飛鳥「はぁ?」
鷹斗「何言ってんだこの嬢ちゃんは?」
詠「でも低価格で庶民の味方のもやしまで値上がりするなんて、どう言う事ですの?」
飛鳥「もやし?」
鷹斗「ってか何故俺達に聞く?文句があるなら政府に文句言えよ。」
飛鳥「あ、あの、そんな物を向けられながらそんな事を聞かれても・・・」
すると斑鳩が、看板に刺さってる矢を抜いて詠に投げた。しかし詠が余裕で避けた。矢はもやしの値段の紙に刺さった。
詠「あなたに、尋ねているのですわ。」
鷹斗「俺達は蚊帳の外かよ。」
斑鳩「・・・鷹斗、行きましょう。」
鷹斗「そうだな。」
斑鳩が飛鳥を引っ張って歩き去る。
飛鳥「ちょ、斑鳩さん!?」
斑鳩「外部の者との接触は禁止です。」
鷹斗「そう言う事だ。」
飛鳥「でも、あの人多分・・・」
詠「そうですの。飽く迄も私を無視なさろうと言う気ですの。忍結界!!」
すると忍結界が貼られた。
飛鳥「忍結界!?やっぱり・・・!!」
近くに居た男が何かを感じた。
???「彼処か。」
忍結界内。
鷹斗「完全に袋の鼠状態だな。」
斑鳩「あなたの目的は?」
詠「あえて言うなら、あなたが財閥のお嬢様だからですわ。」
斑鳩「っ!?それは、どう言う意味ですの?」
詠「お父様やお母様の愛情を、いっぱいいただいて育ったんでしょうね?ぬくぬくとぬくぬくと、何不自由無く暖かく。」
鷹斗(何だ此奴?精神大丈夫か?)
飛鳥「斑鳩さん!」
斑鳩「飛鳥さんと鷹斗は下がっていて下さい。」
鷹斗「・・・ああ。分かった。」
飛鳥「でも!」
斑鳩「この方の狙いは、私のようです。」
すると詠のボウガンが大剣になった。
斑鳩「忍転身!」
忍転身完了。
斑鳩「降り掛かる火の粉は、払わねばなりません!舞い忍ます!」
詠「ラベンダーの爛漫!」
大剣から紫色の衝撃波を放つ。斑鳩が飛燕で防ぐが、戦闘服が破れ始めた。
斑鳩「っ!!」
真上から詠が大剣を振り下ろす。しかし飛燕で防いだ。
飛鳥「斑鳩さん!!」
鷹斗「斑鳩先輩!!」
斑鳩「何と言う力・・・!」
詠「そんなお上品な攻撃で私に傷付ける事は出来ませんわ。ローズの旋律!!」
今度は大剣を超高速で斑鳩に向かって突進する。
しかし避けられた。
詠「っ!?」
上を見ると、斑鳩が落ちて来る。
斑鳩「お覚悟!!」
詠「秘伝忍法、ニブルヘルム!!」
大剣を拳銃に変えて弾丸を放つ。
斑鳩「きゃあああああ!!!」
鷹斗「っ!!」
転身する忍の願望や性格、理想が具現化される忍装束は、物理的精神的な大ダメージによって、崩壊または解除されてしまう。
飛鳥「斑鳩さん!!」
斑鳩「秘伝忍法を使う余裕すら・・・!」
詠「善忍とは、この程度の力ですの?」
斑鳩「そう呼ぶからには、やはり悪忍の手の者ですね。答えなさい!私達を狙う目的は!」
詠「その上からの物言い、ますます気に入りませんわ!」
鷹斗「憎たらしい小娘だ!斑鳩先輩、下がってろ。ここは俺が。」
斑鳩「・・・分かりました。」
鷹斗「どうだ嬢ちゃん?俺とサンバでも踊るか?」
