閃乱ハリケンカグラ   作:naogran

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吹雪の中。

雪泉「っ・・・?」

倒れた雪泉が顔を横に向けると、雪不帰が落とした刀と盾の装飾があった。

雪泉「・・・っ?」

後ろに向くと、雪不帰が立っていた。

雪不帰「雪泉。」

雪泉「雪不帰さん。」

両者の戦いが再開した。






同じ頃工事現場では。

焔「飛鳥・・・!」

鷹斗「飛鳥・・・!逃げろ・・・!」

飛鳥「っ・・・!」

彼女は力を振り絞って立ち上がる。斑鳩達が駆け付けた。

雲雀「飛鳥ちゃんはやらせないよ!」

更に蛇女と焔紅蓮隊が再び立ち上がった。

羅刹「何人揃っても同じ事。私は忍を殲滅します!雪不帰の為、この命に懸けて!」

飛鳥「ねぇ、あなたはどうして、あの人の為に命を懸けるの?」

羅刹「私は雪不帰の母親に命を助けられた。可笑しいですか?ただそれだけの為に、命を懸けるのは。」

飛鳥「ううん、全然可笑しくない。気持ちは凄く分かる。」

羅刹「そう。」

飛鳥「でも、あなたが忍を滅ぼすと言うのなら!」

羅刹「私を封印すると?」

???「その通りだ!!」

何処からか手裏剣が飛び、羅刹の持つ擬宝パコを弾いて鷹斗達を解放した。

羅刹「っ!?誰だ!?」






闘破「戸隠流正統・ジライヤ!!」






ビルの屋上にジライヤが参上した。

鷹斗「闘破師匠!!」

ジライヤはビルから飛び降りた。

鷹斗「何でここに?」

闘破「喜界島に向かうと思わせて、金剛山に眠ってる磁雷神の所へ行ったんだ。そして秘法パコから、擬宝パコをすぐに破壊しろと。」

鷹斗「やはり彼奴に何か秘密があるんだな。」

闘破「ああ。」

羅刹「擬宝パコの破壊ですか?それが出来ると思うのですか?」

闘破「勿論だ!そうだろ?飛鳥!」

飛鳥「出来るよ!私も命を懸けるから!」

葛城「あ・・・」

止めようとしたが、斑鳩に止められた。葛城は不安になったが、飛鳥の言葉を信じる事にした。

飛鳥「皆、私の力を貸して!!」




忍達「忍転身!!」




鷹斗・流海・大良「忍風、シノビチェンジ!ハァッ!!」




全員がシノビチェンジと忍転身を完了した。


最終巻「忍風と善忍と悪忍」

その頃夜桜達は。

 

美野里「ねぇ、本当にこっちなの!?」

 

四季「うん、こっちに雪泉ちんが飛んで行くの見たし。」

 

美野里「大丈夫だよね?雪泉ちゃん負けないよね?」

 

すると遠くから音が聞こえた。

 

夜桜「あっちです!忍転身!!」

 

忍転身して、雪泉の元へ駆け付ける。

 

 

 

 

 

 

その頃。

 

斑鳩・詠「はあああああああ!!」

 

飛燕と大剣を振り下ろしたが、羅刹がそれを防いだ。

 

闘破「ジライバスター!!」

 

しかし背後から、ジライバスター、ガトリング、火縄銃、テーザー銃を受けた。

 

羅刹「うおおおおおおお!!!」

 

斑鳩「きゃああああああ!!!」

 

後ろに振り返って斑鳩を投げた。

 

斑鳩・未来・両備・両奈「ああっ!!」

 

羅刹「うわあっ!!」

 

油断してる隙に、忌夢、紫、春花の攻撃を受けた。

 

葛城「うおおおおりゃあああああ!!!」

 

右足に日影を乗せて、そのまま羅刹の方へ飛ばした。

 

日影「っ!」

 

そのまま羅刹を縦横無尽に斬り裂く。

 

雲雀「えーーーい!!」

 

柳生「フッ!!」

 

羅刹「ぐああああ!!」

 

雅緋「はあああああああ!!」

 

焔「おりゃああああああ!!」

 

