???「優勝者には最強の妖魔を戦える権利を与えると言ってもですか?」
蓮華・華風流・華毘「っ!?」
???「っ!?」
奈落「神楽、耳を貸すな!つまらん戯言だ。」
華風流「そうよ。戦う権利を与えるだなんて、最強の妖魔を従えてるみたいじゃない。」
雪不帰「ではどうしたら信じて貰えるのですか?」
神楽「あなたが妖魔を従えるぐらい強ければ、かな?」
???「成る程・・・では。」
蓮華・華風流・華毘「っ!?」
突然彼女から、黒いオーラが溢れ始めた。そしてオーラから3つの赤い光が現れた。
???(あのオーラ・・・)
???「これでいかがでしょう?」
すると神楽が拍手した。
奈落「神楽?」
神楽「わ〜!凄い凄〜い!じゃあこっちも本気になっちゃおうかな?」
彼女は赤球を食べて、真の姿へと変貌を遂げた。
神楽「お前、名前は?」
???「雪不帰と言います。」
神楽「そうか。雪不帰・・・がっかりさせるなよ?」
黒い刃が、雪不帰を斬り刻んだ。
奈落「神楽・・・」
防寒着を斬られた雪不帰の身体中は、包帯で巻かれていた。
神楽「成る程・・・」
そして神楽の服も斬られた。
蓮華「何時の間に攻撃したんだ!?」
華毘「全く見えなかったっす!」
神楽「この手応え・・・お前、何者だ?」
雪不帰「・・・・」
神楽「答えぬか。なら力付くで聞くだけだ!ん!?」
突然月光と閃光が現れた。
???(あの2人・・・例の・・・)
華毘「何っすか!?」
蓮華「何時の間に!?」
華風流「気配は感じなかったわよ!?」
月光「雪不帰様、お迎えに上がりました。」
雪不帰「私が何者か、それを知りたければシノビマスターズに参加する事です。お待ちしております。」
月光「そこに隠れてるあなたも、出て来たらどうですか?」
蓮華・華風流・華毘「っ!?」
神楽・奈落「っ?」
隠れていた1人の男性が出て来た。
???「やはり気付いていたか。」
閃光「お前は何者だ?」
???「それはこっちの台詞だ。シノビマスターズとは何だ?何を目的をしているんだ?」
月光「それは参加すればお分かりになります。でもその前に・・・」
突然月光が男性を襲い始めた。
???「っ!?」
すぐに攻撃を避けた。
月光「見事に避けましたね。」
???「止むを得ない!」
彼はある物を出した。
???「ショドウフォン!一筆奏上!」
ショドウフォンで水のモヂカラを書いた。
???「はぁっ!」
ひっくり返して、通話ボタンを押した。
流ノ介「シンケンブルー!池波流ノ介!」
蓮華「侍!?」
華毘「忍じゃない!?」
華風流「あの人一体!?」
雪不帰「ほう?忍ではなく侍とは。」
流ノ介「答えろ。お前達の目的は何だ?」
閃光「教えるつもりは無い。それもシノビマスターズで確かめる事だ。」
月光「では、お待ちしております。」
3人は一瞬で消え去った。
奈落「神楽、大丈夫か?」
神楽(シノビマスターズかぁ・・・)
流ノ介「逃げられたか。」
変身を解いた。
蓮華「あなたは一体?」
流ノ介「ん?私はシンケンジャーの1人、シンケンブルーの池波流ノ介だ。」
華風流「シンケンジャー?」
流ノ介「っと、こんな事してる場合じゃない。すぐに行かなきゃ。」
華毘「何処へ行くんっすか?」
流ノ介「教え子の所へ。」
夜・閉店したボーリング場。ここに、焔紅蓮隊が居た。飛鳥との戦いで倒れた焔を4人が看病している。
