閃乱ハリケンカグラ   作:naogran

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天守閣の隠し通路を発見した彼らだったが、そこに詠が現れた。

飛鳥「待ち伏せ!?」

鷹介「くそ、こんな時に!」

詠「ここまで来れた事を褒めて差し上げますわ。」

斑鳩「私達は仲間達と、超秘伝忍法書を取り戻しに参りました。」

七海「邪魔をするなら、容赦しないわよ!」

全員が構える。

詠「他人の家に土足で踏み込んでその大棒な物言い、流石お金持ちの娘ですわ。次は札びらで頬でも叩きます?」

すると蛇女の忍達が一斉に襲い掛かった。

葛城「行くぜ!!」

サスケ「一気に突破だ!!」

全員が一斉に走り出す。


巻之十一「決戦天守閣」

その頃牢屋では。

 

春花「あなたのお友達、無事に潜り込んだようね。」

 

雲雀「っ!皆が!?」

 

春花「これも先生の思惑通り?」

 

凛「・・・・」

 

春花「まあ良いわ。そっちの方がちょっと面白そうだもの。」

 

雲雀「ダメだよ!」

 

春花「ん?」

 

雲雀「戦って負けたら春花さん達死んじゃうんでしょ!?」

 

春花「大丈夫。私達が負けるなんてありえないんだもの。」

 

凛「そうかしら?」

 

春花「あら先生、お話出来るんじゃない。」

 

凛「半蔵学院を、霧夜やサスケ達を甘く見ない方が良いわ。」

 

雲雀「え?」

 

 

 

 

 

 

一方その頃彼らは。

 

鷹介「超忍法・影の舞!」

 

障子が閉ざされ、影となったハリケンジャーとカクレンジャーと飛鳥達が一斉に攻撃した。

 

 

 

 

 

 

凛「生徒が負ける度に敗因を精査し、弱点を補う。持てる長所を伸ばしてるはず。それも確実に。」

 

春花「じゃあ私達は、半蔵学院を育てる為に戦って来たって事?」

 

凛「あなた達は私の最高の忍生徒よ。相手も、それを見合う相手になってもらわなくてはな。」

 

春花「あなたの目的は、何なの?」

 

凛「・・・・・」

 

春花「目的はどうであれ、先生は私を地獄から救った恩人だものね。」

 

雲雀「え?」

 

春花「フフフフ。」

 

雲雀「春花さん?」

 

春花「安心して?次会う時こそ、本気で雲雀を私のお人形にしてあげる。」

 

 

 

 

 

 

一方その頃鷹斗とシュリケンジャーは、廊下を颯爽と走ってる。

 

鷹斗「邪魔だ!」

 

シュリケンジャー「どりゃああ!」

 

忍者刀とハリケンズバットで蛇女の忍達を蹴散らす。

 

鷹斗「全く、歓迎してくれるメイド達が多いぜ!!」

 

シュリケンジャー「全くだ!このまま一気にGOだ!だがその前にちょっと別行動させてもらうぞ。」

 

鷹斗「何かあるのか?」

 

シュリケンジャー「あの子が気になっててな。」

 

鷹斗「そうか。頼んだぜ。」

 

 

 

 

 

 

その頃彼らは。

 

詠「はあああああ!!」

 

大剣を持った詠が、斑鳩と対峙する。

 

斑鳩「ここは私が押さえます!皆さんは先に向かって下さい!」

 

飛鳥「そんな!」

 

葛城「お前1人で置いて行けるか!」

 

詠「もしかして、私を舐めていらっしゃいます?」

 

斑鳩「いいえ、だからこそです!忍結界!」

 

詠「っ!?」

 

飛鳥「斑鳩さん!」

 

葛城「斑鳩!」

 

七海「斑鳩!」

 

鶴姫「待ちなさい!」

 

忍結界が斑鳩と詠とハリケンブルーとニンジャホワイトを閉じ込めた。

 

柳生「先を急ごう!」

 

葛城「おい柳生!」

 

柳生「斑鳩は負けない。」

 

葛城「・・・そうだな。あたいが彼奴を信じられねえでどうすんだ。」

 

