巻之十三「変わり行く世界」
季節は冬。メリークリスマス。街中では人々が賑わいを見せている。その中に、4人の男女が居た。
飛鳥「後は、かつ姉が欲しがってた猫耳だけど・・・」
半蔵学院忍クラスの生徒で、伝説の忍・半蔵の孫娘の飛鳥。
流海「猫耳なんて、何処に売ってるのかしら?」
ハリケンブルー・流海。
大良「猫耳ね〜。」
ハリケンイエロー・大良。
鷹斗「葛城先輩、そう言う所は抜け目無いよな〜。」
ハリケンレッド・鷹斗。
???「飛鳥さん!」
飛鳥「雪泉ちゃん!」
彼女を呼ぶ声の主は、死塾月閃女学館の雪泉。
雪泉「沢山抱えて、クリスマスのお買い物ですね?」
飛鳥「そう言う雪泉ちゃんこそ、紙袋がいっぱい。」
雪泉「フフッ、同じですね。」
飛鳥「同じだね。」
鷹斗「よう雪泉。」
雪泉「あら、鷹斗さんに流海さんに大良さん。」
流海「そうだわ雪泉、プレゼント用の猫耳を探してるんだけど。」
飛鳥「売ってるお店とか知らない?」
雪泉「猫耳?」
鷹斗「葛城先輩が欲しがってるんだ。何であれを欲しがるのか分からねえんだ。」
飛鳥「そもそも自分が付ける訳では無いと思うし・・・絶対私か斑鳩さんや流海ちゃんに付けてセクハラするつもりなんだ・・・」
流海「ちょ、飛鳥、それだけは止めて・・・」
すると雪泉は、飛鳥の左手を握った。
飛鳥「ん?」
雪泉「丁度今から、私も行く所なんです。猫耳売ってるお店。」
飛鳥「本当!?」
雪泉「でも、閉まるのが早いお店なんです!急ぎましょ?」
大良「ちょっと待てー!俺達もー!」
鷹斗「おい大良!紙袋ぐらい持って行けよ!」
流海「自分だけ楽しないの!」
店へ向かう途中。
飛鳥「あ!」
空から雪が降り始めた。
鷹斗「雪が降ったな。」
雪泉「クリスマスイブにも、降ってくれると良いですね。」
飛鳥「うん、そうだね。」
雪泉『どんなに白い雪でも、地面に落ちれば土に混じって、消えていく。世界は、綺麗なものばかりでは無い。』
飛鳥『光があれば、闇がある。これは影の世界に生きる忍の少女達の物語。』
店に来店した。
鷹斗「えっと、猫耳は何処だ・・・?」
大良「やっぱ流海はこれが似合いそうだな。」
鷹斗「ん?」
後ろを見ると、大良が流海の服を選んでいる。
大良「これとか・・・これも良いかもな。」
流海「わ、私そんな服なんて・・・」
大良「何だよ?絶対可愛いぞ?」
鷹斗「お前何やってんだ?」
大良「いや、流海に服を選んであげてるんだ。」
鷹斗「そう言うのは後回しにしろ。」
一方の雪泉は、猫耳を見付けた。自分に付けて鏡を見る。
雪泉「にゃ。・・・可愛いは正義です。飛鳥さん、これなんてどうでしょう?とても可愛いと思いますけど。」
飛鳥「ん?」
兎耳を付けてる飛鳥。
雪泉「飛鳥さん、それは猫じゃなくてウサギです。」
飛鳥「分かってるよ!でも自分用に欲しいかなって。ねぇ雪泉ちゃん、今度から私これ付けて戦おうかな〜なんて。」
雪泉「え!?」
飛鳥「ほら、雪泉ちゃんもよく言ってるじゃない。可愛いは正義って。」
雪泉「じ、じゃあ!私もこれで戦う事にします!」
飛鳥「やだぁ〜!」
雪泉「くすっ、可笑しいですね。」
鷹斗「俺達から見ても可笑しいな。」
飛鳥「そうかな?」
流海「兎耳と猫耳を付けて戦うなんて、恥じらいの自覚は無いのかしら?」
大良「世の男子が堕とされそうだな。」
飛鳥「あはは。確かに可愛いけど、こんなの付けて戦ったら焔ちゃんに怒られちゃうよ。」
