永遠の美少女になって永遠の闘病生活に入った件   作:名無し野ハゲ豚

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パーティーの終幕

「あ、優子優子ー!」

 

 何の気なしにパーティーを歩いていると、今度は母さんに声をかけられた。

 よく見ると、母さんは幸子さんと一緒にいた。そう言えば、母さんと幸子さんは面識なかったっけ?

 

「なあに? 母さん」

 

「この子、すっごいかわいいじゃない。優子には負けるけど」

 

「むー、おばさん、一言余計だよー」

 

 幸子さんが可愛らしくふくれっ面を見せてくる。

 

「ごめんごめん。私も娘がかわいすぎてつい」

 

「あ、あはは……」

 

 あたしも、笑ってごまかすしかない。

 母さんのこの暴走癖、どうやって治そうかしら?

 

「それで、この子が優子の指導した子? すごいわね」

 

「は、はい。まだ至らないところはあるけど、一人前の女の子目指して頑張ってます」

 

 幸子さんは、笑顔で言う。

 確かに、あたしの指導で女の子らしくなった幸子さんを見て、母さんが褒めるのも分かる気がする。だって、あたしに女の子らしさを教えてくれたのも、母さんだから。

 母さんの指導が、幸子さんの中にも生きているということ。

 

「それにしても、優子がこんな活躍をしていたなんてね」

 

「うん、実は林間学校で浩介くんが実行委員になったお陰で幸子さんが生きているんだ」

 

「……あーなるほどねえ」

 

 母さんは一瞬怪訝な表情を見せたが、その後真意を察したような振る舞いをする。

 

「どういうことですか? 林間学校?」

 

「幸子さん、それはね――」

 

 あたしはこの前永原先生から言われたことを言い直す。

 林間学校で実行委員に選ばれたことで、浩介くんと恋愛するのが早まり、そのために正会員に推薦され、幸子さんを助けられたこと。

 

 そのことを、幸子さんは興味深く聞いていた。

 遥か遠くの高校で行われた何気ない実行委員のくじ引きが、東北で幸子さんの命を救うことになったのだから。

 

「数奇な運命よねえ」

 

 母さんが、関心したように言う。

 うん、あたしも、女の子になってから数奇な運命に翻弄された人生だと思う。

 

「お、確か君は――」

 

「あ、浩介くん」

 

 よく見ると、浩介くんがあたしたちの方に近付いてきた。

 

「あれ? そういえば、塩津幸子さんだっけ?」

 

 浩介くんと幸子さんが会ったのはこれで2回目かな?

 浩介くんにも、幸子さんのことは話していたし覚えてくれていたようね。

 

「はい。塩津幸子です」

 

「驚いたよ、初めて会った時はあんな態度だったのにもうこんなに女の子らしくなってるなんて……本当に見違えた」

 

 浩介くんが驚いたように言う。

 そういえば、幸子さんがあたしに突っかかろうとして、浩介くんに止められてったっけ?

 

「うん、やっぱりもう私、女の子だから。女の子らしくありたいと思うの」

 

「ふふっ、いい心がけね」

 

 あたしが、幸子さんを褒めるように言う。

 

「ありがとう」

 

「そういえば幸子さん。サッカーはどうしてます?」

 

 折角の機会だし、悟時代に打ち込んでいたサッカーについて聞いてみる。

 

「はい、今でもたまに女子サッカーのサークルには参加してますが……女の子としての女の子らしさを失わない範囲でしてます。女はやめたくないですから」

 

「うんうん、それでいいわ幸子さん」

 

「うん、やっぱり、男の子が男らしくあろうとするように、女の子だって女の子らしくあるべきだと思うの。女の身で男の得意分野で張り合っても、勝てるわけないもの」

 

 幸子さんは、TS病患者ならば誰しもが思うことを言う。

 

「お? 塩津さんもそう思ってるのか? 優子ちゃんも同じこと言ってたけど」

 

