奇策とパンツは少女を嵌める   作:すとらっぷ

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戦車調達回。新キャラ新戦車登場です!


不良とメイドと土下座外交!

サンダース戦の二日後 

 

俺「そろそろ新しい戦車を手に入れ、戦力増強したい!」 

 

チビ「先輩…まだ金が貯まってないです」 

 

俺「知ってる!だから考えてるんだ!」 

 

キモオタ「…いつもみたいにぱぱぱ~っと奇策で戦車手に入れて下さいよ…」 

 

俺「そんなことできる訳な……出来ないこともない…出来ないこともない!!」 

 

ネクラ「…どうするの?」 

 

俺「それはだな…」 

 

 

俺「DO☆GE☆ZA だぁぁぁ!!」

 

 

 

〜聖グロリアーナ学園艦〜

 

俺「戦車を!下さい!」 

 

ダージリン「いきなりですわね!」 

 

チビ「戦車を…下さい…」 

 

オレンジペコ「なんか感情込めてきましたね」 

 

クロウ「ダージリン先生…戦車道が…したいです…」 

 

ダージリン「勝手にやればいいんじゃないかしら?」 

 

俺「というわけで戦車を下さい」 

 

ダージリン「どうやってうちの学校に忍び込んだかは不問にしてあげますので、どういうわけか説明してからにしていただけませんか?」 

 

 

俺「ご存知の通り、うちの戦車は五輌のみ。少しでも戦力の増強がしたいのです。そこで!」 

 

俺「我が校に友好校供与をして欲しいのです!」 

 

ダージリン「…友好校供与、レンドリースですか…」 

 

レンドリースとは仲のいい学校同士が戦車を融通したりすることである。 聖グロは傘下の学校がおおいので結構レンドリースしてるらしい

 

俺「是非ともよろしくお願いします!」 

 

ダージリン「うーん…」 

 

俺「お願いします!戦車を下さい!なんでもしますから!!」 

 

 

 

ダージリン「ん?今なんでもするって言ったわよね?」 

 

 

 

 

俺「え……あの…?ダー様?そのネタは乙女がやるものでは…」 

 

ダージリン「ネタではありません。オレンジペコ、アッサム。連れて行きなさい」 

 

オレンジペコ「了解です」ガシッ 

 

アッサム「さあ、こっちへ」ガシッ 

 

俺「え、あ、ちょっと待って止めて?え………アッー!」 

 

 

チビ「あ、えぇと…」 

 

ダージリン「戦車をレンドリースするのはいいとしますが、私たちはサンダースやプラウダほど戦車が有り余っているわけではありません。なので、もう使っていない軽戦車となりますがよろしいでしょうか?」 

 

チビ「あ、はい…あの~先輩は?」 

 

ダージリン「3日ほど借ります」 

 

俺『いや、ちょっとそれは止めて!それは駄目だから!あ、ちょぉ!ンアッーー!』 

 

クロウ「…大丈夫なのか?」 

 

ダージリン「…大丈夫なはずよ?…多分…」

 

俺『助けてくれぇぇぇぇ!!』 

 

ダージリン「それではこちらがガレージです」 

 

チビ「先輩…今までありがとうございました」 

 

俺『おいこらチビぃ!!見捨てるなぁぁ!!』 

 

クロウ「戦車、見に行こうか…」 

 

俺『クロウてめぇ!!』 

 

オレンジペコ『往生際が悪いです。覚悟をきめてください』 

 

俺『ペコさん!?それは駄目だって!』 

 

 

チビ「なんでしょう、捉え方によっては先輩は今幸せなんじゃ無いでしょうか?」 

 

クロウ「その通りだ…。だから放っておけ」

 

 

 

 

ダージリン「これが今回あなた達にレンドリースするバレンタイン歩兵戦車です。2ポンド砲は強力とは言えませんが足まわりが壊れにくく、改造の幅が広いです。」 

 

チビ「おお!」 

 

クロウ「実に御舞等らしい戦車だ。うまく改造すれば作戦の幅が広がるな…」 

 

