永遠の美少女になって永遠の闘病生活に入った件   作:名無し野ハゲ豚

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球技大会 後編

 バスケットボールでも、結局私はプラスワン扱いで得点2倍、3歩目までのトラベリングとダブルドリブルが許可され3秒ルールもないというルールになった。

 ただ、待ち伏せ戦法はフットサルほど有効ではなく、練習も終わりの頃になるとほとんど得点できていなかった。

 そこで、直前の作戦会議では、体力のない私も積極的に動く必要があったし、うまく行けば2倍を狙う。という形になった。

 また、ここでも交代自由なので場合によっては私を下げる事も考えたが、「相手フィールド内で休めばそれだけで邪魔になる」という意見もあったのでまたフル出場になりそうだ。

 

 何かこう、スポーツマンシップ的にはどうかとも思ったけど、虎姫ちゃん曰く「勝てばよかろうなのだ」ということだ。

 審判に注意されたらその時従えばいいだろう。

 

 第一戦と同じく、列に並んで一礼する。

 バスケは偶数奇数でユニットが決まっていて、今回の審判は小野先生だ。

 

 小野先生の手でボールが真上に投げられ試合開始。

 私はまず前の方でプレッシャーを掛ける。「決めれば2倍」を意識させる。

 

「マークしすぎないで!」

 

 相手の女子が指示する。

 

 マンツーマンでマークが来る。私はフリー、よし!

 

 私にパスが来る。近くの子がマークする。

 ボールを持って1、2、3、それっ!

 3歩目はトラベリングのはずだが笛が鳴らない。私の特権を利用して奇襲攻撃だ。

 

  ゴンッ!

 

 ゴールの枠を上に跳ねる。選手全員が注目する。

 

  ファッ!

 

  ピーッ!

 

「4点!」

 

 審判の小野先生の号令とともに得点の布が4枚めくられ一気に4-0になる。

 よし、偶然だけど決まった!

 確率は低いけど、もう私の役目はだいたいやった。

 

「まぐれまぐれ! ここから逆転するよ!」

 

 相手も私の運動神経の悪さを知っているのか、まぐれだと鼓舞している。事実なのがまた耳が痛い。

 続いて相手の攻撃、私も待ち伏せのため正面へ。

 相手が2点を決め、一気に私にロングパス……よし! ノーマークで絶好のチャンスだ!

 

  ガンッ!

 

 得点できず。

 

 こぼれ球を虎姫ちゃんがシュートするがこれも決まらずに、同点に追いつかれた。

 

「いい? ゾーンディフェンスよ!」

 

「はい!!!」

 

 相手はディフェンスの時、それぞれが担当の区域を決めてディフェンスする作戦に出た。

 

「ダメね、これは3ポイント狙わないと……」

 

 中に入ろうとすると相手の鉄壁の守備に阻まれ、どうすることもできない。

 虎姫ちゃんや他の選手が3ポイントを入れようとするが、決まらず。点差は開くばかり。

 

「何よあれ、強すぎる……!」

 

「優子ちゃんお願い!」

 

 4点差へと点差が広がり、3ポイントを狙わせる。

 

「あー届かない!」

 

 ゴールの枠をも捉えられず、1回戦はそのままボロ負けになった。

 結局、この試合の自チームの得点は、私の決めた4点と3ポイントが2つで10点だけだった。

 

「はぁ……はぁ……」

 

 息も絶え絶えになりつつも、一列に並ぶ。

 

「礼!」

 

「「ありがとうございました!」」

 

 

「あーダメだったねー」

 

「そう都合よく行かないわねー」

 

「優子ちゃん、3位決定戦に向けて準備してね」

 

「はぁ……はぁ……」

 

 正直かなり疲れているので休みたいが……

 

「疲れてる? 優子ちゃん」

 

 桂子ちゃんが声をかける。

 

「……うっ、うん」

 

「次の試合はスタメン外れよっか」

 

「あ、ありがとう」

 

「そうだねえ、一番体力ないのに全部フルはまずいよね」

 

「これからドッジボールもあるんだし、もう優勝はないし」

 

「次の試合、休んでいいわよ」

 

「う、うん……ありがとうみんな……」

 

 

 3位決定戦、今回は恵美ちゃんたちのグループとの同クラス対戦だ。

 フルで休むと言っても、最初の一礼には参加する。

 審判は再び永原先生になっている。

 

「礼!」

 

「「お願いします!」」

 

 私は他の控えの選手とともにフィールドの外に出る。

 試合開始だ。

 

 まず相手の攻撃から。ゴール入らない。

 桂子ちゃんがボールを取り、虎姫ちゃんにパス。

 

 虎姫ちゃんが3ポイントを果敢に狙う。

 ……やった、入った!