羅刹「ぐあああああああああ!!!!」

 

流海「超忍法・水流破!!」

 

右手から水流破を放水。

 

羅刹「ぐああああああ!!」

 

大良「超忍法・舞獅子!!」

 

舞獅子で8人に分身した。

 

大良「超忍法・イエロー発泡崩し!!」

 

そして羅刹の周囲を動きながら次々と攻撃する。

 

羅刹「ぐあああああああ!!」

 

鷹斗「超忍法・影の舞!!」

 

障子が閉じ、ハリケンレッドが連続で羅刹を斬り裂く。

 

羅刹「ぐああああああああ!!!」

 

焔「今だ!!飛鳥!!」

 

飛鳥「うん!!超秘伝忍法・封魔光輪!!」

 

封魔光輪で羅刹を束縛した。

 

羅刹「うわあああああああああ!!!!」

 

飛鳥「やった!これで、終わった・・・」

 

羅刹「うわあああああ・・・!!!!!」

 

 

 

 

 

 

雪不帰『羅刹、気を付けろ。奴らは封魔光輪を使って来る。』

 

羅刹『忍と戦う以上、覚悟の上の事。ですが、私が封印されると思いですか?』

 

雪不帰『・・・頼むぞ、最後まで力を貸してくれ。お前にこれを託す。』

 

彼女は羅刹に、擬宝パコを託した。

 

 

 

 

 

 

羅刹「力が・・・もっと力が欲しい!!全てを捨てても・・・力が・・・!!雪不帰、お別れです・・・」

 

すると、擬宝パコが黒く輝き始めた。

 

鷹斗「擬宝パコ!?」

 

全員「っ!?」

 

擬宝パコは、羅刹の体内に取り込んだ。

 

羅刹「力が・・・力が漲る・・・!うおおおおおおおおお!!!!!!」

 

力を手に入れた羅刹が、封魔光輪を破り、巨大化した。

 

葛城「何だって!?」

 

飛鳥「そんな!!」

 

闘破「擬宝パコが彼奴に!?」

 

羅刹「ウオオオオオオオオオ!!!!」

 

強大な力を手に入れた羅刹が、ハリケンジャーとジライヤと飛鳥達を圧倒した。

 

雅緋「理性を失い、獣に成り果てたか!!」

 

羅刹「ウオオオオオオオオオ!!!」

 

尻尾で雅緋を払った。

 

雅緋「ああっ!!」

 

葛城「ヤバイぞ・・・こんな奴が街に出てったら・・・!!」

 

斑鳩「ここで止めないと!!」

 

流海「一気に行く!!」

 

3人がジャンプした。しかし、羅刹が3人を突き飛ばした。

 

流海・斑鳩・葛城「ああっ!!」

 

飛鳥「っ・・・!」

 

すると左胸に激痛が走った。

 

 

 

 

 

 

その頃雪泉と雪不帰は。

 

雪不帰(何故・・・思い出す・・・)

 

幼少期の頃に雪泉と楽しく過ごした日々を何度も思い出す。

 

 

 

 

 

 

羅刹「ウオオオオオオオオオ!!!!」

 

焔「しっかりしろ飛鳥!!」

 

鷹斗「こんな時に休憩してる場合か?」

 

飛鳥「焔ちゃんに鷹斗君だって、立ってるのがやっとじゃない?」

 

焔「バカを言うな、これから本気を出す所だ!」

 

鷹斗「俺もまだ、力の半分は出してねえからな!」

 

焔「お前もそうだろ?飛鳥!」

 

飛鳥「えへへ、そうだね・・・でも、封魔光輪が通用しないんだよ?どうすれば?」

 

闘破「飛鳥、お前1人の力では奴を封印出来ない。」

 

焔「そうだ。だったら、3人でやればどうだ?」

 

飛鳥「え!?」

 

鷹斗「俺達も一緒に奴を封印してやるぜ!」

 

飛鳥「焔ちゃん!?鷹斗君!?封魔光輪出来ないでしょ!?」

 

焔「やり方なら何度も見た!それで覚えた!」

 

