永遠の美少女になって永遠の闘病生活に入った件   作:名無し野ハゲ豚

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修学旅行2日目 永原先生の昔話

「うわー、すごいですよー!」

 

「上から見るとこんなに広えんだな!」

 

「うん、すごいわね」

 

 あたしたちは、エスカレーターで2階に上がると、そこは吹き抜け構造になっていてさっき見てきた車両たちを一様に見渡すことが出来る。

 様々な歴史・背景とともに彩られた車両たちの風景は美しく、拝観者たちもとても小さく見える。

 吹き抜けについ気を取られちゃったけど、その間の展示も見ないとね、うん。

 

「ここは生活と鉄道についてのコーナーみたいね」

 

 近くには休憩所もあるけど、まだ休憩する必要はない。

 

「あれ? これ、駅の改札ですよ」

 

 龍香ちゃんが、改札機のモデルを見て言う。

 

「うん、これは西日本では標準のタイプよ」

 

 どうやら右側のレトロな感じは、昔の改札らしい。

 

「今よく使われている自動改札機はほぼ全て日本の会社が作ったものよ。他にもここ京都に本社のあった会社はそれよりも古いタイプの自動改札機を作ったこともあったわね」

 

「ふむふむ、自動改札機って、もしかして日本が強いんですか!?」

 

 龍香ちゃんが興奮気味に言う。

 

「ええもちろんよ。そもそもヨーロッパの鉄道では『信用乗車方式』といって、車内検札で不正乗車を防止しようとしたのよ。これのおかげで、通勤ラッシュは随分と楽になったわ。それまでは大きな駅でも駅員が改札してたのよ」

 

「うげえ、大変だったんだなあ……」

 

 永原先生の昔話に、恵美ちゃんも苦い顔をする。

 

「駅の自動改札機は、飛行場と比べても使用条件はとても過酷よ。不正乗車防止システムとしても、やはり自動改札機の方が優れているわ。だから日本ではこの自動改札機は世界では類を見ない高性能なものになっているのよ」

 

 永原先生が、そんなことを言う。

 

「信用乗車方式の罰金制度のために、日本では当たり前に行われている『乗り越し精算』も出来なくなったのよ。例えば急いでいる時に、『とりあえず一番近い所までの乗車券を買って、下りた駅や車掌に申し出てその場で精算する』事も出来ずに、すぐに高額の罰金を取られるようになったのよ」

 

「うーん、それはサービスとしてまずいわよね」

 

「ちなみに、こういう抜き打ち検査には、『元不正乗車のプロ』を雇うそうよ。人件費も掛かるしいたちごっこだし、普通に駅で改札機なんかを使えばいいのにね」

 

 日本の鉄道は、色々な所で、世界とは違う独自の進化を遂げてきたという。

 実際、コストの削減によって、昔では考えられなかったような地方の小さい駅にも自動改札機は設置され始めている。

 

「最近では、アメリカの会社も新しい製品を日本に導入した際に、日本のICで使われている規格をスマホに入れざるを得なかったわ。そうじゃないと遅すぎて日本の鉄道では使いものにならないのよ」

 

 永原先生の解説を、あたしたちはよく聞きながら、展示を楽しんだ。

 永原先生は鉄道への思い入れが強い。本当に詳しくて、あたしたちは驚かされている。

 彼女の人生を、大きく変えた存在だから。

 

 これらを見終わった後は、企画展示室もあった。

 更にレストランもあったけど、みんなまだお腹は空いていないという。

 吹き抜け部分の右側を通ると、運転シミュレーターのコーナーがあった。

 

「うーん、抽選かあ……」

 

「当たる気がしないわね」

 

 恵美ちゃんとあたしが唸っている。それに、派手にオーバーランを起こして恥をかきそうでもある。

 永原先生は、このパタパタと回る案内表示(反転フラップ式というらしくて、今でも細々と見られるとか)について話していた。

 今なら普通にデジタルだから、色々な表示ができるとか。

 あたしたちは、運転シミュレーターの様子を尻目に歩いていくと、今度は何やら運行のしくみを解説するコーナーにたどり着いた。

 

