奇策とパンツは少女を嵌める   作:すとらっぷ

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サンダース戦決着!


VSサンダース!反撃の奇策となつかしの筆箱

ナオミ「くっ…」 

 

ケイ「…やってくれるじゃない!」 

 

アリサ「まるであっちも通信傍受をしているかのよう…」 

 

ナオミ「まるでこちらの動きを見ているようだ…………はっ!?」 

 

ケイ「ナオミ、どうしたの!?」 

 

ナオミ「隊長、あれを見て下さい!」 

 

ケイ「…アドバルーン?」 

 

アリサ「!?」 

 

アリサ(あれって通信傍受機を打ち上げるのに使ったバルーンじゃない!) 

 

ナオミ「あれに人がぶら下がってます!」 

 

ケイ「WAO!あれで空から私達を見ているの!?」 

 

 

作戦実行時に時は戻る、ニーソ(俺)と触手(チビ)が合流時

 

俺「よし!今から空から日本を見てみよう作戦を始めるぞ!あのアドバルーンを利用する!」 

 

チビ「どうするんですか?」 

 

俺「これを使う」 

 

取り出したのは黒いテープのようなものだった

 

チビ「…ガムテープ?」 

 

俺「ダクトテープ。アメリカ人が愛用する超強力万能ガムテープと考えてくれ」 

 

チビ「そんなものをどこで…」 

 

俺「アマ◯ンで買った。昔読んだ小説に感化されて買ったけど使う日がくるとは…」 

 

チビ「それで?」 

 

俺「チヘに備え付けられてるワイヤーを石ころに付ける。それをダクトテープで鳥もちみたいにする。これをぶんなげてアドバルーンのワイヤーに引っ掛ける。そんで通信傍受機を地上まで下ろしまして」 

 

チビ「ほうほう」 

 

俺「それをワイヤーとロープを使ってチビをくくりつける」 

 

チビ「なるほ…へ?」 

 

俺「チビが飛ばされないようにしっかりとワイヤーをⅡ号に固定すれば完成!名付けてチビレーダー!」 

 

チビ「え、ちょっと!?」 

 

俺「テイクオフ!」 

 

チビ「そんなぁぁぁぁ!!」 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

チビ『やっとフラッグ車を発見した!東の方の森の中にいます!』 

 

俺「よし!一番近いナイトチームが誘き出して!」 

 

クロウ『了解!』 

 

俺「ニーソとくそみそはヤムチャを守りながら攻撃に入る。触手は空から警戒しながら合流して!ファイアフライがこないうちに一斉に攻撃して片を付けるよ!」 

 

全員『了解!』 

 

チビ『先輩!空すんごい怖いんですけど!風寒いんですけど!そろそろ降りたいです!』 

 

俺「試合が終わったら降ろしてやる!」 

 

チビ「殺生な!

 

 

 

 

 

クロウ「うてぇ!」 

 

ドォン!カァン! 

 

アリサ「チッ!場所がバレた!」 

 

生徒「どうしますか!」 

 

アリサ「あんな戦車余裕で倒せる!」 

 

ドォン! 

 

そこに別の砲撃音が鳴り響く!

 

生徒「後ろからSU-85が!?」 

 

アリサ「なっ!仕方ない!一旦逃げるのよ!」 

 

 

 

チビ『フラッグ車が森を抜ける!』 

 

俺「すまん!!四両で追って!」 

 

チョウ『なぜデスカ!?』 

 

俺「本隊の足止めが必要だ!」 

 

チビ『無茶です!半数とはいえ五両いるんですよ!一瞬でやられます!』 

 

俺「策はある。それに今回はフラッグ戦だ。ファイアフライの間合いに入られたらお終いだぞ!俺にかまわ」 

 

チビ「それ以上は死亡フラグ!」 

 

俺「……とにかく四両でフラッグを叩け!」 

 

全員『…了解!』 

 

 

 

サンダース生徒「森を抜けます!」 

 

アリサ「よし!本隊の方へ…」 

 

ドォン!ドンドンドォン! 

 

多種の砲撃音!