鷹斗「俺は密かにそれを取得したんだ。シュリケンジャーから教えられたからな!しかもこれが初使用!」

 

飛鳥「ぶっつけ本番って訳!?」

 

焔「お前に出来て、私に出来ない事なんてないからな!!」

 

飛鳥「でも、死んじゃうかも知れないよ?」

 

鷹斗「それなら承知してる。」

 

焔「ああ、その事なら心配しちゃいない。」

 

飛鳥「何で?」

 

焔「決まってるだろ?私は死なない!」

 

飛鳥「っ!・・・絶対に死なない!」

 

飛鳥・焔「忍の道を極めるまでは!!」

 

命駆を発動した。

 

飛鳥「行くよ!焔ちゃん!」

 

焔「ああ!飛鳥!」

 

鷹斗「闘破師匠!手伝ってくれ!」

 

闘破「鷹斗!行くぞ!」

 

飛鳥・焔「飛燕乱舞!!」

 

鷹斗・闘破「磁光疾風斬!!」

 

羅刹「グオオオオオオオオオオオオオ!!!!」

 

闘破「今だ!行け!!」

 

焔「飛鳥!今だ!!」

 

飛鳥「焔ちゃん!鷹斗君!やるよ!」

 

鷹斗「おう!」

 

飛鳥・焔「超秘伝忍法・封魔光輪!!」

 

上から巨大な光の輪が出現し、羅刹を束縛した。

 

羅刹「ウワアアアアアアア!!!!」

 

鷹斗「超忍法・封魔逆輪!!」

 

更に左右から光の輪が出現し、羅刹を封じ込めた。

 

 

 

 

 

 

雪泉「はぁっ!!」

 

氷王で氷を飛ばした。

 

雪不帰「はぁっ!!」

 

鉄扇で氷を砕いた。

 

雪不帰「フッ!」

 

雪泉「っ!!」

 

そして、鉄扇で竜巻を起こして雪泉を巻き込ませた。

 

雪泉「きゃあああああああああ!!!!」

 

落下と同時に氷が割れ、雪泉が湖の奥深くに沈んで行った。この湖に1つの影が潜んでいた。

 

 

 

 

沈んで行く雪泉を見守ると。

 

雪不帰「今更、何をしに来た?」

 

そこに月光と閃光が来た。

 

月光「救いに来たのです。」

 

雪不帰「それなら、残念だったな。雪泉なら今、湖の底に沈んで行った。」

 

閃光「今救わねばならないのは、雪泉先輩ではない。」

 

月光「私達が救いたいのは雪不帰。あなたです。」

 

雪不帰「私を救う?笑わせるな。」

 

閃光「いや、本気だ!」

 

2人はゆっくりと雪不帰に近寄る。

 

 

 

 

 

 

雪不帰「そうやって、見ているだけでどうやって私を救うと言うのだ!!」

 

2人は何も言わずに、雪不帰の手を握った。

 

雪不帰「何の真似だ?」

 

閃光「これが、雪泉先輩に教わった事だ。」

 

月光「黒影様が辿り着いた正義、温もりです。」

 

 

 

 

 

 

雪不帰「巫山戯るな!!」

 

 

 

 

 

 

すると雪不帰から黒いオーラが溢れ出た。

 

雪不帰「その温もりを奪ったのは誰だ!!忍ではないか!!」

 

閃光「それでも、今ここに温もりがある!!」

 

月光「雪不帰様、今あなたには私達が居ます!!」

 

雪不帰「人の温もりなど・・・妖魔の血が漂う私には届かん!!!手を離せ!!!離さなければ死ぬぞ!!!」

 

閃光「離さない!!」

 

月光「離しません!!絶対に!!」

 

月光・閃光「うわあああああああああ!!!!!」

 

するとそこに、夜桜達が到着した。

 

雪不帰「お前達?」

 

黒いオーラが晴れ、月光と閃光が膝を付いた。

 

雪不帰「遅かったな。雪泉なら、死んだぞ。」

 

4人「っ!?」

 

割れた湖の氷を見る。すると4人が、悲しむ所か笑みを浮かべた。

 

雪不帰「戦わないつもりか?」

 