「そういえば、鉄道の単線でぶつからない理由って、昔はどうしてたんだ?」

 

 恵美ちゃんが、信号機の模型を見ながら言う。

 

「ええ、閉塞と言ってね。その区間に複数の列車が入ってこないようにするのよ」

 

 永原先生による鉄道講座が始まった。

 今はこんな風に地上設備を使って閉塞を確保していて、前の列車に近付いたりすると減速信号や停止信号がでたりする。

 昔の場合は、人間が管理していたという。

 他にも、タブレットを使うことで通行券を持たせてから列車を動かすという制度もあったという。

 

「でもよ、新幹線とかどうしたんだ?」

 

「ふふっ、新幹線は車内信号方式を初めて取り入れたのよ。時速200キロ以上ではこれらの信号を目視するのは困難なのよ。だから車内に信号を入れたのよ」

 

 永原先生によれば、例えば0系は30キロ、70キロ、110キロ、160キロ、210キロで、後に210は220に変わったらしい。

 

「前の新幹線との間隔が詰まったり、制限速度があったり、あるいは駅に停車する前には信号が変わるわ。もし、信号以上の速度を新幹線が出していた場合、自動でブレーキが掛かるのよ。大抵は減速する時も、駅に停車する時以外はこのATCを使ってブレーキを掛けるのよ」

 

「へえー。じゃあ、新幹線の運転士ってブレーキほとんど操作しないの?」

 

「ええそうよ。今はデジタルATCだから一段のブレーキだけで良かったのよ」

 

「えっと、つまり、以前までは徐々に信号が切り替わって段階的に減速を繰り返したのが、一回で済むようになったってこと?」

 

「うん。山陽新幹線も、最近はこのATCを取り入れたわ。他にも、地下鉄ではこのATCを取り入れている所が多いわ」

 

 どうやら、あたしの見込みは正しかったみたい。

 更に、永原先生によれば新幹線は全て高架にし、踏切もなくしたため、ブレーキの制動距離の制限が要らなくなった。

 簡単に立ち入れないような環境を作った上で、高速運転を実現した他、車内信号のために新幹線の運転士には駅に停車する時以外は前方注視義務がないことになった。

 

「え!? じゃあまさか、新幹線の運転士って走行中はよそ見しててもいいってことですか!?」

 

 龍香ちゃんが驚いたように言う。

 

「ええそうよ。もちろん、車内信号は見ないとダメだけど」

 

 永原先生はあっさりとした感じで言う。

 でも確かにそう、昨日京都まで新幹線で行った時も減速を始めてから停止するまで、かなりの距離を要した。

 永原先生によれば、在来線は一部区間を除けば600メートルに収まっているが、新幹線の場合は数キロの制動距離が必要だとか。

 

「だから新幹線の運転士は、前方に障害物があって、全くブレーキかけなくても責任問われないのよ。だって目視してから止まれるわけないもの」

 

 永原先生がそう言うと、前方注視義務がないことも頷ける話になった。

 

「新幹線の安全性はそう、問題を根本から取り除くことで成り立っていることも多いのよ。ATCもその一つだったというわけね」

 

「そう言えば、この大きな表示版は何だ?」

 

 恵美ちゃんが、横に細長いよく分からない表示板を指差す。

 

「これは『CTC』よ」

 

「へえ、こうやって新幹線が動作してるのか」

 

「ここでは新幹線の動きを監視して、指令員が運転士に指示をだすこともあるわ。それにしても、本来鉄道の指令所、ましてや新幹線のことに関しては国家機密レベルで厳重よ。だから多分、これも旧式か何かだと思う」

 

 

「それは、すごいんだな」

 

