永遠の美少女になって永遠の闘病生活に入った件   作:名無し野ハゲ豚

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遠くでのせめぎあい

「浩介くーん、一緒に帰ろー」

 

「おう」

 

 大学4年になって、初めて浩介くんと履修する科目が変わった。浩介くんの方がより心配性なのか、履修科目が1つ多い。

 あたしはその日はいわゆる空き日になっているけど、卒業論文のこともあるので蓬莱の研究棟に詰めたり、あるいは新しい患者さん2人の相談に乗ったりすることにしている。

 

  むにっ

 

「あうぅ……」

 

 あたしが腕を絡め、浩介くんの二の腕に胸を当てると、浩介くんからかわいい声が漏れてくる。

 あたしが何回スカートめくりされても、慣れることはなくて恥ずかしいのと同様に、浩介くんもあたしに誘惑されると、慣れることはなくてドキドキしてしまうらしい。

 

「ふふ、浩介くん大好き」

 

 浩介くんは以前、「慣れ始めたら愛が覚める兆し、そうなりそうになったら、慣れないようにドキドキするように意識を集中させるんだ」と言っていた。

 指摘されるまで気付かなかったけど、考えてみるとあたし自身も同じような傾向にあったと思う。

 最も、浩介くんよりは意識してないとは思うけど、それでも浩介くんの愛情は変わらなかった。

 

「優子ちゃん、俺もだよ」

 

 愛を確認し合うこのやり取りも、数えたわけじゃないけどあたしたちは既に1000回を数えていると思う。

 うー、もしかして浩介くんになまめかしい声をあげさせられちゃった回数もそれくらいかも。

 あたしたちは、周囲の視線も気にせずに、ラブラブな雰囲気で家へと帰宅した。

 

 

 

 

「え!? 何よそれ!」

 

 4年目の大学生活を謳歌していたある日、公安調査庁から提出されたレポートに、あたしは目を疑った。

 国際反蓬莱連合がバチカンのローマ教皇と、イスラム教各国とで同時にロビー活動し、「神の真理に反し、老いの宿命を否定せんとする無神論者蓬莱伸吾を倒せ」と扇動し始めたという。

 

「優子さん、落ち着くんだ」

 

 あたしの動揺ぶりが酷かったのか、蓬莱教授にたしなめられてしまう。

 

「え!?」

 

「ここを見ろ。今のところはロビー先の団体には相手にされていない。何分敵の大将である例の牧師はプロテスタントだ。イスラム教の連中はもちろんのこと、カトリックであるローマ教皇庁が、まともに相手にするわけがない」

 

 蓬莱教授が一息つくと続いて指摘する。

 

「こちらには、既存の宣伝部や協会の広報部だけではなく、公安調査庁という心強い味方がいる。日本人は諜報が下手だなどというのは思い込みだ。今公安調査庁の人間が、ローマ教皇庁と接触していて、奴の悪行ぶり、特にTS病の患者を自殺に追い込んだことを虚実入り交えて説き伏せているところだ」

 

 蓬莱教授が、あたしを落ち着かせるために現況を説明してくれる。

 

「それでもやはり、どこか落ち着かないわ」

 

「確かに、キリスト教はともかく、イスラム教の連中は注意した方がいいだろうな。21年前に起きた事件、そして6年前に栄えたイスラム国……日本でも、反イスラム的な書物だという理由で、翻訳しただけの大学教授が殺されたこともあった。しかも連中の教義では指導者が出した殺害命令は撤回できねえんだ」

 

 蓬莱教授もイスラム教には警戒を強めている。

 幸いにして、日本では「他人に迷惑をかけるな」という強固な概念があり、それが治安を支えている。

 

「日本のイスラム教徒は、日本の監視社会と村社会のお陰で温厚な人が多い。だが、もしイスラム世界で反蓬莱思想が蔓延したとすれば、俺たちが海外に出る時は注意せねばなるまい」

 

 蓬莱教授は、少しだけ頭を悩ませているようだった。

 何せ蓬莱教授が無宗教かつ無神論者であることは周知の事実だった。

 イスラム教でもキリスト教でも、無神論は偶像崇拝と並んで絶対悪の象徴だということは、高校の授業でも習った。

 

 もちろん、この「蓬莱の研究棟」が、テロの標的にはなるとは思えないけどね。

 

「ともあれ、俺としては宗教勢力と妥協するのは気に入らねえが、蓬莱の薬を開発し、その効力を証明しねえことには、やつらは信仰を捨てることはねえだろうな」

 

 やはり、蓬莱教授は現実主義者だ。

 宗教を害毒と見下しつつも、現況勢力の強さを鑑みて何とか説き伏せようとする。

 そのためには自前の宣伝部では不十分なので、公安調査庁を頼ると。

 

