閃乱ハリケンカグラ   作:naogran

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詠「私腹が立っておりますの。お金持ち御用達の高級な野菜が値上がりする分野には、何の不平もございませんのよ?」

飛鳥「はぁ?」

鷹斗「何言ってんだこの嬢ちゃんは?」

詠「でも低価格で庶民の味方のもやしまで値上がりするなんて、どう言う事ですの?」

飛鳥「もやし?」

鷹斗「ってか何故俺達に聞く?文句があるなら政府に文句言えよ。」

飛鳥「あ、あの、そんな物を向けられながらそんな事を聞かれても・・・」

すると斑鳩が、看板に刺さってる矢を抜いて詠に投げた。しかし詠が余裕で避けた。矢はもやしの値段の紙に刺さった。

詠「あなたに、尋ねているのですわ。」

鷹斗「俺達は蚊帳の外かよ。」

斑鳩「・・・鷹斗、行きましょう。」

鷹斗「そうだな。」

斑鳩が飛鳥を引っ張って歩き去る。

飛鳥「ちょ、斑鳩さん!?」

斑鳩「外部の者との接触は禁止です。」

鷹斗「そう言う事だ。」

飛鳥「でも、あの人多分・・・」

詠「そうですの。飽く迄も私を無視なさろうと言う気ですの。忍結界!!」

すると忍結界が貼られた。

飛鳥「忍結界!?やっぱり・・・!!」



近くに居た男が何かを感じた。

???「彼処か。」



忍結界内。

鷹斗「完全に袋の鼠状態だな。」

斑鳩「あなたの目的は?」

詠「あえて言うなら、あなたが財閥のお嬢様だからですわ。」

斑鳩「っ!?それは、どう言う意味ですの?」

詠「お父様やお母様の愛情を、いっぱいいただいて育ったんでしょうね?ぬくぬくとぬくぬくと、何不自由無く暖かく。」

鷹斗(何だ此奴?精神大丈夫か?)

飛鳥「斑鳩さん!」

斑鳩「飛鳥さんと鷹斗は下がっていて下さい。」

鷹斗「・・・ああ。分かった。」

飛鳥「でも!」

斑鳩「この方の狙いは、私のようです。」

すると詠のボウガンが大剣になった。




斑鳩「忍転身!」

忍転身完了。




斑鳩「降り掛かる火の粉は、払わねばなりません!舞い忍ます!」


巻之三「月下の侵入者」

詠「ラベンダーの爛漫!」

 

大剣から紫色の衝撃波を放つ。斑鳩が飛燕で防ぐが、戦闘服が破れ始めた。

 

斑鳩「っ!!」

 

真上から詠が大剣を振り下ろす。しかし飛燕で防いだ。

 

 

 

飛鳥「斑鳩さん!!」

 

鷹斗「斑鳩先輩!!」

 

 

 

斑鳩「何と言う力・・・!」

 

詠「そんなお上品な攻撃で私に傷付ける事は出来ませんわ。ローズの旋律!!」

 

今度は大剣を超高速で斑鳩に向かって突進する。

 

 

 

 

しかし避けられた。

 

詠「っ!?」

 

上を見ると、斑鳩が落ちて来る。

 

斑鳩「お覚悟!!」

 

詠「秘伝忍法、ニブルヘルム!!」

 

大剣を拳銃に変えて弾丸を放つ。

 

斑鳩「きゃあああああ!!!」

 

鷹斗「っ!!」

 

 

 

 

転身する忍の願望や性格、理想が具現化される忍装束は、物理的精神的な大ダメージによって、崩壊または解除されてしまう。

 

 

 

 

飛鳥「斑鳩さん!!」

 

斑鳩「秘伝忍法を使う余裕すら・・・!」

 

詠「善忍とは、この程度の力ですの?」

 

斑鳩「そう呼ぶからには、やはり悪忍の手の者ですね。答えなさい!私達を狙う目的は!」

 

詠「その上からの物言い、ますます気に入りませんわ!」

 

鷹斗「憎たらしい小娘だ!斑鳩先輩、下がってろ。ここは俺が。」

 

斑鳩「・・・分かりました。」

 

鷹斗「どうだ嬢ちゃん?俺とサンバでも踊るか?」

 

詠「そこをお退きなさい。あなたには関係ありませんのよ?」

 

 

 

 

鷹斗「忍風、シノビチェンジ!ハァッ!!」

 

ハリケンジャイロのシノビメダルを回転させる。シノビスーツを装着して、ハリケンレッドにシノビチェンジした。

 