吼太「七海も付いて行ってくれた。」

 

サスケ「鶴姫も行ってくれた。あの2人が斑鳩の援護をしてくれる。」

 

葛城「そうだな。よし行くぜ飛鳥!」

 

飛鳥「はい!」

 

鷹介「皆も行くぜ!」

 

吼太・一甲・一鍬「ああ!」

 

サスケ「先へ急ごう!」

 

サイゾウ・ジライヤ・セイカイ「おう!」

 

11人は先へ急ぐ。

 

 

 

 

 

 

天守閣2階。ニンジャレッドが先頭を走って、皆に合図を送りながら先へ走る。

 

葛城「こりゃあ迷路だな。やたらデカイ分、うちの校舎よりタチが悪いぜ!」

 

サイゾウ「簡単に入れさせる気が無いと見えるな。」

 

葛城「ああ。兎に角今は先へ進むしか無え!」

 

 

 

 

 

 

その頃牢屋では。

 

雲雀「あ、あの、半蔵学院出身って本当なんですか・・・?どうして悪忍に・・・?」

 

しかし凛は答える気も無い。

 

雲雀「忍島へ行った事ありますよね?『目指せスーパー忍者、頑張れ私』天井の柱に書いたの、あなたですよね・・・?」

 

凛「どうして?」

 

雲雀「分かりません・・・でもあなたを見た時、急に見えたんです。あの落書きが・・・」

 

凛「フッ・・・朧げながら透視術を覚醒させるまで育てていたとはね・・・流石我が師。」

 

雲雀「そ、そんな凄い術、雲雀教えてもらった事なんて!?」

 

凛「忍術は心の技。心の成長が技を生み、技の強さが心の強さとなる。」

 

雲雀「え?」

 

すると凛が立ち上がり、紫色のオーラを醸し出した。そして檻を破壊した!

 

蛇女生徒「鈴音殿!何を!」

 

駆け付けた蛇女生徒を一瞬にして蹴散らした。

 

雲雀「鈴音先生・・・?」

 

鈴音「欲する物があれば、命懸けで取りに来なさい。それが忍。」

 

そう言い残して何処かへ瞬間移動した。

 

雲雀「欲しい物・・・?ん?」

 

牢屋の鍵があった。

 

 

 

 

 

 

その頃斑鳩が作った忍結界では。

 

斑鳩「七海先生、鶴姫先生、ここは私がやります。」

 

七海「分かったわ。」

 

鶴姫「油断は禁物よ。」

 

詠「結界を呼び込んでの一騎打ち・・・余程自身が終わりなのかしら?たあああああああ!!!」

 

大剣を大きく振り下ろした。斑鳩が飛燕で防いだ。しかし左腕に少々痛みが走った。

 

七海「斑鳩!」

 

斑鳩「来ないで下さい!」

 

詠「あなたはいちいち不愉快ですわね!ずっとずっとそうでしたわ!」

 

斑鳩「ずっと?」

 

鶴姫「どう言う事なの?」

 

 

 

 

 

 

詠「あの高い丘のお屋敷。」

 

斑鳩「っ!?」

 

 

 

 

 

 

詠の過去は、高い丘のお屋敷に見下されて、残酷な貧しい生活を送ってた。この時詠は、偶然テレビを観た。そこに映ってたのは、過去の斑鳩だった。彼女は斑鳩があの屋敷のお嬢様だって事を確信したのだった。

 

 

 

 

 

 

詠「両親は誰の助けも得る事無く、私を育てる為に命を削り、死んでいきましたわ!!!」

 

大剣を大きく振り下ろした。斑鳩が飛燕で防ぐ。

 

詠「善忍?笑わせないで下さい!善忍の善は偽善の善!あなたとあなたの家族は、その代表ですわ!」

 

強く押し通した。飛燕の刃が折れてしまった。斑鳩の額から血が流れた。

 

鶴姫「あの子にそんな過去が・・・」

 

詠「秘伝忍法・ニルムヘイム!!」

 

爆弾を大量に打ち込んだ。

 

七海「斑鳩!!」

 

