永遠の美少女になって永遠の闘病生活に入った件   作:名無し野ハゲ豚

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21歳の国会議員

「それでは皆さん、蓬莱の薬と蓬莱教授、日本性転換症候群協会のそれぞれの方針は確認されたと思いますので、まずは各省庁の立場をここで明らかにしてもらいましょう。まずはそうですねえ、経済産業省から参りましょうか」

 

「はい」

 

 総理大臣に指名された経済産業大臣と事務次官が立ち上がる。

 

「経済産業省といたしましては蓬莱の薬の普及に際しまして、日本国全般には速やかに波及を進めるべきとは思いますが、一方で国際的な普及はその摩擦も大きいでしょうから、特に慎重にするべきと考えております」

 

「ふむ、やはり経団連の意向か?」

 

 蓬莱教授でなくとも、それは思い付く。

 

「ええ、国際競争力の確保という意味では、衰えない人間というのは大事になって来ます」

 

「しかし──」

 

「まあ待ってください。他の機関の意向も聞いてからでないと」

 

 総理大臣が、一旦蓬莱教授を制止して、ジェスチャーで次の行政機関に移る。

 

「法務省といたしましては、高齢者の犯罪が増加の一途をたどっております。老後に関するネガティブイメージが波及しておりまして、そうした不安イメージなどから来る犯罪の根絶や、刑務所でさえ役に立たない税金の無駄を減らすという意味で、不老化というのは重要になってくるでしょう。また、無期懲役となった犯罪者などにつきましては、安楽死制度が必要不可欠だと考えております」

 

 高齢受刑者は、刑務作業もろくにできず、刑務所の作業さえろくにできないらしい。

 そうした存在をなくすには、人間を老化させないのがもっとも手っ取り早い。

 法務省は、警察などと同じく、治安の観点から賛成の意見が多い。

 

「分かりました。では次に、外務大臣、よろしくお願いします」

 

「はい」

 

 続いて、外務大臣と外務省次官が立ち上がる。

 

「外務省といたしましては、反日的な国や、日本に対して不利益なことを繰り返す国に対する制裁手段としての蓬莱の薬の活用に賛成するものであります。そのためには、我が国の国益に反する国には、蓬莱の薬の販売に慎重になるべきと存じます」

 

「ありがとうございます」

 

 やはり外務省は以前の主張を繰り返してきた。

 永原先生にとっては一番心強い味方ということになる。

 

「財務省は、財政の再建ということに折り入って、今回のこの蓬莱の薬の普及は、早急になされるべきと存じます。また、国外の人々につきましても、早急な普及により、日本政府及び日本国民への還元がなされるような機能を構築するべきと考えております」

 

 財務省は、早期普及派に回った。

 これも予想通り。

 

「文部科学省としましては、社会保障費の大幅減衰による影響は歓迎するものの、いたずらに普及を急ぐのも、また問題だと思います。まずは学者や大きな実績を残した人などから順番に蓬莱の薬を配っていくべきでしょう」

 

 文部科学省は、科学者の優遇を唱えている。

 ただ、この提案を蓬莱教授は絶対に飲まないだろう。

 

「総務省としましては、蓬莱の薬の普及そのものは迅速に行うべきと思いますが、社会的な混乱も、また大きくなると考えております。まずは、それに伴う制度作りを入念に行ってから、一般への販売に踏み切るべきだと考えています」

 

 総務大臣の意見には、蓬莱教授もうんうんと頷いている。

 

「防衛省としましても、総務省の意見に賛成でございます。蓬莱の薬の独占は薬の影響力を考えれば、必要であることは確かですが、必ずや外国は我が国に言いがかりをつけてくるでしょう。蓬莱の薬の権益を守るためには、必ずや国防予算の増額をご検討くだされ」

 

 防衛省は統合幕僚長が立ち上がって話し、防衛大臣もうなずいている。

 制服自衛官がこういう場に姿を表せるのも、時代が変わった証拠よね。

 

「うむ、では次に国土交通省の見解をうかがいたい」

 

「国土交通省としましては、やはり人口の急増という懸念がありますが、一方で鉄道と道路の充実に際して、この不老技術は使えるのではないかと確信しております。ゆっくりと普及させて行くことが重要になっていくでしょう。ただ危険職に対する敬遠の懸念はありますが、今は静観します」

 

 国土交通大臣の言い分からは、国土交通省も中立的考えで、あまり関与しないという方針が見受けられるわね。

 次に立ったのは環境省だった。

 

「環境省としましては、不老の全人類への普及は反対です。ごく一部の人のみが、これを享受するべきです」

 

 環境大臣が、きっぱりとそう発言したために、会議場もざわつきが見られた。

 

「大前提として、俺はこの薬を選民思想の道具にはしたくない」

 

 居たたまれなくなった蓬莱教授が、割り込んで話す。

 

