閃乱ハリケンカグラ   作:naogran

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時は秋。とある草原で飛鳥と雪泉が睨み合っている。

雪泉「あなたを倒す事で、黒影お爺様の大願が成就されます。白も黒も無い善だけの世界。皆が笑って過ごせる世界が。」

飛鳥「雪泉ちゃん、もし善だけの世界になったら、どんな人でも笑っていられるのかな?」

雪泉「私は、そう信じています。善と悪があるから、争いが始まり、争いから悲しみと、憎しみが生まれるのです。」

睨み合う2人を、半蔵学院と死塾月閃女学館とハリケンジャーが見守っている。

飛鳥「じゃあ善として生きられない忍は、どうすれば良いの?」

雪泉「生きられないのなら滅ぶのみです。」

飛鳥「生き方が合わないなら滅べば良いなんて、そんなの絶対可笑しいよ!」

雪泉「悪忍と馴れ合ってる堅苦しい言葉ですね。元々あなたと、分かり合えるとは思っておりません。何方が正しいのか、戦って決めれば良いだけの事。」

そして、2人の戦いが始まった。ぶつかり合い、周囲に衝撃波が走り、両者が後ろにジャンプした。

飛鳥「光と影、善と悪、陽と陰、どれも対になって存在しているんだよ!」

雪泉「だから、何だと言うのです!」

飛鳥「じっちゃんが言ってた!光と影があるからこそ、世の中は成り立つって!私もそう思う!この世界には色んな人が居る!どっちか片方だけじゃ、誰もが笑顔になんてならないんだよ!」

隙を突いて、脇差で雪泉を斬り裂く。しかし雪泉が扇子でそれを防いだ。

雪泉「私の両親は善忍でしたが、悪忍との戦いで命を落としました!」

飛鳥「っ!?」

雪泉「四季さん、美野里さんも、夜桜さん、叢さんも同じです!善と悪の存在に、両親を奪われたんです!飛鳥さん、両親を失った者にあなたの理屈が、通用すると思いますか!!」

高速回転して飛鳥を飛ばした。

飛鳥「ああっ!!」

雪泉「理屈では人の心は動かないのです!私達が味わったような悲しみを、増やしてはならない!だから、悪忍と交わる善忍を・・・飛鳥さん、あなたを許す訳にはいきません!!」

飛鳥・雪泉「・・・はぁっ!!!」


巻之十八「忍と対決」

シノビマスターズ最終決戦。ハリケンジャー、飛鳥、雪泉、ジライヤ、シンケンブルー、霞が参戦する。

 

雪泉「決勝戦のルールは?」

 

雪不帰「特にありません。最後は純粋に力だけの勝負としましょう。飛鳥さん、もう1度訊きます。全てを知った上で、本当に私と戦うと言うのですか?」

 

無言で頷く飛鳥。

 

鷹斗「飛鳥、お前の言う全てって何の事なんだ?」

 

 

 

 

 

 

それは、閃光と月光との戦いで力尽き、鷹斗と闘破に病院へ搬送された後、病室に雪不帰が現れた。しかしすぐに雪不帰が消えた。

 

 

 

 

 

 

飛鳥「・・・この勝負に勝ったら話すよ。」

 

雪泉「では、余計に負けられませんね。」

 

大良「ほんじゃ、勝つしか無えな。」

 

月光「雪不帰様はお下がり下さい。」

 

閃光「此奴らは私達でやる。」

 

月光・閃光「忍転身!!」

 

忍転身完了。

 

 

 

 

遂に、最終決戦が始まった。

 

月光「黒影様の孫でありながら、嘆かわしい!!」

 

雪泉「何をですか!」

 

月光「善と悪があるから争いが始まり、争いから憎しみが生まれるのです!あなたは黒影様の信念を捨てました!白も黒も無い善だけの世界。皆が笑って居られる世界は私達が作ります!」

 

大良「クエイクハンマー!」

 

クエイクハンマーで、月光の武器を弾いた。

 

雪泉「月光さんは誤解しています!黒影お爺様の事を!」

 

月光「何を言っているのですか!あなたは!」

 

雪泉「現役時代の黒影お爺様は、悪を一切許さない非情な忍でした。ですが・・・」

 

月光「ジュジュ!いらっしゃい。」

 

足元から、藁人形が出現した。

 

雪泉「これは!?」

 

大良「藁人形!?」

 