「とりあえず、今は様子見かしら?」

 

「ああ、もし何かあれば、政府が派遣したSPが警護してくれるとのことだ」

 

「それは頼もしいわね」

 

「いいや、出来ることなら避けたいものだ」

 

 蓬莱教授が嫌そうな顔をする。

 確かに今の蓬莱教授は、総理大臣と並ぶか、それ以上の権力を持っているけど、国家的権力は何一つ有しない民間の大学教授でしかない。

 そこに過剰な警備を行えば、要らぬ噂を招く恐れがあるのよね。

 そもそも、佐和山大学は事実上蓬莱教授の王国だし、見えない所で監視の目を光らせているとも言っていたし。

 

「ともあれ、この大学なら安全だ。幸いなことに、中東系、アラブ系、白人系の学生はこの大学に1人もいない。ここはマイナー大学だから、日本人と、後はアジア人の留学生が僅かにいる程度だ。これが例えば東京大学とかだと、そうもいかなかっただろうがな」

 

 蓬莱教授が、薬完成後の海外リスクを見越していたことは十分に考えられる。

 何せノーベル賞学者、それも不老研究に比べれば遥かに実績が小さいとはいえ、ここ数十年で最も偉大な発見と言われるほどの万能細胞の開発者に教わりたいという海外の学生は多いはずだもの。

 とはいえ、ここの研究所には驚くほどに外国人が少ない。

 一応研究成果の確認のために、薬を飲んでいる外国人の治験者が何人かいるだけだ。

 もちろん彼らは上層階には入れない。

 

「ええ、でも蓬莱さんに教わりたい海外の学生は多いのでは?」

 

 浩介くんも、同じ疑問を持っていたみたいね。

 

「そりゃあ、潜在的には多いだろうが、特定の教授個人に学ぶためだけにここを選ぶようなリスクを取れるのは、国内の大学までだよ」

 

「あー、そういうものかあ」

 

「確かに言われてみればその通りね」

 

 あたしたちも、合点がいった。

 

「さて、宗教との対決のためには、海外にも多い俺の崇拝者を動かすとしよう」

 

 蓬莱教授は、崇拝者をまるで手駒のように扱っている。

 蓬莱教授は、自らへの個人崇拝については、かなり軽蔑している。それは蓬莱教授が宗教を軽蔑しているから。

 

「富豪として財を成した連中ほど、俺の薬を欲しがるものだ。アメリカには特に、な。そこで、アメリカ人の富豪をそそのかし、宣伝部のアメリカ支部を作ることにする」

 

 以前から海外支部の構想はあったが、ついに具体的に作ることになった。

 場合によっては、CIAに対してもロビー活動を展開させるつもりらしい。

 

「はい」

 

「それについてはこちらで済ませておくから、優子さんと浩介さんはもう帰って問題ない」

 

「「ありがとうございます」」

 

 蓬莱教授に言われ、あたしたちは、研究室を後にした。

 海外メディアは、未だに蓬莱の薬のことについて詳しく報じていない。

 公安調査庁が報道機関に依頼し、現地のマスコミと接触した所、「大混乱が予想されるので自主規制して先送りしてしまっている」という。

 本来はこういうのを自主規制するのはジャーナリズム上よくないことだが、今回の蓬莱の薬はものがものであるため、特別にということになった。

 そのため、現地ではインターネットや一部の富裕層以外、蓬莱の薬については関心がないらしい。

 

 翌日、蓬莱教授はあたしたちに向けて、「1000歳の薬を出す時には、記者会見を全世界に中継する」と宣言した。

 またこの日は、比良さんが「蓬莱の研究棟」を訪れて、β型の遺伝子を提供した。

 これで、歩美さんと併せてβ型の遺伝子サンプルが複数になり、研究が格段に進むと思われた。

 

「ねえ比良さん」

 

「あら篠原さん、どうしたの?」

 

 遺伝子を提供し終わった比良さんを、あたしが捕まえる。

 

「今度の会合で、全会員に『遺伝子提供』の機会を与えたいと思います」

 

「え!?」

 

 あたしの提案に、比良さんが驚いた顔をする。

 そう、今までは遺伝子協力は自由意思だった。でも機会がほとんどなくて、今の比良さんみたいに、わざわざ佐和山大学に出向くか、蓬莱教授が来てくれるかしかなかった。

 

「協会の本部で、遺伝子を提供できる体勢を整えるんです」

 

「……何故わざわざそれを?」

 

 比良さんはまだ納得足りない様子だった。

 

「遺伝子提供を積極的にしていけば、蓬莱の薬の完成は早まると思います。蓬莱教授の研究の信用度が低かった以前ならばともかく、今はもう、大分完成が現実味を帯びているでしょう?」