鷹斗「飛鳥!お前は忍の任務を何だと思ってる!そんな事で私のライバルと言えるのか!?こんな感じ?」
飛鳥「そうそう。そんな感じ。」
一方焔は。
焔「ベックション!」
噂話でくしゃみをしていた。彼女は今、仲間と一緒にバイトをしていた。
雪泉「初めは驚きました。飛鳥さんと鷹斗さんと流海さんと大良さんは、私と同じ善忍なのに、悪忍の焔さん達ととても仲が良くて。」
鷹斗「そうか?」
飛鳥「やっぱり、善忍と悪忍だから何度も戦う事になったけど、焔ちゃんとは、不思議と分かり合えたと言うか・・・」
流海「何処と無く気が合うみたいな感じかな?」
飛鳥「ほら、根が単純だから。焔ちゃん。」
一方焔は。
焔「ベックション!ベックション!くそ!飛鳥の奴、私の噂は知っているな!?ええい!こんなバイトなどしている暇は無い!もっともっと修行しなければ、次に飛鳥と戦う時、不覚を取り兼ねん!お前達も修行がしたいと思うだろ!」
未来「私達はバイト辞めても良いんだけど。」
春花「クリスマスに七面鳥食べたいって言ったのは、焔ちゃんよ?」
日影「わしら、抜け忍やからな。バイトせな肉食べられへんよ。」
詠「もやしケーキで良いのでしたら、私がクリスマスに用意しますが。」
焔「くっ!修行が七面鳥か・・・まさに究極の2択だな!いや違う!どちらも似たす手があるぞ!これだ!」
両足を高速でバタバタとする。
焔「どうだ!これなら足を鍛えながら七面鳥も手に入る!一石二鳥!いや、一石七面鳥だ!」
詠「それ、私達もやるのですか・・・?」
焔「当たり前だ。私達焔紅蓮隊は、家族も同然なんだからな。」
春花「そんな家族、見た事も聞いた事も無いわ。」
未来「仕方無いわねぇ。やろう。」
日影「そうやなぁ。」
焔「さぁ、楽しいクリスマスまで後少し。プレゼント買うならこの店で!」
足を鍛えながらバイトを続ける事になった。
一方鷹斗達は、他の店に来ていた。
鷹斗「今頃焔達は、バイト頑張ってるかもな。」
大良「鍛えながらバイトしてるかもな。」
飛鳥「ねぇ雪泉ちゃん、どう?」
雪泉「ちょっと待って下さい。今終わります。」
試着室から、サンタコスチュームの雪泉が出て来た。
雪泉「ど、どうでしょうか?」
飛鳥「うん!凄く可愛い!」
流海「ええ。似合ってるわ雪泉。」
飛鳥「その格好なら、クリスマスパーティも盛り上がると思う!」
雪泉「そうでしょうか?」
飛鳥「折角だから、他のも試してみない?」
雪泉「え?」
飛鳥「一緒に色々着てみようよ!」
一緒に試着室へ。
鷹斗「飛鳥、あんまり暴走すんなよ。」
大良「少しは冷静にな。」
流海「何だか今日の飛鳥、テンション上がってるね。」
試着室内。
雪泉がナース服を着た。
飛鳥はメイド服。
今度は雪泉が警官服を着た。
今度は飛鳥が水着を着た。
最後は、同じサンタコスチューム。
雪泉「こ、これは幾ら何でも・・・」
飛鳥「あはは、そ、そうだね・・・」
流海「2人揃って何やっているんだか。」
鷹斗「暴走すんなって言っただろ・・・」
カフェ。
飛鳥「あはは、凄く楽しかったね!」
雪泉「私は、凄く恥ずかしかったです・・・」
飛鳥「あはは。じゃあ、今度は流海ちゃんも。」
流海「私は結構よ。あんなの恥ずかしいし・・・」
女性客A「わぁ〜!可愛い〜!」
女性客B「凄〜い!私も入れて撮って?」
鷹斗「インスタ映えかな?」