月光「行きなさい!」

 

ジュジュが2人を襲う。

 

雪泉「ああっ!!」

 

大良「ぐあっ!!」

 

流ノ介「シンケンマル・水流の舞!!」

 

シンケンマルの龍ディスクを回転させ、ジュジュと渡り合う。

 

流海「超忍法・水流破!!」

 

右手から水流破。ジュジュが後ろへ押された。

 

 

 

 

そしてハリケンレッドと飛鳥とジライヤは。

 

閃光「っ!!」

 

飛鳥が閃光のパンチを避けた。

 

鷹斗「でりゃああああ!!」

 

ハヤテ丸で閃光を斬ろうとしたが、避けられた。

 

閃光「っ!!」

 

上に居る飛鳥の腹部にパンチした。

 

飛鳥「ああっ!!」

 

鷹斗「飛鳥!!」

 

闘破「ジライバスター!」

 

鷹斗「ドライガン!」

 

ドライガンとジライバスターを同時発射。閃光が避け、飛鳥に急接近。しかし。

 

霞「はぁっ!!」

 

飛鳥の前に霞が現れ、霧月刀で防ぐ。

 

霞「くっ!!」

 

圧倒的な力に押され、後ろに。

 

閃光「どうだ?手も足も出まい。この正義の覚悟を持って、悪は勿論、妖魔だって滅ぼしてみせる!」

 

飛鳥「妖魔!?」

 

鷹斗「彼奴、妖魔を滅ぼすだと?」

 

2人は、閃光が言った妖魔を滅ぼすと言う言葉に違和感を抱いた。

 

鷹斗・飛鳥「・・・・」

 

雪不帰を見て、2人が理解した。

 

飛鳥「そう言う事・・・」

 

鷹斗「成る程、理解したぜ。」

 

飛鳥「余所見してる場合か!!」

 

鷹斗「超忍法・雷撃斬!!」

 

雷撃斬と閃光の拳がぶつかり合う。

 

鷹斗「てめぇは利用されてるだけだ!」

 

閃光「私が?誰に?」

 

鷹斗「すぐ近くに居るだろ?」

 

閃光「・・・っ!!巫山戯た事を言うな!!」

 

鷹斗「がはっ!!」

 

察した閃光だが、激怒したハリケンレッドの腹部にキックした。

 

 

 

 

そしてハリケンブルーとハリケンイエローと雪泉とシンケンブルーは。

 

大良「イエローソニック!」

 

ニンジャミセンで、月光が飛ばした無数の針を衝撃波で防ぐ。

 

流ノ介「流海!行くぞ!」

 

流海「はい!」

 

ハリケンブルーとシンケンブルーが迫り来るジュジュに何度もぶつかり合う。

 

月光「世界中の忍学園の皆さん!これが、真の正義を心に宿す者の強さです!悪と傾く者、悪と交わる者、そして、正義と言う言葉に甘えている者!皆、目を覚まして下さい。真の正義こそが力!それを白日の元に晒す。それこそが、シノビマスターズの意義なのです!っ!!」

 

しかしジュジュが、雪泉の力で凍結された。

 

月光「ジュジュ!!雪泉先輩・・・何故です・・・?あなたも黒影様のように、悪を憎んでいたのではないのですか!?」

 

雪泉「人や世界が変わる事、それはいけない事なのでしょうか?」

 

月光「えっ!?」

 

雪泉「私は、変わっても良いと思っています。それが正しく意味がある事なら、黒影お爺様の信念であったとしても!」

 

月光「黒影様の信念を苦労するなんて、絶対に許す訳にはいきません!!」

 

鏡からビームを放射する。

 

雪泉「っ!!」

 

流海・大良・流ノ介「雪泉!!」

 

夜桜「雪泉!!」

 

 

 

 

 

 

同じ頃斑鳩達が囚われている地下では。

 

春花「どうして妖魔が居るの?」

 

未来「そんなの分かんないよ・・・」

 

詠「兎に角、半蔵の皆を助けないと。」

 

焔「妖魔は1匹。強行突破で行くか・・・」

 

春花「焔ちゃん、真面に行くのはマズイわ。あの子達を巻き込んじゃ・・・」

 

焔「なら、どうすれば?」

 

鈴音「妖魔の後ろに回って仕留める。競技場の構造は調査済みだからな。」

 

上にある通気口を見る。

 

 

 

 

通気口の中を進む。

 

