ある夏の日。1人の少年鷹斗が公園のベンチに座っていた。
鷹斗「今日も気持ちの良い朝だなぁ。」
彼は現在気配を消している。その為、周りから見られる事は無い。
鷹斗「師匠は今頃どうしてるかな・・・おっと、そろそろ行くか。」
ベンチから立って、XR250に乗って何処かへ去って行った。
彼が向かった場所は、国立半蔵学院とは学生数1000人を抱える名門マンモス進学校。
鷹斗「さてと、今日も修行いたしますかっと。」
そして1室の和室に入り、壁に背中を引っ付けると、壁が回転した。この学院には表と裏、2つの顔がある事を知る者は少ない。
障子が自動で開いた。
鷹斗「到着〜。」
???「おはようございます鷹斗。」
鷹斗「よう斑鳩先輩。おはようさん。今日も気持ちの良い天気だぞ。」
斑鳩「相変わらずの能天気ですね。」
鷹斗「俺は何時もこの性格だからな。」
彼女の名前は「斑鳩」。国立半蔵学院の3年生で、鷹斗の先輩。
鷹斗「そう言えば、彼奴がそろそろ帰って来る頃だな。久々に会えるのが楽しみだ。」
すると障子が開いた。
???「ふぅ〜、間に合った〜・・・」
鷹斗「よう飛鳥。おかえりさん。」
飛鳥「鷹斗君!ただいま!」
彼女の名前は「飛鳥」。国立半蔵学院の2年生で鷹斗の同級生。
斑鳩「おかえりなさい。」
飛鳥「斑鳩さん。飛鳥、ただいま帰りました!」
斑鳩「上手く男子生徒を撒いたのは良いのですが。」
飛鳥「あっ!見てたんですか・・・?」
鷹斗「お前またやったのか?」
斑鳩「その前に気配を消すのが先でしょ?それを校門から呑気に走って来るなんて。」
飛鳥「つい久々の学校で嬉しくて・・・」
鷹斗「お前のその言葉、俺にも分かるぞ。」
飛鳥「でしょでしょ?」
斑鳩「私達は、本校の生徒にして生徒に非ずですよ?基本がなってません。」
鷹斗「斑鳩先輩は真面目だなぁ〜。」
飛鳥「すみません・・・」
すると誰かが飛鳥の後ろに忍び寄り、飛鳥の胸を揉んだ。
飛鳥「きゃっ!?」
???「何落ち込んでんだ〜?飛鳥らしくもねえ〜。」
飛鳥「かつ姉!!」
かつ姉「んふふふふ〜おかえり〜。」
飛鳥「もう!油断も隙も無いんだから!」
彼女の名前は「葛城」。3年生で、鷹斗と飛鳥の先輩で女の子の胸を揉むのが大好きである。
葛城「良いじゃねえか。減るもんじゃないし。あっ!こうすればもっと育って〜。」
飛鳥「ダメ!寧ろ減ってほしいんだから!」
葛城「そんな勿体無い・・・」
飛鳥「勿体無くもないです!」
鷹斗「葛城先輩、本当抜け目無えな。」
葛城「何だ鷹斗?お前も飛鳥の胸を揉みたいのか〜?」
鷹斗「誰がやるか。俺は変態か。」
???「きゃああ!!」
誰かが転ぶ声が聞こえた。
???「いった〜い・・・」
葛城「朝っぱらから何やってんだよ雲雀。」
彼女の名前は「雲雀」。1年生で鷹斗と飛鳥の後輩。
雲雀「遅刻しそうだったから、急いで中に入ろうとしたら何か勢い付いちゃって。」
鷹斗「雲雀、急いで来るのは良いけど、勢い付く必要無くね?」
雲雀「えへへ〜、あ!飛鳥ちゃんおかえり!」
飛鳥「ただいま雲雀ちゃん。」
雲雀「昇段試験合格したんでしょ?」
飛鳥「うん!」
雲雀「良かったね〜!」
飛鳥「ありがと!」
???「雲雀は人の事を喜ぶ前に、自分に心配した方が良いぞ。」
眼帯を着けて、イカを食べてる少女が話し掛けて来た。
雲雀「良いの良いの!人の事でも雲雀嬉しい!」
鷹斗「柳生何時の間に?」