大良「ここのカフェ、結構人気だもんな。」
女性店員「お待たせしました。」
パンケーキが来た。
大良「やっぱりパンケーキは美味いな〜。」
鷹斗「うん、甘い。」
飛鳥「私も撮っちゃおうかな?」
流海「だったら私も。雪泉は?」
雪泉「私はスマートフォン持ってなくて。」
飛鳥「そうなの?」
雪泉「皆からも、持つように言われてるのですが、無くて困った事もありませんし。」
飛鳥「雪泉ちゃん!」
雪泉「はい?」
流海「こっち向いて!」
スマホで雪泉を撮った。
鷹斗「雪泉、遠くの人と連絡取る時どうすんだ?」
雪泉「手紙ですね。」
大良「伝書鳩とか?」
飛鳥「急ぎの場合は?」
雪泉「電報とか。」
飛鳥「へぇ〜。雪泉ちゃんらしいと言えばそうだけど・・・」
雪泉「やっぱり、スマートフォンはあった方が良いのかしら?」
飛鳥「う〜ん、どうだろう・・・でも、雪泉ちゃんがスマホを持ってたら、私しょっちゅうメールしちゃうかも!」
鷹斗「お前、深夜にまでメールしそうだな。」
大良「雪泉不眠症になりそうだな。」
飛鳥「そ、そうかな〜?」
雪泉「くすっ。それは嬉しいです。」
そして街に、1つのニュースがあった。鬼界島に巨大な穴があると言う。
飛鳥「最近、よく考えるんだぁ。私達忍の本当の使命。」
雪泉「正義を貫く事。例え妖魔との戦いで、命を落とす事になったとしても。」
飛鳥「鷹斗君達も同じ使命だったよね?」
鷹斗「ああ、人も知らず。」
流海「世も知らず。」
大良「影となりて悪を討つってな。」
飛鳥「忍になった子達は、皆その覚悟は出来てると思う。私もそう。でもね、だから任務とか修行の間のちょっとした時間。そう、今みたいな時をちゃんと楽しみたいと思ってるんだ。」
雪泉「頑張る時は頑張る。楽しむ時は楽しむ。そう言う事ですね。」
飛鳥「うん。だって私達、本当なら今が1番楽しい女子高生なんだし。」
他の忍達も、楽しむ時に楽しんでいる。
横断歩道。
雪泉「頑張る事と楽しむ事。相反する者も居て、何処か似ている。この感じ、何か思い出しませんか?」
飛鳥「え?」
雪泉「刀と盾。」
鷹斗「半蔵様のお言葉か。」
飛鳥「あぁ!じっちゃんの言葉!」
雪泉「はい。」
飛鳥「刀だけじゃ、人を傷付けるだけ。でも盾だけじゃ、人を守り切れない。だから力は、刀と盾の継いでなければならない。」
駅の地下通路。
雪泉「頑張るだけでは、息が詰まる。楽しむだけでは、強くなれない。」
飛鳥「本当だ!似てるかも!」
雪泉「ん?飛鳥さん、猫耳が無いです!」
飛鳥「え!?」
紙袋の中を探る。
飛鳥「本当だ!無い!」
鷹斗「こっちも無いぞ!」
大良「こっちも!」
雪泉「買い物をしていた途中で、落としたのでしょうか?」
飛鳥「どうしよう・・・あれ最後の1つだったのに・・・」
流海「どうするの?」
雪泉「探しましょ?」
猫耳を探す事にした。
街中の裏路地。
飛鳥「ここなら、誰も見てないわよね?」
雪泉「ええ。」
飛鳥「じゃあ、近道で行こうか。」
鷹斗「ほんじゃ、俺達も行こうか。」
流海「ええ。」
大良「おう!」
5人は壁ジャンプしてビルの上へ。
ビルの上。
雪泉「飛鳥さん、鷹斗さん、流海さん、大良さん、手分けして探しましょう。」
飛鳥「うん。」
鷹斗「流海と大良は雪泉の方へ。俺は飛鳥の方へ行く。」
流海「分かったわ。」
大良「頼むぜ。」
二手に分かれて猫耳を探す事に。