”ギギッ”

 

鈴音「ん?」

 

音が違う箇所を見付けた。

 

焔「うおっ!?」

 

後ろから進んでる焔が鈴音のお尻に当たった。

 

詠「はふっ!?」

 

日陰「うわっ!?」

 

春花「うわっ!?」

 

未来「むがっ!?」

 

それに続いて詠達もお尻にぶつかった。

 

焔「鈴音先生、急に止まらないで下さい・・・」

 

鈴音「待て、これは想定外だ。」

 

焔「え?」

 

”ギギギギギギ”

 

未来「この音、何?」

 

日陰「通気口が悲鳴を上げとるんやろうな。あんたら重過ぎやって。」

 

詠「そんなの失礼です!野草が主食な私達が重い訳・・・」

 

”ギギギギギギ”

 

詠「あら?」

 

未来「や、ヤバイよこれ!!下に落ちちゃうよ!!」

 

 

 

 

 

 

同じ頃会場では。

 

流海「ソニックメガホン!ビームを跳ね返せ!」

 

ソニックメガホンに風神エネルギーを強化した言霊でビームを瞬時に打ち消した。

 

月光「えっ!?」

 

大良「はぁっ!!」

 

ハリケンイエローが月光に向かってジャンプする。しかしジュジュが月光を守る。

 

月光「ジュジュ!」

 

大良「邪魔だ!クエイクハンマー百連打!!」

 

クエイクハンマー百連打でジュジュを素早く殴り込んで破壊した。

 

月光「きゃあああああああ!!!」

 

ジュジュが破壊された反動で月光が飛ばされ、落下した。

 

流海「どう?私達の連携は!」

 

月光「まだ・・・勝負は終わっておりません!私は、黒影様の信念を貫き・・・この世界を善に染め上げるのです!だから・・・ここで・・・雪泉先輩やあなた達に負ける訳にはいかないのです!」

 

 

 

 

 

 

時は秋。飛鳥との戦いの後。

 

雪泉『待って下さい!まだです・・・まだ勝負は終わっていません!』

 

飛鳥『雪泉ちゃん・・・』

 

雪泉『私は・・・黒影お爺様の信念を貫き、世界を善に染め上げるのです!だからここで・・・悪忍と交わるあなたに・・・負ける訳にはいかないのです!』

 

飛鳥『これ以上続けたら、本当にどっちかが死ぬよ?』

 

雪泉『それが勝負と言うものです!』

 

飛鳥『私も勝負は嫌いじゃないよ。忍を目指してる訳だし。でも、でもね、雪泉ちゃんとは戦うだけじゃなくて、もっと話だってしたいな。』

 

雪泉『え・・・!?』

 

飛鳥『雪泉ちゃんが考えてる正義を、ちゃんと聞きたいな。喫茶店でお茶でも飲みながら。』

 

雪泉『飛鳥さん・・・あなたは本当に良い人なのですね・・・でも、それでも、私は!!病に伏せた黒影お爺様の命は、持って後数日!私が叶えるしか無いのです!!黒影お爺様の思いを!!』

 

再び戦いが始まる。しかしその時、何者かが飛鳥と雪泉の間に入って戦いを中断させた。

 

飛鳥『え・・・!?』

 

雪泉『お爺様・・・!?』

 

それは、雪泉の祖父で病で苦しんでいた黒影だった。

 

 

 

 

 

 

シノビマスターズ会場。

 

鷹斗「くっ!!」

 

閃光のパンチで押されてるハリケンレッド。そして。

 

鷹斗「ぐあああああああああ!!!!!!」

 

闘破・霞「鷹斗!!」

 

連続攻撃でハリケンレッドが倒れた。

 

閃光「まだ倒れないだと・・・?どう言う事だ!?」

 

落ちていたのは、ハリケンレッドのシノビスーツだった。

 

鷹斗「抜け身の術!!」

 

閃光「何!?」

 

真正面にハリケンレッドが現れた。

 

鷹斗「ジャイロ手裏剣!!」

 

ハリケンジャイロからジャイロ手裏剣を飛ばしたが、閃光が避けた。

 

 

 

 

月光「善忍たる者、悪忍と連んではならない。悪は全て滅ぶべき。この世に存在して良い悪など無い。黒影様の信念は、私達の道標なのです!」

 

流海・大良・雪泉・流ノ介「え・・・?」

 