しかし斑鳩は、表情を変えずに立ち上がった。

 

詠「なっ!?直撃のはずですわ!?」

 

そのまま詠へ向かってゆっくりと歩く。

 

斑鳩「命を代償にしてまであなたを慈しんだ家族の愛。」

 

詠「っ?」

 

斑鳩「その欠片程でもあれば、私もこれ程苦しまずに済んだもの。」

 

詠「ちょっと、何を仰っていますの!?」

 

斑鳩「ですが、私も負ける訳にはいきません!」

 

命駆を発動した。

 

 

 

 

 

 

その頃彼らは、廊下を走っていた。しかしその時。

 

葛城「うわあああああ!!」

 

一甲「何だ!?」

 

吼太「これは!!」

 

ジライヤ「落とし穴!?」

 

セイカイ「くそ!」

 

ハリケンイエローとニンジャイエローとカブトライジャーとニンジャブラックと葛城と柳生が落とし穴に落ちた。

 

柳生「罠か!」

 

鷹介「吼太!」

 

一鍬「兄者!」

 

サスケ「セイカイ!ジライヤ!」

 

飛鳥「かつ姉!柳生ちゃん!」

 

柳生「来るな飛鳥!」

 

飛鳥「え!?」

 

葛城「飛鳥、悪いけどお前達が頼むわ。」

 

飛鳥「で、でも!」

 

セイカイ「この大所帯で行ったら、面倒な事になりそうだからな。」

 

一甲「ここは俺達が押さえる!行け!」

 

一鍬「兄者・・・」

 

サスケ「セイカイ・・・」

 

飛鳥「皆・・・」

 

鷹介「飛鳥、彼奴らなら大丈夫だ。先へ行くぞ。」

 

飛鳥「・・・はい!」

 

ハリケンレッド、ニンジャレッド、ニンジャブルー、クワガライジャー、飛鳥が先へ急ぐ。

 

 

 

 

蛇女生徒達が一斉に襲い掛かる。

 

柳生「ふっ!!」

 

傘を展開させて衝撃波を放った。

 

蛇女生徒達「きゃあああああ!!」

 

葛城「うおおおおおおおおおお!!!」

 

トルネードスピンドルで竜巻を巻き起こした。

 

吼太「超忍法・舞獅子!」

 

7人に分身して蛇女生徒達を蹴散らす。

 

一甲「迅雷流剣技・雷撃斬!」

 

イカヅチ丸に雷神エネルギーが集中され、そして周囲の蛇女生徒達に連続で斬る。

 

セイカイ「隠流・旋風風!」

 

強力な風を巻き起こして蛇女生徒達を吹き飛ばした。

 

ジライヤ「隠流・雷光落とし!」

 

落雷で蛇女生徒達に攻撃した。

 

 

 

 

そこに未来と日影が姿を現した。

 

未来「やだ、5人上に残したじゃない。」

 

日影「仕掛けが間に合わんかった。あの忍達、思ったより足速い。」

 

未来「他人事みたいに・・・」

 

一甲「此奴らか。」

 

葛城「やっぱ潜んでやがったか!」

 

未来「まあ良いわ。私、あの子にリベンジしたかったし。」

 

柳生を指差した。

 

日影「取り敢えず、此奴らだけ始末しとこうか。」

 

葛城「言ってくれるじゃねえか!」

 

未来「最初に見た時から、あんたが気に入らなかったのよ!」

 

柳生「雲雀は何処に居る?」

 

未来「私を無視するな!!」

 

吼太「答える気は無いようだな。」

 

セイカイ「だな。」

 

柳生「葛城。」

 

葛城「ああ!」

 

ジライヤ「行くぞ!」

 

6人が一斉に飛んだ。柳生が未来の傘の上に着地し、ハリケンイエローとニンジャイエローが未来の傘を掴んだ。

 

未来「なっ!?」

 

葛城「でやああああああ!!!」

 

そして葛城は日影の首を持ち、カブトライジャーとニンジャブラックが日影の両腕を掴んだ。

 

葛城「忍結界!」

 

柳生「忍結界!」

 

2人が忍結界を発動させた。

 

 

