永遠の美少女になって永遠の闘病生活に入った件 作:名無し野ハゲ豚
「それじゃあ、お母さんたち行ってくるから、留守番頼んだわよ」
「「はーい!」」
5月3日金曜日、お義父さんとお義母さんが旅行に出かけた。
これからの3日間、あたしたちは家に残される。
もちろん浩介くんと2人きりですることと言えば――
「あなたあ、もう我慢できないわ」
「お、俺もだよ優子ちゃん」
誰もいない広々としたリビングの中、あたしと浩介くんは至近距離で見つめ合う。
「んっ……」
ちゅっ
浩介くんと、もう何回目になるか分からないキスをする。
「ねえ、あなた」
「ん?」
「愛してるわ」
もう何回目になるか分からない愛の告白。でも、何回言っても言い足りることがない、これについては、いつまでも欲求不満になると思う。
「俺も」
浩介くんが赤くなる。
愛の告白は、何回目だって、慣れるものではない。
「浩介くん、あたし着替えてくるわ。覗かないでね」
「おう」
あたしは、パジャマのままだった。
何故ならこれから浩介くんが一番喜ぶけど、義両親には見せたくない服を着るから。
あたしは、まず部屋の鍵とカーテンを閉める。
部屋は薄暗くなっちゃったけど、浩介くんに覗かれないために警戒は続ける。
あたしが下着も含めてすっぽんぽんになっている時、ガタガタと扉を開けようとする音が聞こえてくる。
「浩介くん、覗かないでねって言ったわよね」
「うー! 優子ちゃんの生着替え見たいの!」
扉越しに、浩介くんが子供みたいに駄々をこねている。
「ダメよ。浩介くんだからこそ、大好きな旦那だからこそ恥ずかしいのよ」
あたしは純白のブラとパンツをつけながら扉の向こうの浩介くんに応対する。我ながら、結構流れるようなながら作業だったと思う。
「うー! 俺だって男なんだぞ! いいじゃんか夫婦なんだし!」
「あたしは、好きな人だから恥ずかしいってタイプなの!」
あたしは、夫婦生活の時も、浩介くんに触られたり脱がされたりすると、顔が真っ赤になってしまう。
恋人や夫婦なら別に恥ずかしくないという女の子は多いけど、あたしは逆のタイプだった。
相変わらず、露出の多いこの服を着て思う。
あたし、恥ずかしがり屋なのに痴女よね。浩介くん限定だけど。
ガチャッ
あたしは、全て着替え終わってから扉の鍵を開ける。
「あなた、おまたせ」
「うっ、優子ちゃんエロい……」
あたしのこの服を見た浩介くんの反応はいつもウブで、むくむくと元気一杯の体になっていくのが分かる。
「はぁ……はぁ……はぁ……」
浩介くんが一気に鼻息を荒くする。
あたしは、ちょっとだけ意地悪を思い付く。
「ふふ、まだだめよあなた」
「えっ、どうして――」
「まだこんなに明るいもの、これから家事をして、お昼御飯食べ終わったら、たっぷりお相手してあげるわよ」
あたしが、いつもよりちょっとだけ声を高めに、耳元でささやくように言う。
あたしは、むくむく育った浩介くんの下半身から目を離せなくなる。
浩介くんも、あたしの胸から目が離せなくなっている。
「あなた、どこ見てるの?」
色っぽい声で、浩介くんに語りかける。
「ゆ、優子ちゃんこそ! さっきからここばっかり」
「ふふ、太くて固い浩介くんの肉体、あたし大好き」
もう、見とれてうっとりしちゃうわ。浩介くん、また筋肉質になったのね。
「優子ちゃん、やっぱりメスだよね」
浩介くんの優しいその声に、あたしは続々してしまう。
「うん、本能だもの」
しばらく、見つめ合う。
お互いに喋らない時間、とても長く感じるけど、多分短い時間だと思う。
「じゃあ、あたし家事あるからね」
あたしは、沈黙を破る。
「あ、あの!」
「うん?」
浩介くんが、またギクシャクしながら何かを言いたそうにしている。
「スカート、めくってもいい?」
「家事の邪魔をしない範囲でね」
いつもは聞かれないで勝手にめくられるけど、改めて聞かれると恥ずかしいわ。
「あ、ああ」
この服で、浩介くんが理性を保つのは困難なはず。
はてさて、いつまで持つかしら?