 

「すごーい」

 

「やったー!」

 

「いいわよー!」

 

 会場からも歓声と拍手が上がる。

 もちろん私も休みつつも応援する。

 

 次は相手の攻撃、ボールを奪えず2点決められ3-2。

 

「虎姫ちゃん、こっち!」

 

「はい!」

 

 フリーになってた桂子ちゃんにボールが渡り、恵美ちゃんと1対1になる。

 桂子ちゃんがその場でシュートするも決まらず、しかし、こぼれ球を虎姫ちゃんが押し込んで5-2。

 

 同クラス対戦、それも3位決定戦ということで、前の試合よりはややゆったりと、どちらかと言えば怪我をしない無理ないプレーが多い。

 

 やはりお互い、次のドッジボールを意識しているのだろう。

 

「それ、3ポイント!」

 

 桂子ちゃんが狙うが入らず。

 

「よっしゃ3ポイント!」

 

 今度は恵美ちゃんが狙う……あれ?

 

「ね、ねえ……」

 

 私は休んでいた龍香ちゃんに話しかける。相手チームだけどいいよね?

 

「どうしました優子さん」

 

「さっきから3ポイントしか狙ってないような」

 

「そう言えばそうですねえ……あ、交代だ。ごめん」

 

 3ポイントなので中々決まらない。というかお互いろくにディフェンスしておらず、明らかに遊んでいる。

 

「なんというか……露骨ねえ……」

 

「まあまあ、これも作戦よ。ドッジボールで勝つんでしょ」

 

 観戦者たちからもざわめきが立つ。そしてただでさえ注目が集まる決勝戦に、殆ど全員が行ってしまった。

 

 結局、この3ポイント合戦は恵美ちゃんたちのグループが2点差で勝利して終わった。

 

「はーい試合終了、みんな並んでねー」

 

「礼!」

 

「ありがとうございました!」

 

 

「あ、そうそう、次に照準を合わせるのは作戦だというのは分かるけど、あんまり露骨に遊んじゃダメよ」

 

「「……はーい」」

 

 結局私も一度も出場機会がなくほぼフルで休み。ルール上は実は完全にサボるのは禁止なので最後の3秒だけ突っ立っていたけど。

 

 ともあれ、3ポイント合戦に敗れ、フットサルで優勝しつつも、バスケでは最下位となった。

 

 

 この後は他学年や2年男子の試合という名の休憩を挟み、ドッジボールが行われる予定になっている。

 女子の試合が終わると、男子の試合が始まるので、見に行くことにする。

 

 

「いやーやっぱ女子とは動きが違うねえー」

 

 うちの学校の女子には、何故かバスケ部が不人気だが、男子はそれなりの活動がある。

 やはりバスケ部員は身長が高く、それによる優位性が高い。やはり弱小と言っても経験者は違う。

 

 3ポイントもそれなりに決まっている。女子とは大違い。

 うちのクラスが決勝でリードしている。これに勝てば優勝だ。

 

 

「後は時間との戦い?」

 

「うーん、そうかも」

 

 

  ピーッ!

 

「よっしゃあ!」

 

 篠原くんが2点シュートを決め、これで8点差!

 よし、これはダメ押しだ。

 

「キャー」「頑張ってー」「あと少し」女子たちからの歓声も大きくなる。

 

 男子は士気が上がっている。

 ……よし、この手で。

 

「篠原くーん、頑張ってー!」

 

 私の声援に、篠原浩介が一瞬だけビクッとなる。

 しかし、その後は何事もなかったかのように試合を続け、2組チームが逃げ切った。

 

 優勝を知らせる笛が吹かれると、私達女子は男子達に駆け寄って祝福する。

 

「やったね」「優勝おめでとう」「すごかったよ!」

 

 足が遅いから一番後ろからだけどそれでもありったけの祝いの言葉をかける。

 優勝といっても、何か記念品があるわけじゃないが、それでも優勝は嬉しい。

 この後、1年生と3年生が別競技で試合した後、女子のドッジボールが開かれる事になっている。

 

 

 体育館のラインを上手く使いながら、私の特別ルールに対応する。

 私は体力を回復したので、第1試合に内野として出場する。

 

 両チームが一列に並ぶ。ここは1,4組、2,3組でそれぞれのユニットだ。

 

 審判は知らない先生、多分3組の担任の先生だろう。

 

「礼!」

 

「「お願いします!」」

 

 じゃんけんでこちらの先攻が決まり、先生の笛とともに試合が開始された。

 

 まずは桂子ちゃんが投げる。

 避けられ外野へ。挟み撃ちにしてもう一度、しかし、身体を丸められる。

 

「優子!」

 

 虎姫ちゃんが投げようとした瞬間、前に出ていた私にパス。

 

「よしっ!」

 

 特別ルールのことを一瞬失念した女子の一人が至近距離になり、膝を狙う。

 

  ピーッ!