 

 

 

鷹斗「はああああああ!!!」

 

ハヤテ丸を持って、詠に振り掛かる。詠が大剣で防ぐ。

 

詠「何者ですの!?」

 

鷹斗「教える訳無え。答えろ、俺達を狙う目的は。」

 

詠「気に入りませんわ。その物言いは。」

 

鷹斗「答える気が無えなら、全力で遊んでやるぜ!」

 

詠「面白いですわ。あなたから消えてさしあげますわ!ラベンダーの爛漫!!」

 

再び紫色の衝撃波を放った。

 

鷹斗「超忍法・空駆け!」

 

超高速のスピードで空中を走り、ラベンダーの爛漫をハヤテ丸で斬り裂く。

 

詠「っ!?」

 

鷹斗「疾風流奥義・大空斬!」

 

ハヤテ丸で詠を斬り裂く。

 

詠「きゃあああああ!!」

 

鷹斗「どうだ!」

 

詠「やはり、この男が危険人物・・・まあ、今日の所はご挨拶。精々お高い物でも食べて、束の間の休息をお楽しみ下さいませ。」

 

そう言い残して闇の中へ消えていき、忍結界が晴れた。

 

鷹斗「ふぅ・・・」

 

変身を解除した。そして瞬時に斑鳩に制服が具現化された。

 

飛鳥「斑鳩さん!大丈夫ですか!?」

 

鷹斗「斑鳩先輩、怪我は?」

 

斑鳩「大した事はありません・・・」

 

飛鳥「・・・ただ、見てるしか出来なかった・・・」

 

鷹斗「怖気付くなよ。お前のせいじゃない。俺達と遊びたがってるあの小娘のせいだからな。」

 

???「相変わらずのジョーク好きだな。」

 

鷹斗「え?」

 

飛鳥・斑鳩「っ!?」

 

???「久し振りだな。鷹斗。」

 

後ろを見ると、1人の男性が立っていた。

 

 

 

 

鷹斗「サスケ師匠!!」

 

飛鳥・斑鳩「師匠!?」

 

その男性の正体は、鷹斗の師匠の1人で、カクレンジャーのニンジャレッドこと「サスケ」だった。

 

 

 

 

 

 

その後買い物を済ませた。

 

斑鳩「半蔵様の歓迎会と言う事で奮発しましたけど、予算範囲内で収まって何よりでしたね。」

 

飛鳥「そうですね・・・」

 

斑鳩「後は腕に寄りを掛けるだけですわ。」

 

鷹斗「サスケ師匠、久し振りだな。」

 

サスケ「久し振りだな鷹斗。その2人が、忍クラスの子達か。」

 

鷹斗「ああ、飛鳥と斑鳩先輩だ。」

 

斑鳩「斑鳩です。宜しくお願いします。」

 

飛鳥「あ、飛鳥です。宜しくお願いします。」

 

サスケ「礼儀正しい子達だな。俺はサスケ。鷹斗の師匠だ。宜しく。」

 

鷹斗「師匠、何故ここに?」

 

サスケ「それは忍クラスへ行ってから話す。」

 

飛鳥「あの、さっきの人、斑鳩さん家がお金持ちだって事どうして知ってたんでしょう?」

 

斑鳩「忍なら、その気になればすぐに調べられる事です。」

 

飛鳥「そっかぁ。特に斑鳩さんの家は超有名な財閥だもんねぇ〜。」

 

斑鳩「・・・・・」

 

鷹斗(斑鳩先輩、まだあの家に不信感を。)

 

斑鳩「急ぎましょう。」

 

飛鳥「え?ま、待って下さい!」

 

 

 

 

 

 

その後忍クラスに戻った。鷹斗と斑鳩が霧夜の元へ行った。

 

斑鳩「申し訳ありませんでした!」

 

霧夜「ん?」

 

鷹斗「どうしたいきなり?」

 

斑鳩「言い付けを破り、外部の者と接触を・・・罰は何なりと!」

 

霧夜「仕掛けて来たのは向こうだ。気にするな。」

 

鷹斗「そうそう。斑鳩先輩のせいじゃないって。」

 

斑鳩「いえ、禁を犯すのは忍にとってもっとも恥ずべき行為です!」

 

霧夜「相変わらず固い奴だなぁ。」

 

斑鳩「霧夜先生!先生がそんな緩くて規律が正せますか!?さぁ先生!この私に何なりと罰を!」

 