飛鳥「柳生ちゃん!何時からそこに!?」
柳生「気配を消すが忍の基本だ。」
彼女の名前は「柳生」。1年生で鷹斗と飛鳥の後輩。
飛鳥「あははは、そうだよね・・・」
葛城「はぁ、全くどっちが上級生か分かんねえな。」
鷹斗「本当だな。」
飛鳥「でも柳生ちゃん、1年生なのに私より段位上だし。」
雲雀「だって柳生ちゃん天才なんだもん!」
鷹斗「この勢いでいけば、俺の段位を超えてしまうかもな。だが俺も負けねえぞ!飛鳥、戻って来たからには真剣勝負だ!どっちが強いか勝負だ!」
飛鳥「負けないよ鷹斗君!」
すると突然爆発が起こった。
鷹斗「うおっ!?」
飛鳥「うわああああ!!」
煙幕の中から、1人の男性が現れた。
???「全員揃ってるな?」
この男性は「霧夜」。鷹斗と飛鳥達の教師である。
斑鳩「霧夜先生、おはようございます。」
全員が一礼する。
霧夜「飛鳥。」
飛鳥「は、はい!」
霧夜「ご苦労だった。」
飛鳥「いえ、それ程でも・・・」
鷹斗「何赤くなってんだよ。」
霧夜「えっと〜?」
昇段試験の成績表を拝見する。
霧夜「巻物を奪われ掛けて袿を使用。その際に忍装束を破損。市街地での煙玉の使用。残り時間ほぼ0・・・ほぉ?こりゃあ凄い!」
飛鳥「え!?」
霧夜「最低合格ラインぴったりだ!狙って出来るもんじゃないぞこれ。」
飛鳥「変な関心しないで下さい!!」
鷹斗「合格ラインぴったりって、ある意味凄えな。狙うにしても調整難しそうだな。」
飛鳥「変な褒め方しないでよ!」
霧夜「まっ、合格は合格だ。更に精進を期待する。」
飛鳥「はい!」
霧夜「本日の修行、1時限目は格闘術だ。全員着替えて修行場に集まるように!」
そしてまた煙玉を使って姿を消した。飛鳥と葛城と雲雀が咳き込む。
飛鳥・葛城・雲雀「コホッコホッコホッ!」
鷹斗「ゲホッゲホッ!霧夜先生も抜け目無えな・・・」
女子更衣室。
葛城「霧夜先生、あのドロンが無きゃ良い先生なのにな。」
斑鳩「忍びとしての拘りだそうです。」
飛鳥「流石霧夜先生!見習わなきゃ!」
葛城「ん?」
また飛鳥の胸を揉み始めた。
葛城「そそっ!見習わなきゃ〜!」
飛鳥「かつ姉また!!」
葛城「育ってる〜育ってる〜。」
飛鳥「う、嘘!?どうしよう!」
葛城「さっきより育ってる〜!」
斑鳩「巫山戯てないで早く準備なさい。」
飛鳥「はぁ〜い・・・」
雲雀「はぁ・・・やだなぁ・・・」
柳生「どうした雲雀?」
雲雀「だって雲雀、格闘術苦手なんだもん・・・」
柳生「雲雀。」
雲雀「何・・・?」
柳生「頑張れ!」
雲雀「・・・うん!」
男子更衣室では、鷹斗がジャージに着替え終えてた。そして左腕にあるブレスレットを装着した。
鷹斗「さてと、そろそろ行くか。」
全員が更衣室から出た。
斑鳩「皆さん支度は宜しくて?そろそろ参りますわよ。」
蚊遣器の中にある紐を引いた。すると壁に通路が現れ、全員が通路を滑り降りる。
修行場に着地したが、雲雀が尻餅付いた。
霧夜「では、まずは空中格闘術だ!斑鳩!葛城!」
斑鳩・葛城「はい!」
最初は斑鳩対葛城の模擬戦。
内閣特務諜報部一課月・特殊機密員養成所。通称「忍学科」。3年・斑鳩。3年・葛城。
斑鳩と葛城が同時にジャンプした。斑鳩が天井の鉄棒を掴んで1回転して攻撃を仕掛けるが、葛城が避けた。
斑鳩「っ!?」
後ろを向くと、葛城がかかと落としを仕掛けていた。
葛城「もらった!!」
