永遠の美少女になって永遠の闘病生活に入った件   作:名無し野ハゲ豚

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夏の夫婦旅行3日目 文明の偉大さ

 濃くて済んだ空気と、静かな水の音があたしたちを包み込む。

 深呼吸がとても気持ちいい。

 立山や美女平とは違う、室堂での空気の薄さを感じた時の記憶が生々しく、美女平よりもまだ標高はずっと高いはずなのに、まるで立山や美女平、下手をすれば朝にいた富山よりも濃い空気に感じてしまう。

永原先生がアルペンルートを1日で一気に通り抜けるようにあたしたちに勧めたのも納得できる話だった。

 

 人の話し声が、聞こえてくる。

 ダムの音が、聞こえてくる。

 眼前には、黄緑色の水が見える。天界から見た時よりもずっと緑がかっている。

 ふと後ろを振り返ると、極めて人工的な銀色のトンネルが見えた。

 あたしたちが、来た道だった。

 

 そして正面は、アーチのように曲がった道が見える。

 電気バスの場所に行くには、あの長い長い道を進めばいいのね。

 ダムの通路の先には、小さな施設が見える。

 またやや上部に別の施設が見える。

 あれは一体何の建物かしら?

 先へ進めば、何か分かるはずだわ。

 

「浩介くん」

 

「ああ、進もうか」

 

 ダムの入り口で立ち尽くして写真を撮っていたあたしたちは、もう撮影することはないと思い先へと進む。

 しばらく真っ直ぐ進むと右に直角に曲がる。目の前に広がっていたのは弧を描いた道だった。

 ダムの向こう側には、2つの滑り台のあるような施設も見える。

 大量の水が、出ていく音が聞こえてくる。

 

「ねえ見て! あなた凄いわよ!」

 

 道の端から顔を出してみると、そこには驚くべき光景が広がっていた。

 ダムから巨大な水が2箇所から放水されている。

 これはいわゆる「観光放水」と言われる類の放水だという。

 

 今までとは違う。何もかもが違う。

 ここ黒部ダムは、室堂や大観峰で見せた雄大な自然に対して、人類が挑戦するかのような印象を受ける。

 今のあたしにはここ黒部ダムは大自然の力に果敢に挑み、勝利を収めた記念碑のような印象さえ受ける。

 あまりにも巨大な水が常に放水され続け、下の川へと流れていく。

 いや、よく見ると落差の問題か、多くの水が霧状になって蒸発していっているのさえ分かる。

 その証拠に、水の落ちる川を見てみると、流れる水量は驚くほど少なく、しかも放出口から出た水からは湯気のようなものさえ立っているからだ。

 

  パシャッ……パシャッ……

 

 放水の様子を、あたしたちや、他の人々がどんどんと写真に取っていく。

 ダムから流れる川は、森林に挟まれ、昨日の黒部峡谷鉄道に繋がっている。

 ダムの構造物の所々に、点検用のはしごと思われるものも見えた。

 室堂や大観峰と比べても、とにかく広さが広いため、人の数は割合まばらに見える。

 先程見えた上部の建造物も、どうやらこのダムの観光地の一環らしい。

 

 更にダムの通路を進み、より近くで見るとダムの放水口から水が勢い良く扇状に吹き出しているのが分かる。

 これは明らかに、人工的に大きく放水しているためだろう。

 ダムのアーチの端に、階段のようなものも見える。

 もしかして、上層部には、あの階段を使うのかな?

 

「お、ここが放水口正面かな?」

 

 浩介くんが下を指差す。

 

「そうみたいね」

 

 あたしも下を向いてみると、ここがちょうど両者の放水口の中間点にあたるらしい。

 真上から放水を見ると、驚くほど霧状になっているのが分かる。

 もしかしたら、これだけの量をそのまま放水したら、川底が削れてしまうからかもしれないわね。

 

「何かなあ。俺も空を飛べれば、このダムを飛び降りて、そこからこう羽を広げてさ、大観峰まで飛んでいきたい気分だよ」

 

 浩介くんがいきなり面白いことを言う。

 あたしは、大観峰のあると思われる方向を向くが山しか見えない。

 黒部平からでも豆粒のように小さな大観峰だった。

 もうここからでは、大観峰は遠すぎて見えない。

 あたしたちがそのくらい下の方まで来た。という証拠だろう。

 すぐ近くに、「ここは黒部ダム中心」と書かれた案内表示が見える。

 それによればダムの高さは186メートル、長さは492メートルでここ黒部ダムの標高は1454メートルになる。

 

「室堂から、1000メートル近く降りてきたわけだな」

 

「ええ。そうなるわね」

 

