永遠の美少女になって永遠の闘病生活に入った件   作:名無し野ハゲ豚

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永原先生の怒り

「えー、もう間もなく、2018年度小谷学園体育祭、午後の部を始めたいと思います。生徒の皆さんは速やかに持ち場にお戻りください」

 

 拡声器から聞こえてきた生徒会長さんの声とともに、一般客の席から多くの生徒がこっちに向かってくる。

 

「そういえば、浩介くんの両親はどうしたの?」

 

「あーうん、今日は家にいるって」

 

「あはは、あたしも……」

 

 あたしの両親も、「義両親」も、薄情というよりは、もうすぐ結婚する身であることや、あたしの運動能力の無さを鑑みての配慮という感じだ。

 

 やがて、時間とともに午後の部が始まる。

 最初にあるのは玉拾い競争。これは、去年あたしが泣かされちゃって、保健室まで浩介くんにお姫様抱っこされた競技だわ。

 やっぱり、どうしても思い出しちゃうわね。

 

 その後も、次々と競技が進む、そして、3年女子の番になる。そう、障害物競走が始まる。

 あたしの足はずば抜けて遅いので、一番成績の悪いグループで、しかも障害物なしのハンデをもらうことになっている。

 

「じゃあ行ってきます」

 

「優子ちゃん、がんばれよ」

 

「うん」

 

 浩介くんに見送られて、いざ競技へと進む。

 

「優子ちゃん、頑張ってね」

 

「あ、うん」

 

 同じ競技で競走する相手にまで心配されてしまっている。

 そう、障害物競走のハンデは、さっきの3人4脚より小さい。場合によってはハンデをもらって最下位という救いようのない惨めな展開が待っているかもしれない。

 もちろん、そうならないように努力とハンデの調整はしているんだけど。

 

「位置について……よーい!」

 

  パンッ!

 

 号令役の先生の合図とともに一斉に発進する。

 あたしは、あっという間に突き放されてしまう。相手はハードル走なのに全く追いつける気がしない。

 でも、次の平均台、これなら少しは差を詰められる。

 

「はぁ……はぁ……」

 

 ……そう考えたあたしが甘かった、みんなバランス感覚が身についていて、平均台の上でさえ、あたしの全力疾走よりも速く、あたしが平均台に着くころには、みんなは次の網に差し掛かっていた。

 

「ま、待って……!」

 

 必死に呼びかける。別に八百長でもいいわ、あたしだけ障害物なしで、最下位にだけはなりたくない。

 幸い、網のスピードはあたしの走るのよりは遅い。あたしは何とか差を詰めた。

 この網が、とても長い。従来の障害物競走ではハンデとして小さすぎる。

 また最後の直線区間にも、ハードルが設けられている。

 

「ふぅ……ふぅ……」

 

 あたしは、遂に1位になった。でも、走るスピードはどんどん遅くなる。

 もう少しなのに……どうしても、脚が思うように動かない。

 

 歓声が届く、網を潜り抜けた人がいた。

 残り10メートル、ハードルが倒れる音がする。もちろんなぎ倒してもルール上問題はない。

 残り3メートル、あたしの背後に、はっきりとした気配がする。でも、振り返る余裕はない。

 残り1メートル、ほぼ並ばれて、そして……

 

 

 あたしは、2着だった。ハンデ戦としては、順当な落としどころだった。

 うーん、もう少し胸が大きければ、あたしが先にテープを切っていたのに。

 

 

「優子ちゃん、お疲れ!」

 

「うーん……」

 

 競技から戻ってきて、あたしは自分の胸を凝視する。

 やっぱり未練が残る。

 

「どうしたの優子ちゃん?」

 

「うーん、あたしの胸、もう少し大きければ、1着だったのに……」

 

 あたしは、もう一度胸に視線を追いやる。

 

「ちょっと優子ちゃん、まだ胸大きくなりたいの!?」

 

「な、なんて贅沢な……贅沢すぎますよその悩み!」

 

 桂子ちゃんと龍香ちゃんが誠にごもっともな抗議している。

 この大きさで「もっと大きくなりたい」とか世の女性からミンチになるまでフルボッコにされても文句は言えない。

 

「あはは、ごめんなさい……」

 

 あたしも、これ以上大きくなっても別にいいけど、なりたいというほどまで積極的なものじゃない。

 

「そもそも優子、胸大きくなったら重くなってかえって遅いだけだよ。速くなりたいなら、その大きいの取らなきゃ」

 

 虎姫ちゃんがぐうの音も出ないほどの正論を言う。

 確かに、胸が思いから足も遅いのよね。

 

「うー、虎姫ちゃん手厳しいわ」

 

 「胸が大きいとかえって遅い」、まさに寸鉄人を刺す言葉よね。

 まあ、確かに、今の大きさで十分よね。

 