霧夜「ん〜・・・」

 

半蔵「話は聞いたぞ。」

 

そこに半蔵とサスケが現れた。

 

斑鳩「半蔵様!?」

 

鷹斗「サスケ師匠!?」

 

サスケ「よう。」

 

半蔵「霧夜よ。斑鳩の言う事はもっともじゃ。その忍としての使命感が良し。」

 

霧夜「半蔵様、しかし・・・」

 

鷹斗「半蔵様、今回は外部の奴が悪いんですから。」

 

半蔵「ならば、わしが斑鳩に罰を与えて信ぜよ。」

 

斑鳩「半蔵様!本自ら!?」

 

霧夜「罰を・・・!?」

 

鷹斗「何の罰です?」

 

 

 

 

 

 

半蔵「ぬおぉ〜・・・良え〜・・・もっと激しくしてくれんかのう・・・」

 

斑鳩「はい・・・はぁ・・・はぁ・・・」

 

半蔵「ぬおぉ〜・・・良えぞ〜斑鳩〜・・・」

 

斑鳩「半蔵様・・・ガチガチ過ぎですわ・・・はぁ・・・」

 

半蔵「もう年じゃでのう・・・あ、あぁ〜そこそこ・・・」

 

罰の内容は、半蔵のマッサージだった。

 

葛城「あれが、半蔵様が与えた罰だって訳?」

 

鷹斗「単なるマッサージじゃん。」

 

飛鳥「もぉ!じっちゃんったら斑鳩さんに何させてんの?」

 

半蔵「これは斑鳩が望んだ事じゃ・・・あ〜そこそこ!」

 

飛鳥「斑鳩さん、私が変わります!」

 

斑鳩「結構です。」

 

飛鳥「と言うか、家に居た時ずっとやらされてたんで、見てたら久々に私もって・・・」

 

斑鳩「そうですか・・・ではお願いします。」

 

飛鳥が半蔵の背中に乗ってマッサージする。

 

半蔵「ぬぉぉぉ〜・・・!!」

 

飛鳥「こうしていると、家に居た時の事を思い出しちゃうな〜。」

 

半蔵「相変わらずお前のマッサージは力任せでいかんのう・・・」

 

飛鳥「文句言わないの!可愛い孫のマッサージなんだから!」

 

 

 

”ゴキッ”

 

 

 

半蔵「あたたたた!!」

 

葛城「あはははは。伝説の忍の半蔵様も孫には形無しだなぁ。」

 

鷹斗「確かにそうだな。」

 

斑鳩「やはり、あの2人は家族なんですね。」

 

葛城「はぁ?そんなの当たり前だろ。」

 

 

 

すると煙玉が爆発した。霧夜とサスケが現れた。

 

霧夜「遅れてすまん。」

 

サスケ「待たせたな。」

 

 

 

 

皆で宴会。霧夜と半蔵とサスケが酒を飲む。

 

半蔵「っで、何があった?」

 

サスケ「霧夜。」

 

霧夜「うん。先程、斑鳩の実家から連絡がありまして。」

 

半蔵「斑鳩の?」

 

 

 

葛城「お前らを襲った悪忍ってどんな奴だった?」

 

飛鳥「えっと・・・ヒラヒラしてました。」

 

葛城「何だそりゃ?」

 

鷹斗「お嬢様みたいな奴だったな。かなり憎たらしい小娘だった。」

 

葛城「お嬢様みたいな?っで、強かったのか?」

 

飛鳥「私、全く何も出来なくて・・・斑鳩さんと鷹斗君が居なかったら・・・斑鳩さん、本当にすみませんでした・・・」

 

斑鳩「いえ、私が下がれと命じたんですから。」

 

葛城「そっか〜!斑鳩が蹴散らしたのか!くっそ〜!あたいもその場に居たかっらぜ!」

 

斑鳩「真面に相手をしなかっただけです。忍は無意味な戦いは避けねばなりませんから。」

 

葛城「チェ、あたいだったら本気でやっつけてやるのにな〜!」

 

斑鳩「途中で鷹斗が蹴散らしましたけど。」

 

葛城「そうなのか鷹斗!?」

 

鷹斗「ああまあ、斑鳩先輩の代わりに蹴散らしただけだけどな。」

 

葛城「あたいも蹴散らしたかったな〜!こんな風に〜!!」

 

そう言ってまた飛鳥の胸を揉み始める。

 

飛鳥「きゃあああああ!!何してるのーーーー!!!」

 

