奇策とパンツは少女を嵌める   作:すとらっぷ

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取りあえずタンカスロンはお終い。リボンの武者本編の大鍋編に動きがあったらまたやるかも


決戦ボンプル!バラトン作戦開始!

俺「…ん、撤退を始めたか…」

 

カルパッチョ『どうしますか?』

 

俺「うーん…周辺警戒を怠らず前進…かな?」

 

俺「今更だけど…こんなに輌数がいるって初めてだな…」

 

 

森の中を前進中…

 

 

エクレール『……こちら先頭エクレール車…いませんわね…』

 

俺「うーん…逃げられたか…予想より逃げ足速いな…」

 

カルパッチョ『…まさか…!』

 

俺「どうした!」

 

カルパッチョ「俺さん!後方の警戒を!」

 

ドォン!!ドンドン!

 

フォンデュ『なっ!?』シュパッ!

 

R35が撃破される!

 

俺「いつの間に後ろに…!」

 

数分前

 

 

ヤイカ「まだよ…耐えなさい…」

 

ヤイカ達は森の中で雪上迷彩を使ってアンブッシュをしていた…

 

ヤイカ「……もう少し…もう少し…」

 

そして……連合がボンプル達をを通り抜ける…

 

ヤイカ「今!最後尾の奴から狩ってやりなさい!」

 

俺「くそっ!アンブッシュで隠れてやがったのか!!」

 

クロウ「方向転換し…」

 

ドゴォン!!バリバリバリ!

 

ボンプルが木を撃ち倒す!

 

俺「しまった!道を阻まれた!」

 

 

 

アンチョビ『俺!こっちで相手してる隊がお前らの方に向かってるぞ!』

 

俺「……やばいな……チビ!航海!あの奇策やるぞ!」

 

チビ『どれですか!!』

 

俺「無賃乗車作戦!」

 

チビ『え、えぇ…あれは反則…』

 

俺「タンカスロンに反則なんてない!」

 

 

 

ウシュカ「急ぎなさい!フラッグ車を討ち取るわよ!!」

 

ボンプル『ウシュカ様!Ⅰ号とCV35、33が…』

 

ウシュカ「機銃でもなんでも使って牽制!」

 

ボンプル『それが…戦車の上に人が立っていて…人に当たります!』

 

ウシュカ「またっ!卑怯な!」

 

 

 

そこにはⅠ号の上に立つ航海、CV35の上に立つチョウ、CV33の上に立つチビの3人がいた。クロウ程ではないが3人ともジョジョ立ちの心得はあるようだ

 

 

 

アンチョビ「おい!この作戦本当に大丈夫なのか!!」

 

チョウ「むしろ問題しかナイデス!」

 

航海「正気じゃねぇぇ!!この作戦正気じゃねぇぇぇぇ!」

 

 

 

チビ「持ち場につきました!」

 

俺『よしっ!お前らには“最強の武器”を授けた!上手く使え!』

 

チビ「了解!御舞等対戦車部隊!出動!」

 

 

 

ウシュカ「……奴ら…何か持ってる…あれは…」

 

 

 

 

 

ウシュカ「バール…のような物…?」

 

 

 

チョウ「ドゥーチェ!もっとスピード上げて下サイ!」

 

アンチョビ「振り落とされるなよ!!」

 

 

 

チビ「いくぞぉぉ!」

 

 

 

戦車の上に人が乗っていることで撃てなくなり混乱しているボンプル勢を追う!

 

ボンプル「しまった!接触する!」

 

 

 

そして肉薄し…

 

 

チビ「飛び移れぇぇぇ!」

 

チビがCV33から7TPに乗り移る!

 

チョウ「とりゃぁ!!」

 

チョウもCV35から乗り移る!

 

航海「ぎゃぁぁぁぁ!!」

 

ビビってた航海は搭乗員に投げ飛ばされ、なんとかTKSに乗り移った!

 

 

 

ウシュカ「!?」

 

ボンプル「は!?」

 

 

 

 

チビ「さぁてと…」

 

チビは7TP単砲塔の上に片膝で立ち、軽くバールを回す

 

 

 

ガンッ!ガンッ!ガンッ!ガンッ!ガンッ!