詠「そこをお退きなさい。あなたには関係ありませんのよ?」
鷹斗「忍風、シノビチェンジ!ハァッ!!」
ハリケンジャイロのシノビメダルを回転させる。シノビスーツを装着して、ハリケンレッドにシノビチェンジした。
鷹斗「はああああああ!!!」
ハヤテ丸を持って、詠に振り掛かる。詠が大剣で防ぐ。
詠「何者ですの!?」
鷹斗「教える訳無え。答えろ、俺達を狙う目的は。」
詠「気に入りませんわ。その物言いは。」
鷹斗「答える気が無えなら、全力で遊んでやるぜ!」
詠「面白いですわ。あなたから消えてさしあげますわ!ラベンダーの爛漫!!」
再び紫色の衝撃波を放った。
鷹斗「超忍法・空駆け!」
超高速のスピードで空中を走り、ラベンダーの爛漫をハヤテ丸で斬り裂く。
詠「っ!?」
鷹斗「疾風流奥義・大空斬!」
ハヤテ丸で詠を斬り裂く。
詠「きゃあああああ!!」
鷹斗「どうだ!」
詠「やはり、この男が危険人物・・・まあ、今日の所はご挨拶。精々お高い物でも食べて、束の間の休息をお楽しみ下さいませ。」
そう言い残して闇の中へ消えていき、忍結界が晴れた。
鷹斗「ふぅ・・・」
変身を解除した。そして瞬時に斑鳩に制服が具現化された。
飛鳥「斑鳩さん!大丈夫ですか!?」
鷹斗「斑鳩先輩、怪我は?」
斑鳩「大した事はありません・・・」
飛鳥「・・・ただ、見てるしか出来なかった・・・」
鷹斗「怖気付くなよ。お前のせいじゃない。俺達と遊びたがってるあの小娘のせいだからな。」
???「相変わらずのジョーク好きだな。」
鷹斗「え?」
飛鳥・斑鳩「っ!?」
???「久し振りだな。鷹斗。」
後ろを見ると、1人の男性が立っていた。
鷹斗「サスケ師匠!!」
飛鳥・斑鳩「師匠!?」
その男性の正体は、鷹斗の師匠の1人で、カクレンジャーのニンジャレッドこと「サスケ」だった。
その後買い物を済ませた。
斑鳩「半蔵様の歓迎会と言う事で奮発しましたけど、予算範囲内で収まって何よりでしたね。」
飛鳥「そうですね・・・」
斑鳩「後は腕に寄りを掛けるだけですわ。」
鷹斗「サスケ師匠、久し振りだな。」
サスケ「久し振りだな鷹斗。その2人が、忍クラスの子達か。」
鷹斗「ああ、飛鳥と斑鳩先輩だ。」
斑鳩「斑鳩です。宜しくお願いします。」
飛鳥「あ、飛鳥です。宜しくお願いします。」
サスケ「礼儀正しい子達だな。俺はサスケ。鷹斗の師匠だ。宜しく。」
鷹斗「師匠、何故ここに?」
サスケ「それは忍クラスへ行ってから話す。」
飛鳥「あの、さっきの人、斑鳩さん家がお金持ちだって事どうして知ってたんでしょう?」
斑鳩「忍なら、その気になればすぐに調べられる事です。」
飛鳥「そっかぁ。特に斑鳩さんの家は超有名な財閥だもんねぇ〜。」
斑鳩「・・・・・」
鷹斗(斑鳩先輩、まだあの家に不信感を。)
斑鳩「急ぎましょう。」
飛鳥「え?ま、待って下さい!」
その後忍クラスに戻った。鷹斗と斑鳩が霧夜の元へ行った。
斑鳩「申し訳ありませんでした!」
霧夜「ん?」
鷹斗「どうしたいきなり?」