月光「今も、これからも・・・忍のエリートを輩出する月閃で、私達の学校生活は、端から見れば順風満帆に映った事でしょう。ですが、私達の心は、丸で満たされていなかったのです・・・この出会いはきっと・・・運命だったのでしょう・・・」

 

 

 

 

最初の頃の2人は、月閃女学館の図書室にある立ち入り禁止の部屋に入って本を探していた。すると閃光が何かを見付けた。それは、黒影が残した記録だった。図書室で黒影の記録を読む。

 

 

 

 

月光「それは、たった1人で悪忍を狩り続けた黒影様の戦いの記録でした・・・正に眠りから覚めるような思い・・・真っ直ぐで揺るぎなく、それでいて、成し遂げるには過酷な道・・・純粋な正義・・・私達が目指すものは・・・これだと思いました・・・」

 

涙を流しながら語った。

 

月光「・・・っ!!」

 

その話を聞いた雪泉も涙を流した。

 

月光「何故・・・?何故雪泉先輩も泣いているのですか・・・?」

 

雪泉「黒影お爺様が、忍だった頃について話してくれたのは、私達が月閃へ入学を決めた時の頃でした・・・」

 

 

 

 

それは雪泉達が月閃女学館への入学を決めた時の頃。

 

黒影『この事はお前達に話すまいと思っていた。だが忍の世界に進む以上、何れは知る事だ。ならば俺の口から全てを話そう。』

 

 

 

 

雪泉「私達は皆、悪忍に親を殺されていましたから・・・黒影お爺様の行いには、一切疑問を持ちませんでした・・・皆で話したものです。忍になったら、黒影お爺様のように正義を貫こうと・・・」

 

月光「だったら、どうして!?何故私達に賛同してくれないのですか!?」

 

雪泉「ある人が教えてくれたのです。色んな人が居てからこそ、皆が笑顔で居られる。」

 

閃光と戦ってるハリケンレッドと飛鳥を見る。

 

雪泉「それこそが、正義なのだと。」

 

 

 

 

鷹斗「飛鳥!合体技だ!」

 

飛鳥「はああああああ!!!」

 

鷹斗「超忍法・乱舞三重衝!!」

 

乱舞三重衝と高速回転斬りで閃光を押した。

 

閃光「ああああっ!!!」

 

 

 

 

月光「閃光!!!」

 

 

 

 

 

 

その頃蛇女子学園は。

 

雅緋「っ・・・・!!」

 

控え室で雅緋が悔しがっていた。

 

忌夢「雅緋、そう気にする事無いよ。これは、うん、そう運が悪かっただけさ。」

 

両備「忌夢、今は敗因を分析する時よ。運が悪いだけで片付けないで。」

 

忌夢「いや、僕はただ雅緋を励まそうと・・・」

 

両備「だからそう言う傷の舐め合いは止めて!」

 

両奈「うん!両奈ちゃんもそう思うよ!」

 

両備「あら、珍しく気が合うじゃない。」

 

両奈「今する事は傷の舐め合いじゃなくて・・・体を舐め合う事だよ〜!」

 

雅緋「うおっ!?」

 

両奈「ペロペロペロ〜!」

 

ジャンプして雅緋の腕をペロペロ舐める。

 

雅緋「両奈待て!!こら・・・止め・・・!!」

 

忌夢「おおお!両奈もっとやれー!じゃなくて、止めろ。」

 

両奈「ん?ペロペロペロ〜!」

 

忌夢「何で僕はおでこなんだー!!」

 

両備「バカ犬!巫山戯るのもいい加減にしなさい!!」

 

すると両奈がこっちを見た。

 

両備「な、何?まさか両備の事も舐める訳・・・!?」

 

両奈「違うんだなぁ〜。両備ちゃんには、両奈ちゃんの事を舐めて欲しいの〜!カモーン?」

 

両備「舐めるかああああ!!!」

 

ハリセンアタック炸裂。

 

両奈「キュイーン!!」

 

紫「ふふ、ふふふふ。」

 

忌夢「何笑ってるんだ?紫。」

 

紫「良かった。何時もの皆に戻って。」

 

両備「え?」

 

両奈「でしょ?」

 

雅緋「フッ、一本取られたな。両奈、感謝する。お前が居なければ、私達の団結はミシミシと音を立てて崩れていたかも知れん。」

 

”ミシミシミシ”

 

雅緋「ん?」

 