「ま、女の子は運動できなくてもそこまで悲観する必要ないわよ」

 

 桂子ちゃんが慰めるように言う。

 

「うん」

 

 そうよね、あたしには、浩介くんっていう守ってくれる素敵な男の子もいるもの。

 とにかく、これであたしが参加しての体育祭は終了した。去年は保健室送りになっちゃったけど、今年はちゃんとやり遂げられてよかったわ。

 

 そして後は、浩介くんのリレーを待つばかり。

 得点は、ハンデもあって一進一退になっているけど、ハンデを付けられた時点で、勝利チームは確定してしまっている。

 じゃあ何のために得点計算するのかというツッコミは、この際考えないでおきたい。

 

 色々な競技がある。去年は午前だったのも午後にあることもある。

 そして今年のリレーは騎馬戦の後の最後に行われることになる。

 騎馬戦は集団戦と個人戦、残念ながら去年浩介くんが見せた大将先頭突撃は行われていない。

 あれは浩介くんの圧倒的な個人技があってこそのものだものね。

 

「それではいよいよ最終種目、リレーを開始します!」

 

「じゃあ、俺行ってくるな」

 

 浩介くんがかっこよく立ち上がる。

 戦いに行く男の凛々しい顔だわ。

 

「うん、頑張ってね」

 

 浩介くんはアンカーとして参加する。

 このリレーは、学年の垣根を越えて行われる数少ない競技で、アンカーは3年生がするのが慣例となっている。

 浩介くんを除いたアンカーも、全員俊足が多い。

 浩介くんは長距離走の後というのもどう影響するかは分からない。

 今回のリレーは走者1人あたり100メートルを走り、それが5人となる。

 

「浩介くん……」

 

 アンカーの役割は大きい。どちらにしても、100メートルならばほぼ全速力になる。

 

 

「よーい!」

 

  パンッ!

 

 フライングはなく、全員が一斉にスタートする。

 トラックの周囲の長さもあるため、浩介くんのチームは一番後ろ、つまり1番内周を走ることになっている。まずは最初の100メートルではほぼ全員が互角に走る。

 2人目、ここまでは1年生が担当する。

 浩介くんのチームは3位につけている。

 

「あ!」

 

 まずいわ。3人目で浩介くんのチームが抜かれちゃったわ。

 あ、でも、1チームバトンをミスしてくれたわ。よしよし、これで3位ね。

 4人目、1位と2位が入れ替わって会場は盛り上がるけど、あたしには関係ない。

 

「浩介くーん! 頑張ってー!」

 

 あたしが思いきって声援を出す。

 

 そして浩介くんにバトンが渡る。

 

「うおお速い!」

 

 浩介くんはとても速かった。

 陸上部だったはずの前方の2走者をあっという間に抜き去り、そのまま100メートルを逃げ切り逆転で1着になった。

 ちなみに、浩介くんがゴールした時点で1位も2位も同じ白組なので点数には影響はない。

 

「はうー、浩介くんカッコいいわあ……!」

 

「石山さん良かったわね。婚約者が体育強くて」

 

 永原先生がそんなことを言う。

 確かにあたしもそう思うわ。

 

「うん」

 

 もしこれが逆だったら悲惨だったよね。

 ともあれ、陸上部を負かした浩介くんは、また自信をつけてくれると思う。

 

「ともあれ、これで全部終りね。後は閉会式だけよ」

 

「うん」

 

 でもあたしたちは、この後が本番になる。

 そう、歩美さんのことでだ。

 

「ふう……優子ちゃん、どうだった俺の走りは?」

 

「うん、もう素敵だったわ!」

 

 浩介くんの「一仕事終えた」という雰囲気は、あたしにとってはとってもうっとりするものだった。

 

「良かったよ。鍛えた甲斐あったってもんだ」

 

 浩介くんは力こぶを見せてくれる。

 でも今回、腕力は使わなかったような?

 

「あーん、浩介くん大好き!」

 

「うおっ! もう、優子ちゃんは甘えん坊だな!」

 

 あたしが浩介くんに抱き着くと、浩介くんも応じてくれる。

 

  なでなで

 

「えへへ……」

 

 浩介くんに頭撫でられるの大好きだわ。思いっきり甘えられるもの。

 あ、浩介くん大きくなってる。

 

「またいちゃついてんな」

 

「どんどん激しくなるよな、大丈夫かな?」

 

「まあ結婚しちゃうわけだしなあ……」

 

 高月くんたちによる、「呪いの儀式」もなくなり、また「鬱アピール」も無くなって、あたしたちはストッパーもなくなった。

 そのために、もしかしたらちょっとエスカレート気味かも。

 

「こらこら2人とも、いちゃつきすぎちゃだめよ」

 