夜桜「ええ。」

 

雪不帰「命乞いなら、しても無駄だぞ。」

 

夜桜「あなたと戦うのは、わし達ではありません!」

 

美野里「うん!」

 

四季「やっぱ最後は、雪泉ちんがやってくれるし!」

 

雪不帰「私の話を聞いていなかったのか?雪泉は死んだと!」

 

???「Wait!!」

 

雪不帰「っ!?」

 

湖が光っていた。

 

雪不帰「まさか・・・!?」

 

湖から氷が出現し、氷の中から・・・

 

 

 

 

 

 

忍転身した雪泉とシュリケンジャーが現れた。

 

 

 

 

 

 

同じ頃。

 

飛鳥「まだ・・・封印出来ない・・・!!」

 

鷹斗「擬宝パコが邪魔してるのか・・・!?」

 

焔「くそ・・・!」

 

雅緋「情けないぞ・・・!」

 

飛鳥「雅緋ちゃん!?」

 

立ち上がった雅緋が覚醒し、6つの白と黒の羽を纏った。

 

雅緋「私が目指すのは、最強の忍だ!!」

 

焔「お、おい待て!!」

 

雅緋「私もまだまだだな!母を失った時、悟った事を忘れてた!」

 

すると雅緋が、あの構えをした。

 

焔「何だと!?」

 

飛鳥「雅緋ちゃん!?」

 

闘破「彼奴!?」

 

鷹斗「お前まさか!?」

 

雅緋「復讐心で戦ってる内は、強さを極める事など・・・封魔光輪!!!」

 

何と封魔光輪を発動したのだった。

 

羅刹「ウワアアアアアアアアアアアア!!!!!」

 

そして羅刹が理性を取り戻した。

 

羅刹「・・・後悔は無い・・・最後まで、雪不帰の為に・・・戦えたのだから・・・」

 

飛鳥「ねぇ、私は・・・」

 

羅刹に色々訊こうとしたが、羅刹が封印された。

 

飛鳥「・・・・・」

 

しかし擬宝パコは、封印直前に脱出してしまい、そのまま何処かへ去った。

 

鷹斗「彼奴、逃げるのか!?」

 

闘破「追うぞ!!」

 

 

 

 

 

 

羅刹『雪不帰・・・』

 

頭の中で羅刹の声が聞こえた。

 

雪不帰「そうか、羅刹・・・」

 

再び雪泉との戦いが幕を開けた。

 

雪不帰「雪泉!!!!」

 

雪泉「行きます!!!」

 

雪不帰「雪泉!!!どうしてお前が!!!」

 

雪泉「私は何度でも立ち上がります!!!ですが今回は、シュリケンジャーさんに助けられました!!!」

 

雪不帰「くっ・・・!!!」

 

雪泉「そして、あなたに私の強さを知って貰う為に!!!私、いえ、私達は悩んで、鍛え、妖魔が忍の争いを抑え、礎となりましょう!!!ただしそれは、恐怖による盾ではありません!!!人としての優しさを持って、刀として、それが私の月の正義です!!!!!」

 

雪不帰「っ・・・!ぐああっ!!」

 

あの頃の思い出が蘇ってしまい、雪泉に負けてしまった。

 

雪不帰「くっ・・・!はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」

 

 

 

 

 

 

その頃崖の下では、巫神楽が異界の扉の前に立っていた。妖魔は次々と出現する。

 

神楽「はぁっ!!」

 

紅の刃で異界の扉を消滅させた。

 

奈楽「流石だな、神楽。」

 

神楽「私は妖魔を滅する存在。永遠に、ただそれだけだ。」

 

蓮華「ん?何だあれ?」

 

そこに擬宝パコが現れ、異界の扉を開いた。

 

華毘「異界の扉が開いたっす!!」

 

すると擬宝パコが、異界の扉の妖魔を全て吸い取って何処かへ去った。

 

 

 

 

 

 

工事現場では。

 

春花「はい、分かりました。皆にも報告します。」

 

未来「春花様、誰と話してるの?」

 

春花「鈴音先生よ。喜界ドーム方も解決したって。」

 