 よく見ると、近くには別の版もあって、こっちは永原先生によれば「奈良線」の古いCTC表示板だとか。

 

 

 他にも、車輪とレールの関係を学べて、脱線事故の仕組みもよく分かる。

 

「このレバーってまさか?」

 

「そうよ、人の力でポイントを動かしてたのよ。ミスすれば脱線にも繋がったわ」

 

「ひええ……大変ですねえ……」

 

 

「これは連結器の模型よ。このリンク式というのは旧式で安全性に問題があった方式で、一夜にしてこの自動連結器に組み替えられたわ」

 

「連結器の安全性って、まさか走行中に外れちゃうとかですか!?」

 

 龍香ちゃんが質問する。

 

「うーん、どちらかと言えば連結する時の問題かな、この連結器は、間に人が入らなきゃいけないから、タイミングが悪いと車両同士に挟まれてしまうのよ」

 

「うっ、本当に便利になったのね鉄道って」

 

 挟まれたら大変よね、死に方もエグいし。

 

「ええ。この自動連結器のおかげで、連結に掛かる時間そのものも短縮されたわ」

 

 

「この機械はなんですか?」

 

「懐かしいわ、昔は駅にこういう機械があって、特急列車の指定券とかはこれで買っていたのよ」

 

「ふへー、インターネットのない時代によく管理できましたね」

 

 龍香ちゃんが感心したように言う。

 確かに、全国から予約が殺到することもあるものね。

 一方で、現代的なJR西日本が使っている現役の自動券売機も展示されていて、その進化を垣間見ることが出来る。

 

 

「こ、これは貴重よ! うわー懐かしいわ!」

 

 永原先生が銀色の機械の前で驚嘆している。

 「紙コップ」「冷却飲用水」という表示から、おそらくボタンを押せば水が出てきたんだろう。

 

「昔は、至る所で見られていたんだけど……いつの間にかなくなっちゃったわね。これも車内販売に進化したのよ。本当に冷たい水だったのを覚えているわ」

 

 

 そんなこんなで、この展示コーナーも終わる。

 あたしたちにとっては、記録でしか知らない昔の遺産でも、永原先生にとって、これらはリアルタイムで知っていた懐かしい思い出の数々なのだ。

 永原先生が見た目とは違う、本当に長い人生で、鉄道の開業と共に今まで人生を歩んできたんだと思い知らされる。

 

 更に奥にはキッズパークがあって、小さな子供たちが遊んでいた。

 あたしも、そこの女の子たちと一緒に遊びたいと思ってしまう。

 でも、みんなはそうは思ってないから、吹き抜けを挟んで反対側に、あたしたちは移動する。

 

 もう一つ、コーナーに入るとそこは鉄道のジオラマだった。

 

「すげえ、結構でかいなこの模型」

 

 中は広いジオラマで、様々な模型が走っていて、ファンの目を楽しませてくれている。

 これは全てここの博物館の親会社の車両なのだろうか?

 さっき走っていた山陰本線の列車の模型や、新幹線も見える。

 永原先生によれば、それらの親会社以外の鉄道車両や、関西の私鉄のものもあるという。

 茶色い電車の沿線は特に高級ブランドだとか何とか。

 あたしたちは、運転台のパネルを使って楽しむことが出来た。

 

 

「さ、最上層に上がるわよ」

 

「おう」

 

「うん」

 

「はい」

 

 永原先生の声とともにあたしたちは3階へと上がる。

 スカイテラスと称した屋外施設、更に反対側はホールと図書資料室になっている。

 図書資料室の方にまず行ってみると、そこには鉄道の本がずらりと並んでいて、これだけで時間を潰せそうな勢いだ。

 でも、中身はとても学術的で、あたしたちにはついていけそうにもなかった。

 

「昔の時刻表を見てみると、本当に今は便利になったわよ」

 