チビ「後はこれに乗る人を探さないと…」 

 

クロウ「それは学校に戻ってからだな」 

 

チビ「それじゃ、ありがとうございました!このお礼は隊長からということで!」 

 

ダージリン「ええ」ニコォ 

 

隊長が何をされるかは考えないことにした。

 

 

 

聖グロリアーナ女学院、午後3時 

 

ダージリン「ティータイムよ。メイドさん、よろしく」 

 

アッサム「今日はジンジャーナッツが食べたいわ…」 

 

 

 

俺「か、かしこまりました…」プルプル 

 

 

 

そこにはメイド服を着た俺がっ! 

 

俺「あの~ダージリン様…」 

 

ダージリン「なんですか、メイドさん?」 

 

俺「俺、なんでメイドなんでしょう。せめて執事とかにはならなかったんですかね…?」 

 

ダージリン「あら?女装が得意だとケイから聞いたのだけど」 

 

俺「得意ではないですからね!?」 

 

ローズヒップ「ほら、さっさとして下さいませ!」 

 

俺「はぁい…只今…」 

 

俺の女装スキルとメイドスキルが向上した! 

 

俺「はぁ…」コポコポ

 

ルクリリ「メイドさーん?紅茶が足りないようだけど?」ニヤニヤニヤニヤ

 

男「はぁい只今…」

 

男(あの女ぁ……今に見てやがれ…)

 

 

 

 

 

同日、御舞等高校生徒会室 

 

チビ「只今戻りました!…イカ臭っ!」 

 

クロウ「おえっ…」 

 

阿部「悪いな、今日はいっぱい取り締まり(意味深)をしたからな」 

 

チビ「何を取り締まってたんですか!?」 

 

阿部「そりゃぁ風紀…」 

 

チビ「ですよね…」 

 

阿部「と、ケツの穴」 

 

チビ「アウトぉぉぉ!!」 

 

阿部「今日の取り締まり(意味深)は締まりがよかったな」 

 

クロウ「聞きたくない!我はそんな呪いの呪文聞きたくないぞ!」 

 

 

 

阿部「ところで、まだ奥に取り締まらないといけない奴らがいるんだが…」 

 

チビ「やめてくださ…」 

 

キュピーン! 

 

そこでチビの桃色の脳細胞が煌めく!

 

チビ「阿部会長!ちょっとその人達に会わせて下さい!」 

 

阿部「なにぃ?お前もやりたいのか?いいよいいよ、存分にヤるといい」 

 

チビ「違いますよ!?」 

 

 

 

不良「あ、あんだよお前らぁ!」 

 

子分「うぅ…」プルプル 

 

舎弟「ぶ、ぶっ飛ばすぞっ!」 

 

チビ「あなたは不良さん!?…なんかいつもの覇気がないですが…」 

 

不良さんはこの御舞等には珍しい不良である。 

 

阿部「こいつらの前で3人ほど掘ったからな」 

 

不良「…」プルプル 

 

チビ「いつもオラオラな不良さんが震えてる…」 

 

不良さんは金髪にピアスである。ちなみに子分は青髪、舎弟は坊主である。 

 

 

 

チビ「あなた達に提案があります」 

 

不良「あ、あんだよ…」 

 

チビ「僕達と一緒に戦車道をやってくれませんか?」 

 

子分「はぁ?」 

 

舎弟「戦車道ぅ?」 

 

不良「そんな女の遊びなんかやるかバーカ!」

 

チビ「そうですか…それは残念です。阿部会長」 

 

阿部「ところで俺のキンタマを見てくれ、コイツをどう思う?」 

 

阿部さんがおもむろに逞しく反りだったナニを取り出す。ちなみにソッチの用語でキンタマは男性器全体を指すらしい。 

 

不良「ひぃ!!」 

 

チビ「僕達と戦車道をやるかここで貞操を失うか、選んで下さい」 

 

阿部「やらないか」 

 

不良「わ、わ、わかった!やる!」 

 