斑鳩「言い付けを破り、外部の者と接触を・・・罰は何なりと!」
霧夜「仕掛けて来たのは向こうだ。気にするな。」
鷹斗「そうそう。斑鳩先輩のせいじゃないって。」
斑鳩「いえ、禁を犯すのは忍にとってもっとも恥ずべき行為です!」
霧夜「相変わらず固い奴だなぁ。」
斑鳩「霧夜先生!先生がそんな緩くて規律が正せますか!?さぁ先生!この私に何なりと罰を!」
霧夜「ん〜・・・」
半蔵「話は聞いたぞ。」
そこに半蔵とサスケが現れた。
斑鳩「半蔵様!?」
鷹斗「サスケ師匠!?」
サスケ「よう。」
半蔵「霧夜よ。斑鳩の言う事はもっともじゃ。その忍としての使命感が良し。」
霧夜「半蔵様、しかし・・・」
鷹斗「半蔵様、今回は外部の奴が悪いんですから。」
半蔵「ならば、わしが斑鳩に罰を与えて信ぜよ。」
斑鳩「半蔵様!本自ら!?」
霧夜「罰を・・・!?」
鷹斗「何の罰です?」
半蔵「ぬおぉ〜・・・良え〜・・・もっと激しくしてくれんかのう・・・」
斑鳩「はい・・・はぁ・・・はぁ・・・」
半蔵「ぬおぉ〜・・・良えぞ〜斑鳩〜・・・」
斑鳩「半蔵様・・・ガチガチ過ぎですわ・・・はぁ・・・」
半蔵「もう年じゃでのう・・・あ、あぁ〜そこそこ・・・」
罰の内容は、半蔵のマッサージだった。
葛城「あれが、半蔵様が与えた罰だって訳?」
鷹斗「単なるマッサージじゃん。」
飛鳥「もぉ!じっちゃんったら斑鳩さんに何させてんの?」
半蔵「これは斑鳩が望んだ事じゃ・・・あ〜そこそこ!」
飛鳥「斑鳩さん、私が変わります!」
斑鳩「結構です。」
飛鳥「と言うか、家に居た時ずっとやらされてたんで、見てたら久々に私もって・・・」
斑鳩「そうですか・・・ではお願いします。」
飛鳥が半蔵の背中に乗ってマッサージする。
半蔵「ぬぉぉぉ〜・・・!!」
飛鳥「こうしていると、家に居た時の事を思い出しちゃうな〜。」
半蔵「相変わらずお前のマッサージは力任せでいかんのう・・・」
飛鳥「文句言わないの!可愛い孫のマッサージなんだから!」
”ゴキッ”
半蔵「あたたたた!!」
葛城「あはははは。伝説の忍の半蔵様も孫には形無しだなぁ。」
鷹斗「確かにそうだな。」
斑鳩「やはり、あの2人は家族なんですね。」
葛城「はぁ?そんなの当たり前だろ。」
すると煙玉が爆発した。霧夜とサスケが現れた。
霧夜「遅れてすまん。」
サスケ「待たせたな。」
皆で宴会。霧夜と半蔵とサスケが酒を飲む。
半蔵「っで、何があった?」
サスケ「霧夜。」
霧夜「うん。先程、斑鳩の実家から連絡がありまして。」
半蔵「斑鳩の?」
葛城「お前らを襲った悪忍ってどんな奴だった?」
飛鳥「えっと・・・ヒラヒラしてました。」
葛城「何だそりゃ?」
鷹斗「お嬢様みたいな奴だったな。かなり憎たらしい小娘だった。」
葛城「お嬢様みたいな?っで、強かったのか?」
飛鳥「私、全く何も出来なくて・・・斑鳩さんと鷹斗君が居なかったら・・・斑鳩さん、本当にすみませんでした・・・」
斑鳩「いえ、私が下がれと命じたんですから。」