未来「春花様、焔は大丈夫なの?」
春花「怪我、命に関わる程じゃないわ。後は意識が戻れば・・・」
詠「誰が焔ちゃんをこんな目に・・・」
春花「腕の傷は、刀で斬られた物よ。」
未来「じゃあ、相手は忍って事?」
春花「ええ、恐らく・・・」
日影「けど、焔さんをここまでやっつける忍なんて、ハリケンジャー以外そうそう居らへんで。」
春花「シノビマスターズは、辞退って事で連絡しておくわ。」
焔「あ・・・・」
春花「っ!意識が戻ったわ!」
詠「焔ちゃん!」
未来「焔!」
日影「焔さん!」
倒れた焔に意識が戻った。
焔「あっ!くっ・・・!」
起き上がったが、傷口に痛みが走った。
焔「あ・・・飛鳥・・・どうして・・・お前は・・・!」
春花・詠・日影・未来「っ!?」
ある神社の前。飛鳥が何かをしようとしていた。
半蔵学院。
流海「・・・・」
鷹斗「闘破師匠、流海の様子は?」
闘破「少しは落ち着いている。豹変した飛鳥を見て相当怒りが溜まっていたからな。」
大良「一体どうしちまったんだ?飛鳥の奴・・・」
鷹斗「流海、調子はどうだ?」
流海「鷹斗・・・ごめんなさい、急に体調を崩して。」
鷹斗「謝る必要は無えよ。っ!?ジャイロ手裏剣!」
後ろに向かってジャイロ手裏剣を飛ばした。すると・・・
流ノ介「はっ!」
隠れていた流ノ介が現れ、モヂカラで反を書いてジャイロ手裏剣を跳ね返した。ジャイロ手裏剣は鷹斗を通り過ぎて壁に刺さった。
鷹斗「流ノ介先生。」
流ノ介「久し振りだな。鷹斗、流海、大良。」
流海「流ノ介先生!」
大良「おお!流ノ介先生!」
闘破「やっと来たか。」
流ノ介「闘破先生、お久し振りでございます。」
鷹斗「まさか闘破師匠が言っていた助っ人が、流ノ介先生だったとはな。丈瑠は元気か?」
流ノ介「ああ、殿はご健勝だ。」
鷹斗「そうか。丈瑠にも色々世話になったからな。」
闘破「早速だが、お前に話したい事がある。」
流ノ介「例のシノビマスターズの事ですね?」
闘破「ああ。」
翌朝の死塾月閃女学館。
図書室で夜桜が静かに読書をしている。
夜桜「っ!?」
読書中に何かを見付けた。
同じ頃。
四季「はい!ワンツー!ワンツー!はい!ワンツー!ワンツー!もっとお尻の筋肉を意識して?」
エクササイズしてる四季と美野里と叢の3人。そして雪泉も。
雪泉「(四季さんがやろうと言い出したこのトレーニング・・・シノビマスターズを前にした大事な時期には、少々緩く感じられます。ですが、四季さんにもこのトレーニングを選んだ意図があるはず。となれば、全力でやる抜くのみ!)ワンツー!ワンツー!」
美野里「もうダメ〜・・・くたくただよ〜・・・」
四季「美野里ちん、だらしないって。そんなんじゃさっき食べたケーキのカロリーも消費しないよ?」
美野里「うえ〜・・・」
四季「むらっちもだよ。さっきお餅何個食べたっけ?」
雪泉「あの四季さん、ちょっと良いですか?」
四季「何?」
雪泉「この修行の目的は、何なのでしょうか?」
四季「勿、ダイエットだけど?」
雪泉「ダ、ダイエット!?この大事な時期に!?」
これは修行じゃなく、ただのダイエットだった。
四季「大事な時期だよ。クリスマスも近付いて来て、色んなパーティで美味しい物を食べる機会も増えるし!」
雪泉「もう、そうじゃありません!」
夜桜「雪泉。」
雪泉「ん?夜桜さん。」