「あ、はーい永原先生」

 

 あたしは永原先生から注意されて、浩介くんから離れる。

 浩介くんの顔を見ると、真っ赤になっていた。まあ、あたしの顔も同じくらい赤いと思うけどね。

 

 

「さ、閉会式に行きましょう」

 

 永原先生の号令とともに、あたしたちも閉会式のため、校庭に整列する。

 朝礼台には、進行役も兼任している校長先生がいた。

 

「えー、ではこれより、2018年度小谷学園体育祭、閉会式を開催いたします。はじめに、私、校長先生から話があります」

 

 ざわついていた校庭が沈黙に包まれる。

 

「本年も無事に、体育祭を終了できたこと、誠に素晴らしく思います。今年の体育祭が、生徒の皆さんの健康と成長に少しでも役立てれば幸いです。以上!」

 

  パチパチパチパチパチ!

 

 校長先生の簡潔かつ堂々たる話し方に、校庭の生徒からも押見のない拍手が送られる。

 そして、いくつかのスピーチなども終わり、あたしたちは無事に閉会式を終えた。

 そして教室で、再び体操着から制服へと着替える。

 まずは女子からで、あたしはいつも通りの着替え方で、制服姿に戻る。

 

「石山さん、この後頼むわね」

 

「ええ、作戦通りいきましょう」

 

 男子の着替えを教室の外で待っていると、永原先生から口頭で連絡が入る。

 作戦プランとして、まず永原先生がクレームの電話を入れる。ここではとにかく大声で抗議することになっていて、そこから時間をおいて、あたしが電話をし、そこでは緩い口調でお願いするように言う。

 

「ところで永原先生、裁判になったら勝てる見込みはあるんですか?」

 

「もちろんあります。戸籍でも生物学上でも、性自認においても、あの子、山科さんは女性です。そういう意味では石山さんを女子更衣室から隔離するのと同じことよ」

 

 永原先生が、強い口調で言う。

 

「……分かりました、とにかくやってみます」

 

「ええ、お願いするわ」

 

 そしてしばらくして男子も着替え終わり、永原先生がホームルーム開始を宣告した。

 

 

「連絡事項は以上です。部活委員会がある人も、帰宅する人も気をつけてください。以上です。石山さんは後で私の所に来てください」

 

 永原先生の号令とともに教室が解散する。

 それにしても、ホームルームの時間で協会の仕事について言っちゃっていいのかな? って今更ながら思う。

 まあ、考えても仕方ないわね。

 

「石山さん、屋上に行きます。風が強いかもしれないので注意してください」

 

「……分かりました」

 

 永原先生に屋上行きを宣告され、あたしたちは屋上に向かう。

 幸い、そこは風がなく、あたしは鞄を使ってうまく簡易的な椅子の代わりにして座る。

 

「じゃあ、かけますね」

 

 永原先生が携帯電話を取り出して、問題の学校へと電話をかける。

 

「あの、私、日本性転換症候群協会会長の永原ですけれども……はい、校長先生か教頭先生、または担任の先生をお願いします……はい……」

 

 永原先生がいったん電話を下げて休憩する。

 おそらく、取り次いでいるのだろう。

 やがて、永原先生が再び携帯電話を耳にかける。

 

「はい……私、日本性転換症候群協会会長の永原といいます……はい、貴校に在籍している山科歩美さんなんですけれども……はい、本人に改めて意思確認しまして、はい、女子としての扱いを望んでいます……ええ、ですから彼女はトランスジェンダーではないんです……はい、いやですから彼女は女の子ですから……ですから、過去のことが関係ないんです……あの、あなたバカですか? ろくな教育受けてないんですか? 私は明治の時から教師をやってるので言わせてもらいますけど、あなたみたいに理解力の欠けた人間が教師をするなんて子供がかわいそうですわよ」

 

「な!?」

 

 永原先生が普段からは想像もつかない言葉を使って相手を罵倒している。

 言葉は罵詈雑言なのに、口調は信じられないくらい冷静で、それがなおの事不気味さを演出している。

 

「あら? 図星だったかしら? ええそうですよね、そうやって我を忘れて怒り出すんですから、本当のこと言われて、恥の上塗りですか? 所構わず喧嘩に明け暮れてた江戸時代の人間でさえ、あなたよりはもう少しまともで筋を通す人ばかりでしたよ……じゃあ聞きますけど、もし山科さんの過去を知らなかったら、彼女を女性として扱いますよね? ……はぁー、いやね、脳が劣化してるんじゃないんですか? こんなところで担任なんかしてないで、若年性認知症の検査を受けられてはどうですか? ええ、喧嘩売ってるんじゃなくて、あなたのこと、教師の先輩として本気で心配なんですよ。私の過去の同僚にも同じような人がいましてですね」

 