斑鳩(違う・・・本当は手も足も出せなかった・・・この私が・・・)

 

霧夜「斑鳩、ちょっと良いか?」

 

斑鳩「あ、はぁ。」

 

雲雀「どうしたの?」

 

霧夜「ああ、何でもない。」

 

斑鳩は霧夜に付いて行った。

 

 

 

半蔵「ほほう!お前らは仲が良えの!」

 

柳生と雲雀を微笑ましい顔で見る。

 

雲雀「そうなんです!ね?柳生ちゃん!」

 

柳生「俺はただ、雲雀が危なっかしいので守りたいだけだ。」

 

雲雀「またそうやって子供扱いする〜!!」

 

半蔵「ぬふふ。仲良き事は美しきかな。あれか、一緒にお風呂とか入ったりするんじゃろ?」

 

雲雀「はい!背中流しっことかしま〜す!」

 

半蔵「良えの〜何時かわしも混ぜてほしいもんじゃ〜!」

 

飛鳥「じっちゃん!2人に変な事言わないで!」

 

サスケ「半蔵、大概にしろよ。」

 

半蔵「ち、違うぞ飛鳥!サスケ!これはコミュニケーションと言うものじゃ。」

 

葛城「流石半蔵様、分かっておられますな〜!」

 

また飛鳥の胸を揉む。

 

飛鳥「きゃあああああああ!!!」

 

鷹斗「何だこの茶番は・・・そうだ。師匠、何故ここに戻って来たんだ?」

 

サスケ「実はだな、今日からお前達の教師を務める事になった。半蔵からの要請でな。」

 

鷹斗「そう言う事か。また一緒に修行出来るな。」

 

サスケ「鷹介の奴は今どうしてる?」

 

鷹斗「世界各国の紛争地域でボランティア活動中。」

 

サスケ「そっか。」

 

 

 

 

 

 

一方廊下では、斑鳩が霧夜からある言葉を告げられた。

 

斑鳩「お兄様が行方不明?」

 

霧夜「念の為心当たりは無いかと、お前の実家から連絡があってな。」

 

斑鳩「心当たりと言われましても・・・兄とは話した事すら殆どありませんでしたから・・・」

 

霧夜「そうか。」

 

斑鳩「すみません・・・」

 

霧夜「いや、念の為報告だけはしておこうと思っただけだ。家族の事だしな。」

 

斑鳩「家族、そうですね・・・」

 

 

 

その後斑鳩が戻ろうとした時。

 

斑鳩「っ!?」

 

何かの気配を感じ取った。

 

葛城「どうした斑鳩?」

 

斑鳩「いえ、今背後に視線を・・・」

 

葛城「何!?」

 

全員が廊下の奥を見る。しかし何も無かった。

 

飛鳥「誰も居ませんよ?」

 

斑鳩「どうやら、気のせいのようですね。」

 

雲雀「大丈夫斑鳩さん?」

 

斑鳩「問題ありません。さぁ宴会の時間まで後30分ですよ。」

 

飛鳥・葛城・雲雀「はぁ〜い!」

 

斑鳩(悪忍と今の先生の話で過敏に・・・私とした事が・・・)

 

全員が宴会に戻る。しかし鷹斗とサスケは違った。

 

サスケ(鷹斗、何か感じたか?)

 

鷹斗(ああ師匠。不気味な視線と気配を俺も感じた。何かありそうだ。)

 

サスケ「斑鳩。」

 

斑鳩「サスケ先生、何でしょう?」

 

サスケ「さっきの気配、どんな感じだった?」

 

斑鳩「え?・・・悍ましい視線でした。」

 

鷹斗「悍ましい視線かぁ。俺と師匠も斑鳩先輩と同じ事を思ってた。」

 

サスケ「斑鳩、もし何かあったら俺達に言ってくれよな。」

 

斑鳩「・・・はい。」

 

鷹斗「さてと、宴会で更に盛り上げるか!」

 

 

 

 

その後斑鳩は風呂に入った。彼女は過去を思い出した。

 

彼女の過去は、実家の財閥に引き取られた養子だった。しかしその財閥の1人息子「村雨」が彼女に嫌悪した。その後彼女は、彼の父親から財閥の宝刀「飛燕」を託された。父親は彼女を娘として託してくれたのだった。その光景、村雨が盗み聞きしていた。

 

これが斑鳩の過去だった。

 

 

 

斑鳩「お兄様、何故家出など・・・」

 

 

 

 

その後風呂が上がって、部屋に戻る。

 