しかし斑鳩が間一髪避けた。そのまま葛城に攻撃を仕掛けようとしたが、葛城がジャンプしてキック攻撃を繰り出す。斑鳩が両腕で防御した。
飛鳥「流石かつ姉!!」
2年・飛鳥。
鷹斗「見事に斑鳩先輩を追い詰めてるな。」
2年・鷹斗。
雲雀「かつ姉凄〜い!いけいけ!頑張れ〜!」
1年・雲雀。
柳生「・・・」
1年・柳生。
斑鳩と葛城の模擬戦が終わった。
霧夜「次!飛鳥!柳生!」
飛鳥「はい!」
次は飛鳥と柳生の模擬戦。
飛鳥「行きます!」
飛鳥と柳生の模擬戦が終わった。
霧夜「次!鷹斗!雲雀!」
鷹斗「おっしゃ!」
雲雀「はい!」
鷹斗「雲雀、全力で掛かって来い。俺も全力で行くぜ。」
雲雀「負けないよ!」
こうして、この1人の少年と5人の少女達は、学院の一般生徒に気付かれる事なく、日夜人知を超えた修行に励んでいるのであった。
格闘術の授業終了後。
葛城「あたいの圧勝だったな。」
斑鳩「剣では負けませんわよ。」
葛城「にしし〜負け惜しみ〜。」
斑鳩「ち、違いますわ!」
葛城「あははははは〜!」
鷹斗「雲雀、今回も俺の勝ちだったな。」
雲雀「う〜、鷹斗君強いよ〜・・・」
鷹斗「お主はまだまだ修行が足りんな。」
時間が12時になった。
鷹斗「お?昼飯の時間か。」
葛城「さて、今日の昼飯どうすっか?」
斑鳩「外食も飽きましたわね。」
鷹斗「何食うかな〜?」
飛鳥「注目!出張のお土産で〜す!」
実家の太巻きを持って来た。
雲雀「わぁ!太巻き!」
葛城「美味そ〜!」
鷹斗「ヤッホー太巻きだぜ!」
斑鳩「今日の昼食は決まりましたわね。」
太巻きを食べる。
斑鳩「飛鳥さん、この太巻きは?」
飛鳥「実は昨夜、実家に泊まらせてもらって。」
斑鳩「ああ、ご実家。お寿司屋でしたものね。」
飛鳥「はい。」
鷹斗「実家が寿司屋なんて良いな〜。毎日寿司食べ放題〜。」
葛城「よぉし!お礼にいっぱい揉んでやるからな〜!」
また飛鳥の胸を揉み始めた。
鷹斗「またかよ葛城先輩・・・」
するとまた煙玉が爆発した。霧夜が現れた。
鷹斗「ゲホッゲホッ!霧夜先生また・・・」
霧夜「おぅ?太巻き・・・か。」
飛鳥「ああ、コホッコホッ!霧夜先生もどうぞ!」
霧夜「ああすまんな。」
太巻きを食べる。
鷹斗(斑鳩先輩と同じように食ってる・・・)
霧夜「半蔵様はお元気だったか?」
飛鳥「はいお陰様で。この太巻きも、じっちゃんが早起きして作ってくれたんです。」
霧夜「そうか。相変わらずだな、あのお方は。飛鳥も帰って来た事だし、午後の修行は全員で学院外で任務を遂行してもらう。」
飛鳥「学院外?」
鷹斗「お!久し振りの学院外か!」
葛城「おお!遂に来たぜ!ここんとこ地下で飛んだり跳ねたり座禅したり、地味〜な修行ばっかだったからな!っで先生、その任務って?」
霧夜「商店街の不良退治だ。」
葛城「はぁ!?」
鷹斗「お?もしかして、ここ毎日しこたま迷惑掛けてる虫達の退治って事か?」
霧夜「そうだ。商店街に不良学生が屯して、手を焼いてるらしい。」
飛鳥「不良退治?」
鷹斗「そいつあ見過ごせねえな。俺達が綺麗に掃除やるか。」
雲雀「不良さん怖い・・・」
柳生「安心しろ。俺が守ってやる。」
雲雀「・・・うん!!」
6人は学校を出て、浅草内を歩く。
鷹斗「さぁてと、この街に蔓延る悪いお子ちゃまは何処だ〜?お兄さんとお姉さん達が退治しちゃうぞ〜。」
葛城「あ〜あ、VIPを極秘裏に護衛とか大使館に潜入して機密情報の入手とか思ったのに。」