葛城「そっか〜!斑鳩が蹴散らしたのか!くっそ〜!あたいもその場に居たかっらぜ!」
斑鳩「真面に相手をしなかっただけです。忍は無意味な戦いは避けねばなりませんから。」
葛城「チェ、あたいだったら本気でやっつけてやるのにな〜!」
斑鳩「途中で鷹斗が蹴散らしましたけど。」
葛城「そうなのか鷹斗!?」
鷹斗「ああまあ、斑鳩先輩の代わりに蹴散らしただけだけどな。」
葛城「あたいも蹴散らしたかったな〜!こんな風に〜!!」
そう言ってまた飛鳥の胸を揉み始める。
飛鳥「きゃあああああ!!何してるのーーーー!!!」
斑鳩(違う・・・本当は手も足も出せなかった・・・この私が・・・)
霧夜「斑鳩、ちょっと良いか?」
斑鳩「あ、はぁ。」
雲雀「どうしたの?」
霧夜「ああ、何でもない。」
斑鳩は霧夜に付いて行った。
半蔵「ほほう!お前らは仲が良えの!」
柳生と雲雀を微笑ましい顔で見る。
雲雀「そうなんです!ね?柳生ちゃん!」
柳生「俺はただ、雲雀が危なっかしいので守りたいだけだ。」
雲雀「またそうやって子供扱いする〜!!」
半蔵「ぬふふ。仲良き事は美しきかな。あれか、一緒にお風呂とか入ったりするんじゃろ?」
雲雀「はい!背中流しっことかしま〜す!」
半蔵「良えの〜何時かわしも混ぜてほしいもんじゃ〜!」
飛鳥「じっちゃん!2人に変な事言わないで!」
サスケ「半蔵、大概にしろよ。」
半蔵「ち、違うぞ飛鳥!サスケ!これはコミュニケーションと言うものじゃ。」
葛城「流石半蔵様、分かっておられますな〜!」
また飛鳥の胸を揉む。
飛鳥「きゃあああああああ!!!」
鷹斗「何だこの茶番は・・・そうだ。師匠、何故ここに戻って来たんだ?」
サスケ「実はだな、今日からお前達の教師を務める事になった。半蔵からの要請でな。」
鷹斗「そう言う事か。また一緒に修行出来るな。」
サスケ「鷹介の奴は今どうしてる?」
鷹斗「世界各国の紛争地域でボランティア活動中。」
サスケ「そっか。」
一方廊下では、斑鳩が霧夜からある言葉を告げられた。
斑鳩「お兄様が行方不明?」
霧夜「念の為心当たりは無いかと、お前の実家から連絡があってな。」
斑鳩「心当たりと言われましても・・・兄とは話した事すら殆どありませんでしたから・・・」
霧夜「そうか。」
斑鳩「すみません・・・」
霧夜「いや、念の為報告だけはしておこうと思っただけだ。家族の事だしな。」
斑鳩「家族、そうですね・・・」
その後斑鳩が戻ろうとした時。
斑鳩「っ!?」
何かの気配を感じ取った。
葛城「どうした斑鳩?」
斑鳩「いえ、今背後に視線を・・・」
葛城「何!?」
全員が廊下の奥を見る。しかし何も無かった。
飛鳥「誰も居ませんよ?」
斑鳩「どうやら、気のせいのようですね。」
雲雀「大丈夫斑鳩さん?」
斑鳩「問題ありません。さぁ宴会の時間まで後30分ですよ。」
飛鳥・葛城・雲雀「はぁ〜い!」
斑鳩(悪忍と今の先生の話で過敏に・・・私とした事が・・・)
全員が宴会に戻る。しかし鷹斗とサスケは違った。
サスケ(鷹斗、何か感じたか?)