 

アリサ「ストップ!ストップ!よけてっ!」 

 

森を抜けて左側にM3とⅡ号、後方にはにSU-85とルノー乙。 

 

4対1

 

 

 

アリサ「嫌ぁぁ!!お、御舞等四車、こちらにむかってきます!!」 

 

ケイ『あのアドバルーンのせいね!』 

 

アリサ「無線傍受機を使われたのかと…」 

 

ケイ『なっ、あれあなたのだったの!?』 

 

アリサ「すいません!」 

 

ケイ『バッカモーーン!!ズルするからこうなるのよ!いいから逃げなさい!』 

 

アリサ「い、イエス、マム!」 

 

 

 

クロウ「撃て!撃て!ドンドン撃て!」 

 

810「暴れんな…暴れんなよ…」 

 

チビ「撃てぇ!」 

 

漫画家モブ「当たらないです!」 

 

チビ「もっと狙え!」 

 

漫画家モブ「無茶言わないで下さいよ!走行間射撃なんてそうそう当たらない上に僕たちだいしゅきホールドしか出来ないんですよ!」 

 

チビ「というか怖い!この速度で未だに風船に吊されてるとか超怖い!」 

 

 

 

アリサ「このタフなシャーマンがあんな雑魚連中にやられる訳がない!所詮失敗作と火力不足の集団よ」 

 

ズガァン! 

 

アリサ「きゃあ!なにしてるの!早く撃ち返しなさい!」 

 

生徒「でも当たりません!」 

  

アリサ「何よあの雑魚戦車!小さすぎて当たらないじゃない!」 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

チビ「まずい!本隊が来る!ファイアフライが来る!」 

 

阿部「くそっ!」 

 

チョウ「俺サン!!」 

 

 

ケイ『アリサ!もう少しで到着するわよ!』 

 

アリサ「よっし!!ほら見なさい!あんた達みたいなクソ戦車なんてもう終わりよ!」

 

 

 

 

 

俺「いくぞ!一秒でも長く生き延び、一両でも多く足止めする!」 

 

俺「“筆箱作戦”を開始する!」 

 

ネクラ「なんで筆箱…?」 

 

俺「昔、象に踏まれても壊れない筆箱があったんだよ!ほら、ファイアフライって象っぽいだろ?鼻とか」 

 

キモオタ「ドイツにエレファントという戦車が」 

 

俺「うるさい!揚げ足はそこまで!いくぞ!」 

 

 

 

ケイ「これで挟み撃ちよ!」 

 

生徒『隊長!後ろからチヘがっ!きゃぁ!!』 

 

ケイ「な…!」 

 

生徒『履帯が切断されました!』 

 

 

 

俺「むしろ近距離の方が相手は撃ってこない!古事記にもそう書いてある!」 

 

キモオタ「日本書紀ですぞ!」

 

ネクラ「…金々先生栄花夢だ!」

 

俺「誰だ江戸のエロ本言ったやつ!」

 

ギャリギャリギャリ! 

 

チヘのトリッキーな運転に地面が履帯が削れる! 

 

ネクラ「………よく通じたな」

 

 

 

 

ケイ「全員落ち着いて対処して!」 

 

ナオミ「了解!」 

 

 

 

 

俺「次も榴弾!とにかく履帯を切る!」 

 

 

ドォン! 

 

生徒「こっちも履帯をやられました!」 

 

ケイ「くっ…!」 

 

ギャリギャリギャリ!

 

 

 

 

ネクラ「これ以上は無理…!履帯が外れる!」 

 

俺「わかった!最後に一回だけ全速力でターン!キモオタ!あそこを狙え!絶対に当てろ!」 

 

キモオタ「了解であります!」 

 

ギャリギャリギャリ!ジャララララ! 

 

履帯が外れる! 

 

俺「撃てぇぇぇ!!」 

 

 

 

ケイ「迂闊だったわね!これで…終わりよ!」 

 

ドドォン! 

 

砲声が重なる! 

 

 

 

 

 

 

パシュ! 

 

一式中戦車、行動不能! 