ここまで焦らし続けていれば、昼までには襲われちゃうよね。
あたしは、浩介の横を通り抜けて洗濯機のある脱衣場を目指す。
ぺろんっ
「いやーん!」
めくられる身構えが出来ていたのであたしは気持ちを込めて恥ずかしがる。もちろん、パンツ見られちゃうのは恥ずかしいことには変わりないけど。
「うっ、優子ちゃん反則……」
「ふふっあなた、我慢してね。抜くのもダメよ」
「うぐぐっ分かった」
あたしが甘く言うと、浩介くんが必死に理性を手繰り寄せようとする表情をする。
あたしは、そんな浩介くんを尻目に、階段を上がって洗濯機に向かう。
「優子ちゃん白いパンツ丸見えー!」
「やー!」
浩介くんに叫ばれて、あたしはスカートを必死に抑えた。
あたしについていく浩介くんの足跡をバックに、お風呂の脱衣場にたどり着く。
あたしは洗濯機を開けて、服をかごに入れて――
「じー」
「きゃー! えっちー!」
浩介くんが床に仰向けに寝て、あたしはスカートの中を覗かれた。
「えっちなのは優子ちゃんの服だろ? うーん素晴らしい絶景だね」
「もうっ! 浩介くん、どいて」
あたしはスカートを抑えて前屈みになりながら、かごを持って浩介くんを見下ろす。
「えー、いいじゃんかパンツ見るくらい」
浩介くんが不満そうに言う。
「やだよ」
「どうして?」
「こんな服でもパンツ見られるの恥ずかしいからよ!」
「へいへい」
ぺろっぴらっ
「やだー! やめて!」
「ふひひひひ、優子ちゃんかわいいよ!」
両手がふさがっているのをいいことに、あたしは立ち上がった浩介くんに前から後ろからスカートをめくられる。
あたしのこの反応も、浩介くんを喜ばせるために今までずっと磨いてきた。
でも、ミイラ取りがミイラになるね、恥ずかしさを表現しようとすると、演技っぽくしても、最後には本当に恥ずかしくなって、あたしの方が赤くなってしまう。
「こ、浩介くん。家事の邪魔だから!」
恥ずかしくてたまらなくなったあたしが、最後の切り札を出す。
「うっ、わ、分かった」
浩介くんも、さすがにやりすぎたと思ったのか、すんなり手を引いてくれた。
あたしはリビングに移動し、昨日の洗濯物を干す作業に入る。
ちなみに、あたしの下着も干す必要があるけど、近所のことも考え、お義母さんのも含めて、女性の下着はお義母さんの部屋で干すことになっていて、その間、浩介くんは侵入厳禁にしておく。
「ねえ、優子ちゃんの下着干してる所見せてよ」
「だーめ」
浩介くんのわがままを却下し、あたしは下着を隠しつつお義母さんの部屋へ。
内側から鍵をかけてあたしたちの下着を干し、残りは天日干しにする。最も、この間にドアを開けられたら結局ダメだけどね。
「ねえ優子ちゃん、どうして干してる下着見せてくれないの?」
浩介くんが疑問を挟む。
「もちろん、あなたをムラムラさせるためよ。いつまでも、あたしをえっちな目で見てもらうためにも、気を緩めちゃダメよ」
「でもよ、優子ちゃんがつけてるからこそ、下着って輝くじゃん」
浩介くんが熱弁する。
「うっ、確かにそうかもしれないけど」
浩介くんの気持ちが分かっちゃうのがまたあたしの悲しい元男の性。
「例えば、こうやって」
ふぁさっ
「きゃあ!」
浩介くんに、また前からスカートめくりされる。
ちなみに、恥ずかしくて抑えているけど、浩介くんの力が強くてスカートがめくれたままになっている。
「優子ちゃんのスカートをめくってパンツ見るでしょ?」
「う、うん」
「優子ちゃんは恥ずかしがるでしょ?」
浩介くんにパンツをじろじろ見られた上によく分からない解説までされる。
「優子ちゃんのえっちな所を包み込むこの真っ白なパンツ、パンツに覆われてない太ももやお尻、あるいはスカートの長さ次第ではパンツの上のおへそとか。そういうのとセットで魅力があるわけだよ」
浩介くんにスカートをめくられながら、あたしはパンツの魅力について熱弁される。