阿部「わかった、それじゃケツを出せ」 

 

不良「そうじゃない!そっちじゃない!戦車道をやる!やってやる!!」 

 

阿部「…チッ」 

 

チビ「それではようこそ!御舞等高校戦車道チームへ!」 

 

クロウ「…お前、容赦ないな…」 

 

チビ「外道、奇策は先輩譲りです」 

 

 

 

〜ところ変わってガレージ〜

 

チビ「これがあなた達に乗ってもらう戦車、バレンタイン歩兵戦車です」 

 

不良「お、おう…」 

 

チビ「操作の説明をするのでひとまず乗り込んで下さい」 

 

舎弟「なんでこんなことを……」 

 

チビ「貞操」 

 

阿部「やらないか」 

 

舎弟「さあやるぞ戦車道!!」 

 

 

 

 

 

 

チビ「いいですね!初めてにしては操縦が上手いです!」 

 

子分「そ、そうか…」 

 

チビ「次は撃ってみましょうか。あっちにいるSU-85を狙って下さい」 

 

阿部「おう!どんとこい!」 

 

不良「え、えと、照準を合わせて…おい舎弟、これってどうやって照準合わせるんだ?」 

 

舎弟「えぇ~、わかんないっすよ。適当に真ん中に合わせりゃいいんじゃないっすか?」 

 

不良「こうか?」 

 

ドォン! 

 

チビ「残念、ハズレです。ちょっと練習しましょうか。まず照準にある三角形を見て下さい」 

 

不良「お、おう…」 

 

不良さんチームの厳しい練習が始まる! 

 

 

 

 

チビ「安易に稜線を越えないで!」 

 

ズドーン 

 

不良’s『ギャー!』ガキィン! 

 

チビ「ちゃんと遮蔽物を活用するっ!」ズドーン 

 

不良’s『うぎゃぁぁ!!』ガキィン! 

 

チビ「避けて見て下さい!」 

ズドーン 

 

不良’s『んぎゃぁぁぁ!』ガキィン! 

 

 

 

一方そのころ… 

 

ジャブジャブ 

 

俺「…」 

 

メイド姿で皿洗いする俺の姿が。 

 

俺「…この格好なら…女子更衣室に忍び込めるかな…」 

 

オレンジペコ「ていっ」ガッ! 

 

俺「あうっ!」 

 

オレンジペコ「馬鹿なこと言ってないで仕事して下さい」 

 

俺「…」ジャブジャブ 

 

俺(ペコたんええ匂いやなぁ!!) 

 

スンスンハァハァスンスンハァハァスンスンハァハァスンスンハァハァ 

 

オレンジペコ「…ていっ!」 

 

俺「あうっ!」 

 

 

 

 

場所は戻って御舞等高校 

 

不良「あンの野郎…偉そうに命令しやがって…」 

 

子分「本当っすよ!一発かましてきてやりましょうか!」 

 

舎弟「ぶっ飛ばしてやりましょう!」 

 

不良「黙れお前ら…!」 

 

子分「兄貴も…って、え?」 

 

不良「ぶん殴るんじゃねぇ…コイツであのチビを一泡噴かせてやるんだよ!」ガンッ! 

 

拳で戦車を叩く !

 

不良「もうわかった…次は外さねぇ…子分!」 

 

子分「へ、へい!」 

 

不良「俺が合図したら急ブレーキを踏め」 

 

子分「お、おっす!」 

 

不良「舎弟!」 

 

舎弟「うっす!」 

 

不良「チビ達が撃ってから次を撃つまでの時間を計れ」 

 

舎弟「うっす!」 

 

 

不良「あの生意気なチビにブチ込んでやるぞ!」 

 

子分・舎弟「押忍!」 

 

 

 

 

チビ「もう一回いきますよ!」 

 

不良「きやがれ!」 

 

 

フィールドは遮蔽物のないだだっ広い荒地。チビ率いるⅡ号、触手チームvs不良率いるバレンタイン、不良チーム(仮) 

 

不良「いくぞ!次は勝つ!」 

 

チビ「お、雰囲気が変わりました?」 

 

不良「お前ら魂込めろ!」 

 

子分「押忍!」 

 

舎弟「押忍!」 

 

 

 

チビ『それじゃあ1対1の模擬戦を始めます』 

 

不良「かかってこい!」 

 

ぶぅぅぅぅぅぅん! 

