奇策とパンツは少女を嵌める   作:すとらっぷ

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なんか無計画に書いてたらバッドエンドになったので仕返し編の前に挿入することにしました!見づらくてすいません!!


【追加エピソード】新人くんと御舞等高校

御舞等高校入学式

 

新人「ついに、ついに来たんだ!御舞等高校!!」

 

御舞等高校、男子戦車道界でトップクラスの強さを持つ学校

 

公式戦では無いにしてもあの高校戦車道界で頂点に君臨する黒森峰を打ち破り、そしてあの“伝説”大洗女子と互角の戦いを繰り広げた物凄い学校。その学校に踏み入れたんだ!!

 

 

 

新人「ここだったら…ぼくも戦車を…」

 

ぼくは両親の影響で小さい頃から戦車に触れてきた。友達にはオカマみたいとバカにされてきたけど戦車に乗るのが大好きだった。なんで女の子に産まれなかったんだろうとも思った。中学に上がってからはずっと隠れて戦車をやっていた。理解ある女の子に紛れて野良試合をずっとしていた

 

でも、ここだったら。ここで強くなれば堂々と戦車を出来る!あの隊長さんのように強い男になるんだ!!

 

期待に胸を膨らませて、ぼくは校門に足を踏み入れた!

 

 

 

 

俺「ギャァァァァァ!ゴジラがまた復活したぁ!!」

 

クロウ「な!!?この前の卒業式で復活したばっかだろ!」

 

俺「パンジャンドラム部呼んでこい!!無人在来線爆弾と大して変わらん!」

 

チビ「対巨大生物用竹槍用意!撃てぇ!!」

 

 

踏み入れて2秒で後悔した

 

 

 

 

 

『それでは生徒会長からの挨拶です』

 

新人(何なんだこの学校は…入学早々ゴジラに襲われたり青いつなぎの男に誘惑されたりパンジャンドラムで移動してる生徒がいたり……)

 

 

俺「えー、ご紹介に預かりました生徒会長の俺です」

 

新人(おおおお!あれが!あれが憧れの御舞等高校隊長!さっき何故かゴジラと戦ってたけど!)

 

俺「えー、ところで新入生の皆さん」

 

 

 

 

俺「女の子は好きかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

 

 

 

全校生徒『好きだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!』

 

 

 

新人(ええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!?!?!?!?)

 

 

俺「この御舞等高校はこの世界に数多溢れる可愛い女の子達に見合うようないい男を養成する学校だ!」

 

生徒『いええええええええい!!』

 

新人(んな馬鹿な!!待ってこのノリ!!?新入生騒然だよ!?ええ…この人ほんとにあの隊長…?)

 

 

 

俺「見ろ!俺はこんな所で叫んじゃうくらい女の子が大好きだ!俺はこんなに欲望に忠実だ!生徒会長の俺がここに宣言する!他人に迷惑かけない範囲での欲望の追求なら例えどんなことでも応援する!例えそれが他人にバカにされるようなことだったとしても!俺は!俺たちは絶対にバカにしない!」

 

新人「ッ!!」

 

何故だろう…今の今までふざけているとしか思えなかったのに……。自分のことが全て見透かされているような気がした…。今まで誰かに馬鹿にされるのが嫌で…隠れて戦車をしていたことを見透かされているような気がした…

 

俺「本性を隠すな!むしろ高めろ!他と違って何が悪い!他と同じ人間の何が面白い!!ずば抜けた変わり者が面白いんだろ!自分が持ってない何かを持ってる奴が面白いんだろ!」

 

あの人は…ぼくが後ろめたいと思ってやっていたことを堂々とやっている……

 

俺「自分に正直になれ!自分に素直になれ!自分が思うことを隠すな!自分の好きなように生きろ!自分が自分であることを誇れ!!その誇りは俺達御舞等高校生徒全員の誇りだ!そして今日から君達は!誇り高き御舞等高校の一員だ!!!!」

 

 

 

この瞬間にぼくは御舞等高校の生徒になった

 

 

 

 

御舞等高校戦車ガレージ前

 

俺「おお!かなり集まったな!」

 

今日ら戦車道の受講者が一同に集まる初日であった

 

 

 

俺(ど…どうしよう…予想以上に人数集まっちゃって戦車足りないぞ…)

 

クロウ(足りないというか今余ってるSUとSMKすら初心者には難しいだろ……)

 

新人(あの……)

 

俺(うお!新人くん!?ど、どうしたの?)