 

 

 

 

葛城が作った忍結界。プロレスラーのリングの上。

 

一甲「ここなら思う存分に戦える。」

 

葛城「斑鳩の真似みてえで気に食わねえがな。」

 

日影「どうでも良え。あんたを、倒すだけやさかい。」

 

 

 

 

 

 

そして柳生が作った忍結界。枯れた大木の下。

 

吼太「これで俺達だけになったな。」

 

未来「ふん、漸く私を無視出来なくなったって訳だね?」

 

柳生「俺は守りたいものを守る。それだけだ。」

 

 

 

 

 

 

葛城の忍結界。

 

日影「何でそないにわしと戦いたいん?」

 

葛城「お前を倒さねえと、あたいがあたいに納得出来ねえんだよ!あたいは誰にも負けられねえんだ!一甲先生、ジライヤ先生、ここはあたいと彼奴だけの戦いだ。手出しは無用だ。」

 

一甲「分かった。必ず勝て。」

 

ジライヤ「油断はするなよ。」

 

カブトライジャーとニンジャブラックがリングから飛び降りた。

 

日影「1つ、忠告したるわ。」

 

葛城「忠告?」

 

日影「戦いながら喋ると、下噛むで?」

 

葛城「余計なお世話だ!!」

 

一気に攻め込み、日影を掴んだ。日影は悍ましい顔をしていた。

 

日影(この目や。)

 

 

 

 

 

 

彼女の過去は、幼い頃から殺人マシンと扱われ、戦う事と殺す事しか頭に無かった。感情は全て捨ててしまったのだった。

 

 

 

 

 

 

日影(何や?この目を見ると、どっかに忘れた物を触ってるみたい・・・)

 

葛城「おるぁ!!!」

 

考えてる内に、葛城が強烈キックで日影の腹に大ダメージを与えた。

 

葛城「何ボヤッとしてんだ!」

 

日影「何や?この気に入らん感じ・・・気に入らん?わしにそんな感情があったんや・・・」

 

一甲「感情?」

 

葛城「何ぶつぶつ言ってんだ!掛かって来い!」

 

日影「言われんでも、やったるわ!」

 

ジライヤ「この気配・・・」

 

日影「秘伝忍法・ぶっ刺し!」

 

葛城「来やがれ!!」

 

2人が同時に攻める。しかし両者相打ちとなって、忍装束が破れてしまった。2人の背中は端にぶつかった。

 

一甲・ジライヤ「葛城!!」

 

葛城「だ、大丈夫だ・・・」

 

日影「はぁ・・・はぁ・・・わしは負けへん・・・!」

 

葛城「へへ、あたいだって・・・負けられねえんだよ・・・!」

 

 

 

 

 

 

その頃蛇女子学園の外では、霧夜と大道寺が崖の上から天守閣を見下ろしていた。

 

 

 

 

 

 

その頃柳生の忍結界内では。

 

未来「でやああああああああ!!!」

 

傘に仕込んだマシンガンを連射する未来。枯れた大木がマシンガンの弾丸を受け続けて倒れた。

 

セイカイ「何だあの子!?」

 

未来「守りたいものが、私に無いとでも思ってんの!?」

 

柳生「っ?」

 

吼太「どう言う事だ?」

 

未来「私だって・・・」

 

 

 

 

 

 

彼女の過去は、周りから酷いイジメを受けていた。机の上には悪口が彫られていた。彼女は後に蛇女子学園に入学して、そこで焔達で出会った。焔は未来に手裏剣の投げ方を教えた。未来は、自分を優しくしてくれる焔達を心から感謝した。

 

 

 

 

 

 

未来「私にだって・・・あるんだから!!!!」

 

急接近して柳生に回し蹴りを繰り出すが、柳生がそれを避けた。

 

吼太「あの子にそんな過去が・・・」

 

セイカイ「悲しくなるな・・・」

 

柳生「分かった。」

 

すると柳生から赤いオーラが溢れ出た。

 

未来「な、何?何が分かったって言うのよ!」

 

柳生「うおおおおおおお!!!」

 

高くジャンプした。

 

未来「っ!?」

 