 

不良「とにかく全速力!」 

 

……… 

 

不良「右折!」 

 

子分「うっす!」ズザサザ! 

 

ドンドンドン! 

 

スカァン!カンッ! 

 

Ⅱ号の砲撃を一発回避、二発は弾いた! 

 

不良「いまだ!回り込め!」 

 

子分「あいさー!」 

 

ガタガタガタガタ! 

 

不良「…………」 

 

 

チビ「撃て!」ドン! 

 

不良「停車ぁ!!」 

 

ギギィ!! 

 

紙一重で回避する 

 

不良「いけぇ!!」 

 

ドォン! 

 

停車と同時に放たれた弾は一直線にⅡ号に飛んでいき… 

 

ズガァン! 

 

命中! 

 

 

不良’s『よっしゃぁぁぁぁ!!』 

 

 

 

 

 

子分「勝ちましたよ!」 

 

舎弟「兄貴かっけぇっす!」 

 

不良「当たり前だ!けど、子分が俺の指示通りに運転してくれて、舎弟が撃ってくるタイミング計ってくれた。俺達3人で勝ったんだ!」 

 

子分「兄貴…」 

 

舎弟「感動ッス!」 

 

チビ「すごいですよ3人とも!始めたばかりなのにこんなにすぐ戦えるなんて!」 

 

不良「ふんっ!当然だな」 

 

チビ「それじゃあ今度の試合もバッチリですね!」 

 

子分「おうよ!この3人ならどんな奴でも倒しちまうぜ!」 

 

チビ「それでは次の試合用にバレンタインにこの装備を付けたいと思います」 

 

不良「なんだこりゃ?」 

 

チビ「少ないお金絞って買ったんですから使いこなして下さいよ?これはですね───」 

 

 

 

その日の夜…

 

不良「お前ら…」 

 

子分「どうしたんすか?」 

 

舎弟「真剣な顔して。兄貴らしくもない」 

 

不良「俺たちは今までなんの努力もせずに生きてきたな…」 

 

子分「…」 

 

舎弟「そうすね…」 

 

不良「でも俺ぁ今日思ったんだ。人に認められるっつーことは思ったより悪くねぇなって」 

 

子分「…うっす!」 

 

舎弟「わかるっす!」 

 

不良「…ガチで努力して、ガチでやってやろうぜ、戦車道!」 

 

子分・舎弟『うっす!!』 

 

 

 

 

 

ところで隊長の様子は…

 

ダージリン「あら、そろそろティータイムの時間ですわ」 

 

俺「こちらでございます」 

 

アッサム「今日のおやつは…」 

 

俺「こちらでございます」 

 

ダージリン「…随分手際が良くなったわね…」 

 

オレンジペコ「それではいただきましょうか…」 

 

ダージリン「…」コクッ 

 

 

ダージリン「…!!」 

 

俺「本日は俺特製ロイアルミルクティーでございます…茶葉の一つ一つまでこだわり抜き、ミルクも厳選いたしました。時間の誤差もコンマ以下の完璧なタイミングで淹れさせていただきました。お味は如何でしよう?」 

 

ダージリン「せ、聖グロリアーナ女学院の…紅茶文化が…完敗した…」 

 

オレンジペコ「な、なんて完成度…」 

 

アッサム「淹れるときにどうしても残ってしまう雑味が…一切無い…」 

 

 

俺は紅茶道を極めていた。

 

 

 

いや戦車道極めろよ




バレンタイン歩兵戦車 イギリス戦車。質は悪くていいからとにかく大量に作るというコンセプトの元生まれた。紅茶キメてる魔改造が楽しめる

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