「私としても、少なくとも日本には広く普及させてもいいと思っているわ」

 

 最右派に属していた永原先生も、環境省の見解には異議を唱える。

 

「ですが、こんな薬を一般大衆まで、世界人口あまねく所まで認めたら、あっという間に地球はパンク状態になってしまいます」

 

「そのために、俺は浮いた社会保障費を、宇宙開発に充てるべきだと考えているのだ」

 

 環境大臣の弁明に対して、蓬莱教授が負けじと応戦する。

 

「しかしそれが成功するとは限らない!」

 

「ねえ、1ついいかしら?」

 

「「「え!?」」」

 

 あたしがここで口を挟んだことに、会議室全体が驚きの声に包まれる。

 

「ごく一部だけっていうのは、どういう人たちを指すのかしら? 日本人だけ? 富裕層だけ? それとも、あたしたちTS病患者と結婚した旦那さんやその家族だけを言っているの?」

 

「えっと、それは……」

 

 環境大臣が言葉に詰まる。

 

「農業や水問題は確かに大きいわ。でも、人口が急増するといっても、1000年は大丈夫のはずよ。いずれにしても太陽系がいつかダメになる以上、宇宙開発は必要なのよ」

 

「JAXAとしても、篠原さんの意見には賛成したい」

 

 あたしの意見に、JAXAの理事長さんが賛意を示してくれる。

 

「ふう、では次に行きましょうか」

 

「はい」

 

 そして次に、農林水産省の担当になる。

 

「農林水産省ですが、やはり農地改革、戦後の農地改革ではなく、農地そのものを増やす、そういう改革が必要になってきます。品種改良を進めることだけでなく、土地を増やす方法といった技術を整備してから、蓬莱の薬を世に出すべきだと思います。特に外国に関しては、食料戦争への懸念もございますから、食料自給率の向上を、重要な目標とするべきです」

 

 農林水産省は総務省とほぼ同じだが、より慎重な考えを持っている。

 また、海外との食料戦争を割けるためにも、外国への蓬莱の薬の販売には、慎重な姿勢を見せた。

 

「では最後に厚生労働大臣、お願いできますかな?」

 

「はい。厚生労働省としましては、蓬莱の薬の早急な普及には心情的には賛成でありますが、高齢者への福祉の大幅削減をどうやって穏便に進めるかが、肝要と思います。また、不老による世代交代の鈍化から、世間の硬直化も考える必要があると思います」

 

 高齢者の身では、蓬莱の薬は、いわば「手遅れ」となる。

 おそらく、高齢者に対する福祉を全廃すれば、否応でも若者たちは蓬莱の薬を飲まざるを得ない。

 そうすれば、老い先短い高齢者は全滅し、若者と一部の中年だけが残るだろう。

 とはいえ、長生きする人ばかりになれば、世の中が硬直化するのではないかという懸念もあるらしい。

 

「分かりました。では蓬莱先生、以上を踏まえて、どう思いますか?」

 

「蓬莱の薬の完成を見越した立法を行うのには賛成だ。しかし、最終目標としては全人類への蓬莱の薬の普及というところは譲れない。一部の人間にのみ普及させるとしても、その期間は必要最小限にしたい」

 

「それは、どうしてですか?」

 

「しかし、硬直化した世の中になるのではないか?」

 

 環境省は、まだ諦めていないらしいわね。

 さっきの厚生労働大臣の発言を援用している。

 

「ああいやそうではないんだ」

 

 永原先生の例を見ればわかるように、150年以上若いままで過ごせば、むしろ柔軟な思考を持つことが知られている。

 

「どうしてですか?」

 

 厚生労働省の事務次官が質問する。

 

「ここにいる永原先生がその証明だ」

 

「というと?」

 

「実は──」

 

 蓬莱教授が、数年前に起きた会議の顛末を話す。それは、今は蜜月の関係にある協会と蓬莱教授だけど、実はあたしたちが佐和山大学への進学を決意する頃まではそうでもなかった。

 その時の投票で、当初蓬莱教授との協力案は否決されてしまったけど、実は永原先生が賛成票を投じていた。

 永原先生が比良さんや余呉さんよりも柔軟な思考回路を持っていたことを示している。

 

「なるほど、そういうこともあったんですか」

 

「人間というのは、な。代を重ねずに進化できる唯一の生命なんだ」

 

 蓬莱教授が何時かに話した言葉。

 それは単純な人間讃歌でもない。蓬莱教授は淡々とした感じに事実をのべているだけという風潮で話す。

 

「さ、制度作りという意味でだが……財務大臣殿に伺いたい。もし不老化が実現すれば、社会保障費はどれ程下げられる?」

 

「老人がいなくなるとして、また少子化対策も不要になることも換算して、9割は減らせると思います。国家予算に占める社会保障費の割合を考えれば、数十超円単位の予算が浮くことになります」