 

「石山さんが当てたので、ボーナスでもう一人指名です」

 

 私は以前より情報のあったソフトボール部の女の子を指名。

 彼女は「やっぱりかー」という表情で外野に行く。

 

 当然、これで私にまたマークが行くはずだ。特別ルールに慣れている私達と違い、他の組の子はそれに慣れていない。

 序盤、私が不意打ちで作ったリードで逃げ切る。これが基本になるはず。

 

 更に、このドッジボール。私を狙う時は5秒間待たなければならない。

 これが結構大きい。振り向く1.5秒を考慮しても、3.5秒は思いっきり背中を向けて逃げられる。

 逃げる範囲も他の子よりも広いため、ラインいっぱいまで逃げればまず狙っても当たらない。

ノーバウンドでキャッチすればその子を当てたことにできるが、体育の授業という名の事前練習の経験則では、このルールを狙うのはかなり無謀だとわかった。

 それでも何も知らない他の組の女子への威嚇効果としては十分だ。

 

 外野にパスが渡っても、また背中向けて逃げることが出来る。

 一方で、攻撃面はさっきのような奇襲以外ほぼ決まらない。

 ライン半分までの距離とはいえ、私のボールを投げる威力は極めて弱く、思い切って投げても避けられるか取られるかがオチだ。

 むしろ誰かが天に向かって思いっきり打ち上げたほうが、まだ分がいいくらいだ。

 

 つまり、最初のプレーで、ほぼ私は仕事を果たしたことになる。後は囮になって特別ルールでペースを乱すくらいだ。

 

「てえい!」

 

 私が前に出てさっきの形を作る。これはフェイントで、そのまま虎姫ちゃんが自称「曲がるボール」を放つとキャッチしに行った子の手前でストンと落ちて膝に当たった。

 

「よし! 3人リード!」

 

 その後も私は逃げに終始、時折前に出て奇襲を見せ、山なりに外野にパスして打つ。という基本戦法が確立された。

 

「よし、もう一人!」

 

 これで相手は外野スタートの2人を入れて残り4人。外野スタートは任意のタイミングで内野に入ることも出来るが得点としては変わらない。5人分の得点差が付けばコールドで、私は人数に数えないから次に当たらずに行ければコールド勝ちだ。

 

「あの子の足をねらって!」

 

 相手から指示が飛ぶ。

 しかし私の距離が遠く手前でバウンド。

 足で蹴りつつボールを得ると、私はそのまま前中央より少し左に出る。

 正面ではなく、左や右端に避けるケースが多い。

 

「よし!」

 

 正面の子を狙うふりをして私は左のスペースの外野にパスする。

 

 これで、左の隅に避難していた子がこちらの外野から見て斜め方向で挟み撃ちになる形になった。

 一回目は避けたが身体が低い。

 

「もらったー!」

 

 外野の桂子ちゃんが上から下に叩きつけるように彼女の背中を狙い、ボールはそのまま外野へ。

 

  ピーッ!

 

「試合終了です!」

 

「やったー! ストレート勝ちよ!」

 

「あーあーダメだったかー」

 

「やっぱ特別ルールちょっと強すぎかなあ」

 

「来年はまた修正かもねえ……」

 

「組織となってくると違うからねえ……」

 

 口々に相手チームの女子が振り返っている。

 とは言え、ルールそのものへの疑問はともかく、公然とした不満はない。

 やはり私が弱いことをみんな知っていて納得してのことだからだろう。

 

 このあたり、女子は男子よりも大人だと、私は思った。

 

「さ、決勝でも勝とうね!」

 

「はい!」

 

 私達のチームは、実際に試合をしてみて、思ったよりも本番では先程の作戦はハマると考えた。特に試合開始直後は混乱が起こりやすいと。

 ただ、恵美ちゃんたちのチームが勝ち上がったらそうも行かない。

 向こうも対策をしているためだ。

 

 向こうの試合を見てみる。既に1対1。田村恵美ともう一人に絞られていた。

 

「それ!」

 

「ふんっ!」

 

 あ、恵美ちゃんがボールを取った。

 

「おりゃあ!」

 

  ドカッ!

 

  ピーッ!