鷹斗と飛鳥。気配を消して人混みの中を潜る。
女性A「きゃあ!何!?」
女性B「どうした?」
その中に、双子の少女が何かを感じた。
一方焔達は。
焔「買い物するならこの商店街で!楽しいクリスマスを!ん!?」
何かを発見して、キックで誰かを止めた。
飛鳥「え!?」
鷹斗「ほえ!?」
飛鳥「わわわわ!」
ビルの上。
飛鳥「焔ちゃん!?」
鷹斗「お前!?」
焔「飛鳥!この私の前を素通りとはどう言うつもりだ!!」
大ジャンプからのキック。
鷹斗「くそっ!」
両手でキックを防ぐ。
鷹斗「おい!お前バイト中だろ!?」
焔「問答無用!」
鷹斗「くそっ!」
両手でキックを弾いて、後ろにジャンプする。
飛鳥「焔ちゃんごめん!勝負ならまた今度ね!」
鷹斗「じゃあな!」
2人は姿を消して去った。
焔「どうしたんだ?彼奴ら。」
猫耳を探す途中。
鷹斗「ん?」
飛鳥「どうしたん?」
鷹斗「・・・飛鳥、お前は猫耳探しを続け。俺ちょっとやる事がある。」
そう言って姿を消した。
飛鳥「ちょ、鷹斗君!?」
その頃、斑鳩達は。
葛城「皆バラバラに出掛けたのに、結局一緒になっちまうんだな。あたいら。」
斑鳩「案外、飛鳥さんや鷹斗が近くに居るかも知れませんね。」
雲雀「柳生ちゃん、雲雀に何プレゼントしてくれるの?」
柳生「今教えるのか・・・?そんなの駄目だ。」
雲雀「えぇ〜?だって我慢出来ないんだもん。ねぇ教えて?雲雀、クリスマスまで待てないんだもん。」
柳生「そ、そんな目をするな・・・卑怯だぞ!教えてしまいたくなる・・・いや、それ所か、今すぐプレゼントしてあげたくなってしまうじゃないか・・・!」
相変わらず雲雀に弱い柳生だった。
葛城「斑鳩は、あたいに何くれんだ?」
斑鳩「ご安心を。凄いプレゼントを用意しています。」
葛城「おお!そいつは楽しみだな!」
斑鳩「きっと喜んで貰えると思いますよ?」
葛城「あたいの喜ぶ物?それはもしかして、斑鳩のおっぱい揉み放題チケットとか〜?」
斑鳩「そんな破廉恥な物をプレゼントする気はありません!」
葛城「なら、プレゼントじゃなくても良いや!今揉ませてくれ!」
後ろから斑鳩の胸を揉み始めた。
斑鳩「いや!止めて下さい!」
葛城「んふふふ、嫌やよ嫌よも隙の内ってねぇ〜。」
斑鳩「・・・ん?」
葛城「ん?感じたか?斑鳩。」
斑鳩「ええ。感じました。凄い殺気です。」
何かの気配を感じた。葛城は斑鳩から離れる。
柳生「雲雀、気を付けろ。」
雲雀「うん。」
すると突風が起こった。
斑鳩「・・・っ!?」
そこに、2人の銀髪の少女が現れた。
一方その頃雪泉達は。
雪泉「っ!」
ようやく、猫耳を発見した。
雪泉「良かったぁ、ありました。」
流海「見付かった?」
雪泉「はい。」
大良「ホッ。ん?」
流海「ん?大良、この気配・・・」
大良「ああ、凄え禍々しい気配だ・・・」
雪泉「どうかしました?」
流海「雪泉、先に行ってて。」
大良「ちょいと忘れもん。じゃあ。」
2人は姿を消して何処かへ去った。
雪泉「えっと・・・(成る程、こう言う時にスマートフォンがあると便利なのですね。)」
その頃街中では、1人の男性が何かを感じ、1台の黒い車に乗って何処かへ向かった。
同じ頃、斑鳩達は謎の姉妹睨み合っている。
斑鳩「あなた達は忍ですか?」
すると1人の少女が、忍結界を発動した。
葛城「忍結界!?」