図書室から夜桜が戻って来た。
雪泉「どうしたのですか?」
月閃女学館通信の秋を雪泉に渡した。
夜桜「これを見て下さい。月閃の広報誌、女学館通信です。そこの左上の写真を見て下さい。」
雪泉「中等部のスポーツ大会のようですが・・・」
夜桜「奥のテントの中をよく見て下さい。」
雪泉「っ!これは!?」
そこに写っていたのは・・・
月光と閃光の2人だった。
叢「月光と閃光だ!」
四季「マジ!?」
美野里「あの2人、中等部の子なの?」
夜桜「雪泉、どうします?」
雪泉「・・・これは、調べてみる必要がありそうですね。」
夜の雪泉の部屋。1枚の写真立てがあった。それは、まだ幼い雪泉達5人と、半蔵そっくりの1人の老人が写っていた。
雪泉「黒影お爺様・・・」
黒影は、まだ幼い雪泉達を立派な忍にさせる為、彼女達を鍛え上げた人物。時に厳しかったが、優しい一面もある。雪泉達は黒影をとても慕っていた。
雪泉(太陽のように眩しくはない。でも暗闇を照らす、最後の光。そんな月のような正義となれ。黒影お爺様の言葉・・・私は忘れません。これからも、ずっと・・・)
とある無人病院の病室。そこは雪不帰の部屋。そんな彼女の部屋に、1枚の写真立てがあった。
雪不帰「今、帰りました・・・」
それは、黒影の写真だった。
翌朝の月閃女学館。中等部の生徒達が登校した。
美野里「美野里、中等部に来るの初めてなんだけど!」
四季「私も!」
叢「同じく!」
雪泉「高等部の制服だと、目立ちそうですね・・・」
四季「って言うかさ、雪泉ちんは月閃の有名人じゃん?制服よりも目立つって。」
雪泉「そうなのですか?」
噂をすれば、中等部の生徒達が雪泉をスマホの写真で収めた。
校門裏。5人が気配を消して隠れている。
四季「雪泉ちんは選抜チームのリーダーなんだよ?中等部でもすぐ顔バレするって。」
夜桜「それでは潜入捜査にはなりませんね・・・」
雪泉「変装した方が良さそうですね。」
戻って変装開始。
雪泉「これならどうでしょう?」
四季「女教師って訳ね?良いじゃん!」
美野里「どう?美野里、先生に見える?」
四季「う〜ん・・・見えるかな?見ようによっては。」
雪泉「では、これで行きましょう。」
しかし夜桜が叢を指差した。何故なら・・・
顔は般若で隠してるままだった。
夜桜「こんな怪しい先生は居ないと想います・・・」
雪泉「っ!考え直しましょう・・・」
叢「ガーーン・・・」
その頃鷹斗は、忍風館に来ていた。日向無限斎と日向おぼろに会いに来た。
おぼろ「鷹斗、前より逞しくなっとるな。」
鷹斗「そうか?普通だと思うが。」
無限斎「それで、急に戻って来てどうしたのだ?」
鷹斗「館長、おぼろさん、シノビマスターズって言うのを聞いた事あるか?」
おぼろ「シノビマスターズ?」
無限斎「いや、初耳だが。」
鷹斗「そうか。実は異常事態が起こったんだ。」
訳を話した。
おぼろ「何やて!?葛城達が!?」
鷹斗「ああ。月光と閃光と名乗る双子の忍によって攫われたんだ。しかも飛鳥が、俺達をシノビマスターズに参加させないとほざいてやがる。お陰で焔が倒れるし、流海が元気を無くしちまった。そして妖魔が頻繁に現れるようになっちまってな。」
無限斎「シノビマスターズ・・・これは何かの陰謀なのかも知れぬ。」
鷹斗「今闘破師匠と流ノ介先生と一緒に調査中だ。それとおぼろさん。」