柳生「はぁっ!!」

 

傘で未来を突き刺した。

 

未来「きゃああああああああ!!!」

 

攻撃を受けた未来の忍装束が破れてしまった。

 

柳生「お前が何を守りたいのかは分からん。知るつもりも無い。だがその度に、お前が戦っているのなら。」

 

未来「私を無視しないって事・・・?」

 

柳生「でなければ俺自身を否定する事になる。」

 

吼太「そう言う事だ。」

 

セイカイ「俺も同感だ柳生。」

 

未来「そうこなくっちゃ!って喜んでどうするのよ!」

 

無視されてない事に喜んだ。

 

未来「秘伝忍法・バルキューレ!」

 

巨大大砲を出現させて発砲した。

 

柳生「くっ・・・!!」

 

傘で防ぐが、大砲が傘と柳生の忍装束を破いた。

 

柳生「ぐあああああ!!」

 

セイカイ「柳生!ならば、木霊之術!」

 

すると周りの森の木がセイカイの声を反射して、未来に超音波を放った。

 

未来「くっ!!あああああ・・・!!!」

 

セイカイ「柳生!」

 

傘から剣を抜いて走る。

 

柳生「はああああああ!!」

 

未来「くっ!はああああああああ!!!!」

 

傘に剣を取り付けて走り出す。

 

柳生「はああああああああ!!!」

 

未来「はああああああああ!!!」

 

2つの剣が鍔競り合う。

 

柳生「やるな・・・!」

 

未来「あなたこそ・・・!」

 

 

 

 

 

 

一方その頃ハリケンレッドとクワガライジャーとニンジャレッドとニンジャブルーと飛鳥は先へ走っていた。

 

飛鳥「この上が最上階だ!」

 

鷹介「っ!」

 

 

 

 

 

 

目の前に焔が待ち伏せていた。

 

 

 

 

 

 

焔「お前らか。」

 

飛鳥「焔ちゃん!」

 

鷹介「最後の1人か。」

 

焔「お前は、あの男か?」

 

鷹介「違うな。」

 

ハリケンレッドが変身を解いた。

 

鷹介「俺は椎名鷹介。ハリケンレッド鷹斗の師匠だ。」

 

焔「そうか。」

 

飛鳥「雲雀ちゃんは無事なの!?」

 

焔「牢屋に入ってるよ。盗み聞きがバレてな。」

 

飛鳥「え!?やっぱり雲雀ちゃん、1人で忍法書を取り返そうって・・・」

 

焔「あの男は外で戦っている。」

 

飛鳥「それって、鷹斗君の事!?」

 

???「俺をお探し?」

 

焔「っ?」

 

飛鳥「っ!?」

 

 

 

 

 

 

後ろに、鷹斗が歩いて来た。

 

 

 

 

 

 

飛鳥「鷹斗君!」

 

鷹斗「俺を忘れちゃあ困るな。」

 

鷹介「鷹斗、久し振りだな。」

 

鷹斗「おっ!鷹介師匠!何時戻って来たんだ?」

 

鷹介「さっき戻って来た。半蔵から、お前と雲雀が攫われたと聞いてな。」

 

鷹斗「心配掛けたな。お!サイゾウ先生!」

 

サイゾウ「久し振りだな。鷹斗。」

 

鷹斗「シュリケンジャーもここに来てる。」

 

鷹介「何処に居るんだ?」

 

鷹斗「今別行動中だ。そして、この先が最上階だ。」

 

焔「そんなに先を進みたいなら、私を倒す事だね。半蔵の孫!」

 

飛鳥「っ!」

 

鷹斗「だったら先にてめえを片付けましょうかね。」

 

飛鳥「鷹斗君、ここは私がやる。手を出さないで。」

 

鷹斗「・・・OK任せた。」

 

飛鳥「鷹介先生、サイゾウ先生も下がって下さい。ここは私がやります。」

 

鷹介「分かった。」

 

サイゾウ「頑張れよ飛鳥。」

 

飛鳥「忍結界!」

 

脇差を握って忍結界を発動させた。

 

 

 

 

 

 

街中の忍結界。

 