慣れないシチュエーションに、あたしの身体の湿度が大変なことになっている。
「だから、別につけてない下着見てもあんまり感じる所はないのよ」
浩介くんが熱弁し終わると、ようやくスカートを元に戻してくれた。
「そ、それならどうして見たがるのよ? 何も感じないんでしょ?」
あたしが思わず突っ込みを入れる。
「いやほら、優子ちゃんが隠そうとするのがかわいくて、悪いと分かっててもつい見たくなっちゃうんだ。ほら、1回だけってやつ」
浩介くんがまるで小学生みたいな理論を言う。
「もー、浩介くん子供だよね」
あたしは、洗濯物をハンガーにかける作業をし始める。
「あはは、でも、優子ちゃんいつも満更でもないよね」
「う、うん……」
結局、あたしもえっちな女の子何だと思う。
すりすり
「ひゃう!」
こうやって、浩介くんにスカートの中に手を入れられてお尻とパンツの感触を味わわれても、払い除けようとはしないもの。
「優子ちゃん、少し手伝おうか? もちろん、足を引っ張らない範囲でだけど」
「あ、うん。じゃあ山になってる服をばらしてくれる?」
「ああ」
浩介くんが、必死に性欲と戦いつつ、家事を手伝ってくれる。
そう言えば、浩介くんが家事を手伝おうとしたのはこれがはじめてだった。
「そう言えば、浩介くんが手伝うのはじめてだね」
「あーうん、優子ちゃんと結婚する前は結構手伝ってたんだよ」
確かに、普段はお義母さんもいるし、男手が必要になるシーンがなかったので、浩介くんに手伝いを頼む場面そのものがなかった。
今は義両親は旅行中だもんね。
「そうなんだ」
「昔は料理も手伝ってたんだけど、失敗続きで足引っ張っちゃって、『浩介がいるとかえって遅くなるから台拭きと食器並べだけでいい』って言われて」
「あはは、ひどいわねお義母さん」
手伝ってもらってそれはないような?
「でも、お母さんの言う通りだぜ。マイナスよりゼロの方がいいに決まってるじゃん」
「うーん、言われて見れば確かにそうよね」
浩介くんがごもっともな正論を述べる。
この事例にとどまらず、男性が家事を手伝おうとして、かえって足を引っ張っちゃうというのは、それこそ日本中でゴロゴロ転がっているだろう。
ここで女性の方が「マイナスになるからいらない」と、男性の家事をやめさせることを、あたしは責めることは出来ない。
だって、「マイナスよりゼロの方がいい」何て当たり前の話だし、「無能な味方は敵より怖い」とか「無能な働き者が一番いけない」何て言うものね。
それを考えれば、浩介くんみたいに「足を引っ張らない範囲で手伝う」というのは、とってもいい心構えだとあたしは思う。
「はい、出来たよ。干すのは優子ちゃんがする?」
「うん」
浩介くんがあたしの大胆に露出した胸を見ながら言う。
洗濯物をハンガーにかけおわったら、あたしはベランダに出て洗濯物をかける。
心地いい風があたしを包み込む。
超ミニのフレアスカートが風にめくられて、浩介くんにパンツを見られているけど、今は家事に集中しなくちゃ。
「浩介くん、洗濯物取ってくれる?」
「おうっ」
浩介くんが洗濯物を取ってあたしに渡してくれる。
あたしはベランダから物干し竿にハンガーをかける。
「優子ちゃん、さっきからパンツ見えてるよ」
「もー恥ずかしいから言わないで!」
「いやその……」
浩介くんが言葉に詰まっている。「目は口ほどに物を言う」ということわざがあるけど、ギンギンになっている浩介くんを見ていると、下半身の方がよっぽど口ほどに物を言うわよね。
「さて、今週もお掃除軽くやりましょう」
あたしは、掃除機を用意し、今日掃除する予定のリビングに戻る。
「ゆ、優子ちゃん」
「ん?」
「俺、そろそろ限界なんだけど」
浩介くんが鼻息を荒くして言う。
「ふふっ我慢してね、抜いたらただじゃおかないわよ」
「そ、そんな……」