 

ハッチを叩く

 

車長「ひ…ひぃ!!」

 

操縦士「いやぁぁぁ!!」

 

車長「ふ、振り落として!!」

 

操縦士「揺らしてる!何故か落ちないのぉぉ!!」

 

ガンッ!ガンッ!ガンッ!ガンッ!

 

鈍い音が続く

 

車長「ひゃぁ!」

 

 

 

そしてハッチがゆっくりと…ゆっくりと開く……

 

車長「ひ…ひひ……」

 

 

 

現れたのは

 

バールを片手に持ち…

 

赤く、危なく目を輝かせる少年であった

 

 

 

チビ「Trick or treat…!」

 

 

 

車長「嫌ぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 

 

チョウ「ヒャハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!素敵なパーティーの始まりだぜぇぇェェェェ!!」

 

ボンプル「きゃぁぁぁぁ!!」

 

 

 

 

航海「ふひぃ…疲れた…ハァハァ…ハァハァ……お姉さん…助けて…」

 

ボンプル「きゃぁぁぁぁ!!変態いいいいいい!!」

 

航海「あ…ちょ…やめて…痛っ!」

 

 

 

 

ボンプル3輌行動不能!

 

 

 

ウシュカ『3輌がやられました!!』

 

ヤイカ「何やってるの!!」

 

ウシュカ『申し訳ありません!!』

 

ヤイカ「はやく撒いてこっちに加勢しなさい!フラッグさえ取れれば勝ちなのよ!」

 

ウシュカ『了解です!』

 

 

 

チビ「…させませんよ?」

 

チョウ「俺サン!指示を!」

 

 

 

 

俺「OK!それじゃ、最後の作戦に入りますか!」

 

 

 

俺『バラトン作戦開始!』

 

 

 

 

??『了解!!』

 

 

俺「エクレール!あと五分持ちこたえてくれ!」 

 

エクレール『了解ですわ!』 

 

俺「アンチョビ!絹代!一輌でも相手を減らせ!相手は焦っている!知波単!突撃を許可する!」 

 

絹代『了解であります!』 

 

アンチョビ『了解した!』 

 

 

 

 

エクレール「とにかく障害物を作って進行を止めますわ!ガレット!」 

 

ガレット『…了解!木ならタンケッテでも倒せる!』 

 

ヤイカ「あの豆戦車を狙いなさい!」 

 

ボンプル『りょうか…』 

 

 

ドゴン!! 

 

 

ルノーUEを撃とうとした7TPが逆に狩られる 

 

 

 

エクレール「いくらわたくし達が試合で勝てないと言えど…舐められたらものですわね…」 

 

エクレールが胃薬を取り出しながら言う 

 

 

 

エクレール「この一撃すらマジノの伝統になる!あなた方にはその糧となってもらいますわ!!」 

 

ガリッ! 

 

胃薬を噛み砕き、糧となる敵を見据える !

 

 

 

 

ボンプル「前方マジノ車接近!」 

 

ヤイカ「くっ!!援軍は!?」 

 

ボンプル「もうすぐそこまで来てます!!」 

 

ヤイカ「持ちこたえなさいッ!」 

 

 

 

俺「エクレール!奴らを縫いつけろ!」 

 

エクレール「言われなくてもっ!!」 

 

俺「絹代!森を突っ切ってボンプルの横っ腹狙え!」 

 

絹代「突撃でありますな!!」 

 

俺「これで決めるぞ!チビっ!」 

 

チビ「りょーかいっ!」

 

 

 

ボンプル「来ました!」 

 

7TP単砲塔、双砲塔、TKSが現れる!! 

 

ヤイカ「急いで援護っ!!押し返しなさい!」 

 

ボンプル「この3輌なら…」 

 

現れた3輌に全員が希望を持つ! 

 

ドゴン! 

 

援軍の7TPの砲撃っ!! 

 

 

 

 

 

ボンプル「…は?」 

 

 

 

 

 

放たれた砲弾は味方に命中した 

 

ヤイカ「何やってるの!!それは味方よっ!!」 

 

この至近距離での友軍砲撃である… 

 

ヤイカ「な…まさか裏切っ…」 

 

7TPから現れた人物によってその声は消えた 

 

??「おいおい、そんなことより…」 

 

 

 

 

阿部「 や ら な い か 」 

 

 

 

 

♪やらないか 

 

 

 

7TPに乗っていたのは阿部会長と生徒会の面々であった! 