 この博物館に入ってわかったが、永原先生は、古い人にありがちな「昔は良かった」という態度を決して取らない。

 それは多分、500年という極めて長い人生がそうさせているんだと思う。

 それだけ長ければ、昔と今の違いがはっきりしてしまう。

 普通の人の一生である80年とは訳がちがうということ。

 

「さ、スカイテラスに行きましょうか」

 

「「「はーい!」」」

 

 3人で引率の永原先生に返事をし、あたしたちは屋外へ出てみる。

 するとそこには、眼下に線路が広がっていた。

 すぐ近くのモニターには今列車がどこに居るのかが分かる表示版まである。

 

「すげえな、やっぱ日本の鉄道は時間通りなんだな」

 

 恵美ちゃんが感心したように言う。

 確かに、本来の時刻と比べてもとてもズレが少ない。

 

「それにしても、どうして日本だけこんな正確な鉄道になったのかな?」

 

 あたしは、何の気なしにそんな疑問をぶつけてみる。

 実際に、外国人が驚いた日本のすごい所では、圧倒的1位は「鉄道」なんだという。

 

「石山さん、いい質問よ」

 

 ガタンゴトンと遠くの電車の音を聞きながら、あたしたちは永原先生の話に聞き入る。

 

「そもそも、正確性を鉄道のサービスにするという概念は、大正時代に生まれたのよ。当時は速度計もなかったし、そう言う発想そのものがなかったのよ。そんな0から1を生み出した機関士がいて、彼こそが『運転の神様』と呼ばれた達人だったのよ」

 

 永原先生によると、「運転の神様」は、鉄道のダイヤが正確になることで、石炭の消費を抑え、また時間的信頼性は鉄道に対する利用促進になり、また乗務員にとっても計画通りの作業を随時行うことで行き当たりばったりを無くし、安全性の向上にもつながると看破していた。

 事実、重大事故の大半は列車遅延時に起きていて、慣れないことをするために事故になるのだとか。

 

「これは、今ならちょっと鉄道に詳しい人なら誰でも知っている常識だけど、当時としては天才的発想よ。そして彼は運転指導においても、運転技術においても卓越していたわ。彼が偉大なのは、その発想力だけではなく、実際にそれを実践し、他の平凡な乗務員たちにも自らの天才的スキルを習得させたところよ」

 

「まるでスーパーマンじゃねえか。あたいらの世界じゃ、優秀な選手と優秀なコーチは違うなんてことよくあるのに」

 

 恵美ちゃんの言う通り、名選手は名監督とは限らない。

 でもこの人は、最強の名選手でありながら、最高の名監督でもあった。

 

「明治・大正の鉄道には三人の神様がいたわ。『車両の神様』島安次郎、『営業の神様』木下淑夫、そして『運転の神様』結城弘毅よ。彼らの功績は皆計り知れないけど、特に『運転の神様』は今日の鉄道に与えた影響力としては最も大きいわ」

 

 そして今、外国人観光客が最近急増しているために、この日本の鉄道に対する評判は、今や世界に広まっているという。

 

「結果的に時間への信頼性が、道路に対する競合力を確保することに繋がったわ。結果的に多くの人が鉄道を使い、本数が増えてその結果時間への正確性が求められるようになったのよ」

 

「そこでスパイラルになっているわけですか」

 

「ええ、好循環と言ってもいいわね」

 

 永原先生が笑顔で言う。

 「時間に正確な鉄道」という発想、それそのものがなかった時代というのを、あたしたちは想像にもつかなかった。

 それどころか、日本以外の大半の国では、未だに「時間に正確な鉄道」の概念そのものがないのだという。

 永原先生は、その後も、島安次郎と木下淑夫の話をしてくれた。

 さっきの連結器を一斉交換や蒸気機関車を始めとした鉄道車両の国産化というのも、「島安次郎」が行ったことだという。

 木下淑夫も、今日の鉄道営業の基礎を作り上げた人物で、やはり偉大な人だという。

 だけどそれでも、日本の鉄道が他国に対して大きなアドバンテージ、「時間への正確さ」という最大の特徴を作り出した結城弘毅ほどではないと、永原先生は言っていた。

 

