ(大洗制服)「…せめて戦車の中に入って下さい」 

 

阿部(大洗制服)「中に入れる?」 

 

クロウ(大洗制服)「止めろ…」 

 

 

 

 

 

沙織「変態いいいいいいい!」 

 

華「あら、よく似合ってますわね」 

 

沙織「華ぁ!?その感性おかしいよ!?」 

 

ケイ「HAHAHA!また女装?」 

 

俺「うるせぇ!皆が大洗の制服着るっていうから合わせたんだよ!」 

 

俺やクロウ、ネクラあたりは線が細いのでまだいいが、阿部会長やキモオタは完全にアウトである 

 

みほ「あ…はは…」 

 

苦笑である 

 

 

 

辻(役人)「おい!試合前の選手補充は認められるのか!しかも戦車を持ってくるなんて!」 

 

理事長「私物なんじゃないですかね?」 

 

辻「じゃああの変態共は何だ!あんな気持ち悪いの認められないぞ!」 

 

理事長「この試合に男子選手を除外する文はありませんよね?それに全国の女装趣味の方を愚弄する発言はおすすめできませんねぇ」 

 

辻「卑怯だぞ!第一大洗は女子校だろう!」 

 

蝶野「異議を唱えられるのは相手チームのみです」 

 

愛里寿「私達は構いません。試合を始めてください」 

 

辻「くそっ!こうなったら文科省に連絡して…」 

 

チョウ「動かない方がいいですヨ?」ガチャキ 

 

チビ「御舞等高校は戦車道連盟から依頼された“戦車道チームの補助”という依頼の拡大解釈としてここにいます。どうも30対8というのはフェアではないと判断しましたので」 

 

辻「それは流石に無理があるだろう!」 

 

810「これ以上暴れんなよ?ホラホラ」 

 

チョウのM1919、チビのPPSh-41、通称バラライカ、810先輩のモノの銃口が役人に向く 

 

役人「ひっ……!貴様ら……!」

 

 

 

♪ 戦車道行進曲!パンツァーフォー!(大洗女子学園) 

 

 

みほ「…みんな…ありがとう!」 

 

 

 

 

♪学園十色+くそみそ色です!

 

 

 

 

 




色が絶望的に汚い。次回波乱のミーティング

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