 

「そこまで! 2組Bチームの勝ち!」

 

「やりい!」

 

「これで2組同士の頂上決戦かあ……」

 

 どうやらテニス部で腕力の強い恵美ちゃんが主力のようだ。

 

「それでは、決勝を始めます」

 

 永原先生の号令のもと、フィールドに出る。

 

「じゃあ、始めるわよ。石山さんの特別ルールも知ってるわね?」

 

「もちろんだぜ」

 

「ええ」

 

「それじゃあじゃんけんで先攻後攻を決めて下さい」

 

 じゃんけんで負け、相手のボールからスタート。

 

「おりゃあ!」

 

 恵美ちゃんの強烈なボールが私に来る。

 でもいくら恵美ちゃんのボールといえど、いっぱいまで距離が離れていれば冷静に避けることが出来る。

 

 避けたら今度は外野からボールが来るから、背中を向けていちにのさんで振り返る。

 このドッジボールは元外野が少ないので、序盤は時間を稼げる。

 

 外野のボールが数往復した後、虎姫ちゃんが受け止める。その際に、一気に取ろうとせず、一旦故意に上方へ打ち上げ、数度の緩衝を経てキャッチした。

 

「へへーん、一回撮り損ねてもノーバウンドでキャッチすればセーフだからね」

 

 虎姫ちゃんの得意技だ。

 

 虎姫ちゃんは前に出た私にパスし、私は自分のラインまで行く。

 正面に恵美ちゃんが見える。

 私は下手投げに持ち帰ると、無警戒だったさくらちゃんの膝を狙って低空に投げた。

 

「あっ!」

 

  ピーッ!

 

「ご、ごめんなさい……」

 

「ドンマイドンマイ、優子は身体が弱くても頭がいいからな。油断してるとこういう奇襲に晒されるのはよくあることさ」

 

「さて石山さん、誰をアウトにする?」

 

「うーん……恵美ちゃん、ごめんね」

 

「やっぱあたいか。しゃーねーよな」

 

 

 試合が再開される。

 厄介な虎姫ちゃんは後回しにされ、まず桂子ちゃんが当てられた。

 

 更に、外野の恵美ちゃんが大暴れし、3人が当てられ、これでこちらは残り5人、そろそろ元外野を導入したほうがいいかもしれない。

 

 

「えい!」

 

 恵美ちゃんからのボール、冷静に避ける。

 よし、このまま背中を向けて……

 

「きゃっ!?」

 

  ドスッ

 

 痛った……しまった、足をひねって転んじゃった。

 幸い立てそうだけど……

 

「あっ!」

 

 近くに相手選手の気配がする。

 振り向くと相手選手ともう至近距離になっていた。

 

「もらいー!」

 

  ドンッ!

 

「痛っ!!!」

 

  ピーッ

 

 ボールが私の左腕に当たりうずくまる。

 何度か当たったことはあったが、至近距離で当てられたのは初めてでとても痛い。

 

「うっいったあ……」

 

 当たった腕を抑える。痛いよ、立てないよ……

 腕をかばっている私を見て両チームの女子が私に駆け寄る。

 

「ゆ、優子ちゃん大丈夫!?」

 

「ご、ごめんなさい……強く投げすぎました」

 

「ううっ……えぐっ……ひぐっ……ふええん……」

 

 痛みに堪えきれず泣き出す私。

 

「……大丈夫か? 立てるか優子?」

 

 恵美ちゃんが右肩を貸してくれる。

 試合を見ていた男子たちも騒然としている。

 

「歩けるか?」

 

「えうっ……ぐすっ……うん、大丈夫……ありがとう……うっ……恵美ちゃん……」

 

 私は泣き顔を見られたくない一心で、左腕で目を隠す。でも泣き声は確実に聞かれてしまっている。

 恵美ちゃんから、ひとまずフィールドから遠い安全な外野まで連れて行くから、そこで休むように言われた。

 涙をゴシゴシ拭き、なんとか立ち上がる。

 

 

「なあ、篠原、石山ってあんな弱くなったんだな」

 

「あのボール、確かに強かったけど……」

 

「痛くて泣くなんてなあ……」

 

「篠原、あいつ……守らなきゃいけない存在だったんだよな……」

 

「あ、ああ……くそっ……」

 

「あっ! おい、篠原、どこに行くんだ!?」

 

 篠原くんが体育館から駆け出る様子が見えた。どうしたんだろう?

 ともあれ、外野からでも半分出てもいいことにはなっているが、威力不足でもう奇襲は通じない。

 逆転を狙って私にパスを出されるがそれも失敗、結局私達のチームは負け、準優勝に終わった。

 

「礼!」

 

「「ありがとうございました!」」

 

「いやー恵美ちゃんたちのチーム強かったねえ」

 

「う、うん」

 

「さ、男子の部を見ようか」

 

 

「な、なあ先生!」

 

「どうしました高月君?」

 

 高月章三郎が永原先生に何かを話している。

 

「篠原が居ねえんだ!」

 

「え? どこに行ったんでしょう!?」

 

「でも時間は守らねえと……」

 

「え、ええ……仕方ありません。次の試合、篠原君抜きで始めましょう」

 

 こうして男子のドッジボールがスタート、1人少ない篠原くんのチームは最下位、もう一方のチームは優勝した。

 こうして私のチームは優勝、準優勝、最下位となって、球技大会は幕を閉じた。


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