 あたしたちは最高地点の室堂からトロリーバス、ロープーウェイ、ケーブルカーを駆使し、ここまで降りてきた。

 あたしたちは更にダムの放水に夢中になり、左側、真上に続いて右側からの放水の様子も写真に撮っていく。

 豪快で、どこか繊細な水音とともに、霧状に水が流れ、それはさながらこの大自然に対する人の叡智の勝利を記念しているような印象を受けた。

 途中、「ここでしか撮れない」という記念写真もあったけど、あたしたちはそれをスルーしダムに夢中になる。

 歩いていくとあたしたちはダムのアーチの終点に到着した。

 

「優子ちゃん、どっちへ行ってみる?」

 

 目的の「ダムレストハウス」が見えた。ここでは休憩ができるが、まだ遊び足りない。

 足を止めながら進んだのと、さっきまでよりだいぶ標高も下がったおかげで、あたしはあまり疲れていなかった。

 

「じゃあ、この脇に行ってみようよ」

 

 こちらを更に進むと、ダムの展望台や無料休憩スペースがあるという。

 

「おや、こっちの道は……優子ちゃんはどうする?」

 

「うーん、まずは下に降りてみようかしら?」

 

 やがて、あたしたちは2つの分かれ道にたどり着いた。

 1つ目は左側の階段を下に降りて間近でダムを見るもの。

 案内表示によれば「新展望台」だという。おそらくさっき見た風景を思い出せばこっちは行き止まりのはず。

 そして2つ目は2つの階段の右側で、恐らく上層部へとつながっている長い階段よね。

 

 あたしは1つ目の選択肢を降りてみることにした。

 そこには、黒四ダムとしての記念展示の他、黒部ダムの放水の様子が、先程よりも更に鮮明に映し出されていた。

 

「きれいだな」

 

 浩介くんがそう呟く。

 

「うん」

 

 もうすぐ正午の時間だけどどうやら室堂や大観峰にいた時と違い雲が晴れたらしい。

 絶え間なく放水し、その影響で右側には小さな虹が常に出続けていた。

 足を踏み入れることすら困難だったこの地で、人々が作った建造物たるこの黒部ダムに対し、この虹がまるで祝福の言葉を述べているような感覚でさえあった。

 ここには他の観光客もあまり来ていない。

 他の人達は皆、向こうの階段で上を目指す人や、右側の休憩所を目指す人が多い。

 でも、ここの絶景も、忘れて欲しくないとあたしは思う。

 

 あたしたちは、一度現在時間を確認する。

 ダムに何度も足を止め、既に25分が経過していたがまだ90分以上の余裕がある。

 

「よし、上に行ってみるか」

 

「うん」

 

 あたしたちは元来た階段を登り、更に左に曲がって上層部へとつながる道へと行く。

 ダムのコンクリートの絶壁に張り出したその階段は心許ないが、足元は頑丈になっている。

 そしてある程度登ると踊り場にたどり着く。

 ここから見るダムの光景もまた素晴らしく、あたしたちは他の観光客たちと足を止めるついでに写真を撮っていく。

 そして途中にはダム工事で使われたと思われる黄色い機材も展示してあった。

 黄色い建物のミニチュアみたいなのは「コンクリートバケット」というらしく、黒部ダムの建造工事に使われた。

 

「ふう」

 

 かなりの段数の階段を上らなければならないのは、さすがにきついわ。

 富山から朝一番で行ったことや、室堂などの高所にいたことからも、休み休みとは言えあたしの体力がどんどん落ちていく。

 

「ほら優子ちゃん」

 

 疲れたあたしを見て、浩介くんが優しく声をかけてくれる。

 もう、何でこんなにかっこいいのよあたしの旦那は!

 

「あーうん、ありがとう」

 

 かなり恥ずかしいけど、あたしは浩介くんにおんぶしてもらう。

 周囲から、「クスクス」と笑う声が聞こえてくる。白人の男性2人組がよく分からない言語で歓声を上げている。

 いつもの浩介くんなら、背中に胸が当たっているのに刺激され、このドサクサに紛れてお尻でも触ってきそうなのに、周囲の人の目があるのでそういうことはない。

 

 そして、あたしは浩介くんに助けてもらいつつ、「黒部ダム展望台休憩所」へとたどり着いた。

 標高はさっきよりちょっと上がって1508メートルになっている。

 どうやらさっき見えた「上層部に張り出した人工物」はここみたいね。

 

「よし、休もうか」

 

「うん」

 

 苦労して登った甲斐があって、さっきよりも小さな黒部ダムは、更に雄大に見えた。

 ダムレストハウスも、さっき渡ってきたアーチも、ここからははるか眼下に見えるが、しかしここからはるか天空に位置する大観峰は遠すぎて見えない。

 

「どうやら休めるらしいし、まだ時間もたっぷりあるから休もうぜ」

 

「うん」

 

 あたしと浩介くんは、休憩スペースの椅子に座る。

 すると浩介くんが肩を揉んでくれる。

 