おぼろ「何や?」
鷹斗「この住所に連絡してくれるか?」
ある住所が書かれた紙を渡した。
おぼろ「・・・もしかして、あの子を呼ぶのか?」
鷹斗「ああ。調査役を増やした方が良いかもって。」
おぼろ「よっしゃ分かった。すぐに連絡するわ。」
無限斎「半蔵も、シノビマスターズについてどう思っているんだ?」
鷹斗「初耳だと言っていた。色々調べねえとな。」
同じ頃月閃女学館・中等部では。
美野里「バッチリだね!」
四季「まだJCでも通用するじゃん!私達!」
夜桜「叢も、ギリギリセーフのようですね。」
叢「うんうん。」
中等部の生徒に変装して潜入開始。叢の顔はマスクとサングラスで隠してる。
雪泉「皆さん、月光と閃光を見付けても、まずは様子を伺うように。もし戦闘にでもなれば、無関係な中等部の生徒を巻き込む事になります。」
美野里「うん、分かった!何があっても落ち着いて行動だね!」
雪泉「では、参りましょう!」
調査開始。
夜桜「雪泉、何処から探しますか?」
雪泉「そうですね・・・では、体育館から調べてみましょう。」
体育館を外から覗く。しかし2人の姿は無かった。
次はグラウンド。ここにも居なかった。
プール。2人の姿が見えない。
夜桜「ここにも居ませんね・・・」
雪泉「そうですね・・・っ!?」
突然何かを感じて周囲を見る。
夜桜「どうしました?雪泉。」
雪泉「四季さん、美野里さん、叢さんが居ません・・・」
そんな3人は今。
美野里「あ!ショートケーキがある!四季ちゃん!お金頂戴?」
四季「お金って、ケーキ食べるの?」
美野里「ここは食堂だよ?何も食べないと怪しいって。」
叢「一理あり。」
四季「そっか。」
結局。
四季「怪しいのはやばいよね〜!」
美野里「だよね〜!」
叢「全く。」
四季・美野里・叢「あはははははは!」
食堂でケーキを食べる事になった。
美野里「頂きまーす!あーん。ん〜!美味しい〜!幸せ〜!」
四季「うん!イケるイケる!美味美味。ん?」
周囲の中等部の生徒達が此方をジッと見ている。
四季「もしかして私ら、怪しまれてる?」
叢「だな。」
場所が変わって鮨屋。そこに飛鳥が入って来た。彼女に鷹斗達や葛城達との楽しい思い出が頭に浮かんだ。
飛鳥「・・・っ!」
顔を振って、両手で頬を叩いて気合を入れた。そしてそこから去ろうとしたその時。
???「ここに来ると信じてたぜ、飛鳥。」
飛鳥「っ!?」
闘破が天井から降りて来た。
飛鳥「闘破先生・・・」
闘破「教えてくれ飛鳥。お前は何をしようとしてるんだ?」
飛鳥「・・・・」
闘破「他人に言えない事か?」
飛鳥「はい・・・・」
闘破「はぁ〜・・・飛鳥、今日からお前と同行する。」
飛鳥「え?」
闘破「お前がしようとしてる事を俺にも手伝わせてくれ。勿論俺とお前だけの秘密だ。良いだろ?」
飛鳥「・・・・分かりました。」
闘破「それともう1人同行する。」
飛鳥「誰なんですか?」
闘破「鷹斗の姉さん的存在だ。」
月閃女学館中等部・図書室。雪泉と夜桜が月光と閃光を発見した。2人は今読書中。
雪泉「ようやく見付けました。」
2人を尾行する事に。
廊下。
生徒「すみません!月光さん閃光さん、生徒会の予算の件なんですが・・・」
夜桜「生徒会にも関わってるみたいですね。」
月光「これで大丈夫ですね。」
生徒「はい!」
閃光「助かった。ありがとう。」