詠「本当ですか!?」

 

春花「ええ、皆無事みたい!」

 

雲雀「霧夜先生も!?」

 

大良「じゃあ鷹介先生達もか!?」

 

春花「勿論よ!半蔵様と小百合様も妖魔を封印したみたいで!」

 

飛鳥の左右に雅緋と焔が座り、3人は拳でハイタッチした。

 

春花「ん?」

 

するとまたスマホに着信音が。

 

春花「もしもし?・・・え!?はい、・・・はい。分かりました。」

 

未来「どうしたの?」

 

春花「闘破先生からよ。まだ妖魔の気配がするって。」

 

全員「っ!?」

 

流海「そう言えば鷹斗は?」

 

大良「あれ?闘破先生も居ねえぞ?」

 

シュリケンジャー「Hey!!」

 

そこにシュリケンジャーが駆け付けた。

 

飛鳥「シュリケンジャー!!」

 

シュリケンジャー「ミー達、妖魔を封印したんだったてな。」

 

焔「ああ。」

 

シュリケンジャー「だが、妖魔はまだ残ってる。ミー達、パコはどうした?」

 

飛鳥「パコ?擬宝パコですか?・・・あっ!」

 

羅刹の封印後、何処かへ去って行くのを微かに見た事を思い出した。

 

飛鳥「あの後何処かへ行ってしまいました。」

 

シュリケンジャー「大変だ、あれを破壊しないとまた異界の扉が開いてしまう!!」

 

 

 

 

 

 

その頃。

 

雪不帰「・・・・・・」

 

仰向けになってる雪不帰の元の雪泉が歩み寄り、彼女の刀と盾の装飾を返した。

 

雪泉「落としてましたよ?」

 

四季「さぁ帰ろう帰ろう!」

 

夜桜「そうですね。皆で帰りましょう!」

 

倒れてる雪不帰の元に、月光と閃光が歩み寄った。

 

雪不帰「・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

???「まだ終わってはないぞ。」

 

 

 

 

 

 

雪泉「っ!?」

 

夜桜「何ですか?この声?」

 

そこに擬宝パコが現れた。

 

美野里「擬宝パコ?」

 

擬宝パコが、雪不帰の持ってる刀と盾の装飾から影を吸い取った。

 

月光「何?」

 

閃光「これは!?」

 

そして擬宝パコが妖魔と影を吸い取って、ある姿へと変わった。

 

雪泉「あなたは!?」

 

???「雪不帰よ、私を覚えているか?」

 

雪不帰「・・・っ!あなたはまさか・・・!」

 

???「待て!!」

 

そこに鷹斗と闘破が駆け付けた。

 

雪泉「鷹斗さん!闘破さん!」

 

闘破「やはり貴様だったか・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「鬼忍毒斎!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その正体は、嘗てジライヤとの一騎打ちで敗れた妖魔一族の頭領・鬼忍毒斎だった。

 

雪不帰「毒斎お爺様・・・!?」

 

毒斎「久し振りだな雪不帰、最後に会ったのはお前が3つの時か。」

 

閃光「貴様、何者だ!?」

 

毒斎「ほう?貴様らが若き忍達か。私は鬼忍毒斎。雪不帰の祖父にして、妖魔の頭領だ!」

 

全員「っ!?」

 

鷹斗「やはり、雪不帰から感じ取った気配はあんただったか。」

 

そこに飛鳥達が駆け付けた。

 

雅緋「誰だ彼奴?」

 

鷹斗「皆!」

 

闘破「毒斎、お前はあの時死んだはずじゃ!?」

 

毒斎「そう、私はお前との戦いで敗れて死んだ。だが私は魂となって生き返った。そして雪不帰の持つ刀と盾の装飾にずっと憑依していたのだ。」

 

雪不帰「毒斎お爺様・・・あなたは一体何を・・・?」

 

毒斎「見事だったぞ雪不帰、お前は私の為に憎しみを増やしてくれた。」

 

雪不帰「憎しみを、増やす・・・?」

 

毒斎「お前は目の前で両親を失った。だがそれは私の計画通りだった。」

 