 

「おお」

 

「ではそれをどのようにして浮かしていくかだが──」

 

 各閣僚たちが、目を輝かせながら予算の皮算用をする。

 もちろん、人口問題への備えから、公共事業費の増大がまず大事になってくる。

 とはいえ、あまりにも急激な予算増加はそれはそれで予算の使い道に困ってしまって問題となる。

 そこで、当初は公債費、つまり「国の借金」の返済に大部分を充てることになった。

 

「まあ実は国の借金というのも我々が流したプロパガンダなんですがね」

 

 財務省の事務次官まで、派手にぶっちゃけてしまった。

 おそらく、公然の秘密だったのか、誰も動揺する様子がなかった。

 

「それでは、農業改革の予算を第一に、それで急場をしのいだら宇宙開発ということにしましょう。それから、経済産業省によるイノベーション推進にも使いましょう」

 

 財務省も、社会保障費の足枷が外れたという仮定なので、かなり気前がいい。

 総理大臣も、あたしや浩介くんも、政治的な協議に加わっていく。

 

「そして大事なのが、防衛予算ですね」

 

「あーそうですなあー」

 

 永原先生の言葉に、外務大臣がうなずく。

 そう、彼らのなかで共通しているのが、「詐欺企業などの登場を警戒して、蓬莱の薬は国家機密として、事実上の独占とする」という所、これまでの習慣や法律では対処しきれないのがその理由だが、日本の独占に対しては必ずどこかの国が不満を漏らすことになる。

 

 そうなった際に押さえ込むためには、軍事力も必要になってくる。

 蓬莱の薬の禁輸は、あくまで最終手段になる。

 他の国がどう出るかは分からない。

 

「ですから、禁輸措置はもう少し積極的に使ってもいいものと思います。とにかく最終的には、相手の戦意をくじくことができると思います」

 

「うむ、だが強力すぎるのだ」

 

「うーむ……」

 

 外務省と蓬莱教授の間の軋轢は、なかなか埋まらない。

 環境省と並んで蓬莱教授とは最も遠い距離に位置している。

 経済産業省と永原先生は、やや態度を軟化させているが、外務省はやはり最前線に立たされるだけあって強硬手段を容認して欲しいと蓬莱教授にしきりに訴えている。

 

「しかしだなあ、単なる脅しだけでもあまりに強すぎるからなあ」

 

 蓬莱教授は、蓬莱の薬の禁輸は核攻撃に匹敵する制裁措置だと主張している。

 つまり、蓬莱の薬の禁輸は、核攻撃を示唆するということになりかねない。

 

「うーむ……どうしても必要なら使ってもいいが……もし蓬莱の薬の門戸を解放しないことを理由に経済制裁ないしは武力制裁をするというのなら、対抗手段として使ってもいいだろう」

 

 蓬莱教授がふうとため息をついて言う

 武力制裁された時などに限るとしていた蓬莱教授は、外務省に対して譲歩したかたちになる。

 

「承知しました」

 

 外務省の事務次官も、その妥協案を受け入れた。

 

「しかし、海外の世論は分からんのかね? 俺の方では把握してないのだが」

 

 蓬莱教授が国家公安委員長の方を向く。

 

「公安調査庁としても、そのことについては把握しておりません」

 

「うーむ」

 

 蓬莱教授が知りたい情報は、公安にも持っていないらしいわね。

 こうして議論は進んでいった。

 

 

「うむ、自衛隊の防衛費増強ではまずは──」

 

「人と兵器を増やしていきたいと思う」

 

 防衛大臣がそう答える。

 ともあれ、予算の使い道の詳細も決まった。

 

「恒星間宇宙船の開発についても、最終的には考えていかねばなるまいな」

 

「あはは、私も乗りたいわね」

 

 蓬莱教授の遠い未来の構想に、永原先生が笑いながら答える。

 

「どうなるかなあ……」

 

 会議は、日が落ちた後も続いた。

 各大臣やJAXAの理事長、更に超党派の国会議員たちなど、あらゆる立場から意見を束ね会う。

 比良さんと余呉さんも、永原先生の意見を補う形で、会議を進めていく。

 

「いいえ、TS病患者の立場としては──」

 

「そういえば、TS病になると女の子を支えにしないと生きていけないんでしたね。すみません」

 

 超党派の野党議員の的はずれな意見に、あたしが「専門家」の立場からアドバイスをする。

 

「はい、ですからLGBT団体と協会の提携は考えておりません」

 

「ありがとうございます。やはり当事者が言うと違いますね」

 

 野党議員さんも、やはり実際に男から女に変わった人の意見には簡単に納得してくれる。

 

「では、篠原さんの意見を採用しましょう。不老が実現した後の教育としては、やはり性役割の過小評価はいけないという方向で参りましょう」

 