飛鳥「飛鳥、舞い忍びます!」

 

焔「面白い。」

 

鷹斗「頑張れよ飛鳥。」

 

サスケ「絶対に勝ってくれ。」

 

 

 

 

 

 

一方その頃雲雀は、鍵を取ろうと手を伸ばすが届かない。頑張って伸ばすが。

 

春花「残念。音がしたので戻ったら、案の定ね。」

 

戻って来た春花が鍵を没収した。

 

雲雀「春花さんお願い!ここから出して!」

 

春花「出てどうするの?」

 

雲雀「皆に伝えないと!蛇女の人達が戦いに負けたら術で殺されちゃうって!」

 

春花「それで?」

 

雲雀「え?」

 

春花「私達に勝たなければ、あなた達の目的も果たせないのよ?」

 

雲雀「でも、こんなの忍の使命と関係無いよ!」

 

春花「フフ、確かに関係無いわ。」

 

雲雀「え?」

 

春花「私達の居場所はここだけだもの・・・前に言ったでしょ?皆色んな事情でここに来たって。」

 

雲雀「さっき言ってた地獄って、じゃあ春花さんも!?」

 

春花「私の父は大病院の院長でね。」

 

雲雀「お父さん?」

 

春花「そう。世間的な評判は兎も角、多額の脱税によって残したお金で、幾つもの医療ミスを揉み消すような最低の人間。」

 

 

 

 

 

 

彼女の過去。彼女の父親は大病院の院長だったが、たまにしか帰って来なかった。彼女の母親は不満をぶつける代わりに、娘である春花を溺愛し続けた。しかし春花は、自分は母親の着せ替え人形だと確信したのだった。中学生になっても、母親は溺愛を止めなかった。春花は耐え続けたが、不満を爆発させ、ガソリンを撒き散らしてライターに火を点けた。そしてライターを投げたが、ライターが消えた。そこに現れたのが鈴音だった。鈴音の手には、春花が持ってたライターがあった。鈴音は春花を救ったのだった。

 

 

 

 

 

 

春花「鈴音先生、私をスカウトするつもりで見張ってたらしいわ。見る目あるわよね〜。私達は死ぬのなんか怖くないの。」

 

すると鍵で牢屋を開けた。

 

春花「だって、既に1度死んでるようなものなの。」

 

雲雀「どうして・・・?」

 

春花「あなた達が本当に勝てるかどうか、まずは私で試してみたらどう?」

 

雲雀が怖気付く。

 

春花「どうしたの?さぁ掛かってらっしゃいな。」

 

???「おっとそこまでだ!」

 

春花「っ!?」

 

 

 

 

 

 

真上からシュリケンジャーが降りて来た。

 

 

 

 

 

 

雲雀「シュリケンジャー!」

 

シュリケンジャー「やはりここに居たかガール。ぐあっ!」

 

しかし春花がシュリケンジャーを横に飛ばした。

 

雲雀「シュリケンジャー!」

 

春花「あなたに用は無いわ。さぁ、掛かって来てちょうだい?」

 

雲雀「・・・・・・忍転身!!」

 

忍転身した。

 

雲雀「(柳生ちゃん、雲雀1人でも頑張る!心配掛けないから!)忍結界!!」

 

忍結界を発動した。

 

 

 

 

 

 

ぬいぐるみやお菓子の忍結界。

 

春花「あらあら。」

 

シュリケンジャー「忍結界か!」

 

雲雀「春花さん達に掛けられた術って、戦いに負けたらすぐに発動しちゃうの?」

 

春花「ちょっとニュアンスが違うわね。」

 

シュリケンジャー「ニュアンス?」

 

春花「術を掛けた者がそう認めた時に発動するの。ほら、勝ち負けって意外に微妙な時ってあるじゃない?」

 

雲雀「じゃあその人に術を掛けさせなければ良いんだ!」

 

シュリケンジャー「そうと分かればレッツゴー!」

 

春花「どうやって?さっきも言ったけど!!」

 

一瞬で姿を消して、超高速で雲雀を殴り続ける。

 

春花「あなた、私達に勝てる事前提で!!」

 