柳生「此奴ら、やはり忍か!?」
葛城「なら悪忍か?」
斑鳩「いや、待って下さい。あの制服・・・あっ!月閃女学館中等部!?」
雲雀「え!?雪泉ちゃん達の後輩なの!?」
葛城「あたい達と同じ善忍!?だったらこれは何の真似だい!?」
閃光「お前達が善忍?笑わせるな。」
葛城「何だと?」
閃光「ならば訊く。お前達にとって力は、正義とは何だ?」
葛城「っ!?」
雲雀「そんな事、急に言われても・・・」
斑鳩「ここには居ませんが、私達の仲間の言葉を借りられるのなら、力とは刀と盾。刀と言う強い力を、誰かを守る盾とする。それが正しい力。正義だと考えます!」
月光「滑稽ですね。綺麗事もそこまで来ると。」
閃光「お前達のような正義は、忍の世界では不要だ。純粋の覚悟を濁らせる。」
斑鳩「だったら、どうするのですか?」
月光「ここで排除します。」
閃光「真なる正義の力で!」
斑鳩・葛城・柳生・雲雀「忍転身!!」
転身完了した。するとその時。
”ブオオオオオオオン!!”
月光・閃光「ん?」
鷹斗・流海・大良「うおおおおおおおおお!!!」
ハリケンチェイサーに乗った3人が、忍結界に突入した。
葛城「鷹斗!」
斑鳩「流海さん!」
柳生「大良!」
鷹斗「すまん、遅れちまって。」
大良「相手は誰だ?」
流海「どうやら、あの双子のようね。」
鷹斗「ん?月閃女学館の中等部の制服?雪泉の後輩か?」
閃光「お前達は誰だ?」
鷹斗「丁度良い。俺達もこの戦いに混ぜてくれよ。皆行くぞ!」
流海・大良「おう!」
鷹斗・流海・大良「忍風、シノビチェンジ!ハァッ!!」
ハリケンジャイロを回転させ、それぞれのシノビスーツを装着した。
月光「あなた達は?」
閃光「何者だ?」
鷹斗「風が哭き、空が怒る。空忍!ハリケンレッド!」
流海「水が舞い、波が踊る。水忍!ハリケンブルー!」
大良「大地が震え、花が歌う。陸忍!ハリケンイエロー!」
鷹斗「人も知らず!」
流海「世も知らず!」
大良「影となりて悪を討つ!」
ハリケンジャー「忍風戦隊!ハリケンジャー!あ、参〜上!」
同じ頃飛鳥は、裏路地に居た。するとスマホから着信音が。
飛鳥「ん?飛鳥です。あれ?雪泉ちゃん?どうしたの?何処から電話・・・ええ!?公衆電話!?うん。・・・うん。え!?本当!?あったんだ!猫耳!っ!?」
気配を感じた。
飛鳥「うん、良かった。うん、うん。じゃあさっきのカフェで。すぐ行くね。」
通話を切って、気配がした方を睨む。
飛鳥「・・・何だろう、この嫌な感じ・・・」
気配がした方へ歩く。角を曲がると・・・
飛鳥「っ!?」
黒い謎の物体が。
飛鳥「あれは、妖魔!!」
妖魔が飛鳥を襲い始める。
飛鳥「忍転身!!」
ジャンプからの忍転身。
飛鳥「飛鳥!正義の為に、舞い忍びます!」
すると妖魔達が、飛鳥に飛び込む。
飛鳥「い、いきなり!?」
???「鬼火の術!!」
何処からか炎が放たれ、飛鳥を襲う妖魔を燃やした。
飛鳥「っ!?あなたは!!」
後ろに居たのは・・・
闘破「戸隠流正統・ジライヤ!」
戸隠流正統・ジライヤだった。
飛鳥「闘破先生!」
闘破「大丈夫か?飛鳥。」
飛鳥「はい。」
彼は以前に飛鳥達に会った事がある。
闘破「妖魔が現れるとは・・・飛鳥、行くぞ!」
飛鳥「はい!」
同じ頃雪泉は、誰かとぶつかった。
雪泉「あ、ごめんなさい。」
ぶつかった相手から、何かが落ちた。
雪泉(刀と盾?)