斑鳩「っ!?」

 

しかしそこで気配を感じ取った。そして彼女の部屋には謎の人影があった。斑鳩は手裏剣を持って電気を付けて部屋に入る。

 

斑鳩「誰!?」

 

??? 「おいおい物騒だなぁ〜。」

 

そこには1人の男が居た。その正体は・・・

 

 

 

 

斑鳩「お兄様!?」

 

兄の村雨だった。

 

村雨「久し振りだなぁ。」

 

 

 

 

一方鷹斗は。

 

鷹斗「っ!?」

 

姿を消して、何処かへ向かった。

 

 

 

 

 

 

斑鳩「お兄様、どうしてここに・・・?」

 

隠し持ってた手裏剣を隠す。

 

村雨「その呼び方は止めろ。俺には妹なんて居ない。」

 

長持に入っていた名刀「飛燕」を持つ。

 

斑鳩「飛燕をどうなさるのですか?」

 

村雨「どうなさる?これは本来俺の物だ。どうしようと俺の勝手だ。」

 

斑鳩「違います!その飛燕は私がお父様から・・・っ!!」

 

村雨「お父様だと・・・?よくもまあ抜け抜けと。俺達の家族のつもりか?」

 

斑鳩「っ!?」

 

村雨「確かに此奴は俺には使いこなせないさ。だけど、これは我が家に伝わる宝刀なんだ!血の繋がらない他人が持ってちゃいけないもんなんだよ!飛燕は俺が・・・本当は俺が・・・!!お前さえ・・・お前さえ居なければ!!」

 

斑鳩「本当に申し訳ないと思っております。」

 

村雨「何!?」

 

斑鳩「私が憎いのならば、幾らでもお詫びいたします。」

 

村雨「何処まで俺をコケにするつもりだ!!!」

 

斑鳩「私はただ、飛燕を返してほしいだけです。」

 

村雨「だったら取ってみろよ!!・・・えっ!?」

 

彼の手には飛燕が無かった。

 

???「キャッチ!!」

 

 

 

 

そこに鷹斗が現れた。彼の手には飛燕が握られていた。

 

 

 

 

鷹斗「斑鳩先輩、返すぜ。」

 

斑鳩「感謝します鷹斗。」

 

飛燕を斑鳩に返した。

 

村雨「だ、誰だてめぇは!?」

 

鷹斗「そうだなぁ〜、斑鳩先輩の大切な仲間。とでも言っておこうか。そんなに斑鳩先輩の宝を返してほしければ、俺達を倒すこったな!」

 

村雨「くそっ!」

 

服の中から鎖鎌を取り出した。

 

鷹斗「鎖鎌か。」

 

村雨「俺は小学生の時、町内鎖鎌大会で6位になったんだ!!」

 

鎖鎌の鎖を飛ばす。斑鳩の腕に鎖が絡まれた。

 

村雨「どうだどうだ!これで動けないだろ!!」

 

しかしすぐに解かれた。

 

村雨「え!?」

 

後ろから首を掴まれた。

 

斑鳩「お願いです。お止め下さい。」

 

村雨「このおおおおおお!!!バカにしやがってえええええ!!!」

 

鎌を振り下ろそうとした。しかし鷹斗が忍者刀で鎖鎌を粉々に斬り裂いた。

 

村雨「っ!?」

 

鷹斗「そうやってると、精神が狂っちまうぜ?」

 

村雨「貴様ああああああああ!!!!」

 

斑鳩「お気を付けて。」

 

たぬきの置物の口にある紐を引っ張る。

 

村雨「何!?」

 

すると村雨が立ってた足場が開いて、村雨を落とした。

 

村雨「俺は絶対にお前を認めないぞ!!絶対にーーーーー!!!」

 

鷹斗「いってらっしゃ〜い。」

 

そして水にドボンした。斑鳩は泣いてる。

 

鷹斗「斑鳩先輩?」

 

斑鳩「お兄様・・・」

 

鷹斗「・・・」

 

 

 

 

 

 

そして下水道に落ちた村雨は。

 

村雨「くそっ・・・!くそっ!!あの女・・・何時か必ず・・・!!」

 

???「殺す、とでも言いたいのか?」

 

村雨「っ!?誰だ!?」

 

 

 

目の前に、半蔵とサスケが立っていた。

 

 

 

サスケ「人に隠れて悪を斬る者達だ。」

 

半蔵「お前さんの所業は学院に入った時から全て把握しておったよ。家に帰って素直に商いを行うが良い。」

 