雲雀「きゃあああああああ!!!」

 

シュリケンジャー「雲雀!!!」

 

飛ばされた雲雀を受け止めた。

 

シュリケンジャー「大丈夫か!?」

 

春花「物は考え過ぎじゃない?」

 

雲雀「ううん・・・大事なのは勝つ事じゃない・・・負けない事・・・相手にも・・・そして・・・自分にも!!」

 

春花「っ!?」

 

雲雀「秘伝忍法・・・来て!」

 

春花「っ!!」

 

後ろからうさぎが走って来た。うさぎが春花を蹴ろうとしたが、避けられた。

 

春花「同じ手はくわないわ!!」

 

巨大な爆弾を投げた。しかしうさぎが蹴り返した。

 

春花「なっ!?」

 

直撃して大爆発した。

 

雲雀「っ!」

 

爆弾を受けた春花がボロボロになってた。

 

春花「ゆ、油断した・・・」

 

そのまま地面に落ちた。

 

シュリケンジャー「雲雀、急ぐぞ!」

 

雲雀「うん!皆、聞いて!」

 

他の忍結界に居る者達へ言葉を送った。

 

 

 

 

 

 

 

柳生「雲雀!?」

 

吼太「念話か!?」

 

雲雀『戦っちゃダメ!!』

 

斑鳩「戦うなですって!?」

 

七海「どう言う事!?」

 

雲雀『蛇女の皆は戦いに負けると命を失っちゃうの!』

 

葛城「命を!?」

 

セイカイ「失うだと!?」

 

雲雀『そう言う術を掛けられてるの!だから戦っちゃダメ!!!』

 

 

 

 

 

 

 

飛鳥「そんな!」

 

鷹斗「何て事だ!」

 

焔「何て強い念話だ。本当にあの雲雀なのか?」

 

サイゾウ「おい!お前が負けたら死ぬのか!?」

 

焔「正しくは頸木の術って言うんだがな。」

 

鷹介「頸木の術!?あんな恐ろしい術が・・・」

 

飛鳥「焔ちゃん達は、それを承知の上で戦ってるの!?」

 

焔「当然だろ?失敗すれば死。これぞ忍として本来あるべき姿だ。」

 

一鍬「そんな訳あるか!お前は人間だ!そんな事で死ぬのは許さんぞ!」

 

焔「お前達が許さなくても、私達は何も思わない。」

 

飛鳥「そんな・・・・そんな事!!!」

 

すると脇差が緑色に光った。

 

飛鳥「間違ってるよ!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

斑鳩「何て言う非人道な!」

 

鶴姫「そんなんで死ぬなんて!」

 

詠「大丈夫ですわ。私達が負ける事なんてありえませんし。」

 

 

 

 

葛城「マジか!」

 

一甲「死ぬのは平気なのか!?」

 

日影「気にするな。」

 

葛城「そんなやり方ってありかよ・・・冗談じゃねえ!!!」

 

 

 

 

未来「全く、あの子ったら余計な事を。」

 

柳生「雲雀、雲雀は無事だった!」

 

未来「ちょ!私へのリアクションは!?無視しないって言ったばかりじゃない!」

 

柳生「っ。」

 

未来「な、何?」

 

柳生「お前達とは、戦う訳にはいかなくなった。」

 

セイカイ「お前達が死ぬのは、ごめんだ!」

 

 

 

 

 

 

その頃雲雀とシュリケンジャーは、うさぎに乗って先を急いでる。

 

シュリケンジャー「最上階へ向かってくれ!そこに居る奴を倒すんだ!」

 

雲雀「忍法書もそこに!」

 

しかし春花が高速で走って、前に立った。

 

春花「全くのお喋りさんね。秘伝忍法・デスキッス!」

 

シュリケンジャー「させるか!冷凍剣!!」

 

シュリケンズバットから冷気を放ち、デスキッスを貫いた。

 

春花「何!?っ!!」

 

冷凍剣を受けた春花の両腕と両足が凍結された。

 

シュリケンジャー「このまま一気にGOだ!」

 

 

 

 

 

 