「さあ、下に降りましょう。見てない車両がまだあるわ」

 

 永原先生の言葉とともに、あたしたちは下へと降りる。

 

「でもよ、その前にお腹すいたな」

 

「う、うん……あたしも」

 

 恵美ちゃんの言葉に、あたしもお腹が空いたことを思い出す。

 

「うんそうね、じゃあお昼にしましょうか」

 

 あたしたちは、先程遠目に見ていたレストランに入る。

 メニューを見てみると車庫のカレーだとか何とか号とか線路とかまかないとか、いかにも鉄道らしいメニューの名前。

 恵美ちゃんはうどん、あたしは中華そば、龍香ちゃんはミートソース、永原先生はカレーを頼んだ。

 

「しっかし、先生は本当に詳しいな」

 

「ええ、教師に協会仕事をやる傍ら、ずっと鉄道について学んでいたわ」

 

「どうしてそんなに学んだんですか?」

 

「……さっきも言ったように、私の、人生を変えたのが鉄道だから。逃げ続けるだけだった私にとって……あの時、逃亡先の鶴見で見た1号機関車が牽引する陸蒸気は本当に衝撃的だったわ。あれを見て思ったわ。時代は変わると、ね」

 

 永原先生が静かに語る。

 あたしたちも静かに聞き入る。

 

「そして私の中で、ただひたすら世捨て人みたいに300年以上も人知れず逃げて隠れ続けた人生が情けないと思ったわ……だからもっと知りたいのよ。私のすべてを変えた鉄道のこと」

 

 永原先生は大坂の陣から戊辰戦争まで250年以上、人生の半分を江戸で過ごした。

 その前の30年は諸国を流浪し、その前の64年は真田家の村付近に住んでいた。

 そして人生の最後の136年、教師として仕事をするようになったのは、自分を変えようと思ったのは、鉄道を見たからだという。

 

 それ以来、永原先生は鉄道の魅力へと取り憑かれていったという。

 

「お待たせいたしましたー」

 

 食堂の人が、あたしたちに同時に食事を運んでくれる。

 時間帯がずれていたのか、周りを見渡すと食堂はあまり混んでいない。

 

「お、優子さん、その中華そば。海苔に何か書いてありますよ!」

 

「え!?」

 

 龍香ちゃんの指摘に、あたしは思わず海苔を見る。

 他の3人も一斉に海苔に注目する。

 

「おー本当だ、すげえ……!」

 

「でも龍香ちゃんのソースも、線路になってますよ」

 

 あたしは、龍香ちゃんのミートソースを見て言う。

 線路の形になっている。

 

「あ、本当です! よく見たらそうですね!」

 

「そんなこと言ったら先生のカレーもなんか面白い形じゃねえか! くー、あたいのうどんだけ平凡だぜ!」

 

「まあまあ、問題は味でしょ」

 

 永原先生がなだめるように言う。

 というわけで、4人でいつものように「いただきます」をする。

 

「お、なかなか行けるなこのうどん。ちょっと味薄いけど」

 

「ふふっ、田村さん、味薄いのは西日本の特徴よ」

 

「もぐもぐ……ふぉうなのふぁ!」

 

 恵美ちゃんが食べながら話す。

 

「恵美ちゃん……行儀悪いわよ」

 

「んっ……ああごめん」

 

 あたしが指摘すると、恵美ちゃんが謝ってくる。

 最近はこんな風にあたしが恵美ちゃんに指摘することもある。

 

 そんなこともあって、食べている間はみんな概ね黙って食べる感じになる。

 

 なんかこの海苔もったいないわね。

 ……といっても、徐々に絵も崩れてるし、食べよっと。

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