 

 比良さんも、納得したような表情になる。

 

「そうですね。今度会長たちと相談してみましょう。次の定例会議で、よろしくお願いします」

 

「お願いします」

 

 あたしたちは次の定例会議で、遺伝子提供のことを話し合うことになった。

 この事は蓬莱教授にも連絡し、「俺も参加させてもらおう」ということになった。

 

 

「ただいまー」

 

 蓬莱の薬を巡る情勢は、徐々に国際的な様相を見せ始めていた。もちろん、総理大臣を始め日本政府も動き出しているはず。

 

「優子ちゃん、浩介お帰りなさい。卒業論文は進んでいる?」

 

 お義母さんが、あたしたちをいつも通り迎えてくれる。

 この日常だけは、失いたくない。

 

「うん、でも前期は大雑把に文献集めだけで、まずは卒論以外の単位を取ることに重点を置いているわ」

 

「俺も同じく」

 

 あたしと浩介くんが、4年生になって始めて卒業論文のことを聞いてくる。

 

「分かったわ。ご飯は作っておくから、ゆっくり休んでね」

 

「はーい」

 

 あたしや蓬莱教授、永原先生たちが国際情勢に巻き込まれそうになっている中でも、唯一以前と変わらない安らぎを得られるのが我が家だった。

 この家の中では、あたしは「主婦兼大学生」の篠原優子に戻ることができる。

 あたしが蓬莱教授を中心にした騒動に大きく巻き込まれれば巻き込まれるほど、浩介くんの存在が大きくなっていく。

 夫の支えがあったからこそ、ここまでうまくいっているのよね。

 

 あたしは自分の部屋を目指す。

 でも今日はちょっとだけ浩介くんの様子がおかしい。

 

「どうしたの浩介くん」

 

「その……優子ちゃんを抱きしめたくなっちゃって」

 

「もー、浩介くんったら。ちょっと疲れたから、休ませてね」

 

 浩介くん、また体が冷えちゃったのね。

 

「うんうん」

 

 

「ふー」

 

 あたしが荷物を置いて、ベッドに横になると、浩介くんも隣に寝転がってくる。

 

「優子ちゃん、大変だな」

 

「うん、大学そのものは楽になったけど、他のことで大忙しになっちゃったわね」

 

 あたしが首を曲げて、浩介くんの方に向き直る。

 

「だよなー、俺はまだあまり政府との会談に呼ばれねえけど、優子ちゃんや永原先生は頻繁にだろ?」

 

「ええ」

 

 あたしが呼ばれて、浩介くんが先に変えるということも増え、一時期よりは夫婦でいつもべったりというわけには行かなくなった。

 

「それに世界情勢次第だもんな。俺も宣伝部として、『不老が神への冒涜なら、TS病患者はみんな冒涜ってことになる』って日本語や英語で書き込みまくってるけど、どこまで効果あるかは不明だぜ」

 

 浩介くんも、心のどこかで不安は隠せないらしい。

 無理もないわね。だってあたしも不安だもの。

 

「あたしも、正直今より不安な気持ちになったことはないわ」

 

「だろうな。何せ宗教的な連中を説き伏せるのは至難の技だって言うし」

 

 浩介くんが、ややうんざりした表情で話す。

 

「そうなると、やはり宗教的な洗脳で上書きするしかないのかもしれないわね」

 

 そう、例えばあるカルト宗教への洗脳を解くために、彼らが使うような洗脳術を使って、「宗教は邪悪」「カルト宗教は絶対悪、今まで洗脳されていた」と、「逆洗脳」の形で上書きをするようなもの。

 もちろん、諸刃の剣の行為ではある。

 

「そうなっちゃうよなあ。ふー、優子ちゃん、大分疲れ取れた?」

 

 こうして話している間にも、あたしの疲労は癒えていく。

 

「う、うん……」

 

「まだちょっと疲れてる感じだな。休んでていいよ」

 

 浩介くんは、あくまでもあたしへの気遣いを忘れない。とっても紳士的な男の子だ。

 紳士的なはずなんだけど──

 

  べろんっ

 

「いやあ!」

 

 浩介くんに何の前触れもなくスカートをゆっくりめくりあげられ、あたしが押さえて抵抗する。

 幸いめくられたスピードがゆっくりなので、パンツは見えなかった。

 

「ふふ、抵抗する優子ちゃんやっぱりかわいいや」

 

 浩介くんが満足そうな表情を浮かべる。

 

「もー、浩介くん、休んでていいんじゃなかったの?」

 

 こんなことされちゃったら別のことしないと疲れがとれなくなっちゃうわよ。

 

「どうせなら、服を全部脱いで休んだ方が、疲れとれねえか?」

 

「……もう、えっち」

 