雪泉「・・・・」
その頃食堂では、3人がまだケーキを食べている。そこに2人の生徒が。
生徒A「わぁ〜!凄いケーキの量!」
生徒B「私もケーキ食べたくなっちゃった!あ、でも今月のお小遣いの残り少ないし・・・」
生徒A「私も。」
美野里「一緒に食べよ?」
生徒2人「え?」
美野里「いっぱいあるし、皆で食べた方が美味しいし楽しいもん!」
生徒A「良いんですか?」
美野里「勿論だよ!ね?」
四季「勿!え、えっと・・・勿論ですわ。ご一緒にお話でもしましょ?」
生徒B「それじゃあ、お言葉に甘えまして。」
一緒に食べる事に。
四季「あの、少しお聞きしても宜しいですか?」
生徒B「はい、何でしょう?」
四季「この学校に月光と閃光が居たりする・・・じゃなかった、居たりしますか?」
生徒2人「え?」
美野里「私達、転校して来たばかりなの!」
生徒B「ああ、そうなんですか。」
生徒A「ありがとうございます。」
ケーキを2人にあげた。
生徒A「勿論知っていますわよ。月光さんと閃光さんの姉妹なら。」
四季「へぇ〜。2人はどんな生徒な訳・・・じゃなくて、どんな生徒なのですか?」
生徒B「一言で表すなら・・・」
生徒A「完璧ですわ!」
四季「完璧?」
生徒B「お2人は忍としての才能、勉学、スポーツ、文化活動。その全てが飛び抜けているのです!」
生徒A「そうそう!それでいて、お高く止まる事誰とも仲良くなれる親しみ易さがあって・・・」
生徒2人「兎に角もう本当に素晴らしい方達なんです!」
四季「ゲェ、マジ?い、いえ、そんなに凄い方達なんですか?是非お会いしてみたいものです。」
生徒A「是非是非!会って下さい!」
生徒B「この時間でしたら2人が何時も居る場所がありますから!」
四季「は、はい・・・」
その頃鷹斗は、浅草で誰かを待っていた。
???「急に私を呼ぶなんて珍しいわね。」
そこに来たのは・・・
鷹斗「やっと来たか。霞姐さん。」
隠れ里でムラマサの元で身を潜めていたくノ一の霞だった。
鷹斗「いや、ちょっと依頼があってな。」
霞「シノビマスターズの事ね?おぼろさんから聞いたわ。」
鷹斗「ここでそれの話をするのはあれだから、スイーツでも食べに行くか。」
喫茶店。鷹斗はチョコパフェを食べ、霞は苺のミルフィーユを食べてる。
霞「それで、シノビマスターズの事を調べているのよね?」
鷹斗「ああ。館長やおぼろさん、更には闘破師匠や半蔵様も知らないと言っていた。シノビマスターズは何なのか未だに検討が付かないんだ。おまけに妖魔までも現れてるんだ。」
霞「そして私を呼んだ理由は?」
鷹斗「飛鳥と同行して欲しい。」
霞「飛鳥を?」
鷹斗「ああ、葛城先輩達が攫われた後に飛鳥が俺達をシノビマスターズに参加させないとほざいてやがってな。闘破師匠が飛鳥と同行する役に当たってる。だから霞姐さんにも闘破師匠と一緒に飛鳥と同行して欲しい。そして飛鳥が発した情報を、この小型通信機で俺に送って欲しい。」
小型通信機を渡した。
鷹斗「姐さん、頼めるか?」
霞「分かったわ。弟の為なら引き受けるわ。」
鷹斗「ありがとう。ってか弟の為って、まぁ俺姐さんに可愛がられた時期あったからな。」
喫茶店から出た。
鷹斗「さてと・・・ん?」
霞「どうしたの?」
鷹斗「奴らだ。」
月閃女学館中等部。月光と閃光がある部屋へ入って行った。