 落ち着いた口調で話す永原先生に、あたしは多大な恐怖感を覚える。

 こんな言葉を言われたら、相手は「喧嘩を売っている」と言うに決まっているが、永原先生はさらに相手を手玉に取っていく。

 

「切るんですか? そうやって逃げることしか頭にない、ますます認知症の疑いが強いですね。それでもいいんですか? 訴えられるのは学校ですよ、彼女自身の意向も、客観的な性自認も、戸籍の上でも、生物学上でも、山科歩美さんは女の子ですよ。それ以外の扱いしているのは、世界中でもあなたたちくらいですよ? いい加減負けを認められてはどうですか? 過去にも裁判がありますけど、私たちは全てで勝訴してますよ」

 

 これが脅しのための嘘だという事は知っている。

 何故なら、永原先生は以前「ここまで発展するのは初めて」と言っていたから。

 

「礼儀? 今更それを持ち出すんですか? つまり、論理的には抵抗できないから感情論で人格攻撃に逃げますって言っているようなものですよ。え? 敗訴しても従わない? 日本じゃなくて将軍様を崇拝する北の国にでも移住したらどうですか?」

 

 電話越しの先生は、今頃顔を真っ赤にして怒っていることだろう。

 永原先生は真田家の人、その上500年の人生を生きている。やはり口喧嘩は名人級だわ。

 

「ええ、転校させるわけにも行きませんよ。それならもし将来同じ患者が現れた時に、あなたの学校は同じ対応をすると、世間に向けて宣伝することになりますよ。自分たちで全世界に向けて大声で『私たちの学校はTS病患者に対する差別主義を推進します』って発信したいんですか? 発信したいんですか? はいかいいえでこたえてください……『はいかいいえ』の意味も分からないんですか? 教師なんかやめて小学校の国語の授業からやり直してはどうですか? 認知症の治療にもいいですよ」

 

 電話越しでも、永原先生がますます追い詰める様子がわかる。

 

「で、どっちなんですか? 発信したくないなら素直に言うことを聞きなさいよ? ……大人の事情なんて、裁判所じゃ通じませんよ。そんなことも分からないんですか? あなた義務教育を卒業したんですか? いえいえ、ですから、私は本気であなたのことが心配なんですよ。まさか小中学校レベルの理屈もわからない知性しかないような人が教師をやっているなんて、教師歴130年の私としても到底信じられませんから」

 

 うー、本当に怖いわ。永原先生だけは絶対に敵に回しちゃいけないわね。

 

「いいですか? 次の体育の授業までに、もしいい返事をもらえなければ、私たちは次の手段に移りますからね。内容証明郵便が送られた意味を、もう一度考えてくださいね……ええ、では……はぁぁーーー」

 

 永原先生が電話を切る。

 そして深くため息をつく。

 

「永原会長、お疲れ様です。どうでした?」

 

 あたしは立ち上がって、永原先生に感触を聞いてみる。

 多分、ダメだと思うけど。

 

「あの時の小野先生や教頭先生と同じよ。理解して配慮しているという自分に酔っていて、こちらの話を聞こうともしないわ」

 

「でも、ああやって罵倒したら、そりゃああなるかなとも思いますけど」

 

 意固地になっているという可能性も高い。と言うか絶対にそうよね。

 

「ええ、だって相手を怒らせることも重要ですから」

 

「え!?」

 

 永原先生がさらりととんでもないことを言う。

 

「とにかく、この手の善意に酔った人間を相手にする場合、もう洗脳するくらいしか方法がありません。そのためには、まず相手の人格を否定し、徹底的に劣等感を植えつけさせる必要があるのです。その後でマスコミに報じられたり、裁判で負けた後に、今の煽りが効いてくるのです」

「確かに、それはそうよね」

 

 永原先生が言うのも最もだわ。

 今回だけその場しのぎで裁判に勝っても、相手がますますかたくなになって、確率は低いけど、将来的に同じ患者がこの学校に現れたらまた同じことが繰り返されかねない。

 

「そのためには、自我を壊す必要があるのです。そして最後に石山さん、あなたの存在です。ただ徹底的に否定するのではなく、救い上げる存在が必要です。打ちのめされた後にやさしい言葉を投げかければ、大抵の人間はころりと逝ってしまいます。ふふっ、小野先生と教頭先生の場合、ここまで大掛かりにする必要はなかったですけれどもね」

 

 永原先生が不敵な笑みを浮かべている。

 正直に言うと、頼もしい味方ではあるけど、怖いのも事実だわ。

 

「それじゃあ、電話、かけますね」

 

「ええ、優しい言葉で、懇願するように説得してください。失敗しても構いませんよ」

 

「はい」

 

 永原先生の指示の下、あたしが、もう一回、歩美さんの学校に電話をかける。


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