 そして総理大臣が、最終的な決定を下す。

 あたしは今、浩介くんとともに、「21歳の国会議員」になっていた。

 

「では、本日はここまでにしましょう。皆様、お疲れ様でした」

 

「「「お疲れ様でした!」」」

 

 全員で起立して挨拶する。

 あたしは浩介くんと共に、2人で歩く。

 

 

「じゃあ私、家に帰るわね」

 

「はい」

 

 そう言えば、永原先生の家がどこにあるかは、知らないのよね。

 恐らく東京都在住だとは思うけど。

 ともあれ、永原先生はあたしたちとは別行動を取ることになった。

 

「篠原さん」

 

「「はい」」

 

 突然の総理の呼び掛けに、あたしたちはまとめて振り返ってしまう。

 まあ、苗字で呼ばれたら今までもそうしてたけど。

 

「あー、お2人は、今後下の名前も含めて言った方がいいですね」

 

「ええ」

 

「今日は、どうもありがとうございました。お若いのに、ご立派ですね」

 

 総理大臣が、あたしを誉めてくれる。

 

「ええ」

 

「それにしても、どうして協会はあなたをそこまで買っているんですか? 広報部長と言うのは、他にもいたはずじゃないですか」

 

「あたしが協会に入る前と後で、大きく変わったんですよ」

 

 あたしがにっこりと笑う。

 総理大臣は、さすがと言うべきか、もうそれなりの老齢だからか、あたしの胸は凝視して来ない。

 

「ああ、優子ちゃ……家内が協会に入る前は、TS病患者の自殺率は5割を越えていたんです」

 

 浩介くんが、あたしのことをいつもの呼び方でいいかけたのを、慌てて「家内」と呼び直す。

 こう呼ばれたのも久しぶりだわ。

 

「ええ、実際に自殺率が高い病気だと、聞いています」

 

「5年前の10月に、あたしが協会に入って、新しい患者さんの教育方針について、制度改革をしたんです。そのお陰で、自殺率も減りました。あたしが教育した患者さんは、今のところ4人ですが自殺者は出ていません」

 

 新しい患者さんも、1人は無事に小谷学園に入学が決まっている。

 あそこなら、永原先生もいるし、都合良く永原先生は1年生の担任になるので、当然あの患者さんは3年間永原先生のお世話になる予定になっている。

 

「そうだったんですか」

 

「ええ、この子は、とても優秀なんです。私たちの誇りといってもいいんです」

 

「あ、比良さん!」

 

 あたしたちと総理大臣との会話に、比良さんが乱入してくる。

 

「確か天保11年生まれの──」

 

「はい比良道子です」

 

「あなた程の人でも、優秀に見えるのですか?」

 

 総理大臣が比良さんの方に向き直る。

 

「ええそうです。この病気になった人は、多くの人が『男に戻りたい』と思ってしまい、無駄なあがきと共に心身を疲労して自殺してしまうんです」

 

「ええ、知っています」

 

 TS病のことは、今日の議題でも上がったものね。

 

「成績優秀な人は、運命を受け入れ、女として生きる他に道がないことを知って、消極的ながらも少しずつ女の子としての人生を歩んでいきます」

 

「では、篠原優子さんは?」

 

 総理大臣は、内心は予想ついているとは思う。

 

「ええ、優子さんは、運命を受け入れただけではなく、『昔の自分を変えたい』という一心で、必死になって、一生懸命一生懸命に女の子らしくなろうと、努力してきたんです。本当に、滅多にいないタイプですよ」

 

 そう、だからこそ、もちろん永原先生が担任の先生だったということもあったけど、一生懸命に女の子になろうとして、実際に異例の早さで女の子らしくなれたあたしはあの年齢で協会の正会員になることができた。

 

「それはそれは……性別がある日突然変わってしまうというだけでも、計り知れない心労があると思うのに」

 

「総理、あたしは、女の子になりたく何てなかったって思ったことは、一度もなかったわ」

 

 あたしがそう答えると、比良さんが頷くような顔をする。

 

「そうよ。それが篠原さんの何よりも勝る強みよ。男の人生を、誰もが羨み、取り戻したいと思うことはあるわ。私も、水戸藩士だった頃の日々を今でも懐かしく思うことがあるもの。患者さんは皆、男の頃の人生と折り合いをつけるのに苦労しているのよ」

 

「あたしは、女の子らしい女の子になれて、幸せな家庭を築くことができたわ。ううん、もちろん蓬莱の薬が完成するまでは、道半ばですけれども」

 

「……そうですか。引き留めて申し訳なかった」

 

 総理大臣が軽く頭を下げる。

 実直な人よね。

 

「ええ、では、あたしたちもこれで失礼いたします」

 

「ありがとうございました」

 

 あたしたちは、総理大臣官邸を出て駅に向かい、家に帰った。


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