両備「何かミシミシと音がするんだけど・・・」

 

通気口からミシミシと音が聞こえた。そして。

 

 

 

 

「うわあああああ!!!」

 

 

 

 

通気口を通っていた焔達が落ちた。

 

焔「いてててて・・・・って、雅緋?どうしてこんな所に?」

 

雅緋「こっちの台詞だ!」

 

鈴音「総動員!」

 

両備「鈴音先生まで!」

 

鈴音「蛇女と焔紅蓮隊で合同作戦を行う。妖魔が現れた。」

 

蛇女子学園「っ!?」

 

作戦を立てた。

 

 

 

 

 

 

地下へ行き、蛇女が妖魔と接触する。

 

雅緋「妖魔よ!半蔵の連中を返して貰おうか!」

 

 

 

焔(雅緋達、上手くやってるな。作戦通り、妖魔の背後を取るぞ。)

 

隠れてる焔紅蓮隊も行動を開始する。

 

 

 

雅緋(まだだぞ焔。もう少しだ・・・もう少し接近してからだ。)

 

焔(もう一息!)

 

雅緋(・・・よし!)

 

焔(ここだ!!)

 

 

 

 

羅刹「中々、腕の立ちそうな忍達ですね。」

 

 

 

 

雅緋「妖魔が!」

 

焔「喋っただと!?馬鹿な!!」

 

雅緋「どう言う事だ!?」

 

 

 

 

この地下に、謎の人物が隠れている。その人物は斑鳩達の元へ走る。

 

 

 

 

シノビマスターズ会場。

 

鷹斗「宇宙統一忍者流剣技・疾風斬!!」

 

閃光「はああああああ!!!」

 

疾風斬と拳が同時に命中した。

 

鷹斗「がはっ!!」

 

閃光「うわあああ!!」

 

両者が飛ばされた。

 

月光「閃光!!」

 

閃光「まだこれからだ!!やられたらやり返せ!黒影様の教えを忘れるな!!」

 

月光「やられたらやり返せ・・・そうですね!」

 

鷹斗「やられたらやり返せか・・・だったら俺はそれを倍返ししてやるよ!

 

すると飛鳥が雪泉の前に立った。

 

雪泉「飛鳥さん?」

 

飛鳥「私が食い止めるから、雪泉ちゃんが決めて!」

 

雪泉「はい!」

 

鷹斗「ほんじゃあ俺達も食い止めるか!流海、大良、先生、師匠、姐さん、行くか!」

 

流海・大良「おう!」

 

流ノ介「よし!」

 

闘破「ああ!」

 

霞「ええ!」

 

 

 

 

月光「はあああ!!!」

 

武器を投げた。

 

霞「はぁっ!!」

 

霧月刀で弾いた。

 

霞「流ノ介さん!!」

 

流ノ介「明鏡止水!!」

 

ウォーターアローに水のモヂカラを纏い、月光の武器を弾いた。

 

流ノ介「鷹斗!流海!大良!」

 

ハリケンジャー「超忍法・乱舞九重衝!!」

 

乱舞九重衝で武器を破壊寸前まで斬り裂いた。

 

鷹斗「行け!師匠!」

 

闘破「磁光真空剣・真っ向両断!!」

 

磁光真空剣・真っ向両断で月光の武器を破壊した。

 

 

 

 

閃光「ふんっ!!」

 

飛鳥「がはっ!!くっ!!」

 

腹部にパンチを喰らったが、飛鳥がそれを狙って閃光を掴んだ。

 

閃光「なっ!?」

 

飛鳥「うわあああああああああ!!!!!」

 

高速で回転して閃光を月光に投げた。

 

月光「っ!?うわあああ!!」

 

投げられた閃光に激突した。

 

雪泉「はぁっ!!」

 

着地して高速回転して月光と閃光を飛ばした。

 

閃光「うわあああああ!!」

 

月光「きゃあああああ!!」

 

忍装束が破壊され、2人が倒れた。

 

飛鳥「・・・勝負ありだね・・・!」

 

雪泉「飛鳥さん!!」

 

2人はお互いを見て笑顔を見せ合った。

 

 

 

 

 

 

秋。2人の戦いの間に黒影が現れ、戦いを中断させた。

 

雪泉『黒影お爺様・・・!?』

 

すると黒影が、雪泉を優しく抱き締めた。

 

黒影『もういい。もういいんだ・・・』

 

