召喚師の改造記   作:獅狼

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ピクニック!?

やっふー

本日は晴天なり、絶好のピクニック日和也!!

 

ハイテンションでお送りいたします!!

「たっくん、ハイテンションだね!!みんなでお出かけは久しぶりだから私も良く分かるよ!!」

ヒノアラシを抱いたお母さんがテンション高めでそう言う。

「すまなかったな、あの変態どもが中々に自重しなくてここ最近色々と大変だったんだ」

相変らずアロハなお父さんがそう返す。足元にはシロとクロ。

「うん、楽しみにしていたんだ」

あはははは、とみんなで笑う。

我が家は皆仲良しです。

 

それからご飯までは遊ぶ時間。シロクロと走り回ったり、ヒノアラシを撫で回したり、お母さんとペットを愛でたり、お父さんと一緒に釣りをしたりして……目の当たりにしてみると本当にビックリだよね。

釣竿は前見たのと同じ赤い釣竿。餌は普通に売っている市販の物。

 

なのに釣れるのは南から北まで種類豊富。

もう何が何だか分からない。

 

お母さんも訳の分からないカメラらしき物でたぶん写真撮ってるし……

 

こら、クロ!!尻尾伸ばすんじゃありません!!誰が見てるか分からないんだから!!

シロも海に向かってマイクロウェーブ波撃とうとしない!!お父さんにばれたら怒られるよ!!

さっきお父さんが釣った鰹食べたばかりでしょ!?

 

 

 

そんなこんなで時間は過ぎて……

「くーちゃん、たっくんそろそろご飯にするよ~」

お母さんが僕とお父さんを呼ぶ声が聞こえた。

シロとクロはいつの間にかお母さんの所へ言っていた。

何時の間に……シロもクロも魚を食べて赤くなった口周りをいつの間にか綺麗にしてるし……

「おう、じゃあ切り上げていくか」

お父さんが返事をして、軽いスナップで糸を回収する……あれ?結構伸ばしてたよね?

そんなに簡単に回収できる長さじゃなかったよね?

相変らず謎の技術を使うお父さんです。

 

そういえば、お母さんは重箱を一つ持ってきていただけです。シートは無くても良いとしても、水筒とか持ってきていませんでした、あのお母さんがこういうときに自販機やコンビニのお茶で済ませる可能性は少ないのですが……!?

 

な、なんで机に椅子が……何処から出したんですか!?

「ん?いいのか、こんな所で出しちまって」

「問題ないよ!!目撃者は居ないからね」

確かに、誰もこの椅子や机について驚いた様子はありません。

「お母さん、何処から出したの?」

「ふふっ、それはね、お父さんとお母さんの技術の結晶を使った結果さ!!」

答えに成っていませんお母さん。

「気にすんなタク坊、世の中にはな、解らない事のほうが多いもんなんだよ」

そうですか、お父さん。なら気にしないことにします。

 

お母さん、お父さん、僕が丸いテーブルを囲むように座り、少しだけ離れた所にペット三匹。

配膳も流石と言うべき配置で無駄に上品になっている。

遠足(ピクニック)に此処までの上品さは求められてないよ!?

 

 

さて、今日のお父さんとお母さんは何時もと少し違う。

髪の毛は邪魔にならないように降ろしていて、何だかリラックスモードだ。

お母さんは何時も家でつけているウサ耳は付けていない、むしろ外出時はあまり付けてない。流石に自重している。

服装は…お父さんは何時もどおりのアロハシャツに、まあ、いつも通りのズボンだね、服装は普段と変わらない。

お母さんは清楚な感じのワンピース。童顔や振る舞いから十代でも通じかねない。

 

しかし、ヒノアラシは結構、不思議動物のはずなのに、普通に撫でて良いかと子供が寄ってきたりして、その親御さんも全然不思議に思っていない。

 

そばでニコニコ笑っているお母さんに原因が有ると思われる。

たぶん間違いない。

お父さんも何か感じる所が有るのか、時折チラッとお母さんのほうを見ている。

 

 

そして、突然人の姿が消えた。

 

居るのは僕とお父さん、お母さんそれとシロ、クロ、ヒノアラシだ。

さっきまでヒノアラシを撫でていた子も向こうに歩いていったかと思えば急に姿を消した。

お父さんとお母さんのほうを見れば、苦虫を噛み潰した様な表情をして、髪型を整え始めた。

お父さんは何時もどおり、後ろの一束以外は立つ様に、お母さんは何処からとも無く何時もつけている機械のウサ耳を装着した。

 

「まったく、本当にタイミングが悪いな」

「ほんとだよ~なんでこんな時にやるかなぁ~」

何かが起きているのは分かるが、何が起こるのかは分からない。

もしかして原作の一部か?

なんで中途半端にしか思い出せないんだよ!!

臨海部……海付近で起こるイベントってなんだ!!

「ったく、管理局の奴等が直ぐに対処しに来なかったら動くぞ」

「分かったよ、クーちゃん」

明らかに関係者ですと言わんばかりの御両親。

「おいおい、クーちゃんは止めてくれよ」

「えー、クーちゃんはクーちゃんでしょ、もう二十年以上呼んでるんだから今更変えるのは嫌だよ」

「無理じゃなくて嫌かよ!!」

こんな状況でいちゃつき始めるお二人さん。

とりあえず……僕は傍観させてもらいます。

「たっくん、帰ったら家族会議で色々話すから、今は何も聞かないでね」

「そうだ。その椅子に座って大船……ノアの箱舟に乗ったつもりでのんびり見学しておけ」

言われずとも!!

「じゃ、たっくんが怪我しないように結界張っておくね……シーちゃんにクロっち、ヒノくんも一緒にね」

あれ?シロ、クロのことそう呼んでいましたっけ?お母さん?

口を開こうとした瞬間、ドーンと言う轟音と共に、海から六本の水柱が立った。

「おうおう、結構な大惨事じゃねえか」

「これは結構拙いね、共鳴反応起こすのにそれ程時間は要らないよ、距離が近付けば数分で次元震……場合によっては断層が発生するね」

とんでもない事を口走っているように思えるのですが……

「お、金髪のお嬢ちゃんが……ってなんだありゃ、既に疲れてんじゃねえか。起こすだけ起こして退治する力が残ってねえとかふざけてんじゃねえか?」

「う~ん、何だか栄養も足りて無さそうだね。睡眠も足りて無さそうだし……戦場を嘗めてんの?」

お母さん、怖いです。

「さってと、奴さんたち、此処が管理外世界だといっておきながらその世界より犯人逮捕が先決と判断したみたいだな」

「そうだね、あの船解体して良い?もちろん爆破解体で!!」

「止めとけ、後が面倒だ」

「それじゃあ?」

「家族団欒を取り戻すためやってやりますか」

「じゃあ私はサポートに徹するね!!」

お父さんがどこかで見たような真っ赤な槍を取り出す。それと同時に服が全身青タイツに軽装甲が付いた姿になる。

お母さんは空間投影型のキーボードを二つ浮かべ、三つの画面を表示させる。

 

 

 

 

 

僕の両親がなにやら本気を出すようです。

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