鷹斗(ああ師匠。不気味な視線と気配を俺も感じた。何かありそうだ。)
サスケ「斑鳩。」
斑鳩「サスケ先生、何でしょう?」
サスケ「さっきの気配、どんな感じだった?」
斑鳩「え?・・・悍ましい視線でした。」
鷹斗「悍ましい視線かぁ。俺と師匠も斑鳩先輩と同じ事を思ってた。」
サスケ「斑鳩、もし何かあったら俺達に言ってくれよな。」
斑鳩「・・・はい。」
鷹斗「さてと、宴会で更に盛り上げるか!」
その後斑鳩は風呂に入った。彼女は過去を思い出した。
彼女の過去は、実家の財閥に引き取られた養子だった。しかしその財閥の1人息子「村雨」が彼女に嫌悪した。その後彼女は、彼の父親から財閥の宝刀「飛燕」を託された。父親は彼女を娘として託してくれたのだった。その光景、村雨が盗み聞きしていた。
これが斑鳩の過去だった。
斑鳩「お兄様、何故家出など・・・」
その後風呂が上がって、部屋に戻る。
斑鳩「っ!?」
しかしそこで気配を感じ取った。そして彼女の部屋には謎の人影があった。斑鳩は手裏剣を持って電気を付けて部屋に入る。
斑鳩「誰!?」
??? 「おいおい物騒だなぁ〜。」
そこには1人の男が居た。その正体は・・・
斑鳩「お兄様!?」
兄の村雨だった。
村雨「久し振りだなぁ。」
一方鷹斗は。
鷹斗「っ!?」
姿を消して、何処かへ向かった。
斑鳩「お兄様、どうしてここに・・・?」
隠し持ってた手裏剣を隠す。
村雨「その呼び方は止めろ。俺には妹なんて居ない。」
長持に入っていた名刀「飛燕」を持つ。
斑鳩「飛燕をどうなさるのですか?」
村雨「どうなさる?これは本来俺の物だ。どうしようと俺の勝手だ。」
斑鳩「違います!その飛燕は私がお父様から・・・っ!!」
村雨「お父様だと・・・?よくもまあ抜け抜けと。俺達の家族のつもりか?」
斑鳩「っ!?」
村雨「確かに此奴は俺には使いこなせないさ。だけど、これは我が家に伝わる宝刀なんだ!血の繋がらない他人が持ってちゃいけないもんなんだよ!飛燕は俺が・・・本当は俺が・・・!!お前さえ・・・お前さえ居なければ!!」
斑鳩「本当に申し訳ないと思っております。」
村雨「何!?」
斑鳩「私が憎いのならば、幾らでもお詫びいたします。」
村雨「何処まで俺をコケにするつもりだ!!!」
斑鳩「私はただ、飛燕を返してほしいだけです。」
村雨「だったら取ってみろよ!!・・・えっ!?」
彼の手には飛燕が無かった。
???「キャッチ!!」
そこに鷹斗が現れた。彼の手には飛燕が握られていた。
鷹斗「斑鳩先輩、返すぜ。」
斑鳩「感謝します鷹斗。」
飛燕を斑鳩に返した。
村雨「だ、誰だてめぇは!?」
鷹斗「そうだなぁ〜、斑鳩先輩の大切な仲間。とでも言っておこうか。そんなに斑鳩先輩の宝を返してほしければ、俺達を倒すこったな!」
村雨「くそっ!」
服の中から鎖鎌を取り出した。
鷹斗「鎖鎌か。」
村雨「俺は小学生の時、町内鎖鎌大会で6位になったんだ!!」
鎖鎌の鎖を飛ばす。斑鳩の腕に鎖が絡まれた。
村雨「どうだどうだ!これで動けないだろ!!」
しかしすぐに解かれた。
村雨「え!?」
後ろから首を掴まれた。
斑鳩「お願いです。お止め下さい。」
村雨「このおおおおおお!!!バカにしやがってえええええ!!!」
鎌を振り下ろそうとした。しかし鷹斗が忍者刀で鎖鎌を粉々に斬り裂いた。
村雨「っ!?」
鷹斗「そうやってると、精神が狂っちまうぜ?」
村雨「貴様ああああああああ!!!!」
斑鳩「お気を付けて。」
たぬきの置物の口にある紐を引っ張る。
村雨「何!?」