斑鳩「秘伝忍法・飛燕鳳閃一式!!」

 

飛燕鳳閃一式を放った。

 

詠「っ!?きゃあああああああ!!!!」

 

遂に詠に勝てた。

 

 

 

 

葛城「秘伝忍法・トルネードスピンドル!!」

 

日影「ぐあっ!!!!」

 

トルネードスピンドルで日影に勝った。

 

 

 

 

柳生「薙ぎ払う足!!」

 

未来「きゃあああああああ!!!」

 

薙ぎ払う足で未来に勝った。

 

 

 

 

忍結界が解けた。

 

セイカイ「やったな皆!」

 

葛城「それより、何とかしてここを抜けねえと。」

 

一甲「おい!どうやれば天辺に登れるんだ!?」

 

日影「それで、あんたらに何の得が・・・?」

 

葛城「あたい達は忍、命のやり取りは覚悟の上さ!けど、生き死を他人に左右されるなんて可笑しいだろ!!」

 

日影「っ!」

 

未来「無理よ・・・ここは完全に閉鎖・・・っ?」

 

すると壁が階段になった。

 

ジライヤ「階段か!」

 

日影「一体誰が・・・?」

 

葛城「よっしゃ行くぜ!」

 

柳生「俺は地下へ行く。」

 

葛城「地下?」

 

吼太「雲雀か?」

 

柳生「ああ。雲雀の声が地下から聞こえた。俺には分かる。」

 

葛城「そうか。雲雀は任せたぜ。」

 

セイカイ「俺達も一緒に行く。」

 

柳生「ああ。」

 

 

 

 

 

 

詠「い、何時の間にこんな力を・・・?」

 

七海「やったわね斑鳩!」

 

斑鳩「忍術とは心の技。私達が戦うべきは、あなた方に外法を掛けてまで戦わせようとするもっと邪悪な何か。」

 

詠「邪悪・・・?」

 

鶴姫「それを感じた時、持てるが善忍としての矜持に応じたのよ。」

 

詠「要するに善忍はお人好しって事ですのね・・・」

 

斑鳩「あなたが観たと言うあのテレビ番組、あれは、父が養子を迎えた事を世間に知らせると言う目的でした。」

 

詠「っ!?養子って、まさかあなた・・・」

 

斑鳩「身寄りを亡くした不幸な子を引き取った篤志家としてのアピール・・・その実は、適正に欠ける一人息子の代わりとして、忍の家系を引き継がせる為・・・」

 

詠「え?」

 

斑鳩「私にあるのは、忍として生きる使命のみ!そこには家族の愛情など既にありません!」

 

詠「っ・・・・」

 

鶴姫「行きましょう。」

 

七海「急ぎましょう。」

 

斑鳩「はい。」

 

3人は先を走った。

 

詠「どうして・・・どうしてそんな話をするのよ・・・あなたを・・・・」

 

 

 

 

 

 

「憎めなくなっちゃうじゃなああああああい!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

果たして、彼女達の危機を救う事が出来るのか。

 

「END」




         キャスト

        鷹斗:梅原裕一郎

        飛鳥:原田ひとみ
        斑鳩:今井麻美
        葛城:小林ゆう
        柳生:水橋かおり
        雲雀:井口裕香

         凛:三森すずこ
       サスケ:小川輝晃

      椎名鷹介:塩谷瞬
      野乃七海:長澤奈央
      尾藤吼太:山本康平
       霞一甲:白川裕二郎
       霞一鍬:姜暢雄

  シュリケンジャー:松野太紀

        鶴姫:広瀬仁美
      サイゾウ:土田大
      セイカイ:河合秀
      ジライヤ・ケイン・コスギ

         焔:喜多村英梨
         詠:茅野愛衣
        日影:白石涼子
        未来:後藤沙緒理
        春花:豊口めぐみ

飛鳥「辛い事、悲しい事を乗り越えて、守り抜きます!皆と共に!飛鳥、舞い忍びます!」

鷹斗「人も知らず、世も知らず、影となりて悪を打つ!」

最終回「超秘伝忍法」

鷹斗「最後も忍ぶぜ!」
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