斑鳩「そう言う国家的任務は、学院を卒業し、立派な忍になられた諸先輩方の仕事ですわ。」
葛城「だからって不良退治は無えだろ。」
鷹斗「これも立派な忍になる為の修行だからな。」
飛鳥「でも逆に難しいよね。一般相手に飽く迄忍びとして、人知れず退治しなきゃならないし。」
斑鳩「だからこそ忍なのです。」
鷹斗「そうだぞ。俺の師匠も言ってたぞ。人も知らず、世も知らず、影となりて悪を討つ。ってな。後、人に隠れて悪を斬る。ってな。」
葛城「あ〜はいはい。」
鷹斗「後、人に隠れて悪を斬る。ってな。」
葛城「分かった分かった。」
雲雀「あのぉ、それで不良さんは何処に居るの?」
途中で斑鳩が止まって考え込む。
斑鳩「ただ闇雲に歩き回っても時間は過ぎるだけです。手分けしてターゲットを探しましょう。」
鷹斗「ほんじゃ、俺はバイクに乗って虫達を探し回るか。」
6人は散開して不良達を探す。
斑鳩は新仲見世通りを探索。
葛城は浅草花やしきでアイスを食べてる。
飛鳥は浅草寺を探索。
そして鷹斗は五重塔の屋根の上から探索。近くの駐輪場にXR250がある。
鷹斗「何処だ〜?蔓延る不良達は。にしても今日も良い天気だな〜。観光巡りしたい気分〜。ん?」
地上を見ると、飛鳥が1人の女子と会話をしていた。
鷹斗「誰だあの子?・・・!?」
女子を見ると、何かを感じ取った。
鷹斗(この気配・・・間違い無え・・・あの学園の生徒だ。)
一方柳生と雲雀は。
雲雀「ねぇ柳生ちゃん。」
柳生「ん?」
雲雀「どうして雲雀に一緒に付いて来るの?」
柳生「1人では心配だからだ。」
雲雀「ぷ〜、不良さんくらい雲雀1人でも平気だよ!」
柳生「いきなり襲われるかも知れないぞ。」
雲雀「え!?そ、その時は・・・雲雀が逆にコテンパンに・・・」
???「待ちなよ。」
雲雀「え!?」
刀を持った1人のスケバンが2人の前に立った。
雲雀「・・・っ!!」
怖くなった雲雀が柳生の後ろに隠れる。
???「へへへへへへへ。」
更に周りには刀を持った不良達が現れ、2人を囲んだ。
不良A「この制服、此奴ら半蔵学院ですぜ。」
スケバン「ふ〜ん。あのやたらでかい学校ね〜。」
柳生「それがどうした?」
スケバン「幾らか貸してもらえねえかな?」
柳生「成る程、お前らか。雲雀、皆を集めろ。」
雲雀「う、うん。」
胸の間に隠し持ってた筒の紐を引いて信号弾を打ち上げた。上空に『集』の文字が浮かんだ。
これは忍狼煙。訓練された忍のみが探知出来る特殊な狼煙である。その効果は周囲1キロ程度にも及ぶ。
斑鳩「っ!!」
新仲見世通りに居た斑鳩が気付いた。
葛城「はっ!」
そして浅草花やしきのスペースショットに乗ってる葛城も気付いた。急降下中に姿を消した。地上に着くと、周りに座ってたお客達が驚いた。
鷹斗「お?非常事態か。」
雷門に居た鷹斗がXR250に乗って、柳生と雲雀の元へ向かった。
一方飛鳥は。
飛鳥「ん〜・・・殆ど見回ったんだけど・・・」
焔「すまないね・・・」
飛鳥「ううん、困った時はお互い様だよ。っ!」
そして飛鳥も忍び狼煙に気付いた。
飛鳥(合図だ・・・)
だがしかし。
焔「どうした?」
飛鳥「ううん!何でも無い!あ、そうだ!弁天さんがまだ行ってなかった!行ってみよう!」
気付いたらマズイと思って観光を続けた。すると焔と言う女子生徒が上を見て笑みを浮かべた。
”パチン”