雪不帰「計画通り・・・?どう言う事ですか・・・?」

 

毒斎「私は妖魔を使って世界中の忍を滅する計画を立て、お前の父親にお前の母親を封印しろと囁いた。それを聞いた父親は受け入れ、お前の目の前で母親を封印し、更に私が妖術を使ってお前の父親を殺した。」

 

雪不帰「っ・・・!?」

 

雪泉「雪不帰さんのお父様を・・・!?」

 

毒斎「そして雪不帰、お前の持つ忍達へ対する憎しみと、月光と閃光が持つ力への欲望、羅刹の持つ力と、異界の扉の妖魔達。その4つが私を復活させる鍵となった。こうして私は現に復活を果たしたのだ!!そしてお前は私の計画の為に努力を尽くしてくれた。その事を感謝するぞ!!!」

 

雪不帰「お父さんと・・・お母さんが死んだのは・・・お爺様の計画・・・!?」

 

葛城「じゃあ、この妖魔の騒動はお前の計画だったのか!?」

 

毒斎「無論だ!!そして擬宝パコは、黒影を操って秘宝パコを用いて作り上げた力を欲する者しか使えない代物だ!!その擬宝パコは私の手中にある!!」

 

雪不帰「そんな・・・・・」

 

この話を聞いた彼女達は、毒斎に対する怒りが上がった。

 

月光「よくも雪不帰様を自分の計画の為に・・・・!!」

 

閃光「お前の計画の為に利用した事は許さない!!!」

 

鷹斗「待て!ここは俺達が行く。」

 

闘破「お前達は下がってろ。」

 

閃光「だけど!!」

 

鷹斗「お前達の怒りは分かってる。だがお前達の怒りを俺達に分けてくれ。その怒りで毒斎を消す!!」

 

毒斎「ほう?私と戦うのか。面白い!」

 

闘破「毒斎!ここでお前を完全に倒す!!」

 

鷹斗「行くぞ!!」

 

流海・大良「おう!!」

 

 

 

 

闘破はジライヤスーツを装着した。

 

 

 

 

鷹斗・流海・大良「忍風、シノビチェンジ!ハァッ!!」

 

ハリケンジャイロを回転させ、ハリケンジャーにシノビチェンジした。

 

 

 

 

闘破「戸隠流正統・ジライヤ!!」

 

 

 

 

鷹斗「風が哭き、空が怒る。空忍!ハリケンレッド!」

 

流海「水が舞い、波が踊る。水忍!ハリケンブルー!」

 

大良「大地が震え、花が歌う。陸忍!ハリケンイエロー!」

 

鷹斗「人も知らず!」

 

流海「世も知らず!」

 

大良「影となりて悪を討つ!」

 

ハリケンジャー「忍風戦隊!ハリケンジャー!あ、参〜上!」

 

シュリケンジャー「アイアム・ニンジャ・オブ・ニンジャ!緑の光弾!天空忍者・シュリケンジャー!参上!」

 

 

 

 

毒斎「私は貴様らを倒し、この世界を再び妖魔の世界にする!!」

 

鷹斗「この世界を渡してたまるか!!神楽!!」

 

神楽「ふっ!!」

 

紅の刃で毒斎を攻撃した。

 

毒斎「ぐおおおおおお!!!そうか・・・貴様が妖魔を滅する小娘か!!!」

 

神楽「行け!!ハリケンジャー!!ジライヤ!!」

 

シュリケンジャー「翼忍剣技・天空斬!!」

 

天空斬で毒斎を縦一文字に斬り裂いた。

 

毒斎「ぐおおおおおお!!擬宝パコが!!」

 

擬宝パコが毒斎から出て来た。

 

闘破「あれを破壊すれば、毒斎が消える!!」

 

鷹斗「よし、行くぜ!!」

 

闘破「磁光真空剣!!」

 

ハリケンジャー・闘破「流派忍風・磁光忍風斬!!」

 

磁光忍風斬で擬宝パコを斬り砕いた。

 

毒斎「ぐおおあああああああ!!!私の計画が・・・・消えるとは・・・・うおおおおおおあああああああ!!!!!」

 