すると村雨が立ってた足場が開いて、村雨を落とした。
村雨「俺は絶対にお前を認めないぞ!!絶対にーーーーー!!!」
鷹斗「いってらっしゃ〜い。」
そして水にドボンした。斑鳩は泣いてる。
鷹斗「斑鳩先輩?」
斑鳩「お兄様・・・」
鷹斗「・・・」
そして下水道に落ちた村雨は。
村雨「くそっ・・・!くそっ!!あの女・・・何時か必ず・・・!!」
???「殺す、とでも言いたいのか?」
村雨「っ!?誰だ!?」
目の前に、半蔵とサスケが立っていた。
サスケ「人に隠れて悪を斬る者達だ。」
半蔵「お前さんの所業は学院に入った時から全て把握しておったよ。家に帰って素直に商いを行うが良い。」
サスケ「その方が身の為になるぞ。」
村雨「どうしてそれを・・・!?勝手な事言うな!俺は!!」
すると半蔵が、持ってた串カツを村雨の目の前の地面に刺した。
半蔵「このまま帰れば全ては不問に付そう。お前の親父は言っておったぞ。忍にするのは叶わなかったが、息子には商いの最がある。とな。」
村雨「っ・・・父さんが・・・」
サスケ「この世は忍だけが道じゃない。道は数多くある。自分に合う仕事をすれば、未来は明るい。」
半蔵とサスケが歩き去る。
村雨「あ、あなた達は・・・?」
半蔵「知らん方が身の為じゃ。ただの通りすがりのジジイと男。そう思おてくれて構わん。はっはっはっは。」
村雨「・・・・・・」
後日。鷹斗達が係留で修行を励んでいる。
葛城はかぎ爪で岩を登る。
飛鳥は脇差を持って目の前の竹を斬り裂きながら走る。途中でバテる。
斑鳩「飛鳥さん!勢だけで技が身に付くと思っていたら大間違いですよ!」
飛鳥「は、はい!」
雲雀は柳生の傘にパンチする。
斑鳩「雲雀さん!そんな動きでも返り討ちに遭いますよ!」
雲雀「はぁ〜い!」
斑鳩「緊張感が足りません!」
雲雀「は、はい・・・」
柳生「荒れているな。」
雲雀「ねぇ〜。」
そして鷹斗は、ハリケンレッドにシノビチェンジしてそのまま佇む。前方から巨大な大玉が飛んで来たが、逃げる気配は無い。
鷹斗「疾風流斬撃・・・・一刀両断!!」
直撃目前で、ハヤテ丸を縦に振って大玉を真っ二つに斬り裂いた。
サスケ「腕を上げたな鷹斗!」
鷹斗「このくらい朝飯前だ!」
斑鳩「そんな能天気のままだと反撃されますよ!」
鷹斗「おっと、今日の斑鳩先輩は厳しいなぁ〜・・・」
岩の上から葛城がジャンプして降りた。
葛城「どうしたんだよ。」
斑鳩「何がです?」
葛城「今日のお前、少し変だぞ?何かピリピリしちゃってさ。」
斑鳩「ピリピリなどしていません!何時悪忍が襲って来るか分からないのですよ?私達には、もっともっと強くなる必要があるんです!」
葛城「だからって、そんな怒鳴り散らしてばかりでも仕方無えって言ってんだよ!」
斑鳩「葛城さんは戦ってないからそんな呑気な事が言えるんです!」
葛城「戦ったから偉いってのかよ!」
斑鳩「真剣みに駆けるって言っているのです!」
葛城「んだと!?」
修羅場が始まった。
鷹斗「圧倒的な修羅場が勃発したな。」
雲雀「・・・柳生ちゃんどうしよう・・・」
柳生「2人共落ち着け。」
葛城「1年は黙ってろ!!!」
サスケ「2人共そこまでにしろ!」
2人の間にサスケが割って入った。
斑鳩「サスケ先生!」
サスケ「落ち着け2人共。これは俺からの命令だ。」
葛城「サスケ先生・・・!」
飛鳥「皆さ〜ん!おやつにしましょ〜!今日もじっちゃんから差し入れもらってますから〜!」
おやつの太巻きを食べる。
サスケ「半蔵の太巻きは相変わらず美味いな。」