指を鳴らすと、五重塔の屋根の上に座ってた謎の少女が立って、不敵な笑みを浮かべた。
一方不良達に囲まれた柳生と雲雀は。
不良B「おめえ喧嘩売ってんのか?」
柳生「フッ。」
しかし柳生は脅されても笑みを見せた。
雲雀「だ、ダメだからね柳生ちゃん・・・・・」
柳生「来たな。」
雲雀「え?」
後ろから、鷹斗と斑鳩と葛城が歩いて来た。鷹斗は笑い、斑鳩は睨み、葛城は舌で唇を舐める。
スケバン「ん?」
不良B「彼奴らも半蔵学院の?」
鷹斗「フッ。」
”パチパチ”
指を2回鳴らした合図で、柳生が雲雀を持って屋根の上へ避難した。
鷹斗「随分楽しそうだなお前ら。あの子達をナンパするより俺達と遊ぶ方がよっぽど楽しいぞ〜?」
葛城「さて、覚悟は良いか?」
不良C「な、何だ此奴ら!?」
斑鳩「商店街のお掃除を頼まれた、そう、風紀員とご承知いただければ。」
鷹斗「お前達を片付けて、商店街を綺麗にしてやるぜ。」
斑鳩「柳生さん、飛鳥さんは?」
柳生は首を横に振る。
葛城「何やってんだ彼奴。」
鷹斗「何処かで観光を楽しんでるのか?俺の趣味と被ったか?」
斑鳩「はぁ・・・全くあの人は。」
柳生「雲雀、人払だ。」
雲雀「うん、任せといて!」
人払へ向かった雲雀。
スケバン「舐めやがって!やっちまいな!」
不良達「おーー!!」
斑鳩「仕方ありませんわね。行きますわよ!」
鷹斗「イエッサー!」
葛城「おっし!」
一方飛鳥は焔と観光をしている。
飛鳥(皆、大丈夫かな・・・)
焔「これだけ探しても見付からないんだ。先に帰ったんだろう。」
飛鳥「そうかも知れないね。」
すると隠し持ってた小太刀を持って、飛鳥を刺そうとした。
しかし。
飛鳥「うわっ!!」
焔「ん?」
鳩に驚いた飛鳥がバランスを崩して川に落ちてしまった。
一方雲雀は。
雲雀「すみませ〜ん。この先は通り抜け出来ませ〜ん。」
工事スタッフに変装して人払をしていた。
雲雀(もう終わったかな?)
そして鷹斗達は、数秒で不良達を片付けた。
鷹斗「彼奴らの強さ、俺から見れば準備体操並みだったな。」
葛城「ちぇ、肩慣らしにもならなかったぜ。」
斑鳩「飛鳥さん、どうしたんでしょう?」
葛城「ああ、全く何処で遊・・・っ!?」
しかし倒れた不良達がフラフラしながら起き上がった。
3人は後ろにジャンプして距離を取る。
葛城「あたいらの攻撃でまた立ち上がれるなんて・・・」
鷹斗「彼奴ら、一体どうしたんだ・・・?ゾンビにでもなったのか・・・?」
人払してる雲雀が気配を感じ取った。
雲雀「この気・・・!?」
起き上がった不良達から邪悪なオーラが溢れ出てる。持ってる刀の鞘を抜いた。
葛城「此奴らただの不良学生じゃねえぞ・・・!」
鷹斗「不気味なオーラを醸し出してやがる・・・!」
雲雀「皆ーーーー!!」
人払から雲雀が戻って来た。
柳生「雲雀!?」
雲雀「気を付けて!この人達心が無い!」
葛城「心!?」
鷹斗「何だと!?」
釜めし麻島の上から、謎の少女が座っていた。
???「動きは鈍いのに、勘は鋭い。フフッ、臆病な小動物みたいで可愛い。」”パチン”
指を鳴らすと、不良達から溢れ出てる邪悪なオーラが広範囲に広がった。
鷹斗「何だ!?」
葛城「これはまさか!!」
邪悪なオーラが、一瞬にして周囲を飲み込んだ。
斑鳩「忍結界!!」
忍結界とは、忍同士の戦闘に用いる時空を超えた特殊な戦闘空間である。
屋根から柳生が飛び降りた。