擬宝パコを破壊され、毒斎が光となって完全消滅した。

 

ハリケンジャー「せい、バイバイ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの戦いから数日後、クリスマスイブの日がやって来た。

 

葛城「美野里、ここにお菓子を飾り付けてくれよ。」

 

美野里「はいは〜い!お任せ〜!」

 

雲雀「私もお手伝いするね!美野里ちゃん!」

 

斑鳩「飛鳥さんと雪泉さんと鷹斗も一緒に此方に向かって来てるようです。」

 

夜桜「あ、あの・・・わしは本当にこんな格好をしなくてはならないのですか・・・?」

 

柳生「ああ、クリスマスと言えばトナカイだからな。」

 

サンタクロースコスの夜桜と、イカコスの柳生が入って来た。

 

四季「それはイカだよ、柳生ちん。」

 

大良「トナカイの代わりにイカに乗ってプレゼントを配るのか?」

 

流海「プレゼントがイカ臭くなりそうね・・・」

 

闘破「全くだ。クリスマスが台無しになりそうだな。」

 

 

 

 

 

 

蛇女子学園では、雅緋が剣の修行をしている。

 

紫「凄い、雅緋さん。」

 

忌夢「あぁ、流れる汗も美しいよ雅緋〜。」

 

両備「って言うか、折角のクリスマスだってのに何で特訓な訳!?」

 

両奈「まぁまぁ両備ちゃん、これもお預けプレイだと思えばさ、絶対体がジングルベルしちゃうって!ほら!ジンジン、グルグル。ベールベール。」

 

歌いながら服を脱いで下着姿になった。

 

両備「意味分かんないわよ!このバカ犬!!!」

 

雅緋(休んでいる暇など無い、最強の忍になるのは私だ!!)

 

 

 

 

 

 

同じ頃巫神楽では。

 

蓮華「てやんでい!出来たぜ!でっかい雪だるま!!」

 

華風流「はぁ、大変だったけどね。」

 

華毘「でも、何か物足りないっすね。もっと派手に行くっすよ!!クリスマスだし!」

 

着火した花火を雪だるまに数本ぶっ刺した。

 

華毘「これでOKっす!」

 

華風流「OKって・・・」

 

蓮華「何がOKだ!?」

 

華毘「へへ〜ん!」

 

すると花火が咲き乱れた。

 

奈楽「何なんだ!?一体!?」

 

神楽「えへへ、良いじゃない。楽しいクリスマスで!」

 

 

 

 

 

 

商店街では。

 

春花「はぁ・・・クリスマスでもバイトになるなんて・・・」

 

焔「ずっと戦ってたせいで、シフトに入れなかったからな。」

 

未来「でもさ、今日働いた所で七面鳥とケーキは買えないよね・・・」

 

日影「そうやろうな・・・」

 

詠「こうなったら私が、もやしクリスマスケーキを作るしか!」

 

焔「詠!心配なら無用だ。さっき店長に言われた。今日の頑張り次第では、売れ残りの七面鳥とケーキをタダで分けてくれるそうだ!!」

 

4人「ええええ!?」

 

焔「さぁ、気合入れるぞ!!私達が5人揃えば、やれない事などない!!」

 

4人「オーーー!!!」

 

 

 

 

 

 

別の商店街では。

 

鷹斗「いやぁ〜沢山買ったな〜。でも結構重いな。」

 

荷物係の鷹斗が買った物を全部持ってる。

 

雪泉「飛鳥さん、体の調子はどうですか?」

 

飛鳥「うん、もうすっかり平気。痣も消えてきたし、皆と修行だってやってるし。」

 

するとまた左胸が痛んだ。

 

雪泉「っ!まだあまり無理をしては・・・」

 

鷹斗「霧夜先生に言われただろ?無理するなって。」

 

飛鳥「大丈夫。だって今日は、年に一度のクリスマスイブだよ?あんなに頑張ったんだもん。」

 

鷹斗「まぁそうだな。戦いの連続で筋肉痛になりそうだったぜ。」

 

雪泉「くすっ、楽しむ時は。」

 