鷹斗「だろ〜?半蔵様の太巻きは世界一だぜ!」
一方斑鳩は皆から距離を取ってる。
斑鳩「天然な明るさで皆を纏めてしまう・・・クラスのリーダーに本当に相応しいのは、飛鳥さんのようなタイプかも知れない・・・」
半蔵「あれは自分の事で精一杯なだけじゃ。」
斑鳩「半蔵様、いらしてたんですか?」
半蔵「全く我が孫ながら、まだまだ未熟で困るわい。あのじゃじゃ馬やらを統率出来るのは、やはり斑鳩だけじゃよ。」
斑鳩「そんな・・・私など、心が乱れてばかりで・・・」
半蔵「わしはもう帰らねばならんな。飛鳥を頼むぞい。」
斑鳩「はい。」
半蔵「今の飛鳥にとって、お前さん達が家族のようなもんじゃからのう。」
斑鳩「家族・・・?」
半蔵「互いに遠慮無く笑い、怒り、身も心も預け合い助け合う。これぞまさに。」
斑鳩「確かに、この忍クラスそのものが・・・・家族そのものかも知れませんね。この私にとっても・・・」
半蔵「ならば、恐れる事はもう何1つ無いわい。」
斑鳩「っ?」
半蔵が鷹斗達の方へ歩く。斑鳩は半蔵を見て微笑んだ。
飛鳥「あ!じっちゃん!」
鷹斗「半蔵様!」
半蔵「おぉどうじゃ?わしの太巻きは。」
葛城「サイコー!」
雲雀「美味しい〜!太巻きも半蔵様も大好き〜!」
斑鳩「半蔵様・・・」
休憩を終えた後。
霧夜「お前が秘伝忍法の特訓を?」
飛鳥「ええ!?」
斑鳩「っで、許可いただけますでしょうか?」
飛鳥「あの、そんな悪いですよ・・・」
霧夜「良いだろう。」
許可取得。飛鳥を引っ張る。
斑鳩「奥の滝壺が良いですね。」
飛鳥「ちょっと!斑鳩さん!」
滝壺で水垢離をする。
飛鳥「ど、どうして水垢離を・・・?」
斑鳩「まずは、召喚する物との気持ちを1つにしなければ。カエルと言えば水です。」
飛鳥「は、はい!」
水垢離終了。飛鳥はガクガク震えてる。
斑鳩「カエルの気持ちになれましたか?」
飛鳥「は、はい・・・何と無く・・・」
斑鳩「では!!」
大量のトノサマガエルを飛鳥に飛ばした。
飛鳥「きゃあああああああ!!!」
その叫び声は、鷹斗達が居る所まで響いた。
雲雀「飛鳥ちゃん・・・」
葛城「大丈夫かな・・・?」
柳生「先は長そうだ。」
鷹斗「過酷な戦いだなぁ。あれ?師匠は何処だ?」
一方飛鳥は、背中にトノサマガエルを乗せられたり、胸の中にトノサマガエルが入られたりもした。
飛鳥「ダメです・・・仲良くなる所か・・・触る事も・・・」
斑鳩「怖いと思うから怖いんです。」
飛鳥「ごめんなさい・・・折角斑鳩さんが付き合ってくれているのに・・・」
斑鳩「当たり前です。家族なんですから。」
飛鳥「家族?」
斑鳩「・・・いいから頑張りなさい。」
飛鳥「あ、はい!」
勇気を出してトノサマガエルを触ろうとする。
飛鳥「後もう少し・・・」
するとトノサマガエルが飛鳥の手の甲に乗った。
飛鳥「きゃああああああ斑鳩さああああああん!!!!!」
斑鳩「払い退ける事も出来ませんの?」
飛鳥「だって!そんな事したらカエルさんが可哀想で!!」
斑鳩「可哀想?」
飛鳥「だって、いきなり手で払い飛ばしたりしたら可哀想じゃないですか・・・」
斑鳩「・・・」
険しい顔をしたが、一瞬で笑う。
斑鳩「私は、ちょっと他の皆さんの様子を見に行って来ますので。」
元の場所へ向かって走る。
飛鳥「え!?そんな!カエルさんと置いてけ堀ですか!?」
斑鳩「頑張って下さ〜い!」
飛鳥「・・・・怖くない・・・怖くない・・・」
冷や汗掻いてる。
飛鳥「ダメーーー!!やっぱり怖いーーーー!!」
???「危ない!!!」
飛鳥「え!?」