「……ええ。やっぱり、両方の性別を経験してみて、性差というものをはっきり認識しちゃいましたから。身体能力も落ちましたし、身体も小さくなって、男の頃よりもかわいらしくなりました」

 

 幸子さんは、自分が感じた経験をもとに、その結論に達した。

 あたしも、永原先生も、協会のみんなも、自殺してしまった人でさえ、この病気の患者はみんな同じ意見になる。

 それは、実際に経験してみないと分からないこと。

 

「かわいさを失ってまで、サッカーはしないということね」

 

「はい。ですが、やっぱり物足りなく思っていて、最近は足を運ばなくなりました」

 

「あら? どうして?」

 

「どうしても、自分の体のことが嫌いになりそうな気がして。でも女の子らしくありたいと思った時に、思ったんです。『別にサッカーできなくてもいいじゃないか』って」

 

「ふふっ、その通りよ幸子さん」

 

 あたしは、ニッコリと笑う。

 もう心配いらないわね。じゃあ次のステップ。

 

「あたしね、以前恵美ちゃん……さっきの田村さんと話したことがあってね。別に女性でも強くなろうとするのはいいと思うのよ」

 

「え!?」

 

 幸子さんが驚いたような表情をする。

 

「だけどそれは、あくまで『女性の中で』よ。本気を出した男には絶対に勝てないわ。男と張り合おうなんて考えようとしたって、辛いだけよ。テニスだって、全国1位の恵美ちゃんは部活で毎日負けてるのよ」

 

 実際、あたしは通学中や帰宅中に、テニスコートで恵美ちゃんを見るけど、男子部員に勝った所なんて見たことない。

 

「全国1位の田村でさえ、その辺の男子高校生に全く勝てないのか。や、やっぱりテニスって男女差大きいのか?」

 

「うん、そうだよ浩介くん。高校で全国大会に出られれば女子プロともやりあえるし、大学生社会人なら女子のトッププロ……いいえ、女子の世界ランク1位より強いプレイヤーなんて、それこそ掃いて捨てるほど居るわよ。全女性で一番強くなっても、そのレベルなの」

 

 いつぞやのお泊り会での知識を活用する。

 

「ひえー、男と女ってそんなに違うのか」

 

 浩介くんが、かなり驚いている。

 

「うんうん、私も、男性の力というのを見ると本当にすごいと思うわ」

 

 母さんにも、心当たりがあるらしい。

 

「そうよ、サッカーなんかもそうよね?」

 

 あたしが、幸子さんに話を振る。

 

「ええ。女子サッカーをしてみて、元々レベルが低いのは知ってましたが、ピッチに立ったら、あたし自身の衰えも含めて、想像以上だったわ」

 

「で、サッカーはどうなんだ?」

 

「身体が接触するプレーもあるから、サッカーの男女差はテニス以上だよ。例えば、女子の世界大会で優勝するようなトップチームでも、中学生チームに散々な負け方をしたこともあったんだ」

 

 やっぱり幸子さん、サッカーを語らせると強いわね。

 

「私も悟だった頃……高校生の時に1回戦敗退ながらも全国大会に行きましたし、大学の頃にはキーパー以外のポジションなら、どこをやっても女子の誰よりもうまい自信がありました……最も、男子大学生でしたから、それは何の自慢にもならないけどね」

 

「もしかして、俺も今からサッカーやればそう言う状態になれるかな?」

 

「今からはねえ……でも、本気で練習すればそう長くない時間で追い越せると思うよ」

 

「そ、そうか……」

 

 幸子さんの話に、浩介くんも頷く。

 

「6月の球技大会もどうなるかなあ」

 

「テニスはハンデ付けても恵美ちゃんの優勝よねえ」

 

 3年の球技大会はテニスがあって、テニスは実力差が出やすいスポーツなので、頻繁にハンデが定められている。そうしないと、一方的な試合になりがちだからだ。

 でも、全国一位の恵美ちゃんレベルで強いと、ハンデの付け方もかなり難しいはず。

 