必死に襲いかかるのを我慢している様子だけど、焦らせば焦らすほど、浩介くんが強引になってくれるので、もちろん焦らす。
あたしは掃除機のボタンを押して、掃除を始める。
掃除機の音が部屋中に響き渡る中、あたしは床に掃除機をかけていく。
机の下も忘れずに……
「はぁ……はぁ……」
ぺろんっ、さわさわ……
「いやあん! もう! 浩介くん、家事の邪魔はしないでよ」
「そんなこと言ったって……無理だって、優子ちゃん、こんなにエロいんだもん!」
浩介くんが開き直る。
嫌いじゃないわ。
「ちゃんと我慢してあげるのも旦那の勤めよ」
「はーい……」
もちろん、これは建前でしかない。
あたしは、浩介くんに無理矢理襲われたくて堪らない。
結婚初夜にも、あたしは「浩介くんの従属物のような扱いを受けたい」という感情に襲われた。
その時に、あたしは激しい自己嫌悪に陥って、浩介くんがフォローしてくれた。
「今日は妙に焦らすよな」
「ふふったまにはいいでしょ? 一気に焦らせばその後が気持ちいいんじゃない?」
あたしは、あの後自分の感情に向き合って、ある程度の整理が出来たと思っていた。
でもそれは違ったのよね。
あたしは、愛する浩介くんへの被支配欲望と向き合えていなかった。
先送りにし続けた結果、今のあたしは浩介くんにレイプされて肉体的にも精神的にも、浩介くんに痛め付けられたいとさえ思ってしまっていた。
こうして、今してるのも、自己嫌悪と表裏一体なのよね。
レイプは、「心の殺人」とまで言われていて、殺人や強盗、放火と同じ、重大犯罪に位置付けられている。
実際、レイプされて精神を病み、生活に支障をきたしてしまった女性はたくさんいる。
それなのに、あたしはそんな最低な犯罪の被害者になりたいと思ってしまっている。
掃除しながら、あたしは申し訳ない気持ちで一杯になる。
浩介くんにレイプされれば、多分普段以上に気持ちよくなれる気がしたから、余計に罪悪感が溜まってしまう。
この悩みを浩介くんに打ち明けることは出来ない。
いや、いくら男がバカで単純な生き物と言っても、もしかしたら薄々感付いているかもしれない。
「ふぅ……」
あたしは、リビングの次に、自分の部屋に掃除機を持っていくため、コードを引っ張る。
「ゆ、優子ちゃん、掃除機、も、持ってあげようか?」
浩介くんがどもりながら言う。
「うん、ありがとう」
すりすり
「んぁ! 浩介くんのえっち!」
浩介くんに、またスカートの中に手を入れられ、さっきよりもしつこくパンツを触られる。
「第一、そんな露出高い服着てるのが悪いんだ」
「うっ、とにかく、あたしの部屋まで運ぶわよ」
文面だけ見れば痴漢の言い訳だけど、今のあたしのレベルでの露出じゃ言い訳出来ないわね。
あたしは、自分の部屋で掃除機をかけ始める。
ここは、床に置いてるものを一旦どかしたり、机の下や家具近くの隙間で掃除機の先端を取り替える都合上、かがみこむことが多く、その度に浩介くんにパンツや胸の谷間を凝視されてしまう。
「はぁ……はぁ……はぁ……」
浩介くんの息が更に荒くなる。
ああ、今レイプされたら、快感のあまり死んじゃうかも。
「ふぅ、お掃除おしまい」
あたしが、掃除機を壁にどけて、ベッドに置いてあったものを床に戻す作業をしていた時だった。
「うがああああああ!!!」
突然、浩介くんが叫んだかと思えば、あたしは身体を押される感覚と共に、ベッドで仰向けに倒されていた。
胸が大きく揺れ、スカートがまくれあがるのを感じた。
「こ、浩介くん?」
浩介くんの目が、血走っていた。
「もうーー我慢ーーできねー!!!」
浩介くんが、乱暴にあたしの服を掴む。
「浩介くん、お願い、まだお昼――」
「はぁ、はぁっ……」
あたしの懇願は無視され、浩介くんに最低限しか隠していないトップスを脱がされ、素早くブラジャーを下ろされる。
「こ、浩介くんやめて!」
あたしが、嘘をつく。
浩介くんは何も答えず、あたしに手を出し続けた。