崖の上から巨岩が転がって来た。
飛鳥「きゃあああああ!!」
するとトノサマガエルが飛鳥の前に着地した。
飛鳥「っ!!カエルさんが!!」
トノサマカエルを持って、巨岩から離れる。しかし巨岩が途中で停止した。何故なら、ロープで吊るされた作り物だったからである。
飛鳥「っ・・・?」
崖の上を見ると、サスケと斑鳩が立っていた。サスケがロープを持ってる。
飛鳥「斑鳩さん!サスケ先生!脅かさないで下さい!」
サスケ「斑鳩のナイスアイデアだ!」
斑鳩「漸く自分から触れる事が出来ましたね!」
飛鳥「え?」
彼女の手には、トノサマガエルがあった。
飛鳥「っ!私、カエルさんが死んじゃうと思ってつい・・・」
崖から2人がジャンプして着地した。
斑鳩「まだ怖いですか?」
飛鳥「いえ・・・あれ?可笑しいなぁ・・・どうして・・・と言うか・・・何か、可愛い?」
トノサマガエルを見て可愛いと感じた。
飛鳥「あれ・・・あれ?」
サスケ「飛鳥、お前は克服出来たんだよ。カエルが怖いと言う恐怖を克服出来たんだよ。」
飛鳥「克服・・・?」
斑鳩「もっと早く気が付くべきでした。あなたはそう言う人ですものね。」
飛鳥「・・・はい?」
カエルを克服出来た後は再び修行。飛鳥から緑色のオーラが溢れ出た。今度は脇差の刃が緑色のオーラに包まれた。
飛鳥「参ります!!」
そして全速力でダッシュする。
飛鳥「秘伝忍法!二刀両断!!」
緑色の刃を放ち、前方にある無数の竹を斬り裂いた。停止して脇差を鞘に仕舞うと同時に竹が一気に倒れた。
飛鳥「出来たーーーー!!」
葛城「スゲェーーー!!」
雲雀「わぁ〜〜!!」
柳生「中々だな。」
鷹斗「やったな飛鳥!お前は最高だ!」
斑鳩「出来ましたね!飛鳥さん!」
霧夜「お見事。」
サスケ「合格だな。」
飛鳥「じっちゃーーん!!私出来たよーーー!!」
半蔵「うむ!ようやった!」
霧夜「どうやって彼奴はカエル嫌いを克服したんだ?」
斑鳩「飛鳥さんは、本来誰にでも優しいお方です。怖いと自分を思い込んでしまっている為に、心に壁を作っていただけなんです。」
鷹斗「心の壁かぁ。」
斑鳩「ですから、自分の意思で触れる事が出来てしまえば、その壁などあっと言う間に。」
霧夜「成る程。やはり斑鳩は頼りになるな。俺も顔負けだ。」
斑鳩「クラス委員長として、当然の事をしたまでです。半蔵様、ありがとうございました。」
半蔵「何を言うとる。礼を言うのはこっちじゃろうが。」
斑鳩「え?」
半蔵「全くうちの孫は幸せ者じゃ。可愛い妹やクールな男やこんな立派な姉が居るんじゃからのう。」
斑鳩「あ、姉?」
鷹斗「確かにそうだな。斑鳩先輩は俺達の委員長そして、俺達の姉のような存在なのだからな。」
斑鳩「・・・・・」
半蔵「ほっほっほっほ。」
こうして飛鳥は、カエル嫌いを克服する事に成功したのだった。
そして別の場所では。
日影「了解した。」
未来「フフッ。漸く出番って訳だね。」
「END」
キャスト
鷹斗:梅原裕一郎
飛鳥:原田ひとみ
斑鳩:今井麻美
葛城:小林ゆう
柳生:水橋かおり
雲雀:井口裕香
霧夜:藤原啓治
サスケ:小川輝晃
詠:茅野愛衣
日影:白石涼子
未来:後藤沙緒理
半蔵:山本兼平
村雨:安元洋貴
ナレーション:藤本幸太郎
飛鳥「雲雀ちゃん!海で修行だって!」
雲雀「わぁ〜い!」
飛鳥「一体どんな修行をするんだろう?」
雲雀「ビーチボール忘れないようにしなきゃ!」
鷹斗「遊ぶのは後にしろ。」
飛鳥「え?」
雲雀「ん?」
次回「臨海修行・忍島」
鷹斗「次回も忍ぶぜ!」