「田村さんすごいですよねえ。高校生女子で全国一位、しかも決勝で6-0とか平然とするくらいの」

 

 母さんも、関心したように言う。

 

「それでも、うちの弱小テニス部の男子部員より弱いのよ。だから、男と張り合ってはいけないということよ。幸子さん、女の子はね、別に弱くてもいいのよ」

 

「うん。以前にもそう教わったよ」

 

 良かったわ。これを覚えておけば、大丈夫。

 

「ふうー。つまり、男の俺は強くならなきゃいけねえってことだよなあ……本当、男は世知辛いったらありゃしない」

 

 浩介くんが、愚痴をこぼすように言う。

 

「でも、強くなればあたしみたいに女の子が寄ってくるわよ」

 

 あたしが、浩介くんの腕を絡め、腕にちょっとだけ胸を押しつける。

 

「いよし! 優子ちゃんに喜んでもらうために、強くなるぞー!」

 

「うんうん、浩介くんはそれでいいわ」

 

 浩介くんは、男特有の、信じられないような単純脳でやる気満々になる。

 でも本当、かっこいいんだから。

 

「あ、いいこと思いついた」

 

 幸子さんが、何かに閃いたように言う。

 

「ん? どうしたの幸子さん?」

 

「あのね、石山さんの彼氏さん、すごい鍛えているんでしょ?」

 

「ああ、毎日筋トレしてるぜ。パワーと体力には自信があるぞ」

 

 浩介くんが「どうだ!?」と言わんばかりに力こぶを見せる。実際、体力テストを始め、体育の授業では、その部活を専門にしている男子には負けることもあるものの、概ね好成績を維持している。

 

「今度の球技大会、石山さんの彼氏さんと、田村さんで対戦してみたらいいと思うんだ。もちろん、それまではテニスの練習をして」

 

「「え!?」」

 

 幸子さんの突然の提案に、あたしと浩介くんの目が点になる。

 

「い、いや待てよ。確かに俺は鍛えてる。田村相手にパワーや体力で負ける気はしない。でも、あいつは全国1位だ。体育の授業でちょっとやっただけじゃ勝つのは無理だ」

 

「ですから、小谷学園にはテニス部があるんでしょ? 球技大会まで練習してはどうかな?」

 

 幸子さんは引き下がらない。

 

「うーん、1ヶ月半じゃあ厳しいだろうよ」

 

 でも、何となく見てみたい気がするわね。

 

「ねえ、永原先生と恵美ちゃんに相談してみたら?」

 

「あー、うん、分かったよ」

 

 浩介くんは、仕方ないという表情で受け入れてくれる。

 でも、あたしも何だか、見たい気がするのよ。

 

「というわけなので、母さん、幸子さん、あたしたちはこれで」

 

「「いってらっしゃーい」」

 

 母さんと幸子さんに見送られ、あたしと浩介くんは恵美ちゃんと永原先生を探して呼ぶ。

 

 

「篠原があたいに用事とは珍しいな。先生まで呼んでどうしたんだ?」

 

「恵美ちゃん、幸子さんからの提案なんだけど……今度の球技大会、浩介くんとテニスしてみてはどうかって?」

 

 あたしは慎重な口調で言う。

 

「おいおい、確かに篠原は体力もパワーもすごいだろうがよ。篠原、テニスの経験は?」

 

「体育の授業と……小学生の時にちょっとだけハマってた。2週間で飽きたけど」

 

「ふぅー、それじゃ本当に最低限の知識しかねえ状態じゃんか。1ヶ月半、付け焼き刃で練習した所で、あたいには勝てねえぜ」

 

 恵美ちゃんが、「やれやれ」と言った感じで言う。

 

「そうだねえ……でも、5セットなら篠原君にも勝ち目があるんじゃないかしら?」

 

