奇策とパンツは少女を嵌める   作:すとらっぷ

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大洗強すぎるよぉ…作者殺しだよぉ…


平野の機動戦 チヘ・乙型VSあんこう

俺「撃て!」ドゴン!

 

チヘが榴弾を放つ!

 

みほ「回避!」

 

しかし素早い動きで難なく回避される!

 

俺「と、とにかくⅣ号を抑える!この状況で西住みほとまともに戦うのは辛い!榴弾でなんとか足止めするぞ!」

 

クロウ「了解!走行中のこの状況なら突撃砲は不利!落ち着いていくぞ!」

 

 

 

みほ「麻子さん、蛇行しながら進んで下さい。カバさんもこのまま蛇行で進んで下さい。出来る限りのサポートはしますから頑張って下さい」

 

麻子「わかった」

 

エルヴィン『了解!』

 

 

 

俺「あんこうさんちょっと大人しくしといてくれ!」ドォン!

 

しかし弾は外れ、爆発を起こす

 

俺「だめか……あのⅣ号に対して無闇に接近したくないんだよな…」

 

キモオタ「近づく前に撃ち抜かれそうですな…」

 

俺「…くよくよしてても仕方ない!とにかく今は足止めだけを考える!」

 

ネクラ「…了解……」

 

 

 

 

俺「いい加減止まれよ!!」

 

ドォン!

 

榴弾がⅣ号の目の前に着弾し爆発する

 

クロウ「駄目だ肝が座ってやがる!!目の前で爆発起こしても止まる気配が無い!!」

 

俺「どんだけ修羅場潜ればそうなるんだよ!!一流でも目と鼻の先なら少しはビビるぞ!?どうしようか……阿部さん修理の進捗はどうだ!?」

 

阿部『あと五分…いや、三分耐えてくれ!それでどうにかする!!』

 

俺「あと三分な!わかった!時間は厳守だぞ!!」

 

クロウ「それでも三分もしたらアイツら阿部会長の所に着いちまうぞ!」

 

俺「…こうなったら…一瞬だけ接近戦をする。残りの煙幕全部使うつもりで援護してくれ」

 

クロウ「本気か?」

 

俺「やるしか無い…幸い機動戦ならⅢ突はそこまで怖くない…俺達の反応速度ならナポリターンとか言うやつも対処出来る」

 

クロウ「…わかった、やろう。後衛は任せとけ…骨は拾わんぞ。拾いに行ったら狩られるからな」

 

俺「骨だって俺の財産だ、くれてやらねーよ!ちゃんと生きて持って帰ってくる!」

 

 

 

 

 

みほ「一式が接近して来ました。落ち着いて対処しましょう」

 

麻子「…また煙玉か……走りにくいったら無いな…」

 

エルヴィン「あー!やっぱり回る砲塔が欲しい!」

 

 

 

クロウ「在庫全部出し切るつもりで煙幕張るぞ!!どんどん行くぞ!」

 

ただひたすら煙幕弾を撒き続けるクロウ

 

俺「これだけ分厚く煙幕張ってその中で動き回れば容易には敵だって当てられない!マサイ!バルーンドッグ用意!」

 

マサイ「ガッテン!」

 

 

 

煙玉とバルーンドッグによる分身の術。ちなみに愛里寿戦同様割れれば爆発する。さながら火遁

 

俺「島田流ニンジャ作戦!!分身の術!火遁の術!」

 

 

 

 

そんな姿を観戦していた島田愛里寿嬢より一言

 

 

愛里寿「島田流は何もあそこまで忍者に寄せろとは言わない……」

 

 

つまり島田流ではない、とのことである

 

 

 

みほ「前方に敵影!撃て!」

 

ドォン!

 

 

ドゴォォォォォン!!

 

 

 

敵影は大爆発!!

 

みほ「…ニセモノです」

 

華「これでは見分けができません!」

 

沙織「みぽりんどうするの!?」

 

みほ「落ち着いて、今の爆風で少しだけ煙幕がはれました、そこを抜けて……」

 

 

 

俺「お膳立てはした!来いヒーロー!!」

 

 

 

 

 

??「了解!両舷一杯ヨーソロー!」

 

 

 

ズガン!!