 

新人(戦車が…足りないんですか?)

 

俺(っ!!…あーうん…そうとも言えるしそうとも言えないしそうとも言えるかもしれないけどでもそれはいってはならなかったり…)

 

クロウ(正直に言えよ…足りないんだ…)

 

新人(もしよければ…お力になれるかも…)

 

俺(え…?)

 

 

 

 

新人「実家から持ってきたものでお古ですが……」

 

 

 

 

センチネル巡航戦車(オーストラリア)

 

ナウエル中戦車(アルゼンチン)

 

 

 

 

俺「もう結婚しようか」

 

新人「えええ!!?」

 

俺「中戦車が二輌もっ!!もうこれ感謝してもしたりないよ!一気に戦力増えた!」

 

クロウ「クロは知波単に返しちゃったしケトは元から島田流の物だからな…これで十輌か」

 

新人「でも十輌ですか…まだまだ足りませんね…」

 

俺「あー、いやいや。こんなもんで十分!」

 

新人「ええ!?確かに試合拝見しましたが戦力はあったほうがいいんじゃないですか!!?」

 

俺「男子の戦車道はみんな貧乏だからどの学校もそんなに輌数揃えてないんだ。大会の決勝でも参加するのは10輌まで。だから十分」

 

クロウ「あと整備の問題もあるな。うちみたいな多国籍な戦車のラインナップだと整備大変なんだ。他の学校が無闇に多国籍混ぜないのは色んな所から部品やらなんやらかき集めないといけないから大変なんだよ」

 

新人「なるほど…御舞等は小所帯だから今までやってこれたんですか…」

 

俺「だから正直十輌が限界!本当はもっと優秀な整備士兼選手がいたんだけど卒業しちゃったからこれまた難しいんだ…」

 

新人「SU-100の車長さんですね!」

 

俺「おお、よく知ってるね…!」

 

 

 

 

こうしてぼくの御舞等での戦車道は始まった。

 

センチネル巡航戦車の車長、………ガーターチーム(勝手に決められた)の車長として隊長についていった

 

先輩に追いつきたい、役に立ちたい。その一心だった

 

 

 

 

 

そして先輩達が卒業した。その頃には僕達の世代もかなりの力をつけて、この前の黒森峰との練習試合では相手の隊長車のパンターを打ち破った。

 

 

 

もっと強くなって、誰よりも戦車を楽しんで、

 

そしていつかあのチヘを正式に受け継ぐ。それがぼくの目標だった

 

 

 

 

 

いつか、必ず

 

それまで御舞等高校を守り続けるんだ

 

それが隊長としての役目だから

 

 

 

 

 

 

 

せめて、この戦車たちを穢すわけにはいかない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この八輌はぼく達の誇りだから

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

血吐いたって

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これだけは、ぼくの…誇りだから

 

 

 

 

 

 

 

 

守りきれなかったけど…これは先輩達の……誇りだから………

 

 

 

 

 

 

 

 

SMK重戦車

Ⅰ号戦車C型

バレンタイン歩兵戦車

Ⅱ号戦車L型ルクス

M5軽戦車

ルノー乙型戦車

SU-100

 

 

 

一式中戦車

 

 

御舞等高校校舎地下、O-2ブロックにて“紛失”

 

消耗仕切って今にも壊れてしまいそうな身体で、血走った、そして哀惜、無念、無力感全てが詰まったその眼に見つめられて、自分はその書類を受理することしか出来なかったと、担当者は言った

 

 

 




うん…安心して。彼ちゃんと救われるから!なんでわざわざこんなめでたい最終章公開の日にこれ載せるんだ!

うん…なんか最近疲れてるのか心が病んでるな…暗い話ばっかだ…ここらでバコっと下らない話書かないと(使命感)

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