サスケ「その方が身の為になるぞ。」

 

村雨「どうしてそれを・・・!?勝手な事言うな!俺は!!」

 

すると半蔵が、持ってた串カツを村雨の目の前の地面に刺した。

 

半蔵「このまま帰れば全ては不問に付そう。お前の親父は言っておったぞ。忍にするのは叶わなかったが、息子には商いの最がある。とな。」

 

村雨「っ・・・父さんが・・・」

 

サスケ「この世は忍だけが道じゃない。道は数多くある。自分に合う仕事をすれば、未来は明るい。」

 

半蔵とサスケが歩き去る。

 

村雨「あ、あなた達は・・・?」

 

半蔵「知らん方が身の為じゃ。ただの通りすがりのジジイと男。そう思おてくれて構わん。はっはっはっは。」

 

村雨「・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

後日。鷹斗達が係留で修行を励んでいる。

 

葛城はかぎ爪で岩を登る。

 

飛鳥は脇差を持って目の前の竹を斬り裂きながら走る。途中でバテる。

 

斑鳩「飛鳥さん!勢だけで技が身に付くと思っていたら大間違いですよ!」

 

飛鳥「は、はい!」

 

 

 

雲雀は柳生の傘にパンチする。

 

斑鳩「雲雀さん!そんな動きでも返り討ちに遭いますよ!」

 

雲雀「はぁ〜い!」

 

斑鳩「緊張感が足りません!」

 

雲雀「は、はい・・・」

 

柳生「荒れているな。」

 

雲雀「ねぇ〜。」

 

 

 

 

そして鷹斗は、ハリケンレッドにシノビチェンジしてそのまま佇む。前方から巨大な大玉が飛んで来たが、逃げる気配は無い。

 

鷹斗「疾風流斬撃・・・・一刀両断!!」

 

直撃目前で、ハヤテ丸を縦に振って大玉を真っ二つに斬り裂いた。

 

サスケ「腕を上げたな鷹斗!」

 

鷹斗「このくらい朝飯前だ!」

 

斑鳩「そんな能天気のままだと反撃されますよ!」

 

鷹斗「おっと、今日の斑鳩先輩は厳しいなぁ〜・・・」

 

 

 

 

岩の上から葛城がジャンプして降りた。

 

葛城「どうしたんだよ。」

 

斑鳩「何がです?」

 

葛城「今日のお前、少し変だぞ?何かピリピリしちゃってさ。」

 

斑鳩「ピリピリなどしていません!何時悪忍が襲って来るか分からないのですよ?私達には、もっともっと強くなる必要があるんです!」

 

葛城「だからって、そんな怒鳴り散らしてばかりでも仕方無えって言ってんだよ!」

 

斑鳩「葛城さんは戦ってないからそんな呑気な事が言えるんです!」

 

葛城「戦ったから偉いってのかよ!」

 

斑鳩「真剣みに駆けるって言っているのです!」

 

葛城「んだと!?」

 

修羅場が始まった。

 

鷹斗「圧倒的な修羅場が勃発したな。」

 

雲雀「・・・柳生ちゃんどうしよう・・・」

 

柳生「2人共落ち着け。」

 

葛城「1年は黙ってろ!!!」

 

サスケ「2人共そこまでにしろ!」

 

2人の間にサスケが割って入った。

 

斑鳩「サスケ先生!」

 

サスケ「落ち着け2人共。これは俺からの命令だ。」

 

葛城「サスケ先生・・・!」

 

飛鳥「皆さ〜ん!おやつにしましょ〜!今日もじっちゃんから差し入れもらってますから〜!」

 

 

 

 

おやつの太巻きを食べる。

 

サスケ「半蔵の太巻きは相変わらず美味いな。」

 

鷹斗「だろ〜?半蔵様の太巻きは世界一だぜ!」

 

 

 

一方斑鳩は皆から距離を取ってる。

 

斑鳩「天然な明るさで皆を纏めてしまう・・・クラスのリーダーに本当に相応しいのは、飛鳥さんのようなタイプかも知れない・・・」

 

半蔵「あれは自分の事で精一杯なだけじゃ。」

 

斑鳩「半蔵様、いらしてたんですか?」

 

半蔵「全く我が孫ながら、まだまだ未熟で困るわい。あのじゃじゃ馬やらを統率出来るのは、やはり斑鳩だけじゃよ。」

 

斑鳩「そんな・・・私など、心が乱れてばかりで・・・」

 