 

みほ「ッ!?」

 

爆発で僅かに晴れた煙幕から何かが衝突!Ⅳ号のスピードが急激に落ちる!

 

そしてその正体は……

 

 

 

みほ「Ⅰ号!?」

 

煙とデコイで意識を逸らし、本命のⅠ号を衝突させる!いくら西住みほでも煙で視界が奪われた状態では、モーター走行でロクに音がしないⅠ号を捕捉することは困難!

 

 

 

俺「止まったぁ!!マサイ!タ弾用意!!目標Ⅳ号!撃て!」

 

大将首を取りに行く!!

 

 

 

 

 

しかし

 

みほ「………」

 

彼女は動じず、静かに笑った

 

 

 

 

 

 

 

 

みほ「お願いします、ウサギさん」

 

 

 

 

 

桂利奈「あいーーーーーー!!!」

 

 

 

 

 

俺「なに!?」

 

その戦場に騒がしい伏兵が現れる!

 

みほ「Ⅳ号を狙ってくるなら、その瞬間を狙って無防備な所を逆に討ち取る…」

 

 

 

梓「撃て!」

 

75mmがチヘを狙う!

 

 

俺「M3リー…!ウサギさんチームッ!!?くそっ!!回避急げッ!!回避!!」

 

しかし間に合わない…

 

 

 

そこに…

 

クロウ「おおおおおお!!」

 

ドォン!カァン!

 

ドォン!

 

ルノー乙型の弾がM3を捉え、75mmの軌道を僅かに変える!

 

 

ネクラ「…おおおお…!!」

 

ブロォォォン!!

 

 

 

チヘはこの援護のお陰でギリギリ回避!!

 

俺「すまんクロウ!恩に着る!でもこれは分が悪い!撤退!撤退!」

 

残った煙幕ですぐさま逃走するチヘと乙型!

 

 

 

航海『早く行けぇ!俺はここで食い止める!』

 

俺「航海!……あれ?…どうやって?それかなり難しくないか?」

 

航海『Ⅳ号にくっつく。フジツボの如くな!』

 

 

 

宣言通りⅠ号は俯角が取れないだろう正面の主砲下に横付けで引っ付いている

 

航海「ふははははは!これだけぺったりくっついてると俯角取れないだろう!なんといってもチビ戦車だからな!」

 

みほ「…麻子さん引き剥がして」

 

航海「操縦士!剥がされるなよ!」

 

ゴゴゴガタゴト

 

Ⅳ号が引き剥がそうとするも…

 

麻子「…剥がれん………」

 

ねっとりとついてくる

 

梓「西住隊長、こっちで撃ちますか?」

 

左衛門座「Ⅲ突で撃つのは…危険だな」

 

航海「リーの75mmだとⅣ号にまで衝撃伝わっちゃうぞ?」

 

梓「じゃあ37mmで」

 

航海「そうか、ならば撃て。カモン!出来れば尻に!」

 

優季「きゃ〜なんかあやし〜い」

 

あゆみ「自分から撃てだなんて何か企んでるのかな?」

 

あや「撃っちゃえ撃っちゃえ!」

 

紗希「…」

 

梓「隊長、どうします?」

 

みほ「…37mmで撃って下さい。それで十分に装甲を貫通出来る筈です」

 

梓「了解です!撃て!」

 

ドォン!!

 

シュパッ!

 

特に企みも何もなくⅠ号走行不能!!

 

あゆみ「あれ?なんかあっけない」

 

 

 

航海「…罠かもと怪しませることによって若干の時間稼ぎをしてみました!」

 

あや「じゃあ何もなかったのに撃ってって言ったの〜?」

 

航海「おうよ!どうだった迫真の演技!怪しかったでしょ!」

 

みほ「…そうやって試合中に会話に持ち込むのもきっと作戦です。早く先を急ぎましょう」

 

航海「いけずー!」

 

 

現在御舞等残存車両5

 

大洗女子残存車両6

 




この機動戦から抜け出すためのアイディアが全く出なくて困ってた…やっぱりⅠ号って便利過ぎる…攻撃以外は何やらせても有能

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