飛鳥「うんと楽しまなきゃ!」

 

雪泉「ですね!」

 

鷹斗「ん?雪不帰?」

 

飛鳥・雪泉「ん?」

 

目の前に雪不帰が立っていた。

 

飛鳥「私は妖魔を殺したりはしない。忍として、命を懸けて封印する。誰に何と言われようと、これからもずっと。」

 

雪泉「私も同じ覚悟です。」

 

鷹斗「俺もだ。第2の毒斎が現れたら、その時は俺が全力でせい、バイバイしてやるからな。」

 

雪不帰「フッ、この世界の物が対ならば、忍と妖魔も対。何時かまた、雌雄を決する時が来るかも知れませんね。」

 

彼女は雪泉にある物を渡した。

 

雪泉「え?」

 

それは、刀と盾の装飾だった。

 

鷹斗「刀と盾?何でこれを?」

 

雪不帰「それは差し上げます。」

 

雪泉「ですが・・・」

 

鷹斗「お前の大事な物だろ?」

 

雪不帰「私にはもう、必要ない物なので。」

 

雪泉「・・・分かりました。」

 

雪不帰「さようなら。私は人間の世界で居場所を探します。」

 

鷹斗「ああ、元気でな。」

 

飛鳥「ねぇ、私あなたとちゃんと戦ってないから、シノビマスターズは続けようよ!」

 

鷹斗「俺も、お前と本気で手合わせしたいしな!」

 

雪不帰「・・・フッ。」

 

小さく笑みを浮かべて3人と別れた。

 

 

 

 

そして月光と閃光が雪不帰に付いて行く。

 

雪不帰「何故、付いて来るのですか?」

 

月光「独りでは寂しくありませんか?」

 

雪不帰「独りではありません。こことは違った何処かに、母と羅刹は居るのですから。」

 

閃光「後、私達も居る。」

 

月光「はい!」

 

雪不帰「・・・そうですね。」

 

 

 

 

刀と盾の装飾の刀を抜く。

 

雪泉「これを。」

 

飛鳥「ん?」

 

雪泉「飛鳥さんには刀を、私は盾を持ちます。」

 

飛鳥「うん。ありがとう。ねぇ雪泉ちゃん、今までちゃんと聞いた事なかったんだけど、」

 

雪泉「何ですか?」

 

飛鳥「雪泉ちゃんって、どんな忍になりたいの?」

 

雪泉「どんな忍?」

 

鷹斗「俺だったら、鷹介師匠達のような立派なハリケンジャーになる。雪泉はどうなんだ?」

 

雪泉「そうですね・・・私は、こんな雪のような忍になりたいと思っています。どんなに白い雪でも、地面に落ちれば土に混じって消えます。でも私は、それでもと思うのです。ほら、白いのが消えました。」

 

飛鳥「うん、そうだね!」

 

鷹斗「お前らしい答えだな!」

 

 

 

 

光があれば影がある。これは、影の世界に生きる・・・忍の少女達とハリケンジャーの物語。

 

「THE END」




         キャスト

        鷹斗:梅原裕一郎

        流海:鬼頭明里

        大良:八代拓

        雪泉:原由実
         叢:金元寿子
        夜桜:石原夏織
        四季:山本彩乃
       美野里:五十嵐裕美
        飛鳥:原田ひとみ
        斑鳩:今井麻美
        葛城:小林ゆう
        柳生:水橋かおり
        雲雀;井口裕香
        雅緋:平田宏美
         紫:矢作紗友里
        忌夢:斎藤千和
        両備:日笠陽子
        両奈:MAKO
         焔:喜多村英梨
         詠:茅野愛衣
        日影:白石涼子
        未来:後藤沙緒理
        春花:豊口めぐみ
        神楽:松岡由貴
        奈落:甲斐田裕子
        蓮華:津田美波
        華毘:徳井青空
       華風流:井澤詩織

       雪不帰:阿澄佳奈
        月光:小原莉子
        閃光:藤田茜
        羅刹:山本希望

  シュリケンジャー:松野太紀

      山地闘破:筒井巧

      鬼忍毒斎:飯塚昭三
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