半蔵「わしはもう帰らねばならんな。飛鳥を頼むぞい。」

 

斑鳩「はい。」

 

半蔵「今の飛鳥にとって、お前さん達が家族のようなもんじゃからのう。」

 

斑鳩「家族・・・?」

 

半蔵「互いに遠慮無く笑い、怒り、身も心も預け合い助け合う。これぞまさに。」

 

斑鳩「確かに、この忍クラスそのものが・・・・家族そのものかも知れませんね。この私にとっても・・・」

 

半蔵「ならば、恐れる事はもう何1つ無いわい。」

 

斑鳩「っ?」

 

半蔵が鷹斗達の方へ歩く。斑鳩は半蔵を見て微笑んだ。

 

 

 

飛鳥「あ!じっちゃん!」

 

鷹斗「半蔵様!」

 

半蔵「おぉどうじゃ?わしの太巻きは。」

 

葛城「サイコー!」

 

雲雀「美味しい〜!太巻きも半蔵様も大好き〜!」

 

 

 

斑鳩「半蔵様・・・」

 

 

 

 

 

 

休憩を終えた後。

 

霧夜「お前が秘伝忍法の特訓を?」

 

飛鳥「ええ!?」

 

斑鳩「っで、許可いただけますでしょうか?」

 

飛鳥「あの、そんな悪いですよ・・・」

 

霧夜「良いだろう。」

 

許可取得。飛鳥を引っ張る。

 

斑鳩「奥の滝壺が良いですね。」

 

飛鳥「ちょっと!斑鳩さん!」

 

 

 

 

 

 

滝壺で水垢離をする。

 

飛鳥「ど、どうして水垢離を・・・?」

 

斑鳩「まずは、召喚する物との気持ちを1つにしなければ。カエルと言えば水です。」

 

飛鳥「は、はい!」

 

 

 

水垢離終了。飛鳥はガクガク震えてる。

 

斑鳩「カエルの気持ちになれましたか?」

 

飛鳥「は、はい・・・何と無く・・・」

 

斑鳩「では!!」

 

大量のトノサマガエルを飛鳥に飛ばした。

 

飛鳥「きゃあああああああ!!!」

 

 

 

その叫び声は、鷹斗達が居る所まで響いた。

 

雲雀「飛鳥ちゃん・・・」

 

葛城「大丈夫かな・・・?」

 

柳生「先は長そうだ。」

 

鷹斗「過酷な戦いだなぁ。あれ?師匠は何処だ?」

 

 

 

 

一方飛鳥は、背中にトノサマガエルを乗せられたり、胸の中にトノサマガエルが入られたりもした。

 

飛鳥「ダメです・・・仲良くなる所か・・・触る事も・・・」

 

斑鳩「怖いと思うから怖いんです。」

 

飛鳥「ごめんなさい・・・折角斑鳩さんが付き合ってくれているのに・・・」

 

斑鳩「当たり前です。家族なんですから。」

 

飛鳥「家族?」

 

斑鳩「・・・いいから頑張りなさい。」

 

飛鳥「あ、はい!」

 

勇気を出してトノサマガエルを触ろうとする。

 

飛鳥「後もう少し・・・」

 

するとトノサマガエルが飛鳥の手の甲に乗った。

 

飛鳥「きゃああああああ斑鳩さああああああん!!!!!」

 

斑鳩「払い退ける事も出来ませんの?」

 

飛鳥「だって!そんな事したらカエルさんが可哀想で!!」

 

斑鳩「可哀想?」

 

飛鳥「だって、いきなり手で払い飛ばしたりしたら可哀想じゃないですか・・・」

 

斑鳩「・・・」

 

険しい顔をしたが、一瞬で笑う。

 

斑鳩「私は、ちょっと他の皆さんの様子を見に行って来ますので。」

 

元の場所へ向かって走る。

 

飛鳥「え!?そんな!カエルさんと置いてけ堀ですか!?」

 

斑鳩「頑張って下さ〜い!」

 

飛鳥「・・・・怖くない・・・怖くない・・・」

 

冷や汗掻いてる。

 

飛鳥「ダメーーー!!やっぱり怖いーーーー!!」

 

???「危ない!!!」

 

飛鳥「え!?」

 

 

 

崖の上から巨岩が転がって来た。

 

 

 

飛鳥「きゃあああああ!!」

 

するとトノサマガエルが飛鳥の前に着地した。

 

飛鳥「っ!!カエルさんが!!」

 