 

 

 

ケイ「各車被害状況の報告!」 

 

生徒「シャーマン、履帯が外れました!」 

 

生徒「こっちもです!」 

 

ケイ「くっ…ナオミは!?」 

 

ナオミ「…主砲大破。……砲撃不能…」 

 

ケイ「そんな……!」 

 

 

 

 

俺「知ってるか?チヘってシャーマンに対抗するために作られた戦車なのに、初期型のシャーマンしかろくに倒せないんだって…」 

 

キモオタ「…悲しすぎますな」 

 

ネクラ「…つまり大戦後期に作られたファイアフライは倒せない…と」 

 

俺「でも履帯は切ることができるし、榴弾で主砲壊しちゃえば戦闘不能には出来なくてもほとんど倒せちゃうんだよなぁ……やったぜ」 

 

ネクラ「…あの走り…半分ドリフトをして主砲に当てるキモオタは化物だよ」 

 

キモオタ「光栄です」 デュフフ

 

俺「さて、後は頼んだぞ!」 

 

 

 

アリサ「ファイアフライが…やられた…」 

 

サンダース生徒「そんな!」 

 

アリサ「ま、負けるはずないあんな雑魚戦車相手に負けるはずないシャーマンは世界一のベストセラー戦車あんなのに負けるはずないのよいざとなれば私にはタカシがついてるタカシが助けてくれるタカ」 

 

生徒「錯乱しないで下さい!…ってきゃぁ!」 

 

不幸にも大きな岩に乗り上げてしまった! 

 

 

 

 

阿部「貰った!イケぇ!!」 

 

810「ンアッーー!(迫真)」 

 

どぉぉぉん!! 

 

ズガァン!…パシュ! 

 

アリサ「う…そ………」 

 

 

 

 

 

 

サンダース大学付属高校フラッグ車走行不能!御舞等高校の勝利! 

 

 

 

 

全員『よっしゃぁぁぁぁぁ!!』

 

 

 

 

 

 

試合後、待機場所にて

 

ケイ「エキサイティング!いい試合だったわ!」 

 

俺「こちらこそ!下手したら開始すぐに囲まれてやられてたかもしれませんでした」 

 

ケイ「ごめんね、盗み聞きなんてして」 

 

俺「いえいえ、むしろ利用したのでよかったです。あ、全然嫌みなんかじゃなく!」 

 

ケイ「それにしても、うちももっと鍛え直さないとね。軽戦車一両にシャーマン三両やられたり、四両もいたのに攪乱されてファイアフライを失うなんてね」 

 

俺「あれもほとんど運でした…」 

 

ケイ「運も実力のうちってやつよ!私たちに勝ったんだから、必ず優勝しなさいよね!」 

 

俺「はい!」

 

 

 

ケイ「ところで…そっちのメンバーが私をずっと見つめてるのは気のせい?」 

 

ネクラ「」じぃ~~~ 

 

キモオタ「」ハナジブー 

 

チビ「」カリカリカリカリ 

 

視姦である(直球)

 

 

 

俺「き、気のせいです気のせい!」 

 

ケイ「ならいいけど…」 

 

俺(俺達、あなたの胸と太ももに釘付けです、なんて言えるか!!)

 

ちなみに記念撮影してもらった。……ナニに使うかは秘密である。 

 

ケイ「それじゃあね!」

 

 

 

〜サンダース側〜

 

 

 

アリサ「…」 

 

ナオミ「…すいません」 

 

ケイ「みんな頑張ったわよ…それに全部終わった訳じゃないでしょ!戦車道の大会は他にもあるんだから!」 

 

アリサ「隊長…」 

 

ケイ「あ、アリサは後で反省会ね」 

 

アリサ「」

 

ナオミ「…立ったまま気絶してる……」

 

 

 

 

 

俺「さて、帰りますか!」 

 

キモオタ「二回戦進出ですな!」 

 

ネクラ「…俺、ちょっといいか」 

 

俺「なんだ?」 

 

ネクラ「二回戦で戦う前にやらなきゃいけないことがある」 

 

俺「…あぁ、今回の試合で気づいた」 

 

チビ「なんですか?」 

 

 

 

俺「圧倒的に戦車が足りない!!」 

 

 

 

To be continue…

 




次回!新戦車!ネタバレだが、もちろん強い戦車ではない

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