柳生「って事は此奴らも・・・」
葛城「忍・・・」
鷹斗「予想外だなこりゃ・・・」
斑鳩「ならば私達も、本気で掛からねばなりませんね。」
葛城「よぉし!転身だな!」
鷹斗「腕が鳴るぜ!」
斑鳩「任務外ですが、止むを得ません!忍転身!!」
葛城・柳生・雲雀「忍転身!!」
忍転身とは、体内に眠る気力をチャクラから一気に放出する事で、瞬時に戦闘スタイルへと切り替わる忍奥義の基本である。忍が転身する事によって、持てる力を最大限に発揮する事が出来るのだ。
鷹斗「忍風、シノビチェンジ!!ハァッ!!」
忍風、シノビチェンジとは、左腕に装着したハリケンジャイロのシノビメダルを回転させる事で、シノビスーツが装着され、ハリケンレッドに変身するのだ。
???「っ!?」
謎の少女がハリケンレッドを見て驚いた。
鷹斗「ハヤテ丸!」
背中に背負ってる携帯忍刀ハヤテ丸を鞘から抜いた。
不良達「ウオオオオオオ!!!」
一方川に落っこちてしまった飛鳥は、焔に助けられた。しかし制服がずぶ濡れになってしまった。
飛鳥「うぅ・・・」
焔「大丈夫か?」
飛鳥「大丈夫・・・ハックション!」
焔「世話になったな。」
飛鳥「ううん。えっと、名前聞いてなかったね。私は飛鳥。」
焔「焔だ。」
飛鳥「焔ちゃんか。それじゃあ!焔ちゃん!」
別れを告げて、鷹斗達の元へ走って行った。焔は密かに不敵な笑みを浮かべた。
焔(あえて先を送ってみたが、気が付く所か・・・ん?)
すると飛鳥が振り向いてこっちを見た。
飛鳥「お友達、戻って来ると良いね〜!さよなら〜!」
再び鷹斗達の元へ走る。
焔「心配はいらん。私の友なら・・・」
???「さぁ、私の可愛いお人形頑張ってちょうだい。」
一方の鷹斗達。
不良が雲雀を襲うが、腕を掴まれて飛ばされてしまった。今度はスケバンが雲雀を襲う。しかし柳生が雲雀の前に立って、傘を差して刀を防いだ。防がれたスケバンが飛ばされた。その隙にスケバンを斬り裂いた。するとスケバンが人形になってバラバラになった。
柳生「っ!?」
葛城「でやっ!!」
強烈なキックで攻撃すると、不良が人形になってバラバラになった。
斑鳩「はっ!」
飛燕で不良を斬り裂くと、不良が人形になってバラバラになった。
鷹斗「超忍法・乱舞三重衝!!」
ハヤテ丸を持って、超高速で縦横無尽に飛び回りながら不良達を斬り裂くと、不良達が人形になってバラバラになった。
斑鳩「人形?・・・これは・・・」
忍結界が晴れた。
鷹斗「終わったか。」
変身を解除した。
時間が過ぎて夕方になった。
鷹斗「まさか不良達の正体が人形だったなんてな。」
葛城「不良達に紛れて、人形があたいらを襲って来たって言うのか?」
斑鳩「分かりませんが、明らかなのはただ1つ。」
柳生「狙いは、俺達だった。」
雲雀「あのお人形、4人共気が同じだったんだよね。丸で1人の人が動かしてるように・・・」
途中で空き缶を踏んだ。
雲雀「うわあああああ!!」
空き缶を踏んで、転げ落ちる。
鷹斗「雲雀!!」
???「大丈夫?」
転ぶ寸前に、焔と一緒に居た謎の少女が雲雀を救った。
雲雀「は、はい・・・」
???「やっぱり可愛い。」
雲雀「え?」
すると謎の少女は、鷹斗を見て不敵に睨んだ。
鷹斗「っ?」
???「ウフフ。それじゃあね。」
そのまま何処かへ去って行った。
雲雀「わぁ〜綺麗な人〜。」
柳生「どうした?」
雲雀「う、ううん何でも・・・」