 えっちな浩介くんに幻滅することはない。

 何故なら浩介くんの性欲は、全てあたしに向いているから。

 

「俺がこんなにえっちになるのは、優子ちゃんだけだぞ」

 

「……分かってるわよ」

 

 あたしが、スカートを押さえていた手を緩めてまた脇に戻す。

 

「優子ちゃんは、本当に世界一の女の子だよ」

 

 浩介くんの甘く優しい声に、あたしの脳が蕩ける感覚を覚える。

 

「世界一っかあ、他の女性ならお世辞だと思うけど」

 

「優子ちゃんレベルにかわいければ、お世辞とは言えねえだろ?」

 

「うん」

 

 最も、協会の本部に行けば、あたしが本当に世界一かと言われると、ちょっと自信がないけど。

 それでもあれだけの美人揃いの中でも、1番はともかく、美人な方だと言って恥ずかしくない程度にはあたしにも自信はあるけどね。

 

「俺さ、今優子ちゃんに赤ちゃん孕ませたいって思ってる」

 

「ふえ!?」

 

 浩介くんの突然の真顔での告白に、あたしは驚いてしまう。

 

「ああいや、実は結婚する前から、ずっとそう思ってたんだ。本当に」

 

 でも、それが男の子だと思う。

 浩介くんの気持ちは、痛いほど分かる。だってあたしも同じだから。

 結婚する前からそう思っていても、不思議じゃないわね。

 

「うん、あたしもよ。浩介くんの赤ちゃんが欲しくて堪らなかったわ」

 

 性欲だって、最後に行き着くところはそこになるものね。

 

「ああでも、やっぱり、もう数年待たねえとな」

 

 それでも、浩介くんはここでも持ち前の責任感の強さを発揮している。

 

「うん、おばあさん100歳過ぎても生きそうだものね」

 

「だな」

 

 おばあさんはもう90代も後半に差し掛かった96歳だけど、元気さは相変わらずで、老衰の気配すらない。

 あたしたちの所へ帰省する時も、話題と言えば新しい子供のことだけだった。

 

「隙あり!」

 

  ガバッ!

 

「きゃー!」

 

 スカートがめくれあがり、パンツが外気に触れる感覚を受ける。

 浩介くんに隙を突かれて、パンツを見られてしまった。

 

「今日はピンクの縞々だね」

 

 浩介くんにまたパンツの色を言いふらされちゃったわ。

 

「ふえー、もう。どうして?」

 

「優子ちゃんのちょっと気が緩んだ隙を突くってのも楽しいぜ」

 

 浩介くんがあたしのパンツを見る情熱について語る。

 

「本当にもう、えっちなんだから」

 

「何とでも言え。優子ちゃんだって本当は楽しみにして毎日パンツを選んでるんだろ?」

 

 あたしはまた、分かりやすく図星を突かれてしまう。

 

「……もうっ! 知らない!」

 

  ぷにっ

 

「まあそう拗ねるなって、かわいい顔が台無しだぞ」

 

 あたしがプイッとそっぽを向くと、浩介くんが胸を触ってくる。

 

「もう、しょうがないわね。愛し合いたいのはあたしもよ」

 

 あたしもあたしで、浩介くんの手で優しく胸を触られると、脳が蕩けてしまう。

 そしてそのまま、浩介くんにうっとりとした目を向ける。

 そう、浩介くんも分かっているのよね。

 

「ちゅっ……」

 

「じゅるる……ちゅっ……ちゅぱっ……」

 

 また長い夜が、始まった。

 

 

 

「もう、2人とも。ゆっくり休むのはいいけど、ちょっと早すぎない?」

 

 廊下に出ると、お義母さんが、あたしたちを察するような目で見る。

 

「あ、うんその……ごめんなさい」

 

 こういうことは、篠原家では今まであまり多くなかった。

 夫婦のプライベートな時間は、主に食事とお風呂の後と決まっていたからだ。

 

「優子ちゃんの声、子供ができた後は考えた方がいいな」

 

「うー、精進します」

 

 一度、浩介くんが布団を口に被せてくれたこともあったけど、息苦しくなってすぐにやめてしまったこともある。

 やっぱり、あれだけぎゅーってやるとああなっちゃうわよね。

 

「私たちに聞かせるだけならいいけど、子供に聞かせないようにはしないといけないわよね」

 

 うっ、そろそろそのことも考えないといけないわよね。

 

「うーん……でもどうしたらいいかなあ?」

 

「あたしとしても、声は我慢できるものじゃないし」

 

 正直、あれを受けて声を出すのを我慢できたら、世界のあらゆる我慢大会で優勝できると思う。

 

「そこなのよねえー」

 

 結局、今はまだ子供を作る時じゃないので、この問題は棚上げになった。


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