 永原先生が笑顔で言う。

 恵美ちゃんが、すぐに動揺した顔つきをする。

 

「ふぁ……5セット!? おいおい、あたいら女子は5セットなんて――」

 

「そう、5セットは3セットと違って大局観、そして何より体力が要求されるわ。体力というのは、パワーと並んで、男女の差が大きい身体能力よ」

 

 永原先生がそう言う。

 永原先生の言う通り、テニスは元々長丁場の競技、相手に2ポイント以上差をつけ、なおかつ4ポイント以上先取するまでゲームは終わらない。

 しかもそのゲームを6ゲーム以上、かつ2ゲーム以上差をつける。つまり1回は相手のサーブを破らない限り、6-6になってタイブレークになる。

 これでようやく1セット取れる。そしてそれを2セット、あるいは3セット先に取ってやっと試合に勝てる。

 

 女子の大会では体力的に厳しいので、プロでも3セットのみだが、男子ではグランドスラムなど、5セットで戦わなきゃいけない試合もある。

 

「つまり、後半になれば篠原が優位ってか。でも、1ヶ月半程度じゃあたいの勝ちだろうよ」

 

「だよなあ……」

 

 やっぱり、恵美ちゃんも浩介くんと同意見みたいね。

 

「でも、田村さん、球技大会でテニスに出るんでしょ?」

 

「ああ」

 

「だったら、篠原君とやるのは興行として面白いと思うのよね」

 

 永原先生が、何やら思慮している。

 

「うーん、そこまで先生が言うなら、あたいもやってもいいと思うけどよ」

 

 恵美ちゃんが折れてくれる。

 

「俺はちょっと――」

 

 浩介くんはまだ渋る。よしここは――

 

「あたしも、ちょっと見てみたいなあ」

 

 あたしが、浩介くんを上目遣いで見る。

 これで単純な男の子はすぐころり。

 

「うー、優子ちゃんにそんな目で見られると断れねえよ……その代わり、俺が負けても文句言わねえでくれよ」

 

「うん、分かっているよ」

 

 そこんところは、きちんと分かってあげないと、嫌われてしまう。

 

「ふふっ、じゃあ決まりね。恵美ちゃんがテニスの球技大会出たら、どういうハンデにすればいいのかで困っていたもの」

 

 どうやら、永原先生にも、渡りに船だったみたいね。

 

「で、俺はどうすればいいんだ?」

 

「うーん、とりあえず、うちのテニス部に一時入部してもらおうか。そこでまあ色々練習してもらうよ」

 

「あ、ああ分かった……」

 

 浩介くんも、渋々了承してくれたみたいね。

 浩介くんは、部活こそ天文部だが、実際にはどのスポーツにもかなりの才能がある。

 永原先生が言うように、長期戦に持ち込めば、恵美ちゃん相手でも勝機があるんじゃないかと思う。

 

 

 そんなこんなで、あたしもパーティーで食事をする。

 

「石山さん石山さん、名残惜しいけど、そろそろ時間だよ」

 

「あ、うん。そうだね」

 

 お腹がいっぱいになってきた頃、永原先生がそう言ってきた。

 時計を見ると、確かにもうそんな感じの時間だった。

 

 あたしと永原先生は、こっそりさっきの壇の前に移動する。

 まず、永原先生から、壇上に上がる、

 

「えー皆さん、本日は石山優子さんの女の子1周年記念パーティーに参加くださいまして、誠にありがとうございます。本パーティーは間もなく終了の時間を迎えます。石山さん、お願いします」

 

「はい」

 

 永原先生に呼ばれ、今度はあたしが壇上に上がる。

 まずはマイクをあたしの身長に合わせ直す。

 

「えーと、本日はお忙しい中、あたしのためにパーティーに参加してくださいまして、誠にありがとうございます。これからも、女の子としての人生を歩んでいきたいと思っています。そして、今回のパーティーを企画してくださった皆さんにも、この場をお借りして厚く御礼申し上げまして、このパーティーの締めとさせていただきます。以上です」

 

  パチパチパチパチパチ!