鷹斗(彼奴、やはりあの学園の生徒・・・)
葛城「鷹斗?どうかしたのか?」
鷹斗「いや、何でもない。」
飛鳥「皆〜〜!!」
やっと飛鳥が来た。
斑鳩「飛鳥さん!」
葛城「何だその格好!?」
鷹斗「説明してもらおうか?何故びしょ濡れになってんだ?」
飛鳥「えっと・・・こ、これにはちょっとした事情が・・・あ!不良は?」
斑鳩「今頃来て何呑気な事を。」
鷹斗「もう俺達が片付けた。」
葛城「不良所じゃなかったんだぜ?」
飛鳥「え?どう言う事?」
斑鳩「その前に、今日の事は飛鳥さんは霧夜先生に叱っていただかなくては。」
飛鳥「えええ!?」
葛城「坐禅くらいは覚悟しておいた方が良いな。」
鷹斗「精々頑張れよな。」
飛鳥「はうぅ・・・・」
鷹斗「その前に、忍法・火炎旋風。」
炎の忍法で、飛鳥を乾かした。
鷹斗「びしょ濡れの格好なんて恥ずかしいだろ。」
飛鳥「ありがとう鷹斗君・・・」
そしてアサヒビール本社の上では。
???「どの子も、私の素敵なお人形さんになれそうだったわ。でも、あの男は異様な者だったわ。」
彼女の名前は「春花」。
???「で、どうでしたの?伝説の忍びの孫とやらは。」
彼女の名前は「詠」。
焔「相当の使い手だと期待していたんだがな。」
???「ようするに、半蔵学院恐れるに足らずって事やね?」
彼女の名前は「日影」。
???「ふん。今は泳がせておけば良いわ。真の忍びがどちらなのか、直に嫌でも分かるんだから。」
彼女の名前は「未来」。
果たして、彼女達は何者なのだろうか。
「END」
キャスト
鷹斗:梅原裕一郎
飛鳥:原田ひとみ
斑鳩:今井麻美
葛城:小林ゆう
柳生:水橋かおり
雲雀:井口裕香
霧夜:藤原啓治
焔:喜多村英梨
詠:茅野愛衣
日影:白石涼子
未来:後藤沙緒理
春花:豊口めぐみ
スケバン:くじら
不良:對馬芳晢
ナレーション:藤本幸太郎
飛鳥「かつ姉、苦手な物ってある?」
葛城「やっぱ、おっぱいかな?」
飛鳥「え!?」
鷹斗「直球!?」
葛城「苦手を克服する為、協力してくれ飛鳥!」
飛鳥「いやああああ!!揉んだらダメーーーー!!」
鷹斗「抜け目無えなほんまに・・・」
次回「伝説の忍あらわる。」
鷹斗「次回も忍ぶぜ!」
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オリ主紹介。
「
誕生日・2月24日
年齢・16歳
血液型・A型
身長・166Cm
趣味・観光巡り、ツーリング
好きな食べ物・寿司
モデル・吉沢亮
髪型・赤髪メンズウルフ
性格・ジョーク、能天気
段位・柳生より上
愛車・XR250
国立半蔵学院の生徒であり、忍クラスの唯一の男子生徒。
幼い頃に両親を亡くし、両親と親交があったハリケンレッドこと椎名鷹介に引き取られた。
ハリケンジャーとゴウライジャーとシュリケンジャーとカクレンジャーに弟子入りして、幼い頃から修行を積み重ねて来た。
14歳の時に2代目ハリケンレッドとして認定された。
ハリケンジャーやジャカンジャの歴史を知る数少ない人物。
忍クラスの生徒達と霧夜もハリケンジャーとジャカンジャの歴史を知ってる。
彼の変身するハリケンレッドは、ボディのラインが黄から白になってる。
焔達からは危険視されている。
かなりのジョーク好きである。
動きやすいようにスニーカーを履いてる。
斑鳩と葛城には先輩付けで呼んでる。
イメージCV・梅原裕一郎