トノサマカエルを持って、巨岩から離れる。しかし巨岩が途中で停止した。何故なら、ロープで吊るされた作り物だったからである。

 

飛鳥「っ・・・?」

 

崖の上を見ると、サスケと斑鳩が立っていた。サスケがロープを持ってる。

 

飛鳥「斑鳩さん!サスケ先生!脅かさないで下さい!」

 

サスケ「斑鳩のナイスアイデアだ!」

 

斑鳩「漸く自分から触れる事が出来ましたね!」

 

飛鳥「え?」

 

 

 

 

彼女の手には、トノサマガエルがあった。

 

 

 

 

飛鳥「っ!私、カエルさんが死んじゃうと思ってつい・・・」

 

崖から2人がジャンプして着地した。

 

斑鳩「まだ怖いですか?」

 

飛鳥「いえ・・・あれ?可笑しいなぁ・・・どうして・・・と言うか・・・何か、可愛い?」

 

トノサマガエルを見て可愛いと感じた。

 

飛鳥「あれ・・・あれ?」

 

サスケ「飛鳥、お前は克服出来たんだよ。カエルが怖いと言う恐怖を克服出来たんだよ。」

 

飛鳥「克服・・・?」

 

斑鳩「もっと早く気が付くべきでした。あなたはそう言う人ですものね。」

 

飛鳥「・・・はい?」

 

 

 

 

 

 

カエルを克服出来た後は再び修行。飛鳥から緑色のオーラが溢れ出た。今度は脇差の刃が緑色のオーラに包まれた。

 

飛鳥「参ります!!」

 

そして全速力でダッシュする。

 

飛鳥「秘伝忍法!二刀両断!!」

 

緑色の刃を放ち、前方にある無数の竹を斬り裂いた。停止して脇差を鞘に仕舞うと同時に竹が一気に倒れた。

 

飛鳥「出来たーーーー!!」

 

葛城「スゲェーーー!!」

 

雲雀「わぁ〜〜!!」

 

柳生「中々だな。」

 

鷹斗「やったな飛鳥!お前は最高だ!」

 

斑鳩「出来ましたね!飛鳥さん!」

 

霧夜「お見事。」

 

サスケ「合格だな。」

 

飛鳥「じっちゃーーん!!私出来たよーーー!!」

 

半蔵「うむ!ようやった!」

 

霧夜「どうやって彼奴はカエル嫌いを克服したんだ?」

 

斑鳩「飛鳥さんは、本来誰にでも優しいお方です。怖いと自分を思い込んでしまっている為に、心に壁を作っていただけなんです。」

 

鷹斗「心の壁かぁ。」

 

斑鳩「ですから、自分の意思で触れる事が出来てしまえば、その壁などあっと言う間に。」

 

霧夜「成る程。やはり斑鳩は頼りになるな。俺も顔負けだ。」

 

斑鳩「クラス委員長として、当然の事をしたまでです。半蔵様、ありがとうございました。」

 

半蔵「何を言うとる。礼を言うのはこっちじゃろうが。」

 

斑鳩「え?」

 

半蔵「全くうちの孫は幸せ者じゃ。可愛い妹やクールな男やこんな立派な姉が居るんじゃからのう。」

 

斑鳩「あ、姉?」

 

鷹斗「確かにそうだな。斑鳩先輩は俺達の委員長そして、俺達の姉のような存在なのだからな。」

 

斑鳩「・・・・・」

 

半蔵「ほっほっほっほ。」

 

こうして飛鳥は、カエル嫌いを克服する事に成功したのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして別の場所では。

 

日影「了解した。」

 

未来「フフッ。漸く出番って訳だね。」

 

「END」




         キャスト

        鷹斗:梅原裕一郎

        飛鳥:原田ひとみ
        斑鳩:今井麻美
        葛城:小林ゆう
        柳生:水橋かおり
        雲雀:井口裕香

        霧夜:藤原啓治
       サスケ:小川輝晃

         詠:茅野愛衣
        日影:白石涼子
        未来:後藤沙緒理

        半蔵:山本兼平
        村雨:安元洋貴

    ナレーション:藤本幸太郎

飛鳥「雲雀ちゃん!海で修行だって!」

雲雀「わぁ〜い!」

飛鳥「一体どんな修行をするんだろう?」

雲雀「ビーチボール忘れないようにしなきゃ!」

鷹斗「遊ぶのは後にしろ。」

飛鳥「え?」

雲雀「ん?」

次回「臨海修行・忍島」

鷹斗「次回も忍ぶぜ!」
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