「んー、気持ちいい」

 

 済んだ空気の黒部の大自然の中で、愛する旦那がしてくれるマッサージは至福の時間だった。

 

「優子ちゃん、やっぱり幸せそうにしてるのが一番かわいいな」

 

「えへへ」

 

 浩介くんはあたしにいつも、「優子ちゃんは幸せそうなのがかわいい」と言っていた。

 そういう気持ちがあると、あたしも幸せになれるのよね。

 もしかしたら、あたしが「優子」でいられるも、浩介くんがいるからだと思う。

 

「脚もマッサージしてあげるよ」

 

「うん、そうしてくれると助かるわ」

 

 あたしは、疲れた脚を浩介くんに差し出し、揉んでもらう。

 このマッサージがあると無いとで、また違うのよね。

 

 

「さ、上に行ってみようぜ」

 

「うん」

 

 ここから更に上層部には、別の展望台がある。

 そこが本来の展望台に当たる場所で、あたしたちは更に階段を登って、最上層部へとたどり着く。

 

「うわあ、きれいだわ」

 

「ああ」

 

 本日何度目か分からないこのセリフ。

 でも、本当にそう言うしかない。

 あたしは自分の語彙力の無さを呪いたくなるほど、だ。

 

 テレビ中継用のカメラもそこにあるほどの絶景で、さっきよりも更にダムが小さく見える。

 そして先ほど歩いたアーチに歩く人々が、砂粒のように小さく見える。

 あれだけ大きい放水も、ここからだと全景が見える。

 左側に広がる黄緑色の湖は、とても幻想的だった。

 そして展望台の奥に行くと、また薄暗い人工的なトンネルが見えた。

 

「なるほど、この階段を降りればトロリーバス乗り場のところへつながってるのか」

 

「うーん、あたしもう少し居たいかな? 5分だけ」

 

 もう少し、この絶景を記憶しておきたい。

 時間はまだ、1時間存在する。

 

「よし、じゃあ、これで計っとこうか?」

 

「うん」

 

 浩介くんがスマホのタイマー機能を使ってくれる。

 何もしないでただ眺めていると、5分って意外と長いのね。

 

 あたしたちは、奥へと続く道へ進む。

 そこは、長い長い階段になっていて、トロリーバス乗り場につながっているらしい。

 緑色の階段をひたすら降りていくと、破砕帯から出た湧き水の宣伝や、黒部ダムの過酷な工事の様子の写真が見えて取れた。

 

「真冬でも工事しねえといけねえんだよな」

 

「うん、想像するだけで大変だわ」

 

 歩道の吊り橋の建設の様子が見える。

 あれじゃあ転落事故が耐えないはずだわ。

 向かいには黒部ダムをモチーフにしたドラマの台本などが見えた。

 あたしには記憶が無いけど、とにかく有名らしい。

 更に当時の作業員たちの作業服のマネキン展示も見えた。

 

「こんなので作業してたのかよ」

 

 ヘルメットこそ装着しているけど、黒部峡谷鉄道で見た関西電力の工事のおじさんたちに比べ、かなり心許ない。

 

 更に近くにはダムのミニチュアのような模型も展示してあった。

 確かに、こんな形してたわね。

 

 あたしたちは、トロリーバス乗り場ではなく、もう一度ダムレストハウスのある所に戻ってきた。

 

「ふう、優子ちゃん、早いけどご飯にする?」

 

「あーうん、そうしようかしら?」

 

 今はまだ空いているので、ここらへんでお昼ごはんにしようということになった。

 

 休憩所の食堂コーナーへと進むと、まだまばらとは言え、それなりの人数で混んできた。

 黒部ダムの滞在時間は残り40分程度、あたしたちは食券に並び、迷わず「ダムカレー」を注文することにした。

 

「ダムカレーか。どんな感じだろう?」

 

 正直「ダム」と「カレー」が全く連想できないわ。

 

「うーんどうなのかしら?」

 

「お待たせいたしましたダムカレー――」

 

 食堂のおばさんの声とあたしたちの番号を確認するが、どうやら次に来るらしい。

 もう少々待って、あたしたちは食券を見せてダムカレーを受け取った。

 

「なるほど、ダムカレーというのはこういうのか」

 

 浩介くんが合点したような感じで言う。

 あたしたちに来たダムカレーはお米が黒部ダムの形になっていて、カレールーをダム湖の水に例えた感じだった。

 そう、つまりダムの形をしたカレーというのが、このダムカレーの正体だった。

 

「うーん、うめえな」

 

 浩介くんはあたしより食べるのは早いが、それでも満足して味わっている。

 

「ええ」

 