そこは屋上だった。
雪泉「見失った・・・」
夜桜「そんな、屋上なのに・・・」
閃光「まさか、ここにやって来るとはな。」
屋根の上で2人が待ち構えていた。
月光「シノビマスターズに関しては、改めて矢文でお知らせします。コソコソと嗅ぎ回るのは止めて下さい。」
雪泉「同じ月閃の生徒として、お聞きします。何故半蔵の皆様を人質に取って、私達をシノビマスターズに参加させようとするのですか?」
月光「同じ月閃の生徒とは・・・よく言ったものです。」
閃光「救いようが無いな。自覚が無いと言うのは!!」
夜桜「雪泉!来るぞ!!」
閃光が奇襲を開始した。夜桜がガントレットで拳をぶつけ合う。
月光も雪泉にブーメランで攻撃した。雪泉が氷の壁を張ったが、破られた。
そして閃光は、夜桜に連続キック。
夜桜「重い・・・!!」
ブーメランを掴んだ月光が再び投げる。
雪泉「はぁっ!」
高速回転してブーメランを受け止める。
夜桜「ぐあああああ!!」
防ぎ切れず飛ばされた。
夜桜「くっ!」
そして雪泉はブーメランを弾いたが、痛みが走った。月光が急降下キックをした。するとその時。
鷹斗「超忍法・空駆け!!」
月光「っ!?」
ハリケンレッドが現れ、月光を退けた。
霞「はああああああ!!!」
閃光「っ!?」
更に霞も現れ、閃光と夜桜の間に入って小太刀で閃光を退けた。
雪泉「鷹斗さん!」
鷹斗「雪泉、夜桜、大丈夫か?」
夜桜「はい。あなたは?」
霞「話は後よ。」
鷹斗「おい、随分楽しそうだな。」
四季「雪泉ちん!夜桜ちん!鷹斗ちん!」
美野里「美野里達も戦うよ!」
鷹斗「お前ら。」
雪泉「待って下さい!ここで全力で戦えば、中等部の生徒達に迷惑が掛かるかも知れません。」
美野里「で、でも・・・」
閃光「それがお前の正義か?」
月光「うんざりするような綺麗事ですね。」
鷹斗「言ってくれるね〜。流海が聞いたら激怒しそうだな。」
雪泉「あなた達の強さは認めます。ですが、力があっても正しくなければ意味がありません!」
鷹斗「正義は力だけじゃねえ。誰かを守るのも大事だ。」
閃光「可笑しな事を言う。力ある者こそ正義ではないか?」
雪泉「それでは、弱気者に正義は無いと言う事ですか!?」
月光「ええ。そうです。」
雪泉「だとしたら、私達の考える正義と懸け離れています!」
閃光「嘆かわしいな。黒影様に引き取られた者達でありながら、あのありがたい教えを捨てるとは。」
雪泉「え!?」
鷹斗(黒影様?彼奴の事か・・・)
月光「特に雪泉先輩。あなたは黒影様の実の孫だと言うのに、その為体は不快な極みです。」
閃光「この学校でも、今となっては黒影様の存在はタブーとなっている。」
月光「だから、私達が黒影様の教えを引き継ぎます。」
鷹斗「へぇ〜。彼奴の教えを引き継ぐとは、ぶっ飛んでるね。」
2人は何も言わずに去って行った。
雪泉「黒影お爺様の・・・教え・・・?」
夜の蛇女子学園では、雅緋達が修行している。
雅緋「どうした!!もっと激しく来い!!」
圧倒的に雅緋が両備達を蹴散らしている。
鈴音(5人共、シノビマスターズに向けて良い仕上がりだ。この調子なら、誰が相手でも簡単に遅れを取るまい。だが気になる事がある・・・今極秘重要任務で全ての上忍が機械ドームに集結している・・・もし、万が一シノビマスターズがこの機に乗じて計画されたものだとしたら・・・)