 

ヤイカ「な…なんでっ!?」 

 

するとTKSの搭乗員が答える 

 

不良「さっきチビ達がボンプルの車両を3輌倒しただろ?あの時戦車本体にはダメージないように中の人だけ追い出したから普通に動かせるんだよなぁ…」 

 

双砲塔からも人が現れる 

 

オネェ「タンカスロンはギャラリーがフィールドにいるから紛れるのが簡単だったわ…それにしても久々の多砲塔ね…少し小さいけど」 

 

 

ヤイカ「な…な…なんて無茶苦茶な…」

 

 

絹代「突撃ぃぃぃ!!」 

 

絹代福田がボンプル側面から攻撃を仕掛ける! 

 

俺「進めぇぇぇぇぇ!!」 

 

俺達が絹代達とは逆から進撃っ!!ボンプルを包囲する! 

 

 

アンチョビ「持ち場に到着っ!!」 

 

ペパロニ「今度は遅刻しなかったッスね!」 

 

包囲にアンツィオも参加する 

 

ヤイカ「糞ッ!!」 

 

 

 

 

俺「何が糞だ!この程度でタンカスロン王者だと!?この程度が真の戦車戦だと!?笑わせるな!」 

 

 

 

 

俺「戦の最中に第三勢力に介入されないと思ったか?」 

 

 

 

俺「味方が裏切らないと思ったか?」 

 

 

 

俺「三つ巴四つ巴の泥沼の戦がないと思ったか?」 

 

 

 

 

俺「ああ来てよかった、やっぱりお前たちは何にも知らなかった!」 

 

 

 

俺「これが御舞等高校!野蛮外道変態の集団ッ!半端者のお前たちに負ける道理は無い!!」 

 

ヤイカ「…それ私の台詞………」 

 

俺「戦車の差が無ければボンプルが最強!?雑魚戦車で黒森峰とやりあった俺達を完膚なきまでに倒してから言えっ!!」 

 

 

 

 

俺「十字砲火ッ!!」 

 

御舞等、アンツィオ、マジノ、知波単による一斉砲撃!! 

 

ドゴォォォォン!!! 

 

 

…シュパッ! 

 

 

『ボンプル高校フラッグ車7TP改走行不能!!』 

 

 

『よって勝者、御舞等連合!!』 

 

 

 

 

俺「よっしゃぁぁ!!!」

 

試合後~ 

 

俺「今更だが主人公が倒してない学校を俺達が倒してしまって良かったのか?」 

 

チョウ「いきなりメタい話しないで下さイ!」 

 

俺「まあそれはいいとして………皆!お疲れ様!」 

 

アンチョビ「本当に疲れたぞ…」 

 

エクレール「急な呼び出しでしたからね………」 

 

絹代「寄港した場所が近くで良かったであります!」 

 

 

 

俺「よし!それじゃ解散!」 

 

アンチョビ「おい待て」 

 

俺「………ナンデスカ?」 

 

アンチョビ「試合前に約束したよな?宴会、費用、そっち持ちで」 

 

俺「………ごめん俺この後彼女とデートだからっ!サヨナラっ!」 

 

ガシッ! 

 

何者かに肩を掴まれる 

 

エクレール「それはそれは…とても興味深いですわね?」 

 

絹代「すき焼きですか!?すき焼きでありますか!?」 

 

俺「あ…ええと……そうだ、校長に領収書を…」 

 

クロウ「校長ならそこの木の陰で観戦してたぞ?」 

 

校長「」ジトー 

 

俺「勝手に領収書を押し付けるはずだったのに!!作戦失敗っ!!」 

 

 

 

アンチョビ「さぁ………時間だ」 

 

俺「アンチョビさん?あ、やめ…ちょ………」 

 

 

 

 

 

 

俺「アッーーーー!!!」 

 

 

勝とうと負けようと締まらないのが御舞等高校!費用は俺くんのバイトで賄われました




ボンプルの実力はまだまだ未知数なところが多いので今倒したのはまだまだ第一段階かも知れない。少なくとも今原作で明らかになってるレベルだったらコイツらは多分負けない気がする

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