雪泉『そんな体で、どうしてここに・・・?』

 

黒影『お前達の暮らしが教えてくれたのだ・・・人には信念よりも大切な物がある事を・・・』

 

雪泉『っ!?』

 

黒影『雪泉よ、お前が俺の光だ・・・』

 

雪泉『黒影・・・お爺様・・・』

 

涙を流して黒影の胸の中で静かに泣く。

 

黒影『この勝負、俺達の負けだ。』

 

飛鳥『いいえ、負けたのは私です。』

 

黒影『何?』

 

飛鳥『善だけの世界って、あったんですね・・・』

 

黒影『そんなものが何処に・・・?』

 

飛鳥『そこに、今黒影さんの腕の中に・・・』

 

黒影『はっ!!』

 

それは雪泉だと理解した。

 

黒影『そうか・・・そうだな・・・ああ・・・あった・・・確かにあった・・・』

 

彼も涙を流して雪泉を抱き締め続ける。

 

 

 

 

その日の夜。

 

黒影『正義の体には、人や立場によって違う。だから雪泉、お前は暗闇でひっそりと輝く正義、月の正義になれ。』

 

 

 

 

 

 

シノビマスターズ会場。

 

雪泉「月の正義になれ。」

 

月光・閃光「っ?」

 

雪泉「それが、黒影お爺様の最後の教えでした。」

 

月光「月の正義・・・」

 

四季「ほら、月って太陽より地味だし、つまりさ、正義は控えめが良いって事なんじゃない?」

 

美野里「生クリームや蜂蜜が山ほどかかったパンケーキは最高だけど、バターだけで食べるパンケーキも美味しいって事だね!」

 

四季「美野里ちん、それはちょっと違うよ。」

 

美野里「ええ?そうなの?」

 

鷹斗「美野里、そればっか食ってると太るぞ?」

 

美野里「ええ?」

 

雪泉「飛鳥さん。飛鳥さんの一言で、黒影お爺様は安らかに飛び立つ事が出来ました。この感謝の気持ちを、私はずっと忘れていません。だから、今度は・・・雪不帰さんとは私が戦います!」

 

飛鳥「ちょっと何を!うっ!」

 

夜桜「飛鳥さん!」

 

大良「大丈夫か!?」

 

雪泉「月光さんと閃光さんの攻撃を受けたせいで、飛鳥さんの体はもう限界です。」

 

飛鳥「だからって・・・!」

 

雪泉「私は飛鳥さんに恩があります。恩を受けたら恩で返す。私はそうやって生きて行きたい。それが私の・・・やられたらやり返すです!」

 

飛鳥「それじゃあ何もならない・・・2人を戦わせたくないから・・・ここまで、頑張って来たのに・・・」

 

流海「2人を、戦わせたくない?まさか雪泉の為に・・・?」

 

雪泉「鷹斗さん、流海さん、大良さん、皆さんは下がっていて下さい。雪不帰さんとは私だけで戦います。」

 

鷹斗「分かった。もし無理なら援護させてくれ。」

 

大良「俺達が協力するぜ。」

 

遂に、雪不帰との決戦が始まる。

 

「END」




         キャスト

        鷹斗:梅原裕一郎

        流海:鬼頭明里

        大良:八代拓

        雪泉:原由実
         叢:金元寿子
        夜桜:石原夏織
        四季:山本彩乃
       美野里:五十嵐裕美
        飛鳥:原田ひとみ
        雅緋:平田宏美
         紫:矢作紗友里
        忌夢:斎藤千和
        両備:日笠陽子
        両奈:MAKO
         焔:喜多村英梨
         詠:茅野愛衣
        日影:白石涼子
        未来:後藤沙緒理
        春花:豊口めぐみ
        鈴音:三森すずこ

       雪不帰:阿澄佳奈
        月光:小原莉子
        閃光:藤田茜
        羅刹:山本希望
        黒影:佐々健太

         霞:桑島法子

     池波流ノ介:相葉裕樹

      山地闘破:筒井巧

両備「人と同じ?妖魔が?」

紫「あの妖魔、人の匂いがします・・・」

飛鳥「あの人は、雪泉ちゃんにとって・・・」

雪泉「この戦いに私が勝利し、新たな忍の正義を・・・豹王!!」

次回「新たな正義と過去」

鷹斗・流海・大良「次回も忍ぶぜ!」
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