 

 あたしの手短なスピーチに、皆の拍手がわく。

 やっぱり、短くまとめるって大切だわ。

 

 ともあれ、これでパーティーの全てが終わった。

 あたしもこのドレスはきれいだけど、そろそろ脱いで制服に戻りたいわね。

 

 そう思って、あたしはさっき着替えた控え室に戻る。

 

「あ、優子いらっしゃーい」

 

 そこには、既に母さんがいた。

 

「母さん、あたし着替えたいんだけど――」

 

「それなら良かったわ。母さんが脱がせてあげる」

 

「い、いいって!」

 

 母さんの不敵な笑みに、あたしは思わず顔が引きつってしまう。

 いつものこととは言え、やっぱり抵抗感はある。

 

「あら? そのドレス、一人では脱ぎにくいわよ。せめて背中のファスナーだけでもお願い、ね!?」

 

「うー、分かったわ……お願いするわね」

 

 あたしはつい反射的に、受け入れてしまった。

 でも、確かにこの服、一人で脱ぐのは大変というのも事実。

 母さんますます暴走しそうだし、背中のファスナーだけで妥協するのはいいことだろう。

 

「ふふっ、優子は物分り良くていい子だわ」

 

「……」

 

 あたしは制服を近くに持っていく。

 母さんが背中に駆け寄り、ファスナーを下ろしてくれる。

 ドレスは楽に脱げ、あたしは制服に戻った。

 ちなみに、リボンなども思いっきり着崩している。

 

「優子、リボン曲がってるわよ」

 

 母さんが案の定、おせっかいを焼いてくる。

 

「い、いいじゃない。もう家に帰るだけなのよ!」

 

「ダメよ、そう言う所から女子力が下がっていくのよ!」

 

「うぐっ!」

 

 母さんの言葉に、悔しいけど反論できない。

 あたしは改めて、着崩した制服を改める。

 

「うん、それでいいわよ。全く、今の服装、カリキュラム中だったらスカートめくりの刑だったわよ」

 

「ご、ごめんなさい……」

 

「いい優子、女の子として、だらしなくするのはダメよ。特に今は彼氏も来てるんでしょ? 男の子の前では、特に注意しなさい」

 

「はい」

 

 久々に母さんにお説教される。でも、あたしが悪いんだからしょうがない。

 

 本部の手前の建物では、みんなそれぞれに挨拶し、自然解散となっている。

 

「永原会長、今日はありがとうございました」

 

 一応本部なので、あたしは「会長」と呼ぶ。

 

「うん、石山さん、また明日。明日明後日も学校だからね」

 

「分かってるわよ」

 

 あたしは母さんと一緒に、浩介くんと「お義母さん」を見つけ、4人で帰ることになった。

 

 

「じゃあ、私達はここで」

 

「さようなら。また明日」

 

「うん、また明日」

 

 あたしたちの降りる駅になったら、浩介くんたちと別れ、家路につく。

 そう言えば、今日は父さん一人だっけ?

 

 そんなことを考えながら、あたしと母さんで、いつもの家に帰宅した。

 

「「ただいまー」」

 

「お、帰ってきたか」

 

 あたしと母さんを、父さんが迎えるのはとても珍しい光景。

 父さんはとっくに食事を済ませたらしい。ちなみに、これも予め母さんが作っておいたものらしい。

 

「そういえばお母さん、その荷物は何?」

 

 父さんが不思議そうに聞いてくる。

 

「うん、パーティーの残りだよ。これで数日は持つわよ」

 

「そうか。もったいないもんな」

 

 飲み物も結構余っていて、冷蔵庫の中がパンパンになった。

 ずっと同じ食事が続いて、飽き始めたのはまた別の話。


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