雅緋「っ!!」
飛んで来た矢文を掴んだ。
忌夢「雅緋!」
両備「月光と閃光ね!何処!?」
雅緋「放っておけ。追う必要は無い。」
矢文を読む。
雅緋「フッ。来たぞ!シノビマスターズの正式日程と会場だ!」
半蔵学院。
鷹斗「シノビマスターズの情報だ。会場と日程が決まったぞ。」
流海「何処なの?」
大良「ここか。」
流ノ介「遂に来たのか、シノビマスターズが。」
夜の上空。飛鳥と闘破と霞が飛翔している。闘破と霞は鷹斗と流海からハリケンウインガーを借りている。
霞「見えたわ。」
闘破「あのドームだな。」
飛鳥「はい。まだ間に合う。皆は私が守る!」
翌日のドーム。会場にスポットライトが照らされた。
死塾月閃女学館。
蛇女子学園。
忍風戦隊ハリケンジャー。
美野里「ほえ〜!」
四季「何かライブみたいじゃん!」
両奈「何何?」
両備「どうしてこんなにショーアップしてる訳?」
大良「随分派手な演出だな。」
鷹斗「バンドライブでもやろうってのか?」
雪泉「注意して下さい。もしかしたら、罠が仕掛けてあるのかも知れません。」
流海「そうね。」
雅緋「慎重になるのは結構だが、臆病の者に最強の座は掴めんぞ。」
雪泉「私達がシノビマスターズに参加するのは、飽く迄半蔵の皆さんを助ける為です。」
鷹斗「そして、あの我が儘なお嬢ちゃん達のお尻を打ってやる。」
三つ巴が顔を合わせた。
そして月光と閃光がライトに照らされた。
鷹斗「お、先生方のご登場だ。」
閃光「この大会を見なければ、善も悪も語れない!」
月光「最強の忍を決めるシノビマスターズ!いよいよ開幕です!」
この大会は、全国の忍学校に中継されている。
月光『今、全世界の忍がこのシノビマスターズに注目しています!』
雅緋「どう言う事だ?」
紫「あれは、忍専用動画サイトの生放送画面です。」
閃光「それでは、開会宣言を行う!」
そしてこの会場に、雪不帰が現れた。
鷹斗「主催様のお出ましか。」
雪不帰「私は雪不帰。この大会の主催者です。最強の忍を決める為、数多の忍学校の中から私の目に叶った強者達をこの場で招待しました。」
雪泉「っ!私、この人何処かで・・・」
流海「知っているの?」
雪泉「はい。」
このドームに、飛鳥と闘破と霞が潜んでいる。
外では流ノ介が待機している。
雪不帰「それではこれより、シノビマスターズを開会します!」
遂に、シノビマスターズが始まった。
「END」
キャスト
鷹斗:梅原裕一郎
流海:鬼頭明里
大良:八代拓
雪泉:原由実
叢:金元寿子
夜桜:石原夏織
四季:山本彩乃
美野里:五十嵐裕美
飛鳥:原田ひとみ
雅緋:平田宏美
紫:矢作紗友里
忌夢:斎藤千和
両備:日笠陽子
両奈:MAKO
焔:喜多村英梨
詠:茅野愛衣
日影:白石涼子
未来:後藤沙緒理
春花:豊口めぐみ
神楽:松岡由貴
奈落:甲斐田裕子
蓮華:津田美波
華毘:徳井青空
華風流:井澤詩織
鈴音:三森すずこ
雪不帰:阿澄佳奈
月光:小原莉子
閃光:藤田茜
霞:桑島法子
池波流ノ介:相葉裕樹
山地闘破:筒井巧
日向おぼろ:高田聖子
日向無限斎:西田健
雪不帰「5体と3体が無事に帰れる保証はありませんが、皆さん覚悟は宜しいですか?」
焔「半蔵学院の連中を助ける為です!彼奴らには色々と恩があるので。」
次回「開幕と正直」
鷹斗・流海・大良「次回も忍ぶぜ!」