 あたしとしても、ここまでの疲労が一気に取れる、美味しいご飯だったと思う。

 また、この「ダムレストハウス」で、あたしたちは黒部ダムにまつわるお土産を買って帰ることになった。

 お土産は室堂や大観峰にもあったけど、そこでは買ってなかったので、ここ黒部ダムで買うことにする。

 さすがに何も買わないのは悪いものね。

 

 

「優子ちゃん、まだ巡ってない所があるな」

 

 お土産を買い終わった浩介くんが「まだ巡っていない場所」について話す。

 

「ええ」

 

 そう、レストハウスの奥、一瞬だけだけど、当時の工事の様子を描いたレリーフのようなものをあたしたちは見ていた。

 そこにも何かあるかもしれないと思い、あたしたちは、レストハウスを出て左側へと行くことにした。

 

 黒い石に「黒部ダム」と書かれ、その脇に「黒部ダム 標高1454メートル」と書かれた木の小板が見える。

 そしてその右側には「←慰霊碑」という案内があった。

 どうやら殉職者を慰霊しているらしい。

 

 そして更にもう一つ、石碑があるのが見えたので覗いてみると、それは「黒部記」と書かれていた。

 近くで見てみると、そこには、「昭和31年5月に工事が始まりトンネルを掘り始めたが、翌年5月に大破砕帯に遭遇し、人智人力の限りを尽くして半年でこれを解決し、昭和35年11月に電力が湧き始め、昭和38年6月に電力源が全く整った」と書かれてあった。

 

 また、この「黒部記」の近くには富山や大町の他、東京名古屋大阪までの距離と方角、更に本日の水深を案内するオブジェが見えた。

 ちなみに、大町は20キロ、富山は42キロ、東京は210キロ先にあるらしい。

 

 さて、それらを見終わったあたしたちは、殉いよいよ職者たちの慰霊碑のある場所へと歩いていく。

 そこは、観光客も気分が重くなるのか、あまり多くの人が訪れておらず、ひっそりと佇んでいる様子だった。

 

 ふと後ろを振り返ると、ダムレストハウスが見えた。

 観光客は相変わらず老人や外国人が多くて、景色を見ながら楽しそうに世間話に講じていた。

 そんな喧騒から離れ、ひっそりと佇むこの場所に、6人の工事作業員の男性の彫刻が、少し高い位置に張り出されるような形で存在していた。

 恐らく、当時の黒部ダムの建設作業の様子なのだろう。

 

「これが慰霊碑……なのかしら?」

 

 彫刻の題名は「尊きみはしらに捧ぐ」、そしてこの彫刻の右側には、緑色の石の下に、やはり張り出した机があって、机の上には花瓶に花が手向けてあった。

 

「優子ちゃん、これ……」

 

「うん」

 

 近くで見ると、それは「殉職者」と書かれた緑の石碑だった。殉職者の名前がたくさん載っていて、この1人1人に家族がいるということを思えば、とても気が重い。

 そう、黒部ダム建設で命を落とした人々の名前が刻まれていた。

 更に、花の他にはカップのお酒が備えられていて、お供え物を入れる箱の他、鈴と鈴棒が置かれていた。

 あたしは、襟を正して、慰霊碑に近付いていく。

 

  チーン

 

 あたしが鈴を鳴らし、浩介くんと共に手を合わせる。

 犠牲者たちがどうか安らかに眠ってくれることを、あたしは祈った。

 

 もちろん、そんなことはないんだろうけど、あたしが鳴らした鐘の音が、ダム中に、いや大観峰や室堂、美女平を超え立山の麓まで響き渡っているような、そんな気がした。

 

「なあ、優子ちゃん」

 

「ん?」

 

 手を合わせ終わった浩介くんがあたしに向き直る。

 

「すげえよな。人間って、これだけの犠牲を払っても、こんな所にこんなものまで作ってしまうんだからよ」

 

 浩介くんが、感激した表情を見せる。

 

「うん、あたしもそう思うわ」

 

 このダムが出来た当時は、登山家がここに徒歩で到達するだけでも困難だった。

 それなのに、そんな場所にこのようなダムを作り、そしてあたし達も、延べ1000万人の人々と、171名の命の上に、こうしてダムの絶景を楽しむことが出来る。

 それだけではない、この犠牲者の上に今の電力があり、あたしたちの暮らしがあるんだ。

 

「俺、やっぱりさ、蓬莱の薬は作らなきゃいけねえと思うんだ」

 

「うん」

 

「絶対に、不可能じゃない。俺はこのダムを見て、この慰霊碑を見て、そう思ったよ」

 

 浩介くんが、決意に満ちた目をする。

 そうよね、蓬莱の薬は、殉職者なんて出てないもの。

 

「さ、名残惜しいが、そろそろ扇沢に行こうぜ」

 

「うん」

 

 あたしたちがここに来てから、既にもうかなりの時間が経っていた。

 あたしたちはもう一度トンネルに進み、扇沢までの電気バスのある所へと進んでいった。


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