刀と盾を象った小さな装飾品。
そして裏路地では。
飛鳥「ええい!!」
脇差で妖魔達を倒す。
闘破「磁光真空剣・真っ向両断!!」
磁光真空剣・真っ向両断で妖魔達を斬り倒した。
飛鳥「はぁ・・・はぁ・・・」
闘破「ふぅ。」
ジライヤスーツを解き、闘破に戻った。
闘破「飛鳥、大丈夫か?」
飛鳥「は、はい・・・ありがとうございました・・・闘破さん・・・」
???「無様だな。」
飛鳥「っ!?」
後ろに、月光と閃光が居た。
闘破「お前達は?」
飛鳥「あなた達は?」
月光「私は月光。」
閃光「私は閃光。お前か、力を刀と盾に例える愚か者は。」
飛鳥「え?」
闘破「半蔵の言葉を、知ってるのか?」
月光「その甘えた思想が、善忍に伝播して行くの見逃す訳には行きません。」
閃光「よって忍の世界から、排除する。」
飛鳥「ちょっと待って!?訳が分からないよ!!」
すると月光と閃光が高速で2人の横に。
飛鳥「速い!?」
闘破「これは!?」
閃光「その身に深く刻んでやろう。」
月光「純粋な覚悟を。」
同時に飛鳥に強い蹴りを与えた。
飛鳥「ああっ!!」
闘破「飛鳥!!」
月光「邪魔ですわ。」
クナイを投げて、闘破を足止めさせた。
飛鳥「くっ!」
クナイを飛鳥に投げ、飛鳥が脇差で高速で斬る。しかし。
飛鳥「ああっ!!」
クナイが飛鳥の右足と左肩を掠った。
飛鳥「っ!?」
そして閃光が、飛鳥の顔を強く殴った。そして蹴った。
飛鳥「ああああ!!!」
闘破「飛鳥!!!」
閃光「仲間を当てにしているのなら、残念だ。それは不可能だ。」
握っている血まみれリボンを落とした。飛鳥がそれを見て絶句した。そのリボンは、雲雀のリボンだった。
飛鳥「何で・・・!?」
月光「あなた以外の半蔵学院の面々には、既に純粋な覚悟を刻んで来ました。」
飛鳥「何をした・・・・皆に・・・・何をしたあああああああ!!!」
怒りが爆発し、閃光に斬るが、避けられた。閃光が飛鳥の腹を殴り、更に何度も殴って、頭を掴んで後ろに投げた。
闘破「飛鳥!!」
閃光「他愛ない。」
月光「閃光待って。」
閃光「ん?」
鷹斗「うおおおおおおお!!!!」
上空からハリケンレッドが現れ、2人の前に立った。
飛鳥「た、鷹斗君・・・!!」
闘破「鷹斗!!」
鷹斗「大丈夫か?飛鳥!闘破師匠も!」
閃光「また貴様か。」
鷹斗「悪いな。俺はそんな簡単にくたばる訳には行かないんでね。」
閃光「しぶとい奴だな。」
鷹斗「甘えた思想だと?何故そんな事を簡単に言えるんだ?」
閃光「それは不可能だ。それだけだ。」
鷹斗「はっ、笑わせるね。」
閃光「何?」
鷹斗「仲間を当てにするのが不可能?それって、お前達に友達が居ないって事か?」
閃光「っ。」
鷹斗「良いか?俺達は仲間の絆で戦っているんだ。そんな仲間の絆を貶す奴は、この俺が許さねえ!」
閃光「ならばお前に訊く。力とは何だ?」
鷹斗「力かぁ。人も知らず、世も知らず、影となりて悪を打つ。これが俺の力かな?」
閃光「・・・・」
鷹斗「そして俺のもう1つの力は、仲間との絆だ。仲間が沢山居れば、どんな困難でも乗り越えれる。」
閃光「下らない思想だな。仲間の絆なんて、ただの無力にしか過ぎない!」
鷹斗「仲間の絆を笑う奴は許さねえ!超忍法!影の舞!」
障子が閉じ、ハリケンレッドが月光と閃光を連続で斬る。
鷹斗「どりゃあああああ!!!」
月光・閃光「くっ!!」
鷹斗「どうだ!!」
閃光「・・・中々やるな。ならお前にも覚悟を刻んでやる!!」
鷹斗「がはっ!!」
腹を殴られた。
飛鳥「鷹斗君・・・!!!」
闘破「鷹斗!!」
しかし、それは藁人形だった。
閃光「何!?」
鷹斗「忍法!変わり身の術!からの、超忍法!乱舞三重衝!!」
乱舞三重衝で月光と閃光を斬り刻む。
月光・閃光「ああっ!!」
鷹斗「これ以上仲間に指一本触れさせねえ!」
同じ頃雪泉は。
雪泉「これ落としましたよ?」
落とした装飾品を相手に返した。
???「どうも。」
雪泉「どう致しまして。」
すぐにカフェへ走った。
???「そう、あなたが雪泉さんか。」
同じ頃。
閃光「今日の所はこれくらいにしてやる。」
月光「それじゃあ、御機嫌よう。」
2人は姿を消した。
鷹斗「おい待て!!くそっ!」
変身を解いて、飛鳥の元へ。
鷹斗「飛鳥!!しっかりしろ!!飛鳥!!」
飛鳥は返事しないまま、目を瞑ってしまった。
鷹斗「飛鳥!!飛鳥!!」
闘破「鷹斗、彼女を病院へ運ぼう。」
鷹斗「分かった。」
そして流海達は。
流海「あの2人、手強かったわね・・・」
大良「ああ、こっちも結構重傷を負っているな・・・」
斑鳩達が倒れている。
大良「これはヤバイかもな・・・」
流海「鷹斗、大丈夫なのかしら・・・?」
「END」
キャスト
鷹斗:梅原裕一郎
流海:鬼頭明里
大良:八代拓
飛鳥:原田ひとみ
雪泉:原由実
斑鳩:今井麻美
葛城:小林ゆう
柳生:水橋かおり
雲雀:井口裕香
焔:喜多村英梨
詠:茅野愛衣
日影:白石涼子
未来:後藤沙緒理
春花:豊口めぐみ
雪不帰:阿澄佳奈
月光:小原莉子
閃光:藤田茜
山地闘破:筒井巧
両奈「皆見て見て!両奈ちゃんのチョー過激な水着だよ〜!」
大良「見たくねぇ・・・」
春花「着てる物をスケスケにしちゃう特別な薬なの。」
流海「飲みたくない・・・」
月光「フフ。」
鷹斗「一体彼奴らは・・・」
次回「ピーチビーチとスプラッシュ」
鷹